2007年11月27日

どこまで上がるのか?!重油高騰!

こんにちは、小松です。
今朝の農業新聞の一面に、こんな記事がありました。

A重油高騰一段と
来月から一斉値上げ 農水省が緊急対策
世界的な原油価格の高騰を受け、JA全農は園芸施設などで使うA重油の12月の価格を11月に比べて1kl当たり5000円程度値上げすることを明らかにした。12月の販売価格は、地域差があるものの、「1kl当たり9万円近くに達する可能性もある」(燃料部)という。農水省は、施設園芸の省エネルギーを進めるために緊急対策を打ち出し、現場での活用を呼び掛けている。
全農のA重油の市場シェア(占有率)は約4.6%と低く、供給量は他産業に比べ少ない。12月から一段上げする大手元売りに追随して値上げせざるを得ない状況だ。全農は「調達にさえ苦労している」と困惑する。
A重油の値上げは他産業も同様だ。全国漁業協同組合連合会は船舶用A重油の12月の価格を、1kl当たり5000円引き上げる。産業界では案提供給が難しくなり、燃料を天然ガスなどに代替する動きも出てきているという。
こうした状況を受けて農水省は施設園芸の省エネ緊急対策を決め、各農政局を通じ、産地での活用を呼び掛けている。農家が共同で①外張りや内張りを多層化②温度管理を小まめに行うための多段式サーモ装置の整備③温室内の温度むらを抑える循環扇整備――などをした場合に費用の2分の1以内を補助する。施設園芸の「省エネルギー化推進計画」を作り、「チェックシート」を実践する産地が対象。
(2007.11.27 日本農業新聞)

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posted by komayu at : 2007年11月27日 | コメント (7件) | トラックバック (0) List   

2007年11月25日

米の“食味”って何?

こんにちは、小松です。みなさん新米おいしく食べてますか? 😀
この時期になると、“米の食味”という言葉をよく耳にするようになりますね。そう、ご飯のおいしさのことです。実際お米を食べ比べてみると、確かにおいしいお米ってあるし、同じお米でも炊き方によって味が違いますよね。この“食味”ってなんだか気になりません?
現在、日本農業新聞に、米の食味についての記事が連載されているので、紹介したいと思います。

米の食味は生産から炊飯に至るまでの多くの要因が影響する。ご飯のおいしさのなぞを解説する。
(食品総合研究所 食品素材科学研究領域長・大坪研一)
米の食味すなわちご飯のおいしさは、「白くてつやがあり、かすかな芳香があり、かむとかすかな弾力と粘りを感じ、かんでいるうちにわずかなうま味と甘味が増してくる」と表現される。「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」などの良食味品種や、新潟、宮城、秋田などの良食味米産地があることは、よく知られている。
窒素肥料の量や施肥条件が食味に影響し、実肥を与えると収量は上がるが食味は低下するとされる。適期に収穫し、米粒が割れたりしないようにゆっくりと乾燥することが必要だ。米は貯蔵によって古米化すると食味が落ち、精米時に割れたり、糠が多く残ったりすると、やはりおいしさが低下する。炊飯に使う釜の種類や加水条件、蒸らしの有無などでも、ご飯のおいしさは違う。

(2007.11.12「日本農業新聞」より)

この食味を数値化して、言わば評価指標にしたものが”食味値”なんですが、でも、おいしさを数値化するって、どういうことなんでしょう?
・・・そもそも“食味値”ってなんだろう?
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posted by komayu at : 2007年11月25日 | コメント (7件) | トラックバック (0) List   

2007年11月24日

みそやしょうゆが贅沢品になってしまう!

大豆高騰/みそ10%値上げへ しょうゆも10~30%
日本農業新聞 掲載日:07-11-15
 輸入大豆の価格高騰に苦しむ国内大豆加工業4団体は14日、みそは約10%の値上げを年度内に行うと発表した。また、しょうゆは10~30%、豆腐、納豆も数%値上げする見込み。主原料となる輸入大豆の価格(貿易統計)は10月が1トン当たり6万1000円と、前年同月の倍に跳ね上がったため。各全国団体会長が都内で初の共同会見を開き、業界存続へ理解を求めた。
 国内で流通する食用大豆約100万トンのうち、85%が輸入で、輸入量の70%を米国に頼っている

「このままでは、みそやしょうゆは贅沢品で滅多に手に入らなくなってしまう」と感じている正国です。
では国内生産は、どうなっているでしょうか?

