2007年1月7日
2007年01月07日
農業の産業廃棄物の多さは食文化の変化から
新年明けましておめでとう御座います。
毎年の事なんですが、年末、年始は田畑の片付けをしています。片付けながらいつも思うのは、『農業は大変多くのゴミを出しているなあ~』と言う実感です。
新年早々、農業のゴミ問題を考えるというのも氣の重たい話ですが、農業から出てくるゴミの量がどれくらい有るのかを考えて見るのもいい機会かと思います。
環境省の産業廃棄物の排出・処理状況について の中の産業廃棄物の業種別排出量という資料から見ると下記のような数値が紹介されています。
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1 農業 約9.297万㌧(22.8%)
2 電気・ガス・熱供給・水道業 約8,746万㌧(21.4%)
3 建設業 約7.907万㌧(19.4%)
4 鉄鋼業 約2953万㌧( 7.2%)
5 パルプ・紙・紙加工品製造業 約2,605万㌧( 6,4%)
6 鉱業 約2,033万㌧(5,0%)
6 化学工業 約1.463万㌧( 3,6%)
7 その他 約5,845万㌧(14.2%)
合計 40,849万㌧
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転記以上
農業は、自然と共存している産業と思い込んでいましたが、意外や、産業廃棄物排出量では一番です。
しかし、農業は日本の主要産業ではないですよね、
そこで廃棄物の排出量と生産高を比較してみるトンデモナイ数字
が出てきました。
ポッチ宜しくお願いします。

平成15年度の農林水産業のGDPに占める割合を見ると。
国内総生産・・・501,648.80億円
農業・・・・・・・・・・・5.463,20億円 全生産に占める割合は約1.1㌫
つまり国内総生産量の1.1㌫の生産をする為に、総産業廃棄物量の約22%を排出している事になります。
確かに『プラスチックゴミなど多く出しているな~』と思い、農業が排出する産業廃棄物の内訳を 環境省の産業廃棄物の排出・処理状況についてから拾い出すと、動物のふん尿が9,268万㌧もあり99,7%がふん尿

しかし、動物のふん尿は、動物園も、競馬馬など他の産業も出すわけですから、農業(畜産)だけが出す量を調べて見ると、家畜排せつ物の発生と管理の状況という資料では約8,741万㌧であまり変わらない。 
それで、家畜ふん尿の内訳を見てみると
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乳用牛・・・・約2,689万㌧
肉用牛・・・・約2,546万㌧
豚・・・・・・・・約2,227万㌧
採卵鶏・・・・約 784万㌧
ブロイラー・約 495万㌧
合計・・・・・・約8,741万㌧
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転記以上
つまり、農業が排出する産業廃棄物の9,297万㌧の内、約8,741万㌧が家畜ふん尿で、約94%にあたる事になってしまいます。
これほど多くの廃棄物を出す家畜が食卓に提供する物は、何かと言えば 乳製品とお肉です。 
私は、年末年始飽食してしまい、お肉に肉の加工品・鳥の燻製・洋物チーズにケーキ・洋風うどん などなど、考えて見れば、ふん尿繋がりのなんと多事か、改めて『なんでこんな食文化になってしまったのか
』を考えるいい機会になりました。
今年は、農業廃棄物にはどんな種類があるの
どうして処分しているの
リサイクルはどうなの
などなど、農業の廃棄物に関する事柄を調べて行こうと思います。
今年も宜しくお願いします。 奥村でした。
投稿者 hakosuka : 2007年01月07日
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