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2011年06月21日

4-(5) 放射性物質に汚染された農地の再生に向けて-微生物による放射能除去の可能性☆+゜

こんばんは 😀
先週は、EM(有用微生物群)による放射能除去を紹介しました☆いかがでしたでしょうか?放射性物質は、微生物によって除去できる可能性があるのですね!今週は、その他の微生物による放射能除去の可能性について、様々な種類と有用な実践例を紹介していきます
1.放射線に強い微生物
微生物には、放射線に強く、極限環境で生きていけるものが居ます
これらの微生物はいずれも地球に生命が誕生した頃のキープレイヤーだったのです。
 

 かつての地球は、高温で放射能が多量にあり、CO2、メタン、硫化水素、アンモニアだらけの高温の星であったとされている。これらの有害物質が経時的に変化し、地球の水や大気の構成物質と太陽のエネルギーを固定する有機物質の基材になっている。この状態は、言ってみればエントロピーの極限状態であり、今の人間の側からすれば、汚染の極みである。
 このような地球を、現在のように人間が住めるようにクリーンにし、蘇生化したのは光合成細菌のような耐熱性の高い嫌気性の微生物群の働きと植物への進化によるものである。このような微生物群は、かつては化学合成菌として扱われたが、最近では、極限な条件に生存するものは、極限微生物と称されるようになっている。すなわち、最適増殖温度が100℃以上の微生物や、放射能のエネルギーを活用する微生物や数万気圧に耐える微生物等が次々と確認され、今では溶岩の中にも微生物が存在するという報告もある。
引用元は、こちら

地球最初の生命体は,宇宙からの紫外線や放射線をエネルギー源にして、地球上の生物進化をおしすすめてきたんですね☆+゜

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画像引用先:リンク

現在も、多くの放射線に強い微生物が見つかっているという報告があります。
こちらもご参照ください☆→放射線に強い微生物
この微生物たちの力は、放射能対策にどのように効果的なのでしょう?
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2.放射性物質を食べる微生物
前回も紹介しましたが、EM(有用微生物群)のなかにある、乳酸菌、光合成細菌、酵母、枯草菌、放線菌、酢酸菌など善玉の微生物は放射性物質を取り込み放射能を除去、これらを散布していくと放射能の数値が下がると研究者の方達が説かれています。
この微生物によって放射性物質の数値が下がる=微生物が放射性物質を食べるしくみとはどうなっているのでしょうか?
放射線を食べるとはどういうことなのでしょう?
①放射線をエネルギー源とする微生物
上記の事例で、光合成細菌について詳しく語られている記事を紹介します。

>◆光合成細菌は放射性物質を捕食するために鞭毛で移動していきます。放射性物質が菌体内に入れば、α線は出てきません。また放射線がエネルギーとして利用されて放射性物質は「劣化」します。放射性物質が微生物の体内に取り込まれて「劣化」するとは、半減期が縮小するほどではなく、微生物の電磁誘導作用に「感化」され電磁粒子を放射してしまう現象です。
>◆微生物や植物の放射線や放射能に対する耐性は強力です。のみならず、微生物や植物は放射線や放射能を生命エネルギーとして利用しています。その利用の仕方は、核種の高エネルギーの一発的瞬間的発射ではなく、時間的に遅延させて少しずつ発射させるという仕組みです。
微生物や植物は,放射線や紫外線をエネルギー源として活用している

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つまり、「光合成細菌の中には、可視光だけではなくて、もっとエネルギーの強い、紫外線やガンマ線でも光合成反応を起こすものがあって、それらは、放射線を光合成のためのエネルギーとして”食べて”しまう」そうです。
放射性物質を包む「放射線のカバー」=放射能遮蔽物とも例えられるその仕組みは、放射線をエネルギー源とする微生物が、放射性物質を取り込み、放射線を食べてくれるということなんですね
もう少しその仕組みを詳しく知りたい方は、こちら(日比野庵)をご覧ください。
②放射性物質を分解する微生物
①で述べた、放射線をエネルギー源とし、時間的に遅延させて少しずつ発射させるという「劣化」作用をもつ微生物の他に、放射性物質自体を分解し、元素転換してしまう仕組みを持つ微生物の存在の可能性を提示している人たちもいます。
仕組みについて、まだまだ未解明ですが、微生物は放射性物質を無効化する働きを持っているかもしれません。

