2008年06月17日
市場原理は1800万人分の農業の仕事を奪っている(試算)?
こんにちは 😀
しばらく前ですが テレビ をつけるとこんなニュースが取り上げられていました
食糧サミット:放出表明の輸入米、需要増で「貴重米」に
食糧サミットで福田康夫首相が輸入米30万トンの放出を表明したことで、日本が抱える輸入米在庫約130万トンが注目を集めている。国際約束のミニマムアクセス(MA=最低輸入義務)に基づいて日本が輸入したコメはこれまで「お荷物」扱いされてきたが、食糧問題の深刻化で一転、焦点が当たった。リンク
日本って米 を輸入してたんですね
なんと、95年から始まっていて、今では毎年77万トン(日本の年間消費量の8.4%)も輸入しているのだとか
米菓やみそ・焼酎 などには実際に使われているそうです 🙄
しかもその加工用としての需要は高まってきているのだそうです
さらに、この輸入米 が膨大な在庫となって、国内産米を圧迫し、米価下落の大きな要因ともなっているそうです
(お米だけは国産と思っていましたが、実は輸入米 を口にしていたという日がこのままでは近づいてきているのかもしれません )
しかも、義務と訳されているけれども実際には、義務ではないということが話題に上がっていました
また、MA米を売却するにあたって、米国政府 8) にわざわざこの方針の許可を得たそうです
米国への卑屈な従属ふりであると批判されていました 😈
お米が余ってて、減反してるのに、輸入してるって・・・
そして、そんなことを要求してくるWTOって一体 🙄
「WTOという組織」
WTO 世界を支配する談合機関
IMF・世界銀行・WTOの正体:民営化・自由化させることで国家資産を収奪する機関
日本はどうなるのーー? 😥 って思った方、ポチっとお願いします
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2008年06月16日
肥料の輸入が危ない→国産野菜が消えるって・・・?
こんにちは meguです。日差しが強くなってきましたね
紫陽花が見頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
少し前の話になりますが、以下のような記事が2008年6月11日に配信されました
店頭から国産野菜が消える? 米・中が肥料の輸出を実質禁止
国産の野菜がスーパーの店頭から消える可能性が出てきた。
化学肥料の原料であるリン鉱石の世界最大規模の輸出国である中国が実質的な禁輸措置に踏み切ったのだ。
今年4月、中国は化学肥料の輸出関税を100%と大幅に引き上げ、翌5月にはリン鉱石の関税も100%に引き上げた。
13億人という世界最大の人口を養うべく自国の農業向けにリン鉱石を活用するように方針を変更したためで、実質的には禁輸措置に近い。
肥料の3大要素といえばリン、窒素、カリウム。この3つがなければ日本の農業は成立しない。にもかかわらず、日本はリン鉱石の全量を輸入に頼っており、その多くを中国に依存。もともと、危うい立場にあった。
国際的な資源獲得競争のなかで、日本では原油や食料価格の高騰ばかりに目が向いているが、国際的には肥料も同じように重要視されている。
以下略。
店頭から国産野菜が消える??!
煽りすぎじゃないでしょーか
そんなわけで、今回は、肥料について調べてみます
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posted by megu3 at : 2008年06月16日 | コメント (6件) | トラックバック (0) TweetList
2008年06月12日
現在の食糧高騰と”自給”の課題
まるいちです。
食糧の高騰が続いています。一旦高騰した食糧価格はこのまま高止まりになるか、或いは更に高騰する可能性が高いと思います。↓参考
穀物高騰「もう戻らない」!?・・・アグリビジネス大手は収益急増!!
