2007年1月11日
2007年01月11日
遊休農地をどうする?
まるいちです。
私達が農業をやっている地域でも、他の地域と同様に担い手不足が深刻になっています 。例えば、百姓をやっていたお爺さんやお婆さんが体調を壊したり、亡くなったりで、農地の耕作者がいなくなった時、数年前ならその地域の専業農家や篤農家が引き受けていた のですが、最近では引き受け手が本当にいなくなってきました 😥 。それで、周辺の私達を含む拡大意欲のある数件の農家に依頼が増えているのですが、全てを引き受けるわけには行きません 😥 。引き受け手のない農地はどうなるか?
一般的には、遊休農地・耕作放棄地・荒廃農地、と言う状態になっていきます。
■ 耕作放棄地とは
農林水産省の統計調査における区分であり、調査日以前1年以上作付けせず、今後数年の間に再び耕作するはっきりした意思のない土地。
なお、耕作放棄地は多少手を加えれば耕地になる可能性のあるもので、長期間にわたり放置し、現在、原野化しているような土地は含まない。
■ 遊休農地とは
農業経営基盤強化法第5条第2項第4号において定義されている法令用語であり、農地であって、現に耕作の目的に供されておらず、かつ、引き続き耕作の目的に供されないと見込まれるものをいう。
(注意)一般的に耕作放棄地と遊休農地は同義語として扱われています。
■荒廃農地とは
耕作放棄地に原野化している土地を含めたものが荒廃農地。
●遊休農地の2000年から2005年の数値があるので紹介します。
全国農業会議所 遊休農地データベース
大←─────農地への復元可能性─────→小
<2000年> A(容易) B(やや容易) C(可能) D(困難) E(非常に困難)
全国=274,786 3,778ha 61,151ha 175,775ha 31,978ha 2,104ha
<2005年> A(容易) B(やや容易) C(可能) D(困難) E(非常に困難)
全国=38,3559 5,091ha 88,979ha 251,620ha 36,142ha 1,727ha
実際耕作されている土地は、1960年から2005年の約45年間で約130万ha農地が減少(約2割減)していま 🙄 す。(ちなみに四国の面積は約183万ヘクタールです。) 農林水産省HP より
★また、荒廃農地の問題に正面から取り組み、問題提起、情報提供と同時に実際に農業をやっている方のブログがあるので、是非見てみてください。 😀 😀 😀
「荒廃農地を耕そう!!」
■この遊休農地をどうする!?という課題はいよいよ現実味を帯び、既に待った無しの状態です。農地を数年間放棄していると、原野、山林にに戻ってしまい、再度農地にしようとすると、大変な労力を要します。 😥
これを地域や農業関係者だけの問題として捉えても解決できない、みんなが当事者になる事、そして、みんなの期待に応える農業をやる事でしか解決できないと思います。以下、”るいネット” の参考投稿です。是非見て下さい。
“活性化”とは、みんなが当事者になること
みんなにとって必要な「農業・農村のあり方」を考える。
新農(業?村?民?)共同体の創造と生産基盤の共有
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投稿者 nara1958 : 2007年01月11日 Tweet