2013年11月05日
『農業全書に学ぶ』シリーズ2「自然の力を『看る』~陰と陽~」
春日井市 のHPよりお借りしました。
前回( 「農業全書に学ぶシリーズ<1>『農業全書』の基盤にある自然観や思想とは?」)は、“自然”を別個に対象化・言葉化せず、すべてを大局的にとらえ、その中に身を置く自分も一体として当時は捉えていたのではないか?と考えました。
そこで日本人の持つ自然観に馴染む「陰」と「陽」で体系化した「農業全書」を具体的に見て行きたいと思います。
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2013年11月01日
農を身近に★あぐり通信vol.12:減反政策の見直しって?TPPアメリカ支配の補完でしかない
10月末、「減反政策」の見直しについて、多くのニュースで取り上げられていましたね
画像は、こちらからお借りしました。
今日は、各ニュースで報道されている内容を簡単にご紹介しましょう
林農水相、「減反政策」の見直し進め2014年の通常国会に提出へ(10/25)
(FNNニュース)
林農水相は「減反政策」について、「農家の自らの判断で、需要に応じた生産を推進していかなければいけない。そういう改革を進めていく」と述べたうえで、「経営所得安定対策の見直しと一体で議論していく」として、具体的に見直しを進める考えを明らかにした。
石破氏 減反政策抜本見直しを(10/27)(NHK NEWS)
石破幹事長は農家に交付金を支払って生産量を調整する、いわゆる減反政策について、「生産調整でコメの値段を守ってきたが、どれだけ農業はよくなったのか。農地は減り、後継者はおらず、生産額は落ちている。政策が全部正しかったら、こんなことになるわけがない」と述べました。
そのうえで、石破氏は「どうすれば農業のコストが下がり、収入が上がるのか。どうやって農業に参入しやすくするのかを考えなければならない。『これを言うと団体から叱られるから言うのはやめよう』というのは自己保身でしかない」と述べ、減反政策の将来的な廃止も含めて、制度の抜本的な見直しを検討すべきだという考えを改めて示しました。
40年以上続いた米の減反政策 5年後廃止で調整へ(10/28)(テレ朝news)
40年以上続いた米の減反政策は、5年後の廃止に向けて調整が進んでいます。
・減反に従う農家に10アールあたり1万5000円支払う所得補償も来年度以降縮小し、3年後から5年後の廃止を目指します。政府は来月下旬に産業競争力会議で提言をまとめたうえで、与党とも調整し、正式決定する方針です。
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2013年10月31日
農を身近に★あぐり通信vol.11:卵でオンリーワン!“日本一”93万人が殺到する「卵の直売所」
熊本県北部ののどかな農村地帯に、早朝から車や観光バスが押し寄せる場所があります。
お目当ては、一箱に3キロも入った「朝取りたまご」。
一箱1200円もする生卵が飛ぶように売れて行くのだそう…週末ともなると、その数なんと1日1000箱 !
実はこのコッコファームは、日本一の卵の直売所なんです。
鶏を飼育し生卵を売るだけでなく、鶏肉や卵を使った様々な加工食品を販売しています。卵サンドイッチやオムライスに厚焼き卵、スイーツなどなど…まさに“卵尽くしのビジネス”で年商27億円
率いるのは会長の松岡義博さん。20歳で養鶏業を立ち上げ、夫婦二人での行商から始めたという苦労人。厳しい競争にさらされてきた養鶏ビジネスで成功しただけでなく、地元の農業のために超ユニーク戦略を次々と打ち出す松岡さん。
地方の未来を拓く、驚きの卵ビジネス☆
なぜ、そんなにも人が集まるのか?