平成19年産大豆の作付面積(乾燥子実) 農林水産統計
大豆の作付面積は、前年産に比べて3%減少
【調査結果の概要】
作付面積は13万8,300haで、前年産に比べて3,800ha(前年産対比3%)減少した。
これは、東北において水稲からの転換により増加したものの、北海道において
小豆、いんげんへの転換等があり減少したためである。
また、田畑別にみると、田は11万7,600haで前年産並み、畑は2万700haで前年
産に比べて3,800ha(同16%)減少した。

北海道における小豆、いんげんへの転換は、その方が高単価だからとのこと。
今の市場社会では無理もない結果ではあります。
みそ・しょうゆ・豆腐・納豆などなど、古くからの日本食の元である大豆。
こんな大切な食材を、全面的にアメリカに依存したままでは、
今回に限らず、輸入制限・価格の高騰といった恐怖から永久に逃れられない。
改善のためには国内生産化しかありません。
我々の大切な食料確保の上で、避けて通れない優先課題ではないでしょうか!

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posted by totokaka at : 2007年11月24日 | コメント (8件) | トラックバック (0) List   

2007年11月23日

完熟堆肥のすごいトコ☆

未分類

少し前になりますが、「ミネラル不足の解決に『堆肥』の可能性はある?」という記事を書きました☆
堆肥・厩肥について大枠を捉えただけでしたので、「じゃあ実際どんな効果があるの 」というところを今回はもうちょっと追求していこうと思います 😀
財団法人 畜産環境整備機構>耕畜連携に係わる情報
の中に、【堆肥施用による農作物の収量・品質についての基礎試験結果】というのがあったので、引用・要約したいと思います
【完熟堆肥・未熟堆肥・化学肥料の施用とキャベツの生育・根の関係】
◆ねらい◆
キャベツを用いて化成肥料との比較で堆肥の腐熟程度が野菜の生育、特に根の発達に及ぼす影響を調査試験した
◆栽培条件◆
・ガラス温室内
・根箱を用いての栽培
  栽培作物 :キャベツ(品種:金春)
  供試土壌 :黒ボク土
  堆肥    :市販されている牛糞堆肥(2割程度食品残渣を含む)を完熟堆肥とし、
         その発酵過程1日目のものを未熟堆肥として用いた。
  堆肥混合比:容量で20%
  施肥量  :完熟・未熟ともN成分で15kg/10a、化成肥料区もN成分で15kg/10a。
気になる収穫物は…
ジャン☆.。.:*・°

どれがどれだか分かりますかぁ
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posted by sika0228 at : 2007年11月23日 | コメント (8件) | トラックバック (0) List   

2007年11月22日

無農薬栽培農産物は本当に健康に良いのか?⇒免疫抵抗力の低下こそ問題では?

