2008年01月02日

土とイオン吸着

こんにちは。あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
さて、今回は、土によるイオン吸着の仕組みについて見ていきたいと思います。
土は作物にとっての養分保持や、汚染物質の浄化能力を持っていますが、そのメカニズムはどうなっているのでしょうか?
はじめに、概要を押さえておくと、
①土は、その構造内にマイナスの荷電を持っています。(場合によりプラスになることもある)
②マイナス荷電により、プラスのイオン(窒素その他の養分)を吸着します。
③吸着されているプラスイオンは、条件により物質が置き換わります。(=イオン交換)
④作物の根は、それらプラスイオンが土から解離したものを吸収します。
それでは、各過程についてみてみましょう。
dojyo3-2.gif
今年も応援クリックよろしくお願いします♪

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "土とイオン吸着"

posted by sbaba at : 2008年01月02日 | コメント (30件) | トラックバック (0) List   

2008年01月01日

【お米】第2回・・・【お米は食と環境のスーパースター!?】

あけまして おめでとうございます : 😀 m005: 😀 。本年もよろしくお願いします。まるいちです。
■新年を迎え、日本の【食】【文化】の源・・・【お米】を取り上げます。
【お米】シリーズ大第2回です。

 【お米】第1回・・・【米作りと日本人のオリジナリティ】 に続き、第2回目は【お米は食と環境のスーパースター!?】と言うテーマです。
 日本のお米を中心とした文化は食にとどまらず、環境保護にも大き寄与しています。
 先人達 が作った【お米の文化】は世界に誇れるものです。
日本の祖先 への感謝 、と自然の恵み への感謝 😀 ・・・忘れてはいけないなぁ、と思います

%E7%A8%B2%E3%81%A8%E5%B1%B1%E3%83%BC%EF%BC%92.jpg %E6%BF%A1%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%A8%B2%E7%A9%82.jpg
●食としてのお米
1、お米の高い栄養価
 お米は栄養的に素晴らしい食品です 🙂 。でんぷん質が75%、タンパク質が7%、更にビタミンB1・B2や鉄分や食物繊維 なども含まれています。これらの栄養素は、精米や調理法によって減少しますが、他の食材に比べ大変栄養価が高い のです。
2、お米を主食とした食文化としての食事法
 米を主食とした食文化は、合理的な食事法 です。
 日本では、米を主食のカロリー源とし、他の栄養を補う為に副食を取るという「ご飯とおかず」方式 の食事法を取っています。 副食類には、米の吸収を早めるために、一種の触媒的なアルカリ食品を、さらにミネラル、ビタミン類を補給する食品を、少量摂取しています。これは、実は合理的な食事法なのです。
 白米の欠点は、酸性食品 であること、完全無塩食品 であることです。また、米をカロリー源としているため、タンパク質や脂肪、ミネラル、ビタミン類の摂取が少なくなりがち です。そこで副食類は、以下の3点を補うことが必要になります。
 
 第一に、酸性の中和剤 として、日本人は梅干、味噌、漬物などの発酵食品を摂ります 。特に梅干 は、米の酸性を中和し、食べた米のカロリーのほとんどを吸収する重要な役割を果たします。「日の丸弁当」という、ご飯の真中に梅干が一粒という弁当がありますが、この梅干がパワー の秘訣なのです。
 第二に、米の澱粉は完全無塩食品ですから、塩分をいかに摂取するかが課題 となります。塩は、空気に触れるとすぐ品質が変化してしまいます 😥 。そこで、日本人は、塩を空気に触れさせない方法 を考え出しました。それが、他の動物の蛋白や繊維の中に塩を入れておく 🙄 という方法です。この発想で味噌、醤油、漬物が考えられました 味噌、醤油、漬物の中に塩を入れると、そのもの自体の発酵がそこで止まるという働きがあり 🙂 、それと同時に、塩が空気に触れないから半永久的に保存されるのです 😀 。
 特に味噌は、傑作です 味噌は米と一緒に食べると、米の酸性が中和され、カロリーが吸収されやすくなるだではなく、栄養素が体の中に入ってから変質して、大切なアミノ酸に変化します 。ご飯に味噌汁という組み合わせが、日本食の基本です 😀
 第三に、さまざまな栄養素を補うために、日本人は魚類や大豆食品(豆腐、納豆など)、根菜類、海草類などを副食に摂ります。これらは低脂肪で食物繊維、ビタミン、ミネラルの豊富な栄養バランスの良い食事 🙄 です。
 米を中心に組み立てられた日本食は、科学的に見ても非常に優れた食事であることがわかっています 。そこには、豊かな先祖の智恵が盛り込まれているのです 🙄 。
 日本食は、世界で最も健康に良い食事であると評価されています。私たちは世界に誇る食文化を有する国民です。理に適った日本食を見直す時だと思います
続きを読みたい!こんなブログをやっている私達を応援したい!という方、是非ポチッ としてから続きを読んでください!
 