高嶋開発工学総合研究所の高島博士は「複合微生物体系の複合微生物動態系解析における複合発酵法を用いた放射能・ 放射性物質分解処理方法」という特許を出していて、それによると、微生物によって、放射能・放射性物質は分解消失する、となっている。
これは、複合発酵状態にして、微生物の高密度化を起こすと、微生物間でのDNA融合が生じ、様々な作用が生じて、常温超伝導、常温核分解、及び常温核融合を発現させることだそうです。
参照元:㈱高嶋開発工学総合研究所
    複合微生物体系の複合微生物動態系解析における複合発酵法を用いた放射能・ 放射性物質分解処理方法

放射性物質を分解する微生物の可能性をここではかかれています。
土壌や植物体の中には元素転換する微生物の存在も指摘されており(リンク)、不可能なことではないのかもしれません。今後注目していきたい研究内容です☆
次に、実際にこのような微生物を用いて、放射線対策を行っている事例を紹介します。
3.微生物を利用した放射線対策の事例
イスカンダル作戦

広島国際学院大学の佐々木健教授らのグループは、もう一歩進めて、微生物に放射性物質を吸着させる研究を進めている。イスカンダル作戦」と名付けられたこのプロジェクトは、放射性物質に汚染された環境を清浄する目的で10年前に研究に着手していて、一定の成果を挙げつつある。
光合成細菌の中でもロドバクター・スフェロイドと呼ばれる種類のものは、体の表面に放射性物質を引き寄せる性質があるそうで、これを利用した放射性物質吸着技術を開発している。
※ロドバクター・スフェロイドはマイナスに帯電した粘着物質を出し、それがプラスに電荷した放射性物質を引き寄せるらしい。
まず、ロドバクター・スフェロイドを培養して、軽石状のセラミックの穴にこの菌を居着かせる。その後、これを水の中に入れると放射性物質がセラミックに吸着され、水中から放射性物質がなくなるのだという。
実験では、20ミリグラムの放射性物質が含まれた1リットルの水が3、4日で放射能がほぼなくなり、水道でも、浄水場にこれをばら撒いてやれば、4~7日くらいで安全基準にまで放射能濃度が下がるはずと見込んでいる。
また、この方法のよいところは、水だけでなくて、土壌にも使えることで、土の中に埋め込んだセラミックに水を流動させてやることで、周囲10センチ程度の放射性物質が回収できるところ。除去できる放射性物質は今のところウラン、コバルト、ストロンチウムだそうだけれど、セシウムやプルトニウムも除去できるという。
まぁ、除去といっても、放射性物質はセラミックに集まっているわけで、最終的にはそれを核廃棄物として処理することになるのだけれど、それでも土中から放射性物質を除去できるのであれば、願ったり適ったり。
だけど、残念なことに、この研究は数年前、原発安全神話による助成金カットの憂き目にあい、実用化一歩手前で打ち切られていたのだけれど、福島原発事故をうけて、再スタートした。原発安全神話が崩れた今、与野党含めて、政府は真摯に反省し、研究の全面バックアップに動くべきだろう。
引用元:リンク

土壌中では周囲10cmと効果の程は小さく思えますが、様々な放射性物質を吸着できるその効果に可能性を感じます☆+゜
そのほかにも、タンザニアの放射性物質吸い取る細菌が発見されており、福島で放射能除去実験が行われていますので、これは注目していきたい流れです
参照:放射性物質吸い取る細菌 タンザニアで発見!
②㈱高嶋開発工学総合研究所の複合微生物による実験例
高嶋開発が福島県で実験した結果、効果的な結果が得られたとの報告があります。
(実験地)
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(実験結果)
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散布後、上記のように成果が生まれていますので、土壌深部に放射性物質が浸透しないうちに、実施していくことが望ましいです。(ちなみに、この研究所では、放射性物質を分解する微生物について触れられています。)
 
微生物の力には、これほどたくさんの可能性があります
これを有効に活用していくことで、放射線対策の可能性が広がっていきますね!
次回、これまで紹介してきた技術をまとめてみますので、お楽しみに☆+゜

投稿者 megu3 : 2011年06月21日 List   

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コメント

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