まるいちです。めっきり、寒くなってきましたね。今年はインフルエンザの流行の兆しもあるようなので、みなさん、風邪や健康には注意してくださいね
■今回は「無農薬栽培農産物は本当に健康に良いのか?」と言うテーマの記事があったので、紹介しながら「無農薬や自然」「健康や安全」と言う事を考えてみたいと思います 🙂 🙂 🙂 。
●全体の概要をまとめると以下のような内容です
1、食物アレルギーとは過剰な免疫反応
 ①生物 には、体内に異物(抗原) が入ってきたら、これに対抗する物質(抗体) をつくって、抗原を体外に排除しようとするシステム がある。これを一般的に免疫反応と呼んでいるが、この反応によって細菌とかウイルスなどの異物から生物(私達人間も)の体は守られている 😀 😀 😀 。
 ②アレルギーは、この自然な免疫反応が異常に過敏に反応して、生体防御の範囲を逸脱した場合の  ことをさしている 😥 。食物アレルギーで、とくに最近問題となっているのが、花粉症のIgE抗体が花粉などの抗原と構造的に類似している食物抗原を摂取したときにアレルギー反応を発生するというもので、これが野菜・果物アレルギーというわけである
2、植物も防御の為にタンパク質を作り、これが、アレルギーの抗原になる
 ①その原因となるアレルゲンのほとんどは、植物が 害虫 による被害や感染微生物病害 を受けたときなど、ストレスが大きくなったときにつくられる防御タンパク質である「感染特異的タンパク質」(PR-P:Pathogenesis-related protein)だという。これらのPR-Pは普遍的にどんな植物にも存在しているものが多く、表記されている植物以外にも存在しアレルゲンとなる可能性が高い。むしろこうしたアレルゲンを持たない植物の方が少ない
 ②こうしたPR-Pは最近になって出てきたものではない 。それなのに最近になって野菜・果物アレルギー患者が増えているのは、現代人の免疫バランス が変わり、花粉症罹患者が増えてきているから   ではないかと森山講師はみている。
3、リンゴの実験結果では、無農薬栽培の羅病果実にはPR-P類が発現しアレルゲン性が増大する
 ①リンゴ(王林)を(1)慣行防除、(2)一部省略防除、(3)防除なし(無農薬栽培)という3通りの栽培方法で栽培し、それぞれから得られたリンゴのアレルゲン性を、3名のリンゴアレルギー患者(花粉症も併発)の血清を使って調べた
 ②結果、農薬によって適正に防除したリンゴに比べて、無農薬栽培のリンゴではアレルゲン性が増大することが分かった。つまり、無農薬栽培されたリンゴは、多くの病害による被害を受け、その結果、植物が病害に抵抗する目的で多くのPR-Pを発現、そのPR-P類が野菜・果物アレルゲンとなり、患者血清による反応が増加したと考えられる
4、「無農薬」だから、「安全」と言う事ではない。むしろ病害虫から作物を守る事が安全に繋がる
 ①無農薬で栽培され病害虫から何らかの攻撃を受けた野菜や果物は、自らを守るための防御物質(R-P)をたくさん作り出す
 ②個人差はあるが、それを食べた人が野菜・果物アレルギーを発症する危険性は大きい 。とくに花粉症に罹っている人が有機栽培など無農薬栽培の野菜・果物を食べるとアレルギー症状になる可能性は大きいといえる
 ③よく無農薬栽培で虫が食べているから安全で健康によいという人がいる。それは感情的な問題で、科学的に調べてみるとむしろアレルギー反応を起こすなどリスクが大きいことを森山講師は証明したことになる。
 ④病害虫からの攻撃から守るために、毒性のある防御物質を作り出す植物もある
 ⑤植物も生きものである以上、攻撃されれば自らを守るために防御物質を作り出し、その物質が人間の健康を損なうこともある。そうであれば、登録された農薬を適正に使用して病害虫から守ってやる慣行の生産こそが、その農作物を安全で健康にもよい美味しい食料とする方法なのではないか
★食物にする野菜や果物も生物である限り防御機能を持ち、この防御機能によって作られる物質が人間に対して害がある場合がある、と言う事は当然ですよね。 しかし、人間はずっと昔からこれらの野菜や果物を食べ続けて今まで生存しているのだから、このPR-Pという物質に対して過剰な反応、つまりアレルギーを起こすと言う事自体が、おかしい、と思います。span> ですから、この記事にあるように「最近になって野菜・果物アレルギー患者が増えているのは、現代人の免疫バランスが変わり、花粉症罹患者が増えてきているからではないか」と言う見解が正しいと思います。
  
★しかし、「現代人の免疫バランスが変わったので、作物にPR-P物質を出させない、つまり無羅病、無害虫の作物を作る事が必要である=慣行栽培が正しい」という結論は、ちょっと短絡的な感じがします。確かに、現代人の免疫バランスが変わった?衰えた?状態では仕方ないのかもしれませんが・・・。

一番重要なのは、「なぜ、現代人の免疫バランスが変わったのか?衰えたのか?」「免疫力を増す、再生させる為にはどうしたらよいのか?」と言う事を考える事だと思います。
以前、このブログに書きましたが植物の危機管理(3)「栽培」とは「植物を健康に育てる事」 にあるように生物の健康な状態とは危機管理能力が健全に機能している状態であると思います。
だから、現代人の免疫力の低下は生物として文字通り「危機的な状況」なのではないかと思います。
また同時この記事にあるように”「自然」や「無農薬」が「絶対安全である」と言う事ではない”と言う事もしっかり認識しておく必要があると思います。
「農薬」や「化学物質」或いは「人工」と言う事を単純に「危険!」と言う風な価値観念だけで捉える事は事実を見誤る事になる、逆に、目先の有用性だけに囚われ「科学」を絶対のように捉えても同じ事になる・・・もっと、「事実」を見る目、感覚、思考を身につける必要がある、と実感しています。