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "【お米】第2回・・・【お米は食と環境のスーパースター!?】"

posted by nara1958 at : 2008年01月01日 | コメント (6件) | トラックバック (0) List   

2008年01月01日

本年もよろしくお願いします!

みなさん、あけましておめでとうございます。 😀
本年も無事にスタートすることができました。
昨年は応援のコメント・トラックバック等、「新しい農のかたち」を盛り上げてくださり、本当にありがとうございました。本年もみなさんの期待を背に、さらなる追求と活力を持って取り組んでいきたいと思います。本年もよろしくお願いします。
Japanese_Osechi_ryouri.jpg
さて、お正月の料理といえばおせち料理!
皆さんもお家で作ったり、お店で買ったりして食べていますよね。おせち料理の材料一つ一つには、新たな出発を迎える皆への想いや意味合いがちゃんと込められているんです。
【黒豆】
家族みんなが「一年中まめに働き」、「まめ(元気)」に暮らせますようにと願いをこめたもの。
【昆布】
こんぶは「よろこぶ」の語呂合わせから、おめでたい食材として、祝いの儀には欠かせません 。
【栗きんとん】
「金団」と書き、黄金の団子という意味で財宝を表しており、豊かな生活が送れるようにとの願いが込められています。
【紅白なます】
お祝の水引きをかたどったもの。
【数の子】
数の子はにしんの卵で、子がたくさん生まれて、代々栄えるようにと、子孫繁栄を願うもの。
【田作り】
昔は水田にコイワシを細かくし肥料にしていた事から、豊年豊作・五穀豊穣を願う気持ちがこめられている。
【海老】
海老は調理により、背が丸くなる事から、腰が曲がるまで、夫婦共に元気で長生き出来るようにと長寿を願ったもの。
【伊達巻】
「伊達」とは華やかさ、派手さを表しています。また、巻物に似ている事から文化の発展を願う縁起物。

このように、元旦に祝う屠蘇の祝肴(おせち料理)は、皆の無病息災と子孫繁栄などの願いを祈ったものです。
農園も今年は、地域との関わりがグッと深まりそうな予感がしております。
生産者同士の技術交流、地域一体となった教育の場作り、生産体制の拡大等々。
集団を超えた多くの人との関わりの中で、新たな期待や役割を発掘していく。そして皆の想いや、皆への感謝が感じられる。そんな年にしていけたらなと思います。
どうぞ本年も「新しい「農」のかたち」をよろしくお願いします。
今年の初ポチッ!はこちらで

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "本年もよろしくお願いします!"

posted by takuya at : 2008年01月01日 | コメント (9件) | トラックバック (0) List   

2007年12月31日

カラダにいい水、の話(2)

前回の基本的な知識を踏まえて、今回は身近な問題に突っ込みを入れてみます。今回も、ネタ元は、「ミネラルウォーター完全ガイド――カラダにいい水・脳にいい水」(松下和弘著/だいわ文庫)です。先ずは、
%E9%87%8E%E8%8F%9C03.bmp
—————————————-
◆残留農薬を洗い流すには、どうする?
—————————————-
農薬が多用される果物は、実験によると 「イチゴ>林檎>さくらんぼ>梨>葡萄>桃」の順番 だったそうです。本来は、出荷予定時期から逆算して、残留する問題のない時期に農薬の使用を切り上げることになっています。
こんな時勢ですから、その使用に偽りがあるかも知れません。念のため、残留農薬を洗い流すためには、どうしますか?
1.塩素滅菌された水道で洗う。
2.水道水を沸かした湯冷ましで洗う。
答えの確認をする前に、
応援の一押し、ぷっちん・ぷっちん、お願いします。
              

