2007年06月22日

農業に関する偏見と嘘・・・騙されてはいけない!

まるいちです 🙂
農業に関しては様々な情報があり、何が本当なのか見分けにくいのが現状です
その中でも特に
「日本の農業は諸外国に比べ手厚く保護されている?」
「日本は農蓄産物に対する関税が高い?」
その結果
「農業が市場経済から遅れをとり衰退している?」
「日本がFTA(自由貿易協定)・EPA(経済連携協定)で後れをとっている元凶は農業である?」
だから
「農業の保護を撤廃すべし?」
「関税を撤廃すべし?」
「農業の規制を緩和すべし?」
・・・と言った三段論法が、マスコミだけではなく、政治家、農水省以外の中央官庁、経済界、学界(農業以外)等でまかり通って、事実のように言われています
しかし、前提となる「日本の農業は諸外国に比べ手厚く保護されている?」
「日本は農蓄産物に対する関税が高い?」と言う事自体「真っ赤な嘘」です
当然、前提が嘘なのでこれ以下の内容は「偏見」であり「こじつけ」であり「騙し」です
社会の課題である「農業・農地・農村をどうする!?」そして「食糧をどうする!?」と言う課題に対しては「事実を直視する事」からしか始まりません
まず、事実を共有し、新たな社会のあり方の中で「農業をどうする?」を考えたいと思います
事実を知りたいと言う方は、是非続きを読んで下さい
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posted by nara1958 at : 2007年06月22日 | コメント (6件) | トラックバック (0) List   

2007年06月21日

新規就農者数の中身

こんばんわ
この間草刈機で畑の草を刈っていたら、隣の畑のおばちゃんに「あらぁ、若い女の子が エライなぁ 」って声かけられて「いやぁそんなぁ 」ってちょっと浮かれちゃったヒヨッコ百姓です(笑)
20代で畑仕事してるとやはり目立つらしく、時々声をかけられます
でも、私の学生の時の友人を見てみると、結構農業関係の仕事に就いたり、「就きたい」って言ってた子いたんですよ
就職活動の時も就農希望の学生さん大勢見たけど…。
私の周りだけ
それに担い手不足といいつつも、新規就農者は増えてるって話も聞くし…。
今回は新規就農者の実態をちょっと見てみようと思います
あ、いつものお願いしまぁす

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posted by sika0228 at : 2007年06月21日 | コメント (3件) | トラックバック (0) List   

2007年06月19日

農村の人たちの当事者性

こんばんは。馬場です。
今日は近所のお茶刈の手伝いに行ってきました。
高齢のご夫婦で、初めは自分たちで刈ろうと思っていたそうなのですが、奥さんの足が痛くて、急遽お手伝いに呼ばれました。
旦那さんも、歩くのがやっと?というくらいの感じですが、技術は廃れていません。品質にはとてもシビアだし、予定時間内にきっちりと作業を終えました。
体は思うように動かなくても、出来る間は生産を続けてゆく気概や真摯な仕事ぶりを見ていて、これまで農村の人たちに共通して感じていた、「当事者性の高さ」のようなものを思い出しました。
☆応援ありがとうございます☆

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posted by sbaba at : 2007年06月19日 | コメント (6件) | トラックバック (0) List   

2007年06月17日

農業は大変危険な職業です。

日本の農業は、戦後の農地解放により小作農家の大部分は自作農家となり、市場社会に参入し、増産技術を積極的に吸収していきます。そして昭和25年ごろになると米国から導入された小型耕運機が爆発的に普及し農業の機械化の走りとなります。
日本農業が牛馬・人力から発動機を動力源にした機械化農業の始まりです。 😀
その機械の普及を年代別に見て良くと (社団法人日本農業機械工業会HP)より

日本の農業は、これらの農業機戒の発達と普及で辛い農作業から開放されました。
しかし、同時に農業機械による死傷事故が増加していきます。
農業の新規参入者である私には、どうして百姓には怪我の跡がある人が多いのか 疑問でした。 🙄
実は農業は大変危険な職業で死傷事故が大変多いのです 🙁
次を読む前にポッチ宜しくお願いします。
 

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posted by hakosuka at : 2007年06月17日 | コメント (6件) | トラックバック (0) List   

2007年06月16日

農薬の歴史(1)

農薬ネット(http://www.nouyaku.net/index.html)で
[農薬の歴史]をまとめられており、農薬問題を俯瞰するには良い資料なので、要約・編集して紹介したい。
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●1600年・・・家伝殺虫散
松田内記は、トリカブトや樟脳など五種類の薬品を混合した「家伝殺虫散」(ウンカや猪に効果があるとされている日本最古の農薬)を発明した。
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●1697年・・・農業全書と宮崎安貞
 宮崎安貞は、最初にして最大の農業指南書:農業全書全10巻を完成させた。その中に農薬のことも記載されており、タバコの煮汁や硫黄を燃やした煙など効果が十分期待できる物も含まれている。
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●1700年代頃・・・除虫菊粉の利用開始
 欧州では、除虫菊の粉で作物を害虫から守る商品として流通し始めた。除虫菊は明治以降日本でも育てられるようになり、一時は欧米に大量に輸出され日本経済を発展させる原動力になった。
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映像出典元:
「みんなの農薬情報館」>防除の文明史>8 ウンカをめぐって
www.jcpa.or.jp/column/bmsi/bm08.htm
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●1750年頃・・・注油法の発明
 田圃に鯨油などの油をまくことで水面に油膜を作り、そこに虫が落ちると油に搦まれて飛び上がることが出来なくなり、死んでしまう。日本で初めて有効な害虫防除が出来るようになった。(注油法もあくまで一部地域で断片的に行われたもので、全国的に見ると相変わらず祈祷が主)
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●1800年代・・・アメリカでも農薬誕生
アメリカでも青酸や亜ヒ酸や硫酸ニコチン(タバコの成分)が使われ始める。いずれも非常に毒性が高い物で使用する際に多くの事故が起こった。1900年頃日本にも導入され使用されたが、現在では硫酸ニコチンがわずかながら使われているのみ。
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●1851年・・・ワインと石灰硫黄合剤とボルドー液
 1851年にフランスのグリソン氏は、石灰と硫黄を混ぜた物(石灰硫黄合剤)がブドウの病害に効果があることを発見した。同じくフランスで、1880年頃に硫酸銅というものに石灰を混ぜたボルドー液に効果があることが発見された。
→共に1900年頃に日本に導入され、現在でも使用されている。
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●1873年・・・植物検疫のはじまり
 ドイツで世界初の植物検疫の法律が誕生。その後、各国で同様な法律が誕生する。→日本でも1914年に植物検疫所が発足し、害虫対策が本格的にスタート。外国から天敵を輸入することから始まり、大きな成果を残した。
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●1900年前後・・・明治~大正時代の日本
 日本政府は農薬の技術輸入に努め、1891年に除虫菊粉が用いられたのを皮切りに・ボルドー液・青酸・ヒ酸鉛・硫酸ニコチンなど諸外国で発明されていた主な農薬は日本に導入された。また国産化にも着手し、1917年に日本初の農薬製剤工場が操業を開始し石灰硫黄合剤が作られ、その後、主な農薬は続々と国産化されていく。
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    ハーバー            ボッシュ
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●1913年・・・リービッヒとハーバー・ボッシュ法
 ドイツのリービッヒは、1840年に植物が成長するために必要な物は炭酸ガス、水と、チッ素、リン、カリが重要であることを発見した。ここから人工肥料の考え方がスタートする。しかし、リンとカリは鉱物資源として得られたが、チッ素はなかなか得ることが出来なかった。
 ドイツのBASF社は、ハーバー・ボッシュ法という画期的なアンモニア合成法を1913年に開発し、チッ素肥料を安価で大量に得ることに成功した。ここから、多収穫の近代農業がはじまり、化学合成物が大量に農業に用いられるようになる。そして、病害虫と人間の戦いも本格化する。
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●1924年・・・除虫菊の有効成分が判明
 除虫菊の殺虫有効成分についての研究が行われ、スタウディンガー氏らによってそれがピレトリンという化学物質であることがわかる。農薬と化学が結びついた画期的な研究成果。1932年には日本の武居氏らによって、デリス根の有効成分がロテノンという化学物質であることも判明した。日本人が農薬分野で世界的に認められる研究を完成させた最初の例。
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●1930年代・・・日本の農村でも農薬が普及し始める
 昭和初期には日本の農村でも農薬が本格普及し始めた。野菜、果樹、茶には必要不可欠な資材として認識され始めていたが、稲作にはまだ有効な農薬が生まれていない。それは水田のない外国からの技術導入に頼っていたため。ヒ酸鉛、石灰硫黄剤などの販売競争は激化し、多くの農薬会社が淘汰され、一部は合併などを繰り返し大きな会社へと成長していく。
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●1938年・・・DDT:農薬史上最も重要な発見
 ヨーロッパでは、絨毯や衣服が虫に食べられるのを防ぐ、より強い防虫効果を持った化合物を探す課程で、ガイギー社のミュラー氏はDDTに殺虫活性があることを発見し、農業用、防疫用に有用であることが確認され実用化された。これは、人間が大量に合成可能な有機化合物を、殺虫剤として実用化した最初の例で、その後の農薬は全てここからスタートした。ミュラー氏はこの功績により1948年にノーベル賞を受ける。
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●1937~45年・・・戦争中の日本の農薬事情
 戦争の拡大にともない、原材料である銅や硫黄などは兵器の製造にも不可欠であり、農薬用にはまわされにくかったため、日本では農薬の原料に事欠くようになる。農村の働き手が戦争にかり出されたことと相まって、農業と農薬の進歩は全く止まり、苦しい食料事情に拍車をかけることとなった。
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●1940~44年・・・有機農薬続々誕生
 有機農薬(=有機化学的手法で人工的に合成された農薬)は、現在の農薬の9割を占める。DDTに刺激され各国で殺虫剤の研究がはじまり、BHCが1941年頃にフランスで、パラチオンが1944年頃ドイツで、ディルドリンがアメリカで発明さた。いずれも高い殺虫効果があり、またたく間に先進国を中心に世界へ広がっていく。
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●1944年・・・除草剤誕生
 作物は枯れずに雑草だけが枯れる、という夢を現実のものにしたのが、2,4-D(2,4PAと呼ばれることもある)。草ひきは農作業の中でも最も過酷で時間もかかったので、農家に大歓迎された。日本で除草剤が本格的に普及しはじめたのは1950年代に入ってから。
★除草剤の普及は、農村労力の都会への流入を可能にし、日本の工業化に貢献した。また過酷な労働からの開放は、農家の健康や余暇の拡大、兼業化による現金収入の増加など社会に大きなインパクトを与えた。
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     年            1949  1965  1975  1991年
水稲の除草にかかる時間 51時間 17時間  8時間  2時間
(10アールあたり)
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—————————————-
最後まで読んでくれて、ありがとう!
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                                  by びん
(つづく)

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posted by ayabin at : 2007年06月16日 | コメント (4件) | トラックバック (0) List   

2007年06月15日

自殺した松岡農林水産省大臣の「攻めの農政」とは?

こんにちわちわわです。
自殺して政界はおおさわぎになってますが、
「攻めの農政を高く評価して」農林族議員の影の部分を持ちつつも安倍晋三総理が農林水産大臣に任命した松岡利勝の「攻めの農政」とはどんなものだったのか?
 実現しているものでは、中国への輸出の解禁や、、positive listによる農薬基準の強化により中国産の野菜の輸入制限等があげられ、外国に対して強い姿勢をとっていたことがうかがえますが、
農地法の改革にも一枚かんでいるのは間違いないと思います。
以下松岡大臣の年頭挨拶での政策の中身です。
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posted by tiwawa at : 2007年06月15日 | コメント (12件) | トラックバック (0) List   

2007年06月14日

株式交換による一般企業の農地取得に農水省は難色を示している。

こんにちわちわわです。
まるいちさんの懸念しておられる株式交換による一般企業の農地取得の件ですが、安倍信三の主催する経済財政諮問会議には農水省の面々は参加しておりません。
経済財政諮問会議の民間議員がまとめた農業改革に関する提案文書の原案によると、
改革の具体策として
(1)5年程度をめどにした耕作放棄地ゼロを目指す工程表の作成
(2)農地への「定期借地権制度」の導入
(3)農地利用料に農地需給を反映
(4)農地と企業の株式を交換できる制度の創設

を挙げ、農水省には、
(1)株式会社等の農地取得の解禁 
(2)特区で認められたリース方式による株式会社等の農業経営を全国規模で実施

を求めていた。
 これに対し、渡辺好明事務次官は「株式会社の農地取得を認めると、経営方針の変更や中止によって農地の遊休化や不適切な利用が排除できないなど、弊害が大きい」と解禁に反論、農業生産や農村地域に与える影響についても懸念を強調した。
安倍のたくらみは?と思った方は↓↓ぽちっと

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2007年06月14日

日本の林業の負の遺産

まいど雅無乱です。

長谷さん、「ヤバイ!水不足!でも、少雨だけが原因?」のエントリー読みました。

大阪では梅雨入りしてまとまった雨が降りましたが、三重も早く雨が降るといいですね。祈っています。

私達の地域は、かつては、林業も盛んで、町内の森林面積の66%(約3分の2)が針葉樹(杉、ヒノキ)の人工林。しかも、近年は、木材の価格低迷で、ほとんど手入れされずに荒れた状態。(長谷さん)

日本では、戦後の林野庁の政策で、奨励種として補助金がついた針葉樹ばかりが植えられた時期があった人工林は森林のなんと40%超その半分近くが、当時そこそこの値で売れたスギだそうな。

しかし林野庁や林業者の思惑は外れて、木材価格は下落の一途をたどり、安く入ってくる輸入木材に太刀打ちできなくなった。

そのため、業界からの人材流出が深刻化。間伐する人がいないため放置され、木材の品質悪化によりさらに価格が下落(今や、40年ものの杉が一本70円というからすごい。大根か何かかと勘違いしてしまう)し、ますます後継者がいなくなるという、負のスパイラルに陥っている。

伐採や搬出で人件費などコストがかかるので、伐採時期がきても伐採されずに放置されている。

そんなスギが、さらに次なる問題を引き起こす。
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2007年06月12日

農地と株式の交換制度?⇒農地転用で利益を生み出す為の誤魔化し政策では?

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まるいちです。
「農地と株式の交換制度?日本の農地をますます荒廃させる新政策!?」の記事には驚きました
「将来の農業をどうしていく!?農地をどうする!?農村をどうする!?」と言う課題は、農業関係者だけではなく、社会の課題=みんなの課題だと思います。
しかし、企業が参入すれば農業や農村が再生される!?と言うこの諮問会議改革案には全く賛成できないですね 👿 。(特にこの会議に農業の実態を知っている委員がいないと言う事自体既に眉唾ですが 😈 。)
この雅無乱さんの記事や紹介されている「常民の青い空」の記事の内容通りの問題が噴出してくると思います
特に遊休農地中山間地域と呼ばれるところに集中していて、その理由は農地一枚当たりの面積が小さく、大規模化や効率化が図れないからです 🙄 。
そんな所に企業が農業をするために参入する事は利益追求という観点からは全く考えられません
ですから、この諮問会議改革案の意図は、市街地に近い農地を流動化させて企業に保有させ、転用する事で利益を生み出させる方策としか考えられません。
現在は「農地法」によりかなり、厳しい規制がかかっていて簡単には転用できないのですが、この法律の規制も行政が決める下記の農地区分により違っています。
ですから、この区分を法律で変えたり、解釈を変えればいくらでも転用可能になります。実際、私達の周辺でも「あんな所にあんな施設が建っているのは不思議だなぁ~? 」と思う事は良くあります。
私達庶民が知らない間に、いつの間にか法律が改正されている現状を鑑みると、この推測が杞憂にならないとは限らないと思います

農業の持っている、唯一の幻想化でき、儲かる価値は「農地」しかないのですから

農地区分   許可方針
第3種農地  都市施設の整備された区域内の農地や市街地内農地
        例えば
        ・ 駅・役場等からおおむね300m内にある農地
        ・ 市街地の中に介在する農地 等
        原則として許可
第2種農地  近い将来、市街地として発展する環境にある農地
        や農業公共投資の対象となっていない生産力の
        低い小団地(おおむね20ha未満)の農地
        周辺の他の土地に立地することが困難な場合、
        公益性の高い事業の用に供する場合等は許可
第1種農地  農業公共投資(土地改良事業等)の対象となっ
         た農地、集団農地(おおむね20ha以上)
         、生産力の高い農地(地域の平均収量より収量
         が高い農地)。
         原則として不許可。
         ただし、土地収用法対象事業等公益性の高い
         事業の用に供する場合等は許可。
甲種農地   市街化調整区域内にある農業公共投資の対象
         となった農地(8年以内)、高性能農業機械による
         営農に適した集団農地。
         原則として不許可。
         ただし、土地収用法対象事業等公益性の高い
         事業(第1種農地の場合より厳しい)の用に供
         する場合等は許可。
農用地区域内農地  市町村が定める農業振興地域整備計
              画において農用地区域と定められた区
              域内農地
              原則として不許可。
              ただし、農用地利用計画に適合する農
              業用施設を建設する場合等は許可可能。

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2007年06月09日

ヤバイ! 水不足! でも、少雨だけが原因?

 やっと田植えを終えました。長谷です。
 やれやれ、やっと一息と思いきや、今度は、水が足りない
 わが集落の水田の水を賄っている溜池の水位の低下にストップがかからない!
 1つ目の取水口が水面から露出してしまって、このまま1、2週間雨らしい雨が降らなければ、もう1つの取水口も顔を出して、干上がってしまう危険が!
    ↓                   
VFSH0106.jpeg  VFSH0107.jpeg ←シーズン当初は、木が生えているところまで水が蓄えられていたのですが…。
 と言うことで、集落で緊急の寄り合いをして、対策を話し合いましたが、他に水源を持たない集落なので、できることは、
 ○節水(水田に入れる水を少なめで我慢する。各田んぼの漏水の防止の徹底etc.) と
 ○いよいよの時の池の泥水の汲み上げ。(池の底の泥溜めの部分の水を仮設ポンプで汲み上げる。) 
 くらい。

 
「それでも、水が無くなったら、みんなで眺めとくしかないわなあ」

と腹を決めてます。 
 さすがに、昔と違って、米作りに生活をかけている農家はいないので、雨乞いをしようという話までは出 ませんでした。
 今までも、何度か、渇水の危機はあったようですが、もっとも酷かった年でも、前述したポンプでの汲み上げで、ぎりぎり凌げたので、大丈夫と言う自信もあるのでしょう。
 何れにしても、打てる手を打って、後は、お天道様にお願いするしかありませんが。
ところで、水不足のことを考えていて、少し疑問が湧いてきました。
 確かに、今年は、異常な少雨。
 当地域に近い尾鷲市(屋久島と並ぶ、日本一の多雨地域)では、五月の雨量が平年の約50%と言う状態。
 それを考慮しても溜池の水の減り方が異常なのはなんで?
 ・池の改修工事を行って、老朽化による漏水は無くなった。
 ・昔と比べて、水路は整備された。(溜池から田んぼの近くまで、パイプラインが設置されて、途中での漏水はほとんど無くなった。)
 ・減反政策によって、水田作付け面積は年々減っている。つまり、水の必要量(使用量)は減っている。
 等々、むしろ、水不足に起こりにくい条件が年々整っているはずなのですが。

 おそらく、全国的にも、同じような状況のところも多いと思います。
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 1つ考えられる原因は、以前の記事で書きましたが、田植え時期が早くなったため、水が豊富な梅雨時よりも早い時期に水を大量に使うことになってしまっているということ。
 しかし、それよりも、もっと大きな原因がありそうと考えていると、
 毎日、溜池の水の様子を見ていて、気づいたことがあります。
 いつもの年だと、
 その日、溜池の水を使って、水位が少し下がっても、一晩で、ある程度回復します。たとえ1,2週間雨らしい雨が降っていなくても自然水が流入してきます。
  ところが、今年は、全く回復しません。溜池の水を使い始めた時の満水状態から、日々低下の一途。
 そうか、つまり、溜池の背後の森に水が蓄えられていないということ。
 「森は、天然のダム」
と言うフレーズを聞いたことがありますが、
その森が水を蓄える能力(保水力)を低下させているので、溜池に自然水が安定供給されないということなのではないか。
 そして、それが、顕著に現れたのが、異常な少雨の今年ということでは。
 そこで、森の保水力について調べてみると、参考になるサイトがありました。
「明日を守る」
http://www.oita-press.co.jp/bousai/115571167832376.html
上記サイトより転載
115571167832376-1.jpg
私達の地域は、かつては、林業も盛んで、町内の森林面積の66%(約3分の2)が針葉樹(杉、ヒノキ)の人工林。しかも、近年は、木材の価格低迷で、ほとんど手入れされずに荒れた状態。上の図では、最も浸透力(保水力)が少ないケース。
 これでは、天然のダムの役割は果たさない。
 水の供給に関しては、溜池設備や水路の整備も必要だが、それよりも、
 大元の森の機能回復が何よりも重要なのでしょう。
 とは言え、
 雨よ降ってくれ~!

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posted by naganobu at : 2007年06月09日 | コメント (5件) | トラックバック (0) List