2007年11月14日
長ネギの土寄せはもういらない!?
こんにちは、小松です。最近、朝晩はめっきり冷え込んで、鍋料理の美味しい季節になってきましたね 
さて、鍋といえば長ネギ(白ネギ)ですが、白い部分が真っ直ぐに長く伸びた長ネギは、何とも食欲をそそります。うちの農園でも、来月から太ネギの出荷が始まります。
ところで、長ネギの白い部分は実は土の中にあるから白くなるのですが、白い部分の長いネギを作るためには、植えつけてから何度も“土寄せ”をして、だんだん畝を高くしていかなくてはなりません。管理機という機械も使うのですが、最後の仕上げは、やはり鍬で土を上げてやるのですが、これがなかなかの重労働
なんですよね。
ところが、「現代農業12月号」に、土寄せがいらない
という画期的な栽培方法が掲載されていたので紹介したいと思います。
土寄せは腰にくる重労働…
長ネギの白い部分は土の中にあるから白く柔らかくなるのです。何度も土寄せをし、徐々にウネを高く上げていくのですが、これが腰にくる重労働。この土寄せをしない画期的な栽培方法が考案されたと聞いたときは半信半疑でした。
従来とはまったく違う発想のこの方法は、10分の1ほどの労力にもかかわらず、高品質のネギが収穫されていました。食べてみると、甘くて柔らかいのに、歯ごたえがしっかりしていて本当に美味しい。
![]()
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posted by komayu at : 2007年11月14日
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2007年11月13日
日本は何人養える?②
こんにちわ☆
食糧危機について、前回、日本は何人養えるか?という視点で見てみました。石油資源が高騰するなど、“鎖国状態”に陥った場合、日本は3000万人しか養えないのでは?ということでしたが…
「でもそんな、、今更“鎖国”って…ないでしょ 8)
」
って思っちゃいますよねー 
引き続き【政策空間】
より

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posted by sika0228 at : 2007年11月13日
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2007年11月08日
日本は何人養える?①
こんにちは☆ヒヨッコ百姓です!
さてさて、いきなりですが、食料自給率がとうとう40%を切ってしまいました ![]()
リンク
何となくはヤバイのは分かるけど、今の食生活からイマイチピンとこないかったり、「全く食べられなくなるってことはないんじゃない
」って気持ち、ありますよね~

正直、自給率がいくらですよ~って言われても、危機感感じにくい
って人は多いはず 
今日は少し見慣れた“自給率”とは違う、もっとリアルな数字で検証してみしょう

ずばり、『日本は何人養える?』
続きはポチポチ押してから

posted by sika0228 at : 2007年11月08日
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2007年11月06日
水田雑草と収量
びんさんの記事にありました
>★考察★
・有機・無農薬農法は、「除草が決め手」。
・アイガモ農法は、収量確保は比較的容易だが経費がかさむ。
・米ぬか農法は、安定度確保が難しく発展途上。
・詰まるところ、たゆまぬ追求次第で成果が大きく変動する。<
について、
私達の農園でもアイガモ農法を数年経験して来ましたが
単収は、300kg台/反で推移しながら、今年は、無農薬に加えて無肥料栽培で、初めて400kg/反を突破して、460kg/反まで来ました。(地域慣行平均収量491kg)
近所で 米ぬか農法(有機、無農薬)の実績のある農家に聞いてみると、500kg/反以上とれるそうですが、除草は、米ぬかだけでは不十分で、エンジン付きの除草機で1,2回除草作業をするそうです。
一般に、アイガモ農法が比較的収量が安定しているとしたら、それは、圃場の条件によらず適用性が高いこと、アイガモによって害虫駆除効果もあることなどがあげられると思います。
アイガモ農法で除草がうまく行ったときは、除草剤を使用した慣行栽培田も比較にならないほど、きれいな(?草1本も生えてないくらい)状態になります。
反収に影響を及ぼす要因は、種々ありますが、span style=”color:red”>雑草を如何に抑えるかが、有機・無農薬栽培に限らず、慣行農法でも最も大きなものと言っても良いのではないでしょうか。
現に、農薬や化成肥料や技術が今ほど発達していない時代に、手作業による除草(栽培期間中3~4回)をしっかりやれば300~360kg/反とれたわけです。その後、様々の技術、資材を駆使しても、上乗せできた収量は、せいぜい2~3割。それだけ、除草は重要ということ。
現在の60歳以上の方々に聞くと、子供の頃は、1番草~3,4番草まで、草取りは、子供も含めてもちろん家族総出、当然、手伝わなければ、ご飯を食べさせてもらえない時代だったそうです。
でも、その時代から、化学肥料や農薬は発達したかも知れませんが、それらに頼って、作物をよく観察し、適切な世話をしていくという能力は、むしろ、多くの農家は、失いつつあるのでは無いかと感じます。その意味では、農業は進歩したと言って良いのか、いつも疑問に思いながら、日々やってます。
ところで、雑草と収量の関係を調査したデータはないかと探したところ面白いデータを見つけましたので、転載します。
リンクより