以下、農業協同組合新聞 JA.com のシリーズ 「農薬の安全性を考える」 「無農薬栽培農産物は本当に健康に良いのか?」 から引用です。

「無農薬栽培農産物は本当に健康に良いのか?」
 このシリーズの第1回で梶井功東京農工大名誉教授と本山直樹千葉大教授に農薬が果たしている役割などについて総括的に話してもらった。今回以降は、そこで提起された問題について具体的に検証していくことにする。第2回の今回は、無農薬栽培のリンゴはアレルゲンを増大させることを科学的に証明した森山達哉近畿大学農学部講師に取材し、健康に良い農産物とは何かを考えてみた。
◆増えている野菜・果物アレルギー
 最近、食品によるアレルギーが話題になることが多い。ソバや米によるアレルギーはよく知られているが、野菜や果物アレルギーに罹る人が増えているという。「野菜嫌いの人」を野菜アレルギーということもあるようだが、それとは異なりある野菜を食べるとアレルギー症状をおこす人のことをいう。
 原因となる食品としては、野菜では、キュウリ・トマト・ナス・ニンニク・ピーマン・シシトウなど、果実ではリンゴ・メロン・モモ・イチゴなどと、いずれもお馴染みなものばかりがあげられる。
 私たちの体には、体外から異物(抗原)が入ってくると、これに対抗する物質(抗体)をつくって、抗原を体外に排除しようとするシステムがある。この抗原を体外に排除しようとする反応を抗原抗体反応とか免疫反応というが、この反応によって細菌とかウイルスなどの異物から私たちの体は守られている。この免疫反応を利用して、はしか、風疹、インフルエンザなどの予防接種がなりたっているわけだ。
 アレルギーは、この自然な免疫反応が異常に過敏に反応して、生体防御の範囲を逸脱した場合のことをさしている。食物アレルギーの多くは、初めのアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)の侵入によって多量につくりだされるグロブリンというたんぱく質できている抗体(IgE抗体)が、再侵入したアレルゲンに反応して、ヒスタミンとかロイコトリエンなどの化学伝達物質が放出されることで発症するのだという。
 そしてその感染経路から食物アレルギーは二つに分類されているが、とくに最近問題となっているのが、花粉症のIgE抗体が花粉などの抗原と構造的に類似している食物抗原を摂取したときにアレルギー反応を発生するというものだ。これが野菜・果物アレルギーというわけだ。
◆病害虫の攻撃から防御するタンパク質が抗原になる
 そしてその原因となるアレルゲンのほとんどは、植物が害虫による被害や感染微生物病害を受けたときなど、ストレスが大きくなったときにつくられる防御タンパク質である「感染特異的タンパク質」(PR-P:Pathogenesis-related protein)だという。表は分かっているPR-Pのリストで16に分類されている。これらのPR-Pは普遍的にどんな植物にも存在しているものが多く、表記されている植物以外にも存在しアレルゲンとなる可能性が高い。むしろこうしたアレルゲンを持たない植物の方が少ないという。
 こうしたPR-Pは最近になって出てきたものではない。それなのに最近になって野菜・果物アレルギー患者が増えているのは、現代人の免疫バランスが変わり、花粉症罹患者が増えてきているからではないかと森山講師はみている。
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posted by nara1958 at : 2007年11月22日 | コメント (3件) | トラックバック (0) List   

2007年11月21日

逆行する農政?

こんにちは雅無乱です。
農家にとっての大ニュースです。
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農家のコメに生産者番号、自民が減産対策で新規制策検討へ
(読売新聞 – 11月21日 03:13)
 自民党は、コメの過剰生産を防ぐため、新たな規制策の検討に入る。
 生産調整(減産)を守った農家のコメに生産者番号をつけ、生産調整を守らなかった農家のコメと区別する。その上で、番号のないコメを扱った農家や集荷業者などに罰則を設けることなどが検討される見通しだ。
 21日に開く同党の農業基本政策小委員会で議論を始め、早ければ2008年産米の流通時から適用する。
 旧食糧管理法では、政府の減反割り当てに従わない農家や、無許可の集荷業者に対し、懲役や罰金を科していた。生産調整違反への罰則が復活すれば、いったん緩和された国のコメ市場に対する管理体制が再び強化されることになる。
===================================================