どんな魅力があるのかを探ってみようと思います
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2013年10月31日
シリーズ「自給期待に応える食と医と健康」② ~間違いだらけの食と医~
前回のプロローグでは、人々の「食と医と健康」に対する意識の高まりの背景を明らかにしました。
人々の311以降のお上や医者に対する不信感、或いはその後の「食」や「医」に対する意識の高まりは、既存の常識に頼らず自らが「健康」について考える、或いは、「健康」を維持する為の食品や料理に関する情報を自らが掴み・選ぶといった「自給期待」の意識の高まりとも言えます。
そこで第2回目は、現代の食と医の実態を明らかにしていきます。
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2013年10月25日
コラム 移動販売・露店「農家の食卓」紹介vol.2
前回のコラムで、類農園が直売事業の一環として、大阪で毎週開催している、移動販売・露店【農家の食卓】についてご紹介しました。
→リンク(前回の投稿)
今回は、私たちが移動販売で新しく試みを考えている、【オリジナルBGMの作成&導入♪♪】についてご紹介します☆
これを読んで、ぜひ【農家の食卓】のさらなる方針と魅力を知っていただき、一度現場へ足を運んでいただけたら嬉しいです(*゚▽゚*)
まずはこちらをぽちっとお願いします^^
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2013年10月24日
農業全書に学ぶシリーズ<1>『農業全書』の基盤にある自然観や思想とは?
それでは、いよいよ本編の始まりです
プロローグ(プロローグ1、プロローグ2)では、『農業全書』は、江戸初期の混乱する社会に適応するため、生産基盤・政治基盤となる『農』を再生するためにつくられたことが分かりました。そして、元々、農業とは縁のない、つまり素人による2人の創造(宮崎安貞・貝原益軒)によって農業技術の体系化・高度化が図られたのです。
『農業全書』は、1697年に出版され、瞬く間に全国に広がりました。幕府から「日本一の農書也」と評価され、約3000部を販売、五度にわたり刊行されるほどでした。さらに、『農業全書』を起爆剤として、江戸時代だけでも300を超える農書が書かれ、世界でも類を見ないほど各地に伝播されたのです。
江戸時代の問題を解決し、見事に農業の基盤を築いた『農業全書』。
農業全書には、一体、どのようなエッセンスが詰まっていたのでしょうか?
そしてなぜ、農業全書は、日本全国に広がり基盤となるにまで至ったのでしょうか?
本編では、特にこの2つを追求し、日本の底流にある“農”の考え方を学び、現在の農業が抱える問題(後継者不足・化学肥料汚染・自給率低迷)を突破するための“答え”を探っていきたいと思います!
第一弾は、『農業全書』が作られた時代の自然観・思想を振り返り、『農業全書』の考えの基盤を見ていきます。
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2013年10月17日
シリーズ「自給期待に応える食と医と健康」①~<プロローグ>医者への不信感と自給期待
福島原発の事故によって、食品の放射能汚染が深刻化しています。国家ぐるみで安全神話に浸かり、津波対策を怠ったことは重大な問題です。また、2011年4月には石川県の焼肉チェーン店で、169人の食中毒を発生させ、5名が死亡するという多大な被害を引き起こした事件では、厚生労働省の衛生基準が甘かったことが指摘されています。
これらの事件を背景に、自分の健康をどう保つのか、「食」や「医」に対する大衆の興味関心が急速に高まっています。例えば、3・11以降広範に広がる気配を見せている「食抑」意識。食抑意識とは「万病の元は食べ過ぎに有り。一日2食で充分。(理想は1食)」という認識であるが、これは「一日3食」「朝食はしっかり食べろ」という医者・学者の云う常識を覆す認識でもあり、これらに関する出版物が猛烈に売れていることからも、大衆の意識が捉えられます。また、最近は「○○さん、癌治療していないんだよ。」って言葉。」にも紹介されているが、癌になっても抗がん剤を打たない人が多くいるように、これまで食や医について、医者や学者やマスコミの云うことを信用してきましたが、ここに来て、お上や医者に対する不信感が確実に広まっていると言えます。
一方、健康食品について、ダイエットと称して、違法に医薬品成分を添加した製品を売りつけ、健康被害を起こしている事例もありながら、一時の勢いは衰えたものの2012年で売上7,000億円と大きな産業として位置付けられています。
http://www.yano.co.jp/press/pdf/897.pdfより引用
http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/200811030000/より引用
健康でいたいという思いは、誰もが抱いている願望ですが、何故、これほどまでに注目されてきたのでしょうか?また、これから先、我々は、健康というものをどのように考えていけばいいのでしょうか?