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "カラダにいい水、の話(2)"

posted by ayabin at : 2007年12月31日 | コメント (21件) | トラックバック (0) List   

2007年12月30日

カラダにいい水、の話(1)

本屋で何気に手にした、「ミネラルウォーター完全ガイド――カラダにいい水・脳にいい水」(松下和弘著/だいわ文庫)に、おもしろいことを目にしたので紹介します。
水は生物にとって欠かせぬものですが、「新しい『農』のかたち」というブログですので、先ずは関連するところから入ってみます。
gankamo01.jpg

●おいしいゴハンは、水で決まる
昔から、「米を研ぐ」といいますが、それは何のため?
炊き上がったご飯の65%は水分で、おいしさは、米粒の中にどれだけ水が浸透するかできまる、といいます。米糠油(ライスオイル)は、水をはじいて米粒の中に水の浸透するのを阻害するので、それを除去するのを「研ぐ」というわけです。
その時に使う水は、どんな水がいいの?
アルカリ性の水
油を溶かす力が高く、お米の構成成分であるアミロース(多糖体)の組織をゆるめる効果を発揮するので、米粒がよく吸水して膨潤になり、おいしいご飯が炊ける。
備長炭や竹炭を入れて炊飯する
炭からカリウムイオン(K+)が溶け出して、アルカリ性に変わり、水道水の2倍くらい油を溶かす力が高くなる。かつ、炭から遠赤外線が放射されて、米粒の芯まで均一に炊き上がる。
大根おろしの水を添加して炊飯する
大根おろしには、酵素アミラーゼ(ジアスターゼ)が含まれており、アミロースという多糖体の切断が進み、甘みのあるふっくらとしたご飯になる。

という。銘柄は何か? とか、古米か・新米か? ・・・などが取り沙汰されますが、核心部分には『水』の問題がある、ということらしい。
次を読む前に、応援のクリックをお願いします。
              

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "カラダにいい水、の話(1)"

posted by ayabin at : 2007年12月30日 | コメント (6件) | トラックバック (0) List   

2007年12月29日

多様な農業技術と生物多様性

こんにちは。北川です。
環境の再生と、生物多様性の観点から、水田本来の機能と必要性、再生の取り組みについて考えています。
現在、農業は環境負荷の大要因として取上げられる事が多いのですが、それは、効率追求⇒経済的価値を第一義と思い込んでいる大規模単一栽培の方向に乗ってから起きてきた現象でもあります。
ある作物を、効率よく作り、市場に供給する方法として、投入と回収のサイクルで農産物を作るのが、単一栽培の特徴です。だから、不確定要素としての、「虫」や「鳥」。「草」は排除対象にしかなりませんし、排除のために投入物を必要とします。投入物(肥料・薬・資材)は工業に頼り、お金をモノサシにして計算する対象ですし、販売価格と同様に農産物を市場の鎖に繋ぐ要因になっています。
それは、現代の循環型と言われる農法でも、有機農法でも、単一栽培である限り、同様で、単に工業由来か否かの違いでしかありません。
その上、この農法は、対象作物が限定されるので、対象作物の知識は洗練されるものの、自然や環境に対する認識は退化しがちです。近年、昔の農法が注目される理由は、ここにあると思います。
「会津農書」という貞享元年(1684年)会津幕内村の佐瀬与次右衛門が表した農書があります。3巻からなり、上巻は稲作、中巻は畑作、下巻は農家生活全般(農具等も含む)です。
一部を引用紹介します。
田冬水
<原文> 山里田共に惣而田へハ冬水掛けてよし。何れの川も何れの江堀にも、川ごミ有もの也。取わけ町尻、村尻、其外汚を水の掛処ハ冬水懸てよし。其上路辺より雨降に惣水流れ入てよし。水口三ヶ一程の所へハ、江を立て、尻土へ計懸へし。水口の所ハ田植て懸る故に冬ハ除てよし。卑泥ハ春水掛ても不苦、陸田ハ春水を干べし。遅くほしてハ鮮田に成りて悪し。 <現代語訳>田へ冬水をかけること 山田、里田ともにどの田へも冬に水をかけてよい。どんな川にも水路にも、川泥がまじっているからである。とりわけ町や村の排水、そのほか、くぼ地にたまった水をかけるとよい。水口から三分の一ほどのところまで水路を掘り、水尻のほうへだけ流しこむ。水口のところは田植えをしてからかけるので、冬はかけなくてよい。卑泥田は、春になっても水をかけておいてよい。乾田は春になったら水を干す。あまり遅く干したのでは、塊返しした土が乾かず、生田になってよくない。
【文献1】『日本農書全集第十九巻 会津農書 会津農書附録』原著者:佐瀬与次右衛門(1684年)、校注・執筆:庄子吉之助、長谷川吉次、佐々木長生、小山卓、農山漁村文化協会、1982年8月25日発行
『会津歌農書 幕内農業記』(pp.109-110)
(八五)田冬水 附春水
<原文>冬水をかけよ岡田へごみたまり 土もくさりて能事そかし冬のうち居村の堀のかゝる田ハ 汚水ましハり猶によろしきあら田にも冬水かけよ土はやく くさり本田の性と成へき元よりもひとろむきにハ冬水を かけ流しけりごみためるとて春の水かけしその田の稲草ハ そたちきをへと実入かひなし
上巻の稲作の記述です。
「水田再生」(鷲谷いづみ著―家の光協会出版)の解説を紹介します。
(引用)
上巻では、土を九種、水田を八種に分類しています。
土と田んぼの多様性を認識した上で、多様な管理の方法を提案している極めて実践的で、多様性を意識した農書です。水稲単収の記述からは、上の上田は実に480kgという当時としては驚くべき高収量をあげていた事がわかります。当時は、会津の水田は大きく陸田と卑泥田に2分され、本農書によれば、卑泥田は、収穫後でも水田に水を注ぐためにできるとされています。卑泥田は乾田に比べて有機肥料の肥効が小さく、多量に施用すれば有害とし、このような水田では有機肥料を多用しないように勧めています。これは今日の常識と変わりません。また、卑泥田は秋にうなっておけば鍬目より日も通り、どの土塊の間にも川ごみが溜まり田が肥えてよいとして秋耕起を勧めています。つまり、乾田では秋耕起をすれば土地がやせるので、春耕起を行い、また湿田では秋耕起をすれば地力が出ないので秋耕起するといった慣行は、近年まで宮城県を中心に続いていたようです。卑泥田で深耕すれば養分が深く入ってしまい、肥効が遅れることが指摘されています。
そしてなおわれわれが今日当面している地力の問題の多くが、この時代すでに的確に対処されていた事は驚くべきことですし、これは、生物多様性の概念と農業技術の統一が現実的である事を示唆する深い概念でもあります。三七〇年も前に地力の問題を取上げ、特に土壌の科学的特性に着目して、農業技術の実践を行い、しかもそれを克明に記載して残した先人が存在したことは、驚嘆するほかはありません。
佐瀬与次右衛門は次の短歌を『会津歌農書』の中に残しています。
  草も木ももちたる性のままにしてよく育つるを真土といふ
(引用終わり)
現代では、なんでも乾田化を目指して農地を改良しようとします。農法の単一化が効率的というわけですが、なんか違う気がします。
会津農書では、冬水たんぼの技術を紹介していますが、これは、近年注目されている技術です(別の機会に詳しく紹介したいと思います)。冬水田んぼの技術は、単に作物の育成のためだけでなく、田んぼを取り巻く生態系を創る事によって、生態系サービスを農作物に還元する技術でもあるようです。先だって小松さんの記事にあった「リン」の不足の問題も、水鳥の生息域になることで、補う事ができています。370年前には、明確に認識荒れていた農業技術です。
本当の循環型の農法、継続可能であるということは、生合成物質の連鎖を作ること、生物多様性のなかで生きる方法の追求によらなければならないのではないかと思います。それは、単一栽培の流れとは、相反するようです。
最後までお付き合い、ありがとうございました。
できれば、ポチもお願いします。

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "多様な農業技術と生物多様性"

posted by parmalat at : 2007年12月29日 | コメント (6件) | トラックバック (0) List   

2007年12月28日

集落機能の維持無くして、大規模稲作も成り立たない。

未分類

こんにちは。お久しぶりの長谷です。
コータローさんの記事、 「稲作と共同体の関係」 を読ませていただいて、現在の日本の状況はどうなっているのか、調べて見ました。その一端を、現場の状況も含めて、書きたいと思います。
 日本の稲作と言えば、その水利慣行に、日本的共同体性が良く現れていますが、近年進められてきた、稲作経営の大規模化(効率か?)によってどう変わって来ているのでしょうか?
続きを読む前に ポチっとよろしく!
  

