2011年07月05日
梅雨入り・梅雨明けを知らせてくれる「梅雨葵(つゆあおい)」という花
忙しい毎日だからこそ伝えたい情報、久々のマサクニです。
みなさん、「梅雨葵(つゆあおい)」という花をご存知ですか?
この花の咲き方を見れば、梅雨入り・梅雨明けがわかる、」
としたらどうですか?
興味深いですね・・・
我々の農園がある奈良県宇陀市、
今年の梅雨入りは5月26日でした。
平年より半月以上も早かったため、
その後の畑の作付けが遅れに遅れてしまいました。
(白ネギ・黒大豆・ゴボウ・自然薯・サツマイモなど)
長い雨続きの中、6月23・24日だけ雨上がりの晴れとなり、
急きょシルバーのオバちゃんたちと白ネギを植えました。
その後は雨続きの予報だったのが、23日から真夏の暑さになってしまい、しばらくは黒大豆の苗を植え続けたり、耕運もできました。
晴れて助かりはしましたが、毎日30℃を越える炎天下の作業は、かなり限界に近い毎日でした。
そんな中、パートのおばちゃんから聞いた話は、刺激的なものでした。
「下から順番に花が咲いて、一番上が咲くと梅雨明け、という花があるんだよ。」
さっそく、車の移動中具体的に花を教えてもらい、数人に花の名前を聞いたり、ネットで調べたりした結果「梅雨葵(つゆあおい)」でした。
「下の花が咲き始めたら梅雨入り、一番上が咲くと梅雨明け」
とのことです。咲き始めは確認していませんが、上部に数個つぼみが残っているので、花からは梅雨明けはもう少し先ということになります。
真夏の暑さが続いた時は、「もう梅雨は明けたのではないか」
と感じましたが、その後雨となり前線も残っているので、花が正解でした。
今年に限りませんが、天気予報はあまり当てになりません!
仕事柄毎日情報を見て参考にしますが、雲の動きや色、風の強さや温度などの変化を感じたり、年配者の話を聞いたりします。
自然の摂理に学ぶことで、失ってしまった本能や観察力をとりもどしたいものです。そういう意味でも、いいキッカケしたいし、ほかの植物もあたってみます。
「梅雨葵(つゆあおい)」についても、
・そもそも梅雨と花の咲き方にどういう関連・特性があるのか?
・今年のように季節が変動しても、対応できるのか?
まだまだ、なぞは残ります。
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posted by totokaka at : 2011年07月05日 | コメント (195件) | トラックバック (0) TweetList
2011年07月02日
乳酸菌で放射能汚染された土壌を改善できるか?【1週目 結果報告】
<乳酸菌 画像はこちらからお借りしました>
こんにちは
さて、先週から『乳酸菌で放射能汚染された土壌を改善できるか?』の実験を始めたわけですが、先日一週間が経ちました 😉
さて、気になる結果はどうだったのか?みなさんも最も知りたいところだと想います。
そこで、今回は、実験開始後、一週間を経過した 中間結果 を発表します
毎日、放射線のデータを採る作業は大変ですが、それでもみんなからの期待が予想以上に高いので、チーム一丸となって張り切っております 応援の程よろしくお願いします 😀
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posted by marlboro at : 2011年07月02日 | コメント (235件) | トラックバック (0) TweetList
2011年06月29日
4-(6) 放射性物質に汚染された農地の再生に向けて-これからの農業再生へむけた課題
こんにちわちわわです。
これまで東日本大震災と福島第一原発の過酷事故を受けて、今後の農業の対策について考察してきました。
東日本大震災を考える
東日本大震災を考える(放射線の基礎を押える)
3-①原発事故から今後の食を考える~ヨウ素131はどのような物質か。~
3-② 原発事故から今後の食と農・水産を考える~セシウム137はどのような物質か~
3-③ 原発事故から今後の食と農・水産を考える~ストロンチウム90はどのような物質か~
“>緊急企画 『放射線汚染された食の安全性と、今後の農の可能性を探る』~プロローグ~
4-(2) 原発事故から今後の食と農・水産を考える~放射性物質に汚染された農地の再生に向けて(2)~
4-(3) 放射性物質に汚染された農地の再生に向けて
4-(4) 放射性物質に汚染された農地の再生に向けて-EM(有用微生物群)による放射能除去
4-(5) 放射性物質に汚染された農地の再生に向けて-微生物による放射能除去の可能性☆+゜
今回はシリーズの最後として、土壌汚染に対してどう対処すべきかと、これからの農業の有り方について考察してみようと思います。
農業頑張れと思った方↓↓ポチッっと!