いったい何を考えているんでしょうか?
一旦自由化した米の流通を、再び規制で縛ることは可能なのでしょうか?
それでなくても、ヤミ米が横行していてなし崩し的に自由化したというのが実態であって、逆行させるのはかなり困難なのでは?
私は自由経済至上主義者でもなんでも無く、逆に日本の農業は税金使ってでも守っていかなくちゃならないと思っています。でも、このようなやり方には疑問を感じます。
自民は、前の選挙で民主に大敗し、選挙対策で急に中小農家に擦り寄る政策に転換したようですが、その一環としての政策転換なのでしょうか?そんな事をして既に自分たちで流通ルートを開拓している元気のある農家たちの支持が得られるとは到底思えないのですが…
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posted by nanbanandeya at : 2007年11月21日 | コメント (4件) | トラックバック (0) List   

2007年11月19日

■食糧自給率問題を考える(2)

池田信夫 blog』 の「食料自給率という幻想」というエントリー記事に対するコメント紹介[食糧自給率問題を考える(1)]の続きです。
我が意を得たり、といえるものとして、
       

経済学者の妄想 (う) 2007-09-02 14:36:23
■食糧自給率
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http://www.kanbou.maff.go.jp/www/jikyuuritsu/013.html
池田さんのおっしゃる「経済学者の合意」は、先進国のコンセンサスを得ていません。そのことは、上記に示した農水省発表の「世界の食糧自給率」を見れば一目瞭然です。「比較優位のない農産物を日本で生産するのは不合理」というなら、それは日本以外の先進国にも当てはまらなければなりません。しかし先進国のうち、食糧自給率を維持または増加させているところはあっても、日本のように顕著に低下させているところはありません。ドイツやイギリスは、この40年のうちに食糧自給率を顕著に増加させています。これは一体何故なんでしょう?
第二次世界大戦中に食糧輸入がゼロにならなかったとおっしゃいますが、食糧自給率も輸入率も明示しないまま、そんな話をされても参考になりません。日本のような島国は、有事に海上封鎖されたら、資源も輸入頼りの食糧もあっという間に枯渇します。私が言えるのは、石油は腹の足しにならないということです。飢えて死にそうなときに石油をくれというバカは居ません。優先順位を間違っていると思います。【中略】
池田さんは兼業農家を悪者扱いして、補助金に寄生するなどと表現していっていますが、逆ですよ。兼業農家は他で稼いできた金を農機につぎ込んでいます。ヤンマーやイセキで農機の価格を見てください。兼業でなけりゃ手の届かない代物ばかりです。そもそも兼業農家に支払われる補助金なんて焼け石に水。恐らく一軒につき数万程度でしょう。寄生とまで言われてもらわなければならない額じゃない!なけりゃないでも大勢に影響はなし。趣味と割り切らなきゃやってられない農家が大多数です。実際に寄生しているのは、兼業農家の入れ足しで作られている農作物を、市場価格という叩き売りで安く買っている消費者じゃないですか?
罵詈雑言を浴びせ掛けられてまで私達の作った作物を食べていただかなくて結構です。どっからでも安く輸入して、美味しく頂いてください。

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posted by ayabin at : 2007年11月19日 | コメント (4件) | トラックバック (0) List   

2007年11月18日

■食糧自給率問題を考える(1)

『池田信夫 blog』 で「食料自給率という幻想」を展開しており、それに対するコメントも121(11/18現在)と盛況です。
食料自給率とはなにか? を考える上でのヒントとなりそうなので紹介します。
先ずは、大元のエントリー記事です。
      

食料自給率という幻想 2007-09-01 / Economics
【略】先月、農水省が日本の自給率(カロリーベース)が40%を割ったと発表したことで、民主党が「自給率100%をめざす」などと騒いでいる。
しかし、この問題についての経済学者の合意は「食料自給率なんてナンセンス」である。リカード以来の国際分業の原理から考えれば、(特殊な高級農産物や生鮮野菜などを除いて)比較優位のない農産物を日本で生産するのは不合理である。そもそも「食料自給率」とか「食料安全保障」などという言葉を使うのも日本政府だけで、WTOでは相手にもされない。
食料の輸入がゼロになるというのは、日本がすべての国と全面戦争に突入した場合ぐらいしか考えられないが、そういう事態は、あの第2次大戦でも発生しなかった。その経験でもわかるように、戦争の際に決定的な資源は食料ではなく石油である。その99.7%を輸入に頼っている日本が、食料だけ自給したって何の足しにもならない。それより1993年の「コメ不足」騒動でも明らかになったように、普段から輸入ルートを確保しておくほうが供給不足には有効だ。
(続きは原文をお読みください→リンク