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "集落機能の維持無くして、大規模稲作も成り立たない。"

posted by naganobu at : 2007年12月28日 | コメント (8件) | トラックバック (0) List   

2007年12月27日

“オーダーメイド米”を売る!

こんにちは、小松です。
近年、米や野菜の消費量は減少の一途を辿っていますが、われわれ生産者にとっては、独自の販路開拓は今後不可欠なものになると思います。また、業務用・加工用の需要は伸びているようで、そこへいかに売り込んでいくかということも、あらためて考えていかなければなりません。
米の販売においては、“オーダーメイド”の業務用米で売上を伸ばしている農家の方の記事が、「現代農業」に掲載されていたので紹介します。でも、オーダーメイドのお米って?
以下、「現代農業」2006年2月号の記事を転載します。

「オーダーメイドの業務用米」を販売
 品種ごとの「ご飯」の味を語れる農家になりました

(宮城県南方町・阿部善文さん)
ひとめぼれ地帯で多品種生産
 宮城の代表的な米といえば「ササニシキ」。しかし平成5年の大冷害以降は生産量が激減。現在はほとんどの農家が冷害と倒伏に強い「ひとめぼれ」を作っている。
 阿部さんの主力品種も「ひとめぼれ」。でもそれだけじゃない。かつての代表種「ササニシキ」も作るし、「こころまち」「まなむすめ」「ミルキークイーン」「おきにいり」「春陽」「みやこがね(糯)」などいろいろ作る。「ひとめぼれ」しか作っていない周りの農家から見ると、ちょっと変わった経営だ。
業務用のお客さんはいろんなご飯を求めている
 じつは阿部さん、平成15年の秋からインターネットで業務用米を売り出している。業務用でも「ひとめぼれ」は好き嫌いのない品種ということで人気がある。しかし、阿部さんの取引先は、寿司屋、レストラン、料亭、居酒屋、保育園、病院など40件を超える。それだけあれば、取引先がご飯に求める品質もいろいろ。

続きを読む前にポチっと♪応援ありがとう!

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "“オーダーメイド米”を売る!"

posted by komayu at : 2007年12月27日 | コメント (28件) | トラックバック (0) List   

2007年12月26日

【お米】第1回・・・【米作りと日本人のオリジナリティ】

【お米】・・・大事な食糧として、また、日本人の心や社会、文化を形作ってきた・・・【お米】
しかし、残念な事に 😥 現代の日本人はお米をあまり食べなくなったし 🙁 、お米作りを通しての文化も衰退してきています 😥 。
新たな年 を迎えるこの時期に当って、また農業 に携わるものとして、改めてしっかりとこの【お米】を考えてみたいと思います
ine_jpg.jpg
●まず、第1回目は【米作りと日本人のオリジナリティー】と言うテーマです。
 日本のお米は独自の品種 (ジャポニカ米)であり、またその栽培方法 も独自です。
 先人達 が日本の自然環境 を対象化し、様々な工夫 🙄 をこらした結果、今の日本の米作り があります
 そんな、先人達 への感謝 、と自然の恵み への感謝 😀 ・・・忘れてはいけないなぁ、と思います
以下 ほそかわ・かずひこの<オピニオン・サイト>からの引用です。