そんな中で現在進行中の状況から日本における”食糧自給”の課題を考えてみたいと思います。
参考にしたのは農業協同組合新聞JAcomの「シリーズ 世界の穀物戦略2008―日本の食料安全保障を考える」・・・「平時」の食料自給率の向上こそ不測の事態への備えになる です。
◆穀物価格の上昇要因
昨年の後半から世界的に穀物価格が急激に上昇している、その要因は
1、投機資金の流入による高騰
2、食料貿易は自動車などと違って非常に限られた量しか貿易に回っていないために、少し需給が変動しただけでも価格の大きな変動につながる。
◆日本の状況と世界の状況
最近は米の国際価格が大変な勢いで上がっている。これは米はトウモロコシや大豆、小麦にくらべて、貿易に回されている量がさらに少ないからで、その点でいっそう価格に影響が出やすい。
ただし、こういう状況になって、とくに米について分かるのは、“日本は米は自給しているので影響がない”ということ。
要は、国内できちんと作っていればこうした国際的な高騰にさらされることはない、国内できちんと生産していない国が困っているという単純なことだ、と改めて分かった。
また、食料をめぐって暴動が起きている国がいくつもあるが、それは食料を他国に依存しているから国際価格の高騰が国民生活に直接影響を与える。所得の低い国ほどその影響が大きく出ている、この問題からは、日本は自分のことだけ考えて買い漁ればいいというものではないということも分かってきた。
◆国際分業の問題
国際分業という名のもとに食料生産を他国に委ねるのは危険。危険という意味は
1、わが国にとっても輸出規制をされてしまえばお金があっても買えない。
2、日本が買ってしまうことによって食料が行き渡らなくなる国や地域が出てくる。
◆重要になる「世界」と「日本」の食料安保の視点
世界と日本はつながっていると認識しなければいけない。日本は世界の食料安保にマイナスになるようなことをしてはいけない。
海外から調達することが途上国の食料安保に悪影響を与えるとすれば、基本的な食料についてはある程度国内で生産することが大切。
◆水田の利活用が日本の役割
日本はせっかくある水田をもう少し活用することが大切。
●マスコミではあまり報道されていませんが、現在たくさんの国が農産物の輸出規制をかけています。そして、食糧の高騰に苦しんでいる国がたくさんあります。
日本は主食である米は現在の需要分は自給できているので高騰していないし混乱もありません。しかし、このままの状態で良いのか?と言う点では課題が残ります。
★日本の国内の食糧安全保障と同時に他国の食糧安全保障に悪影響を及ぼさない、と言う両面で【食糧自給率】の課題を整理する必要がある。
特に主食である米を初めとする穀類や豆類は高い自給率を確保する必要があると思う。
そして、日本が市場原理を超えた食糧自給のあり方を実践する事が途上国の食糧安全保障のモデルを示す事になり、これが真の支援、貢献ではないかと思う。
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posted by nara1958 at : 2008年06月12日 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList
2008年06月10日
市場に翻弄されない米作り(鳴子の米プロジェクトの試み)
こんにちは。
ここのところ、肥料や燃料が高騰し、一方で、少しだけ国内の米の価格が上がっているのを気にしながら、今年の米作りに精を出しているところです。
ところで、日本農業も食糧自給率の問題も、市場経済にどっぷり浸かっていては、明るい展望が見えそうにないので、そこから脱しようとする試みの事例を調べて見ました。
その一例です。テレビ等でも紹介されてご存知の方も多いと思いますが。
鳴子の米プロジェクト
http://www.city.osaki.miyagi.jp/annai/kome_project/01.html
鳴子温泉全景
「叛主流.非行式.無露愚」
http://blog.goo.ne.jp/news13/e/ffb699bf11c1f71a5f4d4f1cc510e70d
でも紹介されています。
鳴子の米
日本の米農業補助政策は今年度から大きく変わった。
「品目横断的経営安定対策」では、特定の要件をクリアする「担い手」のみを施策の対象にしようとしている。平坦地では4ha以上を耕作する米農家、あるいは集落みんなで耕作する20ha以上の生産組合でなければ、国による補助が打ち切られる。
国境措置の全廃→米価が下がり農家の所得が減る→「大きな農家」に絞って所得補填する→「小さい農家」が苦しくなり稲作をあきらめる→大きな農家や企業に土地が集まる。このグローバル化のシナリオのなかでは、所得補填を受けるとしても大規模農家の稲作経営は不安定になり、もちろん小さい農家も苦しくなる。
—中略—
「小さい農家」の米づくりは邪魔だといわんばかりの風潮が強まるなかで、一つの、新しい動きを紹介したい。昨年から宮城県大崎市旧鳴子町ではじまった、題して「鳴子の米プロジェクト」のことである。