グローバリストの提灯記事のようで気分が悪くなりますが、それに対する擁護派のコメントでも、「安全保障」を役所の縄張り確保の手段とされるのは真っ平だというのは頷けます。
       

Unknown (藤井 まり子) 2007-09-01 23:30:38
池田先生、よくぞ言ってくださいました!
一番の問題は「安全保障」という錦の御旗をつけた役人の四文字熟語に、ほとんどの国民が簡単に騙されてしまうことだと思います。
かく言う私も、20代の頃は、通産省・資源エネルギー庁が振りかざす『エネルギー安全保障』という言葉にすっかり騙されて、高速増殖炉を始めとして、核燃料の再処理やプルトニウム利用の推進や、新エネルギー開発機構(NEDO)の創設に感激した愚かな過去を保有しています
でも、「安全保障」の実態は、中央の役所が「安全保障」という「錦の御旗」を振りかざすときは、かならず予算の増加や、彼ら中央の役人の利権確保(天下り策を確保するがためにような特殊法人の増設)ばかりが増えただけでした。
農業行政も然りです。【後略】

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2007年11月17日

永久歯生えない子供急増

永久歯の生えない子供が急増している。
全ての歯が生え変わらないというような極端な現象ではありませんが、多い場合は6本ほどの永久歯が不足する事例があるようです。
この永久歯の生えない子供についての記事を紹介します。
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2007年11月15日

遺伝子改良ナタネは国内で繁殖している。

これまでアメリカ・カナダの遺伝子組み換え農作物の遺伝子汚染を紹介してきましたが、日本でも種子汚染が広がっています。
日本が輸入しているナタネの種子は食用油、飼料、肥料等に使われるが、種子輸入時の港での荷役作業又は運搬時に種子が拡散し汚染する可能性が考えられていました。
この種子汚染の実態を報告している記事を紹介します。
遺伝子組み換えナタネの汚染拡大を日本でも確認、原因はカナダ産

遺伝子操作された作物が抑制不可能な被害をもたらすことを裏付ける新たな証拠として、遺伝子が組み換えられた(GM) ナタネ(キャノーラ油の原料/セイヨウナタネ)が日本の港湾地域から自然環境へ拡散していることを日本人の研究者らが確認した。これはGMナタネの輸入/輸送過程で日本の生態系へ漏出したものだと考えられる。
国立環境研究所の最新の調査報告によると、除草剤に耐性を持つGMナタネが、サンプル調査を行った6ヶ所の港湾地域のうち5ヶ所で確認された。
除草剤に耐性を持つよう遺伝子操作されたGMナタネ種は、多国籍バイオ企業であるモンサント社とバイエル社によって製造されたものである。これによって日本の農業は、各地に拡散するGM作物との厳しい競争に直面することになると同時に、近縁作物の遺伝子汚染および関連して派生する雑草類の深刻な脅威にも取り組まなければならなくなる。
2003 年、日本は200 万トンを超えるナタネを輸入し、その80%がカナダ産であった。*2
カナダで生産されるナタネの80%はGM ナタネであると推定されている。このためカナダでは、ほとんどのナタネがGM種によって汚染されてしまう という事態が発生している。そしてこのGM遺伝子による汚染はナタネのみならず、地域固有の他の作物種子にまで及ぶ、より大きな問題の一部でもある。また、GM ナタネはカナダの従来ナタネおよび有機ナタネ作物も汚染しており、これが日本で確認された汚染の原因だと考えられる。
日本が輸入しているナタネの種子は食用油、飼料、肥料など加工用として使用されるのみで、栽培は行っていない。しかし、GMナタネが日本の港湾周辺および輸送ルート沿いの自然環境から見つかったことによって、カナダで起こった汚染と同様の事態が発生する危機が発生している。
このレポートでは日本におけるGMナタネの汚染の現状と、GMナタネの輸入がもたらす危険について述べる。

つづく
次を読む前にポッチ宜しくお願いします。
 

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