グラフ中の風乾重800g/㎡というと、一般栽培の稲で1500g/㎡位ですから、重量にして本来の生育の稲の半分くらいの雑草が繁茂すると収量は1/3に激減するということですね。
稲の大敵、いもち病でさえ、被害が広がっても最悪半作(収量50%減)くらいまでですから、やはり、雑草の影響は甚大です。
写真のような大きさまで雑草が育ってしまうと、さすがのアイガモ君達でも、手に負えませんので、手作業になります。
一方で、雑草を目の敵にするよりも、少々草が生えていても、草に負けないだけの強い作物を作れ、
「草取り上手より、草に負けない作物作り」を実践されて成果を上げられている例もあるようですから、
まだまだ、追究が必要です。
読んでくれてありがとう!
最後に、ポチっとよろしく!
posted by naganobu at : 2007年11月06日
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2007年11月03日
有機・無農薬農法による反収も、事実追求次第?!
「お米の勉強会」というグループの会報に、お米の反収に関する報告がありましたので、要約して紹介します。
【注記】本文中の数字は、1俵は 60 kg で換算しています。
1反=300坪=991.7㎡ です。

●「収量は慣行栽培と変わりありません」
――兵庫県三田市でアイガモ農法をする方
圃場には2年間農薬が残留するので(雑草が抑制されるが)、3年目からは爆発的に発生するし、害虫のイネゾウムシ、ニカメイチュウ、ウンカ等も大発生する。肥料は有機栽培対応の製品もあるので、経費は高くつくが収量は慣行栽培と大差はない。
米ぬかでの有機栽培:害虫に負けて約300kg/反
育苗土を加熱消毒したアイガモ農法:400~450kg/反(1997~2006年実績)

●うまい人は慣行農法と変わらない
――兵庫県淡路五色町でアイガモ農法をする方
自分の有機JAS米の反収:300~360kg/反
米ぬかは水が抜ける田んぼでは効果がない。
うまい人は慣行農法と変わらない収量。

●有機・無農薬のお米の反収
――滋賀県高島市農業振興課
コナギが繁茂すれば、土壌中の窒素成分を吸収してしまい、肝心の稲が吸収できないので、300kg/反 程度。
河口や琵琶湖周辺で雑草が生えていず、粘土土壌なら、肥料を投入しなくとも、420kg/反はできる。棚田や砂礫土壌などでは、240kg/反を採れれば上等。
除草しない田んぼに化学肥料を投入しても、240kg/反ぐらいしか採れない。
昭和30年代:手除草・無肥料で360kg/反どまり。
相当の技術と天候に恵まれた時600kg/反
慣行型農業の高島市の平均:480kg/反

★考察★
・有機・無農薬農法は、「除草が決め手」。
・アイガモ農法は、収量確保は比較的容易だが経費がかさむ。
・米ぬか農法は、安定度確保が難しく発展途上。
・詰まるところ、たゆまぬ追求次第で成果が大きく変動する。
と読めるのですが、生産現場に従事する方からの補足をしていただけると、ありがたいです。
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posted by ayabin at : 2007年11月03日
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2007年11月02日
草刈の新兵器
10月も末になり稲刈りも一段落しましたが、そろそろ霜が降り雪が降る時期が近づて来たので、田んぼの整備を急いでいるところです。 
そして、来年の苗作りや肥料の種類などをあれこれ考えていると結構楽しいのですが、一つだけ苦になることがあります。
それは畦等の草刈です。農地が中山間なので小さな田畑に幾倍もの畦があり、この草刈が毎年の悩みの種です。
「草刈はしんどいんじゃ」などと話していたら、横から知人が「新兵器があるから貸したろか」と声がかかりました。高価な機械と思い壊したら弁償でけんからいらんわさというと、「壊れるもんとちがうから」ということで話を聞いて見ると意外な新兵器に驚き。
これが新兵器の姿です。

つぎを読む前にポッチ宜しくお願いします。
posted by hakosuka at : 2007年11月02日
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2007年11月01日
国内産業が潰されていく!
食品会社の偽装問題が、次々と明らかになっていますね。
これはしばらく続きそうだな、と危惧している小松です。
ミートホープ、白い恋人、赤福、比内地鶏、そして船場吉兆。もちろん偽装や嘘はよくないことですが、何も実害が出ていないのに何故ここまで大騒ぎになるのか?どこか腑に落ちないところがあります。
これらの偽装の殆どは、内部告発により発覚したと言われています。農水省が設置する「食品表示110番」では、今年5月までは通報件数が、月平均100件程度だったのが、ミートホープ社の偽装事件以来急増し、9月は300件を超えたそうです。
一方で、こんな記事もありました。
政府・マスコミによって、保護される米企業と潰されていく国内企業
確かに、叩きやすい国内企業だけがガンガン叩かれ、操業停止に追い込まれています。しかし、こんなことばかりやっていては、国内産業はどんどん潰れていくことは明らかです。一体政府はどうするつもりなのでしょう?
いや、これは明らかに仕組まれていると見るべきではないでしょうか。
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posted by komayu at : 2007年11月01日
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2007年10月31日
「ダイポールモード現象」
「このところ、天気予報が外れることが多いな」と感じている正国です。
今年は、例年に比べて台風の影響が少なくて、農業もずい分助かっています。
台風に関して、近所のおばちゃんから貴重な話を聞きました。
蜂の巣を作る高さ。台風の多い年は、揺れの少ない低い位置。少ない年は高い位置に作ると、昔から言い伝えられているらしいです。
気象予報技術の高度化だけに頼らず、「動物の能力から自然現象を学ぶ」習慣は、
大切にしたいものです。
ところで、10月25日の「サイエンスポータル編集ニュース」に
「ダイポールモード現象」なる記事がありましたので紹介します。
【 2007年10月25日 インド洋の異常低温現象2年連続でピタリ予測 】
世界的な気象変動を引き起こすインド洋の海水温低下現象「ダイポールモード現象」の発生を、海洋研究開発機構が昨年に続き予測することに成功した。
ダイポールモードとは、インド洋東部の海面水温は通常よりも低下する現象で、通常5~6月に発生、10月ごろに最盛期になり、12月には減衰する。この現象が起きると、インドネシアやオーストラリアなどでかんばつ傾向となる。一方、西部インド洋では逆に海面水温が上昇し、大気の対流活動が活発化するために降水量が増加する。2006年の発生時には、東部熱帯域のアフリカ諸国で洪水が多発し、百万人以上が避難せざるを得ない被害にあった。
海洋研究開発機構の研究チームは、海洋観測ブイによる今年4月の太平洋とインド洋の大気、海洋観測データを、ヨーロッパの共同研究グループと開発した大気・海洋結合モデルに投入し、9~11月にインドネシア西側のインド洋東部と太平洋赤道付近の中央部から東部にかけて、水温の低下現象が発生することを予測した。これを米海洋大気局(NOAA)の人工衛星による9月の観測データと比較したところ、予測がピタリ一致していることが裏付けられた。
実際にオーストラリアではかんばつ、東部アフリカ諸国では洪水の傾向がみられるという地元紙の報道もあり、ダイポールモードの影響が早くも現れている可能性があるという。また、6月ごろから、既に海洋内部の水温が極端に低下し、これが長期にわたり持続していることも海洋観測ブイによる観測データから確認され、ダイポールモードの前兆現象ではないかとみられている。
研究チームは、昨年もインド洋でダイポールモードの予測に成功している。通常、この現象が起きた翌年は逆に水温が上がる現象が起きる傾向があり、今回2年連続でこの現象が発生したことに加え、東太平洋でも同様な海水温低下現象(ラニャーナ現象)が同じ年に起きるのも非常に珍しいと言っている。
海洋研究開発機構のプレスリリース
当サイトの過去の関連記事
2006年10月17日ニュース【インド洋の異常低温現象の発生予測に成功】
posted by totokaka at : 2007年10月31日
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2007年10月30日
補助金に代えて、「支援金」を出す、という提案
「NHKスペシャル:ライスショック あなたの主食は誰が作る」に関する記事について、まるいちさんが、
>食料自給、農業や農地、農村の存続は社会の絶対課題だと思う。本当に社会の課題として、みんなが当事者として取組まなければならない問題だと思う。 (「絶対過剰」のなかで下落続く米価格)
と結んでいましたが、全く同感です。
お米価格の変遷についてインターネットで検索してみたら、次のようなデータを見つけました。時代状況の変遷は、見て取れそうです。
◆〔玄米60kg(=1俵)当り価格〕 ↓出来事↓
───────────────────
年 月 政府買入 政府売渡 売買価格差
価格a 価格b b-a=c
───────────────────
昭55 2 17,279 15,891 ▲ 1,388
55 8 17,674 15,891 ▲ 1,783
56 4 17,674 16,391 ▲ 1,283
56 7 17,756 16,391 ▲ 1,365
57 4 17,756 17,033 ▲ 723
57 7 17,951 17,033 ▲ 918
58 7 18,266 17,033 ▲ 1,233
59 2 18,266 17,673 ▲ 593
59 7 18,668 17,673 ▲ 995
60 2 18,668 18,327 ▲ 341
60 7 18,668 18,327 ▲ 341
61 2 18,668 18,598 ▲ 70
61 8 18,668 18,598 ▲ 70
62 7 17,557 18,598 1,041
62 12 17,557 18,130 573
63 7 16,743 18,130 1,387
───────────────────
平元 4 16,743 18,396 1,653
元 7 16,743 18,396 1,653
2 2 16,743 18,396 1,653
2 7 16,500 18,396 1,896
3 2 16,500 18,203 1,703
3 7 16,392 18,123 1,731
4 2 16,392 18,203 1,811
4 6 16,392 18,123 1,731
5 2 16,392 18,123 1,731 *コメ不足
5 7 16,392 18,123 1,731
5 12 16,392 18,123 1,731
6 7 16,392 18,123 1,731 *食糧法公布
7 2 16,392 18,123 1,731 *食糧管理法の廃止
7 6 16,392 18,123 1,731 ミニマム・アクセス
7 12 16,392 18,123 1,731
8 2 16,392 18,123 1,731
8 11 16,217 18,123 1,906
9 4 16,217 18,101 1,884
9 11 15,741 17,831 2,090
──────────────────*平成16年:減反政策の終了
*出典:「お米の学習」(玉川学園マルチメディアセンター)の
「お米の価格」より
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posted by ayabin at : 2007年10月30日
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2007年10月29日
「絶対過剰」のなかで下落続く米価格
まるいちです。NHKスペシャル「ライスショック あなたの主食は誰が作る」見ました。
日本の米、農業、食、そして自然や環境、文化をどうする?と言う大きなテーマだったと思います。
それで、今回は、現在進行中の「米の状況=米価格」を取り上げてみたいと思います。
この番組の中でも農協による生産者への米の仮渡価格が1万円/1俵(昨年は1万5千円)になった、と言うショッキング
な報道がされています。一般に米の生産経費は1万円~1万1千円/俵と言われているので、1万円/1俵では完全に赤字 😥 だと言う事になります。これでは当然、農家は生活できない 😥 、米を作れない 😡 、と言う状況に陥ってしまい、農業離れが加速し、自給率の低下、遊休農地(荒廃農地)の増加、過疎、農村の崩壊、自然環境の悪化が進行していく事は間違いありません
。
H19年10月26日に政府は緊急に余剰米を34万トン買い取る、と言う方針を出したようです。
余剰米34万トン買い取りへ 自民党要求を政府了承l
しかし、こんな目先の方針では何も解決しないでしょう。
![]()
そこでまず状況を把握する上で必要な「なぜ米価格が下落したのか?」と言う疑問を解決していきたいと思います。
以下、 農業協同組合新聞 JACOM の シリーズ 米流通最前線 の中の記事 「「絶対過剰」のなかで下落続く米価格 」 を引用
しながら考えてみたいと思います
。
~以下引用~
「絶対過剰」のなかで下落続く米価格 荒田農産物流通システム研究所 代表 荒田盈一