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2013年10月12日
農業全書に学ぶシリーズ<プロローグ>「農業から社会を変えようとした男たち」序-2 ~素人の創造編~
前回の序-1では、農業全書が登場した江戸時代前期の日本の状況を押えていきました。今回序-2では、農業全書を作り上げた「2人の男」にスポットをあてて、農業全書ができるまでの過程を追っていきます
日本は古来より瑞穂の国と言われ大昔から農業国として成立していたので、江戸前期の農民たちは特別な技術がなくても、経験知によってある程度の収穫を得ることが出来ました。
しかし、農民の経験や工夫は個々に親から子へと口伝えに伝えられるだけで、農業技術の高度化や普遍化、ましてや蓄積や共有化は、全国の農民たちの間では全く成されていなかったのです。新田開発が一気に進められ、開発面積も限界だった江戸時代前期。収量を高めるために日本に残された大きな可能性こそが、全国レベルの農業技術の向上だったのです。
つづきが気になる方はポちっとお願いします☆
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2013年10月10日
類農園の移動販売・露店【農家の食卓】の紹介
■類農園では、このブログで紹介している農業の業態革命の一つ、直売事業を具現化するために移動販売・露店【農家の食卓】を開始しています。
ほぼ毎日、移動販売車で大阪の街中を訪れ、奈良大和高原で採れた新鮮野菜と三重伊勢の清流日本一の宮川の水で育ったお米とお茶をみなさまの町までお届けしています。
●●●今回の記事はこの「類農園の移動販売・露店【農家の食卓】」の紹介です●●●
●類農園の移動販売の紹介ホームページ
類農園ホームページ⇒類農園トップページ
類農園ホームページ⇒移動販売のページ
移動販売のツイッター⇒類農園移動販売「農家の食卓」
類農園のフェイブック⇒有限会社 類農園
★移動販売のページでは、大阪各地での販売スケジュールを掲載していますので、お近くの方、お近くに来られた方は是非お立ち寄り下さい(^_^) お待ちしております
●お客様やいろんな方の反応の紹介
露店のお客様からは、
「こんなに近くで良い野菜が買えるなんて嬉しい!」「本当に美味しい!」「料理法が聞けてラッキー!」「この前買ったトマト、ほんとに美味しかった」「あのいちじく無いの?あんなに甘いの初めて!」「あんなおしいしいイチゴは無い!」
・・・いっぱいお褒めの言葉をいただいています。
また「このあいだ買った小しょうが(大和の伝統野菜のひとつ)、こんなに綺麗にできておいしかったの!」と言ってわざわざ携帯で写真を見せてくれるお客様もいらっしゃいます。
他にフェイスブックなどを通じて以下のようなお褒めと期待の言葉をいただいていますので紹介します。
つづきが気になる方はポちっとお願いします☆
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posted by nara1958 at : 2013年10月10日 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList
2013年10月03日
農を身近に★あぐり通信vol.10:現代に『農業全書』を受け継ぐ
みなさん「農業全書」ってご存知でしょうか?
「農業全書」とは、江戸時代前期に著された日本初の農書です。
日本は瑞穂の国と言われ、大昔から農業国として成立していたので、農民は特別な技術がなくてもある程度の収穫はある程度の収穫はありました。
けれども、農民の技術や工夫は個別に親から子へと伝承されるだけで、江戸時代前期にいたっても、農業技術の高度化や普遍化、蓄積や共有化は、全国の農民間では全くなされていませんでした。
加えて、
人工が拡大し、生産がそのスピードに追いつかず、
また突然の自然災害や飢餓に備えられる体制が整っていませんでした。
そこで、生まれたのが農業全書です。
農業技術の蓄積と、生産性の向上のために書かれました。
この「農業全書」の考え方を300年の時を経て、現代に受け継いで広めている人達が居ます。
農学博士であり百姓である宇根豊氏と、農民であり作家である山下惣一氏です。
この2人は1990年代から「NPO法人農と自然の研究所」を立ち上げ
脱市場の農業活動を、九州を拠点にして行なってきました。
今回のコラムでは、「農と自然の研究所」の代表理事でもあった宇根豊氏が
現代の言葉で語る「農業全書の視点」をご紹介したいと思います♪
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posted by y-sanami at : 2013年10月03日 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList