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2011年06月14日

4-(4) 放射性物質に汚染された農地の再生に向けて-EM(有用微生物群)による放射能除去

前投稿 では、土の表面や土壌中に浸透した放射性物質の除去方法として、
①表層の漉き取り
②植物による土壌浄化「ファイトレメディエーション」
を紹介しました。
この方法は、放射線濃度が比較的低い地域では、早期の効果が期待できる一方、最終処理はどうするのかという問題がつきまといます。
それに加えて、立ち入りを制限されている地域は、放置しておくのかという問題も手付かずのままです。
この過酷な状況を前に、私たちは、呆然と立ちつくすしかないのでしょうか?
どうにかなるさと、観て見ぬふりをするしかないのでしょうか?
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                    写真は こちら からお借りしました           
今回の原発事故を通じ、私たちは、「放射能」や「電磁波」を扱う最先端技術なるものが、実は放射能を除去する技術すら持ち合わせていない、危険きわまりない代物であるということを思い知らされました。
そこから導き出されるのは、根拠のない「科学信仰」からの脱却であり、その地平に立ったとき、初めて、大きな可能性に気づくことができます。
今回は、その可能性のひとつである「EM(有用微生物群)による放射能対策」を紹介したいと思います。
≪引用・参照≫
EMによる被曝対策
甦れ!食と健康と地球環境
微生物を利用した発酵食品が放射線障害から身を守る 1
微生物を利用した発酵食品が放射線障害から身を守る 2
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○ベラルーシにおける放射能対策に関するEMの効果:チェルノブイリ事故での実態報告

私は、EM研究機構の協力を得て、1995年から2005年までの10年間、チェルノブイリ原発事故の被災地になったベラルーシの放射能汚染対策に関するEMやEM・Xの可能性について、ベラルーシ国立放射線生物学研究所と共同研究を行い、次のような結論となった。
1.外部被曝による臓器の損傷に対し、EM・Xは著しい効果がある。
2.EM・Xは内部被曝を消去し、免疫力を著しく回復する。
3.EMは、植物による放射性元素のセシウムやストロンチウムの吸収を抑制する。
4.EMは、一般的な使用法で1年で土壌中の放射能を15~20%減少させる。
事の発端は、広島の被曝者(外部被曝)が「EM・Xを飲んだら白血球の数が正常値に戻り、免疫力も向上し、風邪もひかなくなった。同時に、被曝前のすがすがしい体調に戻った」という話から始まったのである。同時に、期せずして、被災したベラルーシの子供達を日本に受け入れ、世話をしていた「チェルノブイリへのかけはし」代表の野呂美加さんから、EMやEM・Xによる放射能対策の可否について手紙が来たのである。
このことが、きっかけとなり、ベラルーシの現地で、様々な実験を行なった結果が上記の4点に要約されるが、複雑な政治的理由が重なって、ベラルーシで大々的に実行できず、EMやEM・Xは、放射能対策を含むという暗黙の了解で、不可能と思われた厳しい条件をすべてクリアし、EMは農業用、EM・Xは健康用として、ベラルーシ政府に登録されたのである。この登録は、今でも、旧ソ連の全域で有効であり、ロシアのEMやEM・Xの普及活動の根幹となっている。

EMによる放射能の著しい減少効果は、ベラルーシやウクライナの国立の研究所で確認されている。また、光合成細菌は、エネルギーレベルの著しく高い放射線元素と特異的に結びつく力をもっていることも、明らかとなっている。このような背景を考えると、EMの中の光合成細菌が、放射性元素を先取りするため、作物には、吸収されないという解釈も成り立ち、また、光合成細菌が放射性元素のエネルギーを転換的に活用した結果、放射能が消えたとの推測も、あながち荒唐無稽の話ではない。
EMは放射能のような有害な波動を触媒的に無害化するか、使えるエネルギーに転換する力を持っている。結論的なことを言えば、放射能がなくなるまで、EMをくり返し散布するだけである。しかも、ベラルーシの立ち入り制限地区でも10a当り50Lを年に5~6回も散布すればセシウム137の大半は1年で消失するのである。そんな馬鹿なと言われても、計ってみれば、簡単にわかることである。

これが事実ならば、私たちは、極めて大きな可能性を手に入れたことになります。
それでは、EMとはいったいどのようなものなのか、どのような作用が放射能に効果があるのかを見ていきたいと思います。
○放射能対策に関するEM(有用微生物群)の可能性
    
 乳酸菌em1_3.jpg酵母菌em1_2.jpg光合成細菌em1_1.jpg

1980年に開発されたEMは、農業に有用と思われた2000余種の微生物の中から、自然生態系や人間にとって安全で、かつ、何らかのプラスの作用を持ち、マイナスの作用が全くない5科、10属、81種の微生物の複合共生体が基本となっている。その中でも、EMの中核的な微生物は、嫌気性の光合成細菌と、条件により、嫌気または好気条件によって機能する乳酸菌と酵母である。
この3種が連動的に機能するようになると、こうじカビや納豆菌や放線菌などの好気的な微生物も共存できるようになる。したがって、今日では、EMの検定は、5科10属81種をすべて調べる必要はなく、pH3.5以下の液状中に、光合成細菌と乳酸菌や酵母が安定的に共生していればよく、それ以外の微生物は、種類が多い方がよく、個別に調べる必要はないということになっている。
なぜならば、こうじカビや納豆菌や放線菌等々は、自然界には、どこにでも存在し、EM製造中やEMを使用し続けると、勝手に飛びこんでくるため、特に意識して加える必要性はない。とはいえ、生態系の安定性を考えると、種類や数は多い程、安定することは事実であり、pH3.5以下のEM液へ共生的に共存できる微生物を加えた方が、より効果的であることは論を待つまでもない。

EMの本質的な効果は抗酸化作用と非イオン化作用と触媒的にエネルギーを賦与する三次元の波動の作用によるものである。この作用は生命体、非生命体、有機、無機、有害化学物質や放射性物質はもとより、すべての物質に例外なく現れ、時間の経過とともに蘇生的な現象が明確に現れてくる。
かつての地球は、高温で放射能が多量にあり、CO2、メタン、硫化水素、アンモニアだらけの高温の星であったとされている。これらの有害物質が経時的に変化し、地球の水や大気の構成物質と太陽のエネルギーを固定する有機物質の基材になっている。この状態は、言ってみればエントロピーの極限状態であり、今の人間の側からすれば、汚染の極みである。
このような地球を、現在のように人間が住めるようにクリーンにし、蘇生化したのは光合成細菌のような耐熱性の高い嫌気性の微生物群の働きと植物への進化によるものである。このような微生物群は、かつては化学合成菌として扱われたが、最近では、極限な条件に生存するものは、極限微生物と称されるようになっている。すなわち、最適増殖温度が100℃以上の微生物や、放射能のエネルギーを活用する微生物や数万気圧に耐える微生物等が次々と確認され、今では溶岩の中にも微生物が存在するという報告もある。EMの中心的役割を果たしている嫌気性の光合成細菌を、粘土に十分になじませた状態にし、1200℃でセラミックス化しても、その情報は保持される。したがって、そのセラミックスから光合成細菌を再び取り出すことが可能である。学会で発表しても何らかの間違いではないかと一笑に伏され、もし間違いであるなら、実験方法の間違いを指摘してくれと反論すると、「実験方法に間違いはないが、にわかに信じることは出来ない」で終ったのである。

嫌気的で耐熱性の光合成細菌に限らず、合成機能を有する極限微生物は、CO2やメタン、アンモニア、硫化水素が大好きである。その排泄物が酸素であり、水であり、窒素であり、イオウであり、炭素である。また、それらの代謝産物は様々な形で地下資源として固定化され、その結果、地球の浄化は蘇生的に進行し、高等生物が住める現在のような姿にまで進化したと考えない限り、エントロピーの極限にあった地球が今のように秩序を保持するに至ったプロセスは説明不可能である。
エントロピーの法則に従う現在の科学技術は、基本的には資源消費型の汚染放出技術であり、加工や工作のレベルのものが大半を占めており、本当の意味で創造的なものは例外的存在である。その見分け方は、極めて簡単で、活用の結果、汚染を放出するものは、すべて、加工や工作のレベルのものでクリエイティブでないという判断である。
要するに、現在の科学技術は、地球の進化過程で固定化された資源を使い、汚染を放出し、地球の進化の逆方向をたどっているだけである。環境汚染問題はそのために起こったものであり、根本的な解決は、発生した汚染を地球の進化と同じ方向性で処理する必要がある。
すなわち、EMの主役である光合成細菌のような、超能力的な力を有する多様な極限微生物を活用し、汚染物質にエネルギーを賦与し、正常化し、再資源化したり、汚染エネルギーを有用なエネルギーに転換する技術の確立である。
改めて述べるまでもなく、EM技術は地球の進化の原点となった抗酸化、非イオン、三次元の触媒的なエネルギー賦与能力を持った微生物の応用技術である。この技術は劣化したあらゆる材料も蘇生させる力をもっている。すなわち、エントロピーの法則(滅亡の法則)とは逆のシントロピー(蘇生の法則)への大転換である。

この技術は、一笑に伏すようなものではなく、まさしく再生にふさわしい有用な技術ではないでしょうか?
自然現象の一部を切り取って、人口装置で実験を重ね、数式化していく。これ自体は、大きな誤りとは言えませんが、問題はいったん数式ができあがると、その数式を通して、あたかも自然を克服したかのような倒錯した思考に陥ることだと思います。
今、私たちに求められているのは、このような欺瞞に満ちた思考ではなく、自然と寄り添うための(=自然の摂理にのっとった)謙虚で柔軟な思考なのだと思います。

それでは、引き続き、具体的な使用法を紹介したいと思います。
○EMの使用法

1.放射性元素で汚染された土壌に、米ヌカ等の有機物(EMボカシが望ましい)とEMを散布し、必要であればEMセラミックスパウダーを併用した後、定期的に測定すれば、数週間では何らかの手がかりが得られるはずである。EM研究機構は技術ノウハウをすべて、ボランティアで提供する心算で準備を進めており、関係者の勇気ある決断を期待したい。
「第41回 EM技術による臭気および土壌汚染(塩害、ヘドロ、放射能)対策」

2.水田であれば、ダムや河川の取水口からEM活性液を添加し、潅漑の全地域にEMが広がるようにし、作物の栽培時もEMを施用するという方法をとれば、作付制限を行なわなくても、十分な対応が可能である。EMを施用し、30~40日も経過し、土壌中の微生物の密度が高まれば、放射性物質の大半は、微生物に取り込まれ、作物に吸収されないようになる。
「第42回 EM技術による粉塵、及び放射能対策」

≪参考:EMの実績≫

①阪神・淡路大震災でのトイレ、下水、ゴミ集積場の悪臭対策、消毒液や化学物質の悪臭対策
②台湾中部大地震、スマトラ島沖地震、四川大地震:悪臭対策、諸々の衛生対策
③タイ国の災害時の衛生対策としてタイ国軍や社会開発省が組織的にEMが活用できるシステム
④宮崎県で発生した口蹄疫の感染拡大防止、殺処分された家畜の埋却処理時の悪臭対策・二次汚染防止対策
⑤韓国で発生した口蹄疫の感染拡大防止、300万頭余の殺処分された家畜の埋却処理に関する悪臭対策、二次汚染防止対策、諸々の衛生対策
⑥福井県でのナホトカ号による重油汚染対策
⑦パキスタンのカラチでのタンカー事故、オランダにおける化学物質汚染対策
⑧日本橋川・神田川の水質浄化
⑨三河湾の浄化

他にも、海外・国内での実績は多数ありますが、EMは国内よりも、海外で高い評価を受けています。しかもEM製造の契約相手は、民間企業ではなく、政府主導ベース(1995/12現在13カ国)です。国連の諸機関との共同事業も始まっています。甦れ!食と健康と地球環境
このように、事実として一定の効果があり、それを使用することによる害が無いのであれば、私たちは、これを、すぐにでも採用していくべきではないでしょうか?
いわゆる専門家と称する人たちの反論として、根拠が不明とか、メカニズムが不明とかを理由に非科学的なものとしてレッテルを貼り、無視したり、激しく攻撃したりしますが、それ自体が権威主義もしくは権威信仰であって、これこそ「科学」ではないと断罪できます。
「メカニズムは解っていないが効果がある」という事実を認めることではじめて、この大規模な【放射能汚染】という問題を突破していけるのだと思います。

投稿者 naoto : 2011年06月14日 List   

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コメント

初めてコメントさせてもらいます。
TPP参加、僕は反対です。このブログでも指摘されているようにこの条約は日本に弊害をもたらしても、利益をもたらさないと思うからです。一部の重化学工業には何らかの恩恵がもたらされるのでしょうが、日本の農産業になんらかの関わりをもつ就労人口の方が多いのですから、経団連などの金儲けの為にこのTPP参加することは愚の骨頂だと思います。日本の外交でなんとか交渉を有利にできるとも思えませんしね(*´∀`)これからもちょくちょく訪問させてもらいます。頑張って下さいm(_ _)m

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