鳴子は年間85万人もが訪れる温泉町でもあるが、水田面積4ha以上の「担い手農家」は620軒の農家のうちわずか5軒。この10年で鳴子の農家は100軒減り、耕作放棄地も70ヘクタールに及んでいる。このまま耕す人がいなくなれば、温泉街をとりまく農村風景も荒廃すると、民俗研究家の結城登美雄氏を総合プロデューサーに、農家やJAのみならず、観光協会と旅館経営者まで巻き込み、行政と住民の協働ではじまったプロジェクトである。
東北181号という耐冷性の高い、冷涼な山間に合った新品種米を育て、来季から1俵1万8000円の生産者価格で、消費者に直接買い支えてもらうことをプロジェクトの柱にしている。鳴子の米を2万4000円で買う応援団をつくり、農家には手取り1万8000円を保証する。そして差額の6000円は、諸経費のほか、研修生の受け入れや後継者の育成に充てていく。(ちなみに現在、新潟産コシヒカリをのぞき米の市場価格は再生産価格を割り込んでいるらしい)。
ところで、ご飯一膳分はどのくらいの値段かということ…今回のプロジェクトで設定している1俵あたり24000円という価格で食べる側に供給した場合、1年間の消費量が約60kgで1俵ですから、24000円÷365日=65円/日
1膳は米60g~70gとして、1俵で1000杯分。24000円÷1000杯=24円/1膳というのがおよその金額となります。
写真はごはん1杯(米約60g)と同じ価格24円としたときにほかの食品と
比較したもの=笹かまの切れ端=イチゴ1個=ポッキー4本
哲学者の内山節さんが、こんなことを語っています。
「私はこれからは、農業にかぎらず、どんな分野でも、商品を半商品に変えていく関係づくりをしていったほうが面白いと思っています。そのことによって、暴力的な力を持っている今日の市場経済を、内部から空洞化させていくことができたら、私たちは今日の市場経済の支配から大分自由になることができるでしょう」(人間選書『農の営みから』に「半商品の思想」として収録)
「半商品」とは、商品として流通はしているが、それをつくる過程や生産者と消費者との関係には、経済合理主義が必ずしも貫徹していない商品のこと。買い手が値段と品質とを比較して選ぶのではなく、「この農家の米なら」「この地域の米なら」と買う場合も「半商品」である。
米は、農家にとって極めて特殊な作物である。先祖代々の田んぼでイネをつくり、その米を家族で食べ、町にでた子や親戚にも送る。田んぼを荒らしたくないし、米だけは自分でつくったものを食べたい。何より、米をつくることは農家として、あるいは村人として生きる証のようなものでもある。
だから、先の「コストを無視した生産」もなくならないのである。とはいっても、米は商品でもあるから、赤字ではきびしい。そこで、「1膳24円」の価値を食べる人と共有しながら、再生産できる仕組みを地域でつくっていく。
広い見方をすれば、「鳴子の米プロジェクト」は、もっとごはんを、米を味わい尽くそうよ、という呼びかけなのだ。年間85万人の旅館の宿泊客が朝、出発する際、「お昼にどうぞ」と1人2個のおにぎりを差し出すだけで、140ヘクタールの田んぼの作付けが必要になる。
「食べることは、子供から大人まで、誰でも簡単にできる農業の応援なのだから」、「食味計という機械や、マスコミの評価でランクが決められる取引とは違う、作り手と食べ手のつながりを実現しよう」と結城氏。「国が見捨てたからといって、私たちにはあきらめてはいけないことがあり、失ってはいけないことがある」とも付け加えて。
「鳴子の米プロジェクト」は、
単に、消費者が米を買い支えるということではなくて、地域の、さらには、そこを訪れる人たちも含めて、食や農の当事者として巻き込んで持続できる仕組みを作る1つの試み(脱市場)として、注目に値すると思います。
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posted by naganobu at : 2008年06月10日 | コメント (2件) | トラックバック (0) TweetList
2008年06月07日
用意周到に仕組まれた、「水資源の私物化」
「湯水の如く○○を使う」という言葉に垣間見られる日本人の感覚とは、「水資源は尽きせぬもの」、ということです。それ程に、豊かな資源として捉えているということでしょう。
もちろん、急峻な河川が多く台風の襲来もある日本では、治水は国を治めるための大いなるテーマでもありました。信玄堤などは、傑出した好事例です。
国土交通省 甲府河川国道事務所の「信玄堤」より拝借しました。
地図上にプロットされたものを見るにつけ、力技ではなく、水の勢いに応じて氾濫原に水を遊ばせて和らげる技などには、自然に同化した先人の智慧を見る想いがすします。
また、食糧増産を実現するために行った開墾や農業水利の確保などは、国を挙げてなされました。
これらの事業を通じて芽生える意識とは、治水も利水も「みんなのためのもの」という想いである事は、想像に難くなありません。
posted by ayabin at : 2008年06月07日 | コメント (12件) | トラックバック (0) TweetList
2008年06月06日
食料価格高騰とその急激なコスト上昇圧力
食料品価格等が値上がりし続けている昨今ですが、その価格上昇の全貌がどうなっているのか?ちょっと気になってきました。
農畜産業振興機構 砂糖類情報よりhttp://sugar.lin.go.jp/world/world01/world0803a.htm
○食料価格を構成する主な要素-生産・加工・流通、全ての段階で急激なコスト上昇圧力-
米国等のバイオエネルギー政策とそれに伴う原料需要の増加、中国などBRICs諸国に代表される需要の高まり、気候条件の変化等諸要素が食料の需給や価格に影響を及ぼすメカニズムについては、内外の多くの専門家により報告されている。以下のフロー図「世界の農業・食料事情」を参照されたい。
食料品について、国産原料または輸入原料を使った製品が小売店や外食の店頭に並ぶまでの一般的な生産・加工・流通の流れは下図〔食料品が店頭に並ぶまで〕のとおりである。この流れの中で、食料品価格の主な構成要素は次のようなものが想定される。
①輸入原料の場合:
食料品価格=原材料の原産地価格+運賃(海上または航空)+保険料+輸入諸掛り+国内流通経費(運賃+倉庫保管料+諸経費+マージン)+加工費(加工賃(人件費)+燃料・光熱水料+包装資材費+保管料等諸経費+マージン)+〔小売段階のコスト+マージン〕
②国内原料の場合:
食料品価格=原材料の国内産地価格(生産・収穫に要する労働費+飼料費+肥料費+燃料・光熱水料等ほ場・牧場管理に係る諸経費+マージン)+国内流通経費(運賃+倉庫保管料+諸経費+マージン)+加工費(加工賃(人件費)+燃料・光熱水料+包装資材費+保管料等諸経費+マージン)+〔小売段階のコスト+マージン〕
輸入に依存している穀物、油糧種子、乳製品、砂糖などの原産地価格の値上がり、原油価格上昇に起因する輸送費の値上がり、生産資材・包装資材等あらゆる資材価格や燃料・光熱水料の値上がりは、生産・加工・流通の全てのセクターに急激なコスト上昇圧力をかけ、販売価格の値上げを余儀なくさせている。国産であっても、多くを輸入飼料穀物に依存している畜産業は、飼料費の大幅な値上がりや各種生産資材価格の上昇とそれらの高値安定が、国の施策であるセーフティーネットの枠組みを超え、こうしたコスト上昇分が生産者価格に反映されなければ農家の経営の存続に関わるという非常に切迫した状況に置かれている。
るいネットより、
食糧問題~価格高騰の問題~
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=178351
(1)新興国・途上国の人口増加と経済成長による需要の増大
(2)バイオ燃料ブームによる原料穀物の爆発的な増加
(3)投機マネーが穀物市場に流れ込んでいる
当たり前のように手に入って、食べられるといった現状とは裏腹に、完全にだまされている(お金で生命を売り買いされている)状態ではありませんか!?
(先進国にとっては)格差があるからこその旨味であり、「食糧問題を抱えつつも、解決に向かうフリをしているだけ」という構図こそが、残念ながら、今の市場を支えているのではないでしょうか。
食糧危機への関心の高まりが、市場構造の解明とこれから先の可能性を見極めるきっかけとなればと思います。
posted by takuya at : 2008年06月06日 | コメント (3件) | トラックバック (0) TweetList
2008年06月06日
食糧サミット閉幕。あいかわらず食糧問題を増幅する宣言に失望。
こんにちわちわわです。
ローマで開かれていた食糧サミットが閉幕。
あまりにもあいまいな中身に止まり、議論は7月の洞爺湖サミットに持ち越される公算が強いようです。
食料サミットの宣言案要旨は次の通り。
一、各国の首脳、閣僚らは食料安全保障を達成する方法を探り、食料価格高騰、気候
変動、バイオ燃料の問題に対応するためサミットに出席。
一、食料は政治的、経済的な手段として使われるべきではない。8億5400万人が栄養不良
に陥っているのを受け入れることはできない。
一、食料価格の急上昇は、特に発展途上国の食料安全保障に悪影響を与える。食料は今
後も高値が続く見通し。
一、食料高騰に対応するため、国際社会は緊急の協調行動が要請され、各国政府も行動を
求められている。
一、短期的対策として、途上国支援の増額を要請。食料援助の上積みが必要。食料増産の
ため、途上国の農家が種子、肥料、飼料などを入手できるよう支援。
一、世界貿易機関(WTO)新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の早期妥結を再確認。
一、価格変動を増幅しかねない制限的措置の発動を最小限にすることが必要。
一、中長期的には、研究開発投資を促進。貿易自由化の努力を奨励、途上国の農家の輸出
機会を確保する。
一、バイオ燃料生産が持続的であることを保証するため、徹底的な調査研究が必要不可
欠。国連食糧農業機関(FAO)などに、食料安全保障と持続的発展の観点から、
結論に向けた国際的対話を行うよう要請。
一、食料危機の影響緩和、食料増産、農業投資拡大、食料確保の障害除去、地球資源の持
続的活用のため、あらゆる政策を動員する強い決意。飢餓の撲滅、現在と将来の全人類
の食料確保に責任を持つ。
なんだこれ と思った方↓↓ぽちっと
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posted by tiwawa at : 2008年06月06日 | コメント (11件) | トラックバック (0) TweetList
2008年06月05日
マスコミが報道しない米国の農業保護⇒5年で30兆円の歳出!
