2007年02月01日
農の魅力~食農教育から学ぶもの
【ふるさと教育応援団「ふるさと先生」の取組(農林漁業金融公庫)】
~子どもたちの農業体験を通して~
「食」と「農」の大切さが見直されてきている今日、農業に対する収穫の喜びや食の有り難さ等は、実際、体験して分かることが多いと感じます。現在、取り組んでいる「ふるさと先生」の活動は、生産者が子どもたちに直接、話をすることにより、農業の姿や生産者の思いをストレートに伝えるものであり、農業や地域に対する子どもたちの愛着は着実に高まっています。
(福岡県宗像地域は「地産地消」の取組が盛んな地域です。)
いま全国的に、こうした食農教育が行われています。
単に「お米ができるまで」や「カロリー、成分表」といった書籍等で学べる知識を超えて、大人と子供が収穫の喜びや食の有り難さの中身を 実感をもって語り合うことがでます。食農教育から感じる「農の魅力」はこの辺りにあります。
posted by pochi at : 2007年02月01日 | コメント (5件) | トラックバック (0) TweetList
2007年01月30日
WTO 世界を支配する談合機関
小松です。
国内では“談合叩き”が熱を帯びて来ていますが、国際社会に目を向けると、もっともっと大掛かりな談合が行われているのです。
ちょっと古いですが、以下、2004.7.12付 新聞「農民」より転載します。
WTO農業交渉が急展開しています。WTO農業委のグローサー議長が七月十日前後に議長原案を示し、十四~十六日の農業委員会特別会合、二十七~二十九日の一般理事会で大筋決着がもくろまれています。
問題なのは、交渉の進め方と内容です。
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posted by komayu at : 2007年01月30日 | コメント (10件) | トラックバック (0) TweetList
2007年01月25日
世界の食料供給を牛耳っているのは誰か?
まるいちです。
■「米国の食糧支配の原点」に書きました が、これは、日本の事だけではなく、全世界の食糧を誰かが支配しようとしている!支配している! と言うことだと思います。
食糧を握る? って言う事は、流通を握る! と言う事のように思いますが、もっと完璧な握り方、支配の仕方があります。 さて何でしょう?
植物 が育つには、空気 と水 と温度 、そして太陽の光 が必要です。もちろん一般的には土地(土 )も必要ですが、最近では水耕栽培という栽培方法もあります。しかし、現代ではこれは、支配のしようが無いですね! 文字通り、土地と人を支配する=以前の植民地 😡 とか奴隷 😡 と言う方法しかありません。
(しかし、これらも情報や経済を握る事で支配するのと同様な事ができてしまいます。 )
もっと、良い方法があります ・・・”種子 を支配する”と言う事です 。
この種子支配の状況について紹介しているブログがあるので少し長くなりますが、引用します。
“>”日本人が知らない 恐るべき真実”「世界の食料供給を牛耳っているのは誰か」より
~引用開始~
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posted by nara1958 at : 2007年01月25日 | コメント (6件) | トラックバック (0) TweetList
2007年01月23日
JAが新規就農者へ支援金
前回の団塊世代の帰農に対する支援とは、異なりますが、
1/20の日本農業新聞に、JAが新規就農に支援金という記事がありました。
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin6/article.php?storyid=38
新規就農支援と言うと、行政が主体ですが、JAも本腰?
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以下 引用です。
JAみなみ信州は、新規就農者への就農支援金事業を始めた。新規就農者が、JAから購入した生産資材の総額の3分の2を助成する。新規就農者の自立経営を促すとともに、技術・経営面でJAの就農支援機能を充実させるのが狙い。すでに、11人に支援金を交付し、農業振興に役立てている。
支援金の対象は、最低1年以上の研修を積み、就農1年未満の者、生産した農産物を基本的に全量JAに出荷している - のが要件。希望者はJAに申請し、就農後1回だけ交付される。
支援金は、1人当たりの上限を設け、Iターン者が150万円、新規学卒者・Uターン者が20万円。Iターン者は農業で生計を立てる者(定年退職者は除く)、Uターン者は50歳未満。
同JA担当者は
「農地の荒廃を止めるためにも担い手に期待したい。JAの総合的機能を充実、強化して農業振興を進めたい」と話す。管内の2006年度の新規就農者は28人で新規学卒者6人、Uターン者17人、Iターン者5人。
新規就農で野菜・果樹などの作付けは、約18ha、肉牛など畜産の飼育頭数は約320頭それぞれ増えた。28人のうち11人が支援金交付を申請した。
引用終わり。
支援金だからひも付きは、当たり前かもしれませんが、全量JA出荷が条件で、就農後1回だけ。対象は、JAから購入した資材のみ。
つまりは、JAの新規就農支援とは、JAのお客さん、もっと言えば、儲けの対象を増やすための助成と言う名の囲い込みではないでしょうか。
それでも、資材も他から購入するより、安くて良いものだったらいいのですが、そうでない場合が多い。
農家のためのJAではなく、農家を食い物にするJAの一面を表しているのではないでしょうか。
農地の荒廃を止めたり、農業振興を進めようとするなら、その体質から変えていく必要があります。
by 長谷
posted by naganobu at : 2007年01月23日 | コメント (8件) | トラックバック (0) TweetList
2007年01月21日
黒大豆名人!
小松です。
私たちの地域では、年末に収穫した黒大豆の脱粒~出荷調整が始まりました。まだまだ及びませんが、丹波に追い付け追い越せと?数年前より産地作りに取り組んでいます。
1月19日付けの日本農業新聞に、篠山市の黒大豆農家の記事が掲載されていたので紹介したいと思います。
『排水徹底し高品質黒大豆』
苗植え付け生育そろえる
機械改良し土寄せ工夫
(兵庫県篠山市 山本博一さん)
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posted by komayu at : 2007年01月21日 | コメント (13件) | トラックバック (0) TweetList
2007年01月20日
矛盾点から浮き彫りになる、ボジティブ制度の怪
>道産かぼちゃからの残留農薬検出経過について(平成18年9月8日)
> 新潟県が8月21日に函館市亀田農業協同組合のかぼちゃを残留農薬分析した結果、食品衛生法違反となる残留基準値(0.03ppm)を超えるヘプタクロルが検出(0.07ppm)され、出荷先の新潟県及び出荷元の函館市において、食品衛生法違反として、検査結果を9月6日に公表された。
> 新潟県及び函館市は、食品衛生法上の処分を検討した結果、すでに在庫品の回収などが行われており、今後、当該かぼちゃが市場に出回ることがないことから、出荷団体等への処分は行わないこととされた。
> なお、本件は、ポジティブリスト制度施行後、国産農産物では3例目の違反事例である。
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2007年01月19日
「農業が持つ教育効果」について…「自然体験学習教室」の目指すところ
雅無乱です。
今回は、当ブログの12月12日のエントリーhttp://www.new-agriculture.net/blog/2006/12/post_62.htmlで扱った、「自然体験学習教室」について書いてみたいと思います。
実は私自身、この教室の企画・運営に関わっています。
「自然体験学習教室」は、1年間を通じて、種まき、定植から、生育管理、収穫、さらに、出荷や販売に至るまで、農業の全ての過程を仲間とともに経験してもらうことで、子どもたちに、豊かな感性や人間性、科学的思考、仕事のやりがいなどを感じもらって健全に成長してもらうことを目的とした教室です。
↓こんな感じで運営しています(昨年、1年間の子どもたちの成長の様子が写真入で見ることができます)。
ブログ★自然体験学習教室の広場★
http://blog.goo.ne.jp/sizentaiken/
昨年、実際に参加してくれた子どもたちは、私たちスタッフの想像をはるかに超えて、大きく成長してくれました。
彼らが、これほどまでにたくましく成長してくれたのはなぜなのか?
この一年のカリキュラムを子供たちとともにして、自然の圧力を受け、仲間と協力して「農業をする」という行為は、私たちが想像する以上に大きな教育効果があるのではないかと思いました。
というわけで、今回はあらためて「農業が持つ教育効果」について考えてみたいと思います。
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posted by nanbanandeya at : 2007年01月19日 | コメント (5件) | トラックバック (0) TweetList
2007年01月18日
インチキ外交に騙されるな!
「中国向け米輸出 解禁へ大詰め協議」
中国への日本産米の輸出が解禁に向け大きく動き出す可能性が出てきた。フィリピンで14日に開かれた日中首脳会談で、安倍晋三首相が輸出解禁を要請し、これに対し中国の温家宝首相が「積極的に検討したい」と前向きな姿勢を示した。今週、松岡利勝農相は訪中し、中国検疫当局の李長江局長と、課題になっていた検疫問題を協議する予定だ。
日本から中国への米輸出は、中国が検疫制度を見直した2003年2月から止まっている。中国側は、米に付く害虫「カツオブシムシ類」が日本から侵入する恐れがあるとして、輸入を拒否しているためだ。
農水省は農産物輸出を13年までに、1兆円規模にする目標を掲げる。経済成長を続ける中国への米輸出を松岡農相は、「中国は米消費2億㌧の有望市場。富裕層に高品質の日本米は受け入れられる」と農産物輸出促進の重要課題に位置付ける。
検疫協議で合意できれば、中国の温首相が来日する「4月にも米輸出が解禁される可能性がある」(農水省)との見方がある。
(2007/1/16 日本農業新聞)
小松です。
この記事を読んで、国内消費の下落が止まらない米の生産に光明が差した!などと喜んでいる農家の方がいらっしゃるとしたら、それは早計であると釘を刺しておきたい。
問題の本質に真正面から向かおうとせず、小手先の政策で誤魔化すのはインチキそのものだ。
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posted by komayu at : 2007年01月18日 | コメント (10件) | トラックバック (0) TweetList
2007年01月17日
農業の廃棄物 失効農薬処理は大変な税金がかかります。
今回は農業で使われていた科学農薬の処理についてです。
日本の近代的な農業の発展は科学農薬と科学肥料そして機械化(化石燃料)によって生産性を上げてきましが、使用できなくなった農薬の処理は大変大きな社会問題のようです。
今まで使っていた農薬が使用できなくなる場合(登録失効)は下記の二つがあります。
一つめは、今まで安全ですという事で御上が保障(登録)していた農薬が、安全性の問題で、製造・販売・使用を御上が禁止する場合です。
二つめは、生産者が、製品が売れなくなった、新しい製品に替えたい、などの理由で登録をしない場合です。
問題となる場合は二つめです。
安全で良く効く農薬ですから安心して使ってください。(登録農薬)
安全でない事がわかったので使ったらダメです。(登録抹消)
今ある大量の在庫・販売済みの農薬どうするの。 😥
つづきを読む前にポッチ宜しくお願いします。
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posted by hakosuka at : 2007年01月17日 | コメント (5件) | トラックバック (0) TweetList
2007年01月16日
類農園の設立1・・・なんで農業なの?
まるいちです 😀 。
■ヒヨッコ百姓さん の質問「類農園の立ち上がった経緯」⇒「どうして・どうやって、類農園ってできたの?」 に答えたいと思います。
●「類グループのHPの農園事業紹介」 では、
>「日本の農を自分たちの手で再生していきたい-」
と紹介しています。
「類農園のHP」”-農と地域の明日を考える-」”では、
1 作り手として、食べていただける方の声は最大の活力源。
「顔のみえる」関係を目指そう。産直や地産地消に取り組もう。 🙂
2 安全で安心して食べてもらえるものをつくろう 。そのために色んな農法にチャレンジしよう。
3 農の活性化の為には若い担い手と農への理解をもつ人たちの声が不可欠です 。
自分たちのつくってきた場を開き、研修や見学もどんどん受け入れていこう。
4 子どもたちに自然と作物の不思議さと豊かさを知ってもらおう 。体験教育の場を提供しよう。 と言う具体的な事業の方向性を示しています。
★”じゃあ、類グループって何 ”って疑問をもたれた方は”超企業・類グループの挑戦” というブログがあるので是非ご覧下さい。
●いろんな方からいつも質問されるのは「設計や塾、地所という農業と関係の無い事業をやっている会社がなんで農業に参入したの 」って事です。
その答えは”農”と言う「営み」、”自然に囲まれ、自然と対峙する”「活動」、そして”みんなで協働する農村のありよう”としての「共同体」、が現代そして次代にとって”必要”だから 😀 、だと思います。
食糧の国内自給は不測の事態においての社会秩序維持の根幹に位置するし、その活動は安心できる農産物の供給、環境保全・国土保全の為の農地保全、自然を通しての癒しの場・教育の場の提供に繋がります。
そして、根本的には、生産と消費生殖や子育ての”場”としての農村、農業共同体を新しく作っていく事が、類農園の使命ではないか と思っています。
担い手不足や過疎化の流れの中で農業は衰退しているのが現実です・・・しかし、だからこそ再生、再構築が必要なんだと思います 。
この考え方と同じ”るいネット” の参考投稿です。
是非読んでみてください。
「本源集団再生可能性」
「みんなにとって必要な「農業・農村のあり方」を考える。」
「上中町企画需要分析③体験教育(農が教育に及ぼす効果)」
★でも、実際の農園の設立、立上げから農業をやっていく事に対しては課題が山積み 🙁 、予期せぬ事?の連続 でした。
なんせ、農業に関しては素人 だった僕達が文字通り”0=ゼロ”から出発 したわけですから・・・続きはまたこれから、投稿していきます。お楽しみに!
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posted by nara1958 at : 2007年01月16日 | コメント (5件) | トラックバック (0) TweetList