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2007年01月30日

WTO 世界を支配する談合機関

小松です。
国内では“談合叩き”が熱を帯びて来ていますが、国際社会に目を向けると、もっともっと大掛かりな談合が行われているのです。
ちょっと古いですが、以下、2004.7.12付 新聞「農民」より転載します。

WTO農業交渉が急展開しています。WTO農業委のグローサー議長が七月十日前後に議長原案を示し、十四~十六日の農業委員会特別会合、二十七~二十九日の一般理事会で大筋決着がもくろまれています。
問題なのは、交渉の進め方と内容です。

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いま進んでいる交渉は「昨秋のカンクン閣僚会議の大失敗」(ラミーEU委員)から教訓を学んだ、アメリカとEUが、オーストラリアとインド・ブラジルを巻き込んで「NG5」(非公式グループ)を作り、従来以上に激しい“談合”を行っているのが特徴。日本は完全に蚊帳の外です。しかも、交渉の内容は、輸出国にはあくまで有利に、輸入国には完全な自由化を押しつけるという構図が強まっています。
六月下旬のNG5にアメリカが示した市場開放提案(階層方式)は
(1)農産物を関税率ごとに四グループに分け、
(2)それぞれの税率に上限を設けて関税を大幅に引き下げる、
(3)急激な関税引き下げが困難な「限られた数の品目」については「例外」扱いにするが、一定幅の関税引き下げとミニマム・アクセスの拡大を求める
――というもの。
この「階層方式」が議長原案の基調になると報じられていますが、そうなったらどうなるか――。「日本経済新聞」は、米のミニマム・アクセスは七十七万トンから百万トン以上に拡大され、バターなどの関税率は半分以下になると予想しています。
その一方でアメリカは最も「貿易歪曲的」で、世界中の農業を困難におとしいれているダンピング輸出補助金を温存することをねらっています。
(転載終わり)

言うまでも無く、談合の中心にいるのはアメリカに他なりませんが、もはや国家とは名ばかりで、実態は巨大資本の多国籍企業そのものです。まさに彼らの縄張闘争・利権闘争に、世界中が巻き込まれ振り回されているのです。
これほど悪質で大掛かりな談合を、決して見過ごす訳にはいかないし、その理不尽な押し付けには絶対に屈してはならない。
⇒日本はどうする?

投稿者 komayu : 2007年01月30日 List   

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コメント

金額だけ見たら本当にびっくりなんでしょうね~。物価の差額分も入れて計算してもらわないとですね(笑)10倍以上の差額なんて当たり前に有る現実を知らないのですかね(笑)
たまには国外にも行って見て欲しいものです。
日本の使用基準は他の国に比べても高いほうだと思いますけど・・・
そんな事言いながら農薬いっぱいの外国産を食べているんでしょうね~・・・。変なの。

投稿者 mimi : 2007年4月12日 21:12

わ~(^^)/☆
具体的な値段で見てみると分かりやすいです☆☆
農業も市場社会にどっぷり浸かってしまってるんですね・・・(>_わ~(^^)/☆
具体的な値段で見てみると分かりやすいです☆☆
農業も市場社会にどっぷり浸かってしまってるんですね・・・(>_<)お金と相談しながら、農薬をまくことになるんだなと思いました。 それから、物価の違いとか統計の仕方は?などいろんな疑問がありますね。確かに、、使用金額ではなく、使用量のデータもあると分かりやすいのかなと思いました。

投稿者 たてこ : 2007年4月14日 02:09

mimi さん、たてこ さんコメントありがとうございます。
私は、自家消費の農薬代は把握していましたが、全国で農薬代がいくらぐらい使われているのか知りませんでした。
こうして計算してみると大変な市場規模ですね。
この様な高額な農薬代も、農産物に対する市場の評価が変われば、もっと社会に役立つ使い道があるのかもしれませんね。 

投稿者 hakosuka : 2007年4月14日 22:37

個人宅へお米を届けに行くと、何人かの方に、「お米についている黒い斑点はなんですか?」と聞かれます。
スーパーで売られているものや、惣菜、飲食店のお米なんかも、今やほとんどが色選機を通したものになっていて、虫食いのあるお米を見ることはほとんどないですね。
見た目きれいなお米にするために、その分農薬がたくさん使われていることを消費者が知ったらどうなるんでしょう。

投稿者 関谷 : 2007年4月17日 20:29

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