米価の下落が続いている。コメ価格センターの入札取引結果では昨年同時期にくらべて8%程度低い1万4000円台前半の水準となっている。作況は平年並みだが、過剰作付けに加え想定以上の消費減などが背景にある。産地では不安が高まっており政府も緊急に米価下落対策を検討することにした。今回は卸業界の受け止め方を中心に関係者が米の需給環境をどう見ているのか、荒田盈一氏に解説してもらった。
業界にも衝撃大きい異常な価格形成
◆過剰は40万トン超と覚悟する業界
9月の作況99、これによって07年産の作柄は平年作でほぼ決定した。予想される収穫量が873万t、生産目標数量は845万tだから単純計算で28万tの過剰と計算される。主食用仕向け数量は加工用の17万tを差し引いた856万tと見込まれ、需要見込み数量の833万tとの関係では23万tの過剰と見込まれている。
しかし、主食用米穀の関係者や販売業者は主食用に転用が可能な加工用を主食用数量として組み込んで需給環境を捉える傾向にあり、07年産で発生する過剰数量は40万t~45万tと覚悟する。
さらに、77万tの政府備蓄米、189万tのMA(ミニマム・アクセス)米の在庫を背景に、国民一人当たりの消費量が減少を続けていることも、需給環境の過剰感をバックアップする。そもそも04年にスタートした米改革によって、需給調整が面積配分から販売実績を条件にする数量配分に転換、さらに計画流通制度の廃止に伴い水田農業ビジョンを策定すれば生産者の作付は実質的に自由という状況に突入、政府は役割を計画数量の指針策定と輸出入、備蓄の管理に限定、実質的な需給管理を放棄した。
そのため基本的な需給環境は「全国的に米の過剰作付が続いており、全国で40万t以上の大幅な供給過剰が想定されています」と生産者団体がチラシで懸念する事態を迎えている。
昨年の端境期も過剰在庫を指摘されていたが、06年産米が作況96の不作と出荷が遅れたことで前年産(05年産)の過剰米は自然体で消化することができた。そのため課題は地下に沈んだままで移行したが、潜在的な過剰感を払拭することはできず、価格は軟調気味で推移した。
◆売れ残り防ぐための値引き販売の衝撃 つまり、平年作で過剰が発生する「絶対過剰」の生産構造が解消されていないのである。また、売れ残りが発生して古米が発生した場合は大幅な値引きでの対応が必要とされ、06年産米は大量の値引販売が実施されることになった。その数量は10万t以上とされ、なかでも新潟コシヒカリが4万t以上、秋田あきたこまちが2万t以上値引き販売の対象になったことから米穀関係者に衝撃を与えた。値引価格も60kg2000円以上とされ、卸売業者によってはそれ以上の値引きをされたとの噂も飛んでいる。
本来、値引きは06年産の受け渡しが完了する11月以降に実施されることになっていたが前倒し販売も可能とされ、9月に入って実施された。そのため相対取引の通常販売価格に対する影響も指摘され、実質的な値引の範囲が拡大している可能性も捨て切れていない。「売れ残りに価値なし」と標榜された米政策改革は「絶対過剰」の下では「価格引下げシステム」でもある。
その上、07年産からは需給に関する情報や市場シグナルを基に、農業者・農業者団体が主体的に需給調整を行うシステムに移行するとされた。公権力と公的資金を使っても成功しなかった需給調整を民間である農業者・農業者団体が主体的に行うシステムに移行することで成功するとは米関係者の誰も信用せず、「過剰の拡大と価格低下のスパイラル」が懸念されている。
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平年並みの作況指数でも生産過剰な状況が続いている。
計算上は23~28万tの過剰。しかし主食用に転用可能な加工用を主食用数量として組み
込むと過剰数量は40万t~45万tになる。
政府備蓄米とミニマムアクセス米がさらに加わる。
77万tの政府備蓄米と189万tのMA(ミニマム・アクセス)米の在庫がある。
国民一人当たりの消費量が減少を続けている。
この背景には、
04年からの米改革によって、政府が役割を計画数量の指針策定と輸出入、備蓄の管理に限定、実質的な需給管理を放棄。大幅な供給過剰が想定される、と生産者団体がチラシで懸念する程の事態になっている。
昨年は06年産米が作況96の不作と出荷の遅れで前年産(05年産)の過剰米は自然体で消化。課題は地下に沈んだままで移行したが、潜在的な過剰感を払拭することはできず、価格は軟調気味で推移した。
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posted by nara1958 at : 2007年10月29日
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