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posted by tiwawa at : 2011年06月29日 | コメント (852件) | トラックバック (0) TweetList
2011年06月27日
乳酸菌で放射能汚染された土壌を改善できるか?
3.11の原発事故以降、未だ福島原発の収束の見通しは立たず、放射性物質が各地に飛散している状況です。
土壌にも放射性物質は含まれており、作物に吸収されてしまっています。
日本の農業を守るためにも、今後しっかりと対策を考えていく必要があります。
るいネットの投稿乳酸菌の散布は放射線量減に効果アリ!にあるように、どうやら乳酸菌を撒くと放射線量低減に効果があるようです。
これは土壌にも応用できるのでは?ということで、土に乳酸菌をまいて、放射線量を測る実験をしてみることにしました。
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posted by misima at : 2011年06月27日 | コメント (397件) | トラックバック (0) TweetList
2011年06月22日
類農園のお中元
三重と奈良の類農園からお中元のお知らせです
類農園の自慢の農産物を、贈って楽しい、もらって嬉しい贈答企画商品にまとめました。
大和高原の冷涼な気候が育む甘く瑞々しい「高原野菜」、茶所・伊勢の「新茶」、温暖な南勢地方だからできる、中元に贈れる「新米」などなど、様々な旬の味をお届けします。
ファイルをダウンロード
その内容をちょっと紹介(詳しくは、類農園のHPhttp://nouen.rui.ne.jp/ をチェックしてみてくださいね)。
今年も大人気の「大玉スイカ」「スイカ2種セット」や高原野菜「高原の朝露セット」、旬の伊勢茶「新茶の詰め合わせ」をはじめ、好評を頂いています「本州で一番早い「新米!あきたこまち」もラインナップしました。
また、今年から新商品として、多彩な農園のお米を楽しめる、8種類のお米のパッケージ「お米お試しセット」、夏こそ嬉しい「特選水出しティーバッグ三種セット」を新たにご用意いたしました。
お世話になった方への贈り物に、夏のご挨拶に、どうぞご利用下さい。
商品選びのオススメは・・・
☆定番商品をきちんと贈りたい!オフィスでも使える!・・・『新茶の詰め合わせ』
☆農園の野菜を食べてみたい!いろんな品目でにぎやかに!・・・『高原の朝露セット』
☆夏場はやっぱりスイカ!大きくてインパクトあり!・・・『高原大玉スイカ』『高原スイカ2種セット』
☆日本人はやっぱりお米!いろんな品種を食べ比べ!・・・『お米食べくらべセット』
☆早い!嬉しい!新米!・・・『新米!あきたこまち』
☆気軽なご挨拶に!3商品も入ってる!・・・『農園便りセット』
・・・etc.
また、今年のお中元では、「高原の朝露セット」の内容物の約半分が、類塾・類農園自然体験学習教室で子供達が育てた野菜になります☆
子供達の元気を、お贈り先へお届け下さい。
それでは、皆様からのご注文を、農園一同心よりお待ちしております
応援宜しくお願いします。
posted by parmalat at : 2011年06月22日 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList
2011年06月21日
4-(5) 放射性物質に汚染された農地の再生に向けて-微生物による放射能除去の可能性☆+゜
こんばんは 😀
先週は、EM(有用微生物群)による放射能除去を紹介しました☆いかがでしたでしょうか?放射性物質は、微生物によって除去できる可能性があるのですね!今週は、その他の微生物による放射能除去の可能性について、様々な種類と有用な実践例を紹介していきます
1.放射線に強い微生物
微生物には、放射線に強く、極限環境で生きていけるものが居ます。
これらの微生物はいずれも地球に生命が誕生した頃のキープレイヤーだったのです。
かつての地球は、高温で放射能が多量にあり、CO2、メタン、硫化水素、アンモニアだらけの高温の星であったとされている。これらの有害物質が経時的に変化し、地球の水や大気の構成物質と太陽のエネルギーを固定する有機物質の基材になっている。この状態は、言ってみればエントロピーの極限状態であり、今の人間の側からすれば、汚染の極みである。
このような地球を、現在のように人間が住めるようにクリーンにし、蘇生化したのは光合成細菌のような耐熱性の高い嫌気性の微生物群の働きと植物への進化によるものである。このような微生物群は、かつては化学合成菌として扱われたが、最近では、極限な条件に生存するものは、極限微生物と称されるようになっている。すなわち、最適増殖温度が100℃以上の微生物や、放射能のエネルギーを活用する微生物や数万気圧に耐える微生物等が次々と確認され、今では溶岩の中にも微生物が存在するという報告もある。
引用元は、こちら
地球最初の生命体は,宇宙からの紫外線や放射線をエネルギー源にして、地球上の生物進化をおしすすめてきたんですね☆+゜
画像引用先:リンク
現在も、多くの放射線に強い微生物が見つかっているという報告があります。
こちらもご参照ください☆→放射線に強い微生物
この微生物たちの力は、放射能対策にどのように効果的なのでしょう?
応援クリックお願いします☆+゜
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posted by megu3 at : 2011年06月21日 | コメント (6件) | トラックバック (0) TweetList
2011年06月14日
4-(4) 放射性物質に汚染された農地の再生に向けて-EM(有用微生物群)による放射能除去
前投稿 では、土の表面や土壌中に浸透した放射性物質の除去方法として、
①表層の漉き取り
②植物による土壌浄化「ファイトレメディエーション」
を紹介しました。
この方法は、放射線濃度が比較的低い地域では、早期の効果が期待できる一方、最終処理はどうするのかという問題がつきまといます。
それに加えて、立ち入りを制限されている地域は、放置しておくのかという問題も手付かずのままです。
●この過酷な状況を前に、私たちは、呆然と立ちつくすしかないのでしょうか?
●どうにかなるさと、観て見ぬふりをするしかないのでしょうか?
写真は こちら からお借りしました
今回の原発事故を通じ、私たちは、「放射能」や「電磁波」を扱う最先端技術なるものが、実は放射能を除去する技術すら持ち合わせていない、危険きわまりない代物であるということを思い知らされました。
そこから導き出されるのは、根拠のない「科学信仰」からの脱却であり、その地平に立ったとき、初めて、大きな可能性に気づくことができます。
今回は、その可能性のひとつである「EM(有用微生物群)による放射能対策」を紹介したいと思います。
≪引用・参照≫
EMによる被曝対策
甦れ!食と健康と地球環境
微生物を利用した発酵食品が放射線障害から身を守る 1
微生物を利用した発酵食品が放射線障害から身を守る 2
応援よろしくお願いします 🙄
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posted by naoto at : 2011年06月14日 | コメント (11件) | トラックバック (0) TweetList
2011年06月07日
類農園が、テレビ朝日「ウチゴハン」に登場します☆
6月12日(日)の夕方6時から放映される、
テレビ朝日のバラエティ番組「ウチゴハン」に、
なんと類農園が登場します 😀
画像は「ウチゴハン」HPからお借りしました。
今回のテーマは「大和野菜」ということで、大和郡山の丸茄子農家さんとのコラボレーションとなりました。類農園からは、「香りごぼう」「大和太ねぎ」「大和真菜」を紹介します
収録の日は、グッサンパパと、りお君、じゅなちゃんがやって来て、みんなで香りごぼうやネギを収穫した後、大和野菜を使ったオススメ料理を食べてもらいました 大和真菜は、菜の花になっていましたけど
類農園は、奈良県宇陀市の山間にありますが、スタッフの方々には、ロケーション的にもかなり気に入ってもらえたようで、いい映像が撮れたのではないかと思います。
どんな番組になったのか、僕らも楽しみです
みなさん、今度の日曜日ですよ☆お見逃しなく~ 😉
いつものポチッと♪応援ありがとうございます☆
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posted by komayu at : 2011年06月07日 | コメント (6件) | トラックバック (0) TweetList
2011年06月03日
4-(3) 放射性物質に汚染された農地の再生に向けて
現在、ネット上で入手できる知見を探索し、その可能性を探索してみたいと思います。
1)牧草や芝生の刈り取り、表層の漉き取りによる再生
▲腐葉土 芝生の下の土 小石混じりの土の放射性核種の蓄積量(http://www.jcac.or.jp/lib/senryo_lib/tikuseki.pdf)
4月14日の測定によると、腐葉土と芝生の下の土では、ヨウ素は5cmまで、セシウムは2cmまで浸透しているが、2~5cmにおいては、セシウム134、136、137が検出されなかったそうだ。そのことから、芝生の下の土の放射濃度は1/10程度で、残りの9/10は芝生にあると考えられる、としている。それを踏まえ、
①腐葉土や芝生土壌では、表土を3センチも剥がせば放射性セシウムは除去できる。
②芝生にかなり集積している。芝生を根元から刈れば土の汚染は約10分の一に減らせる。
③今後生えてきた草を刈れば、土中のセシウムをさらに減らせる。
と森敏東大名誉教授はコメントしている。(http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1065.html)