■米作りと日本人のオリジナリティ
 日本人は米を食べてきました。稲には、ジャポニカと呼ばれる系統と、インディカと呼ばれる系統があります。日本で作られているのはジャポニカ、東南アジアは主にインディカです。ジャポニカの特色は、米粒が丸みを帯びていて粘り気が多い点にあり、インディカの特色は、米粒が細長くてご飯に炊いてもパサパサしているところにあります。
 インディカは手間暇をかけても、放って置いても収穫量にほとんど差がありません。ところが、ジャポニカは手間をかければかけるだけ、収穫が上がります。肥料を施すことによって一株の稲の茎が著しく増え、米の増収につながるのです。日本人はこうしたジャポニカを栽培してきました。
 また、日本と東南アジアの稲作地帯の違いは、水の扱いにあります。一部の地域を除く東南アジアでは、自然のままに委ねた天水田で稲作を行なっています。これに対し、日本人は、人間が水を引いて潅漑田で稲作を行なっています。潅漑水田稲作をするためには、水を引くとか環防を作るとか、土を耕すとか、苗を植えるとか、雑草を取るなど、いろいろな手間暇がかかります。しかし、知恵を絞って努力すればするほど地味が肥え、米の収穫量が増え、品質も向上します。
 灌漑水田稲作のポイントは、水です。日本は山岳地帯が多く平野が少ないため、川は急流です。そこでいかにして水をコントロールするかが、課題となります。また、日本は四季の変化に富んでいます。日々の天気の移り変わりをとらえて、米作りをする必要があります。そこで日本人には、自然の仕組みや自然の動きを学び、自然と調和しながら努力するという生き方が、育まれました。
 努力といえば、「一所懸命」という言葉があります。一生懸命ではありません。「一つの場所、この土地に命を賭けて働く」です。この田に米が出来なければ、人は食べるものがなくて死ぬのです。幼い子どもや年寄りが死ぬのです。そういう命がけの真剣さで家族・一族が働くとき、小さな土地に労働が集約されます。そこで、一所懸命にやれば水田の生産量は目に見えて上がるのです。このことが、日本人の勤勉さや真面目さ、几帳面さ、また郷土愛の強さといった性格を作り上げたと言えるでしょう。
 日本人は品質改良にも実に熱心でした。稲は本来、熱帯・亜熱帯の植物です。その稲を温帯の風土に定着させることが第1段階でした。次に定着したものを一定面積中、最多収穫性に変えることが第2段階でした。
 気候的には、日本は本来、稲の生育には決して適した条件とは言えません。しかし、私たちの先祖は、幾百世代にもわたり稲作を続け、優れた種の選抜を繰り返して品種改良に挑みました。そして、東北や北陸のような雪国でも米が取れるようになり、今では北海道も稲が稔っています。しかも北海道が新潟と共に日本におけるコメの生産高で一、二を争う地域にまでなっています。二千年という長い年月をかけて、私たちの先祖は、寒冷地でさえ稲が稔るところまで品種改良してきたのです。
 よく日本人には、オリジナリティがないと言われます。これは、日本の歴史を知らない人の言葉ではないでしょうか。日本の米作りを見ると、日本人はまことにオリジナリティ溢れる民族であることがわかります。水利や土木、品種改良など、米作りには、日本人のオリジナリティが明確に表れているのです。
 そして、米を育ててきた日本人のオリジナリティが、日本文明の文化に一層の独創性を加えてきたと思います。建築・彫刻・土木・治水・政治・経済・環境保全など、日本人の智恵は、さまざまな分野に個性あるひらめきを示しています。そして、それを基盤として、今日の最新科学やハイテクにも、優れた発想力を示していると言えましょう。

まるいちでした・・・読んでくれてありがとうございます 😀 😀 。
こんなブログをやっている私達への応援、支援、最後にポチッ とお願いします!
 

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "【お米】第1回・・・【米作りと日本人のオリジナリティ】"

posted by nara1958 at : 2007年12月26日 | コメント (9件) | トラックバック (0) List   

2007年12月22日

石油よりも先に“リン”が枯渇する!?

こんにちは、小松です。
バイオ燃料を巡っては、これまでも様々な問題が指摘されてきましたが、また新たな問題提起があったので報告します。
「農業情報研究所」の記事を転載します。

バイオ燃料農業が燐の消尽を早める
 燐なしでは農業もバイオ燃料もないとブラジル専門家
近年の世界的バイオ燃料ブームは、食料生産用の土地資源や水資源の枯渇につながるという資源面からの批判を浴びてきた。ところが、ブラジルの土壌専門家は、今や作物肥料として不可欠な燐の消尽という、今まで光が当てられることのなかった新たな側面から、バイオ燃料の主導権を競うブラジルやその他多くの国の貪欲なバイオ燃料増産計画が農業の終焉にまでつながることを恐れているという。
 インター・プレス・サービス(IPS)の今年10月10日付の報道によると、前月、サンパウロで開かれたバイオエネルギー会議で、ラブラス連邦大学のJosé Oswaldo Siqueira土壌微生物学教授は、「燐は石油よりも前に使い尽くされてしまう危険性がある」と警告した。

続きを読む前にポチっと♪応援ありがとう!

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "石油よりも先に“リン”が枯渇する!?"

posted by komayu at : 2007年12月22日 | コメント (10件) | トラックバック (0) List