■まるいちです。このブログに何度も【日本の農業に対する偏見と嘘】の記事を書いてきました。以下にその一部を再掲します。
●農業に関する偏見と嘘・・・騙されてはいけない!
その中でも特に
「日本の農業は諸外国に比べ手厚く保護されている?」
「日本は農蓄産物に対する関税が高い?」
その結果
「農業が市場経済から遅れをとり衰退している?」
「日本がFTA(自由貿易協定)・EPA(経済連携協定)で後れをとっている元凶は農業である?」
だから
「農業の保護を撤廃すべし?」
「関税を撤廃すべし?」
「農業の規制を緩和すべし?」
・・・と言った三段論法が、マスコミだけではなく、政治家、農水省以外の中央官庁、経済界、学界(農業以外)等でまかり通って、事実のように言われています 。
しかし、前提となる「日本の農業は諸外国に比べ手厚く保護されている?」
「日本は農蓄産物に対する関税が高い?」と言う事自体「真っ赤な嘘」です 。
当然、前提が嘘なのでこれ以下の内容は「偏見」であり「こじつけ」であり「騙し」です。
●諸外国の実質的輸出補助
●日本が農産物の関税を撤廃したら農業・農地は崩壊する!
■以上の記事に関連して、今日は米国の2008年農業法の紹介です。
なんと5年間で歳出総額約30兆円(1年で約6兆円)が決定されたそうです。
ちなみに日本の国内保護総額は6400億円で農業生産比率7%、EUは4兆円で12%。で、米国は6兆円・・・16%!になります。
★これを報道しないマスコミやこの問題を提起しない政治家や官僚、学者はいったい何者なんでしょうか?
そして、自国の農業保護は徹底的に行いWTO違反と言う指摘は無視する、そして他国の保護はWTO違反だと主張する・・・米国の自己中ぶりには呆れるばかりです。
決して、農業は保護すべし!と言う主張をするつもりはありませんが、まず、事実を知らせる、事実を知る、必要を痛切に感じます。
以下、日本農業新聞の記事の引用です。
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posted by nara1958 at : 2008年06月05日 | コメント (4件) | トラックバック (0) TweetList
2008年06月04日
戦略物資として食糧を捉えているアメリカにとって、世界的な食糧高騰も飢餓も新たなビジネスチャンスでしかない
雅無乱です。
世界中で食料高騰によって飢える人々が続出する中、「バイオ燃料」への批判が高まっている。
しかし、それを一向に意に介していない国がある。
アメリカである。
食糧サミットで米主導権発揮へ 「遺伝子組み替え」普及狙う(MSN産経ニュース 2008.6.3 10:09)より
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posted by nanbanandeya at : 2008年06月04日 | コメント (3件) | トラックバック (0) TweetList
2008年06月03日
廃棄される食糧にも水やエネルギーが使われている!
こんにちは、小松です。世界の水問題を考えるにあたっては、世界中の水の70%は農業用水に使われている、という事実に目を向ける必要があります。(図)
この問題に関連して、以下のような記事が掲載されていました。
「農業情報研究所」より引用します。
食料・水問題の解決には食料損失・廃棄の削減が決定的に重要
ストックホルム国際水研究所(SIWI)・国際水管理研究所(IWMI)が、気候変動で利用可能な水が減る中で人口増加・都市化・工業化で増える水需要を満たすためには、食料の損失と浪費(廃棄)を減らすことが決定的に重要だとする新たな研究を発表した。畑から食卓までの間で起こる食料の損失は巨大であり、このような食料の損失と浪費(廃棄)を減らすことで農業が必要とする水の量を大きく減らすことができるという。
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posted by komayu at : 2008年06月03日 | コメント (6件) | トラックバック (0) TweetList