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福島市内の小学校と保育所では、表土剥離がなされた(http://www.city.koriyama.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=23270)が、その結果は以下の通り。
この事例の場合は、芝生除去で1/5に低減できた。
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宮城県南部の丸森町の町営牧場(1530ベクレル)と北部の大崎市の県営牧場(350ベクレル)で目安の1キログラム当たり300ベクレルを超える放射性セシウムが検出された。(http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110518/1940_miyagi.html)
牧草の土壌から葉へのセシウム137(Cs-137)移行係数(TF値)は0.14である。(http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1054.html)
直近の日本各地で検出され始めたこの牧草による生理現象を冷静に考えれば、「この牧草の特徴ある性質は、牧草がセシウム(Cs)のファイトレメデイエーション(植物による土壌からの汚染収奪)用植物に非常に向いている」ことを示している。
① 秋はヒマワリで収奪し、春に牧草で収奪するという輪作で、2-3年作付を行い、最後に牧草を根ごと引き抜く。
② 年中牧草で連作を行い、地上部を2-3年刈り取る作業を続けた後に、さいごに根ごと牧草を引き抜く。
などの作業で、土壌からの放射能の収奪を繰り返したらどうだろうか。(http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1086.html)
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posted by staff at : 2011年06月03日 | コメント (12件) | トラックバック (0) TweetList
2011年06月01日
4-(2) 原発事故から今後の食と農・水産を考える~放射性物質に汚染された農地の再生に向けて(2)~
以前には、 続きを読む "4-(2) 原発事故から今後の食と農・水産を考える~放射性物質に汚染された農地の再生に向けて(2)~" posted by staff at : 2011年06月01日
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3-①:ヨウ素131はどのような物質か
3-②:セシウム137はどのような物質か
3-③:ストロンチウム90はどのような物質か
を扱いました。その復習を兼ねて、農地汚染メカニズムを追ってみます。
◆核種と土壌汚染に関する知見
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【ヨウ素131】
・ヨウ素131(131I)の出す放射線量の約10%はガンマー線を介しており、90%はベータ線。半減期は8日なので土壌への長期蓄積はない。現在の汚染は、降下物としての農作物への付着だけに気をつける。
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【セシウム137】
・セシウム137(Cs-137)は、強いガンマー線発生源で、半減期は30年。土壌中では水には溶けにくく、土壌中に50~70%保持される。
★土壌中ではカリウムがあると置換され易く作物への移行を抑制できる。元素周期律表では、ナトリウム(Na)やカリウム(K)と同じアルカリ金属に分類され、元素としての挙動に第1族との類似性がある。
〔▲イラスト:ちわわ作〕
<土壌に降下したセシウムの挙動>
・セシウム137(Cs-137)は土壌に降下するとカリウム(K)と同様に1価の陽イオンとしてふるまう。土壌は負の電荷を帯びているため、正電荷を帯びた陽イオンを引きつけ、土壌の表面にとどめる性質がある。
・土壌の負電荷は、有機物や粘土鉱物に由来している。有機物に由来する負電荷に保持されたCs+は他の陽イオンによって容易 に置き換えられる(イオン交換反応)。
★しかしある種の粘土鉱物のもつ負電荷に、Cs+はきわめて強く「固定」 され、他の陽イオンによって簡単に置き換えることができなくなる。
2:1型層状ケイ酸塩の層間の負電荷がある場所は、Cs+を閉じ込めるのにちょうどいい大きさの穴のようになっている。この穴はCs+の他に、K+やNH4+を閉じ込めるのにもちょうどいい大きさであるため、通常はこれらの陽イオンの中で最も存在量が豊富なK+がこの場所を埋めている。だが、この場所との結合力はK+