2007年05月17日
地域が共有できてみんな元気になれる課題って何?
どうも雅無乱です。
コータローさんによる5月13日のエントリー「就農定住事業について思うこと」 より
地域活性を達成しようとするなら、研修生と言えど、自らが当事者となって活動する(=地域活性化課題を担う)必要がある と思います。
自らの活動の成功が、就農定住者を作ると同時に地域活性化の成功に繋がり、例えばそれをネットで発信することで更なる地域活性化に繋がっていくと思えば、めちゃくちゃ活力が沸くと思います
について、あらためて考えてみた。
たしかに、自集団の課題のみに意識を集中したとしても活力は湧かないし、そもそも地域全体が地盤沈下していく中で自集団のことだけを考えていても、結局長い目で見れば成果を上げては行けないだろう。
そういう意味で「地域活性化課題を担えばより活力が湧く」というのは間違いないだろう。
しかし、それはいいとして、具体的にはどんな課題があるのだろうか?
現在、農村は高齢化し、地域差はあるだろうが大きく見れば都市への人の移動は止まらず、農村はますます過疎化している。
この状況に、多くの地方自治体は危機感を抱き、「地域活性化」を名目に様々な活動やそれに対する投資を行なっている。
「地域おこし」ということで、農業・漁業・畜産業などの特産物をアピールしたり、伝統工芸や地域芸能(祭りなど)を復活させたり、観光に力を入れたり…。しかし、どうもそれが功を奏した実例となると、ほとんど話を聞かない(もしあれば教えて~)。
たとえ一時的に盛り上がったとしても、どうも継続していない感じもする。
なぜなのだろうか?
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posted by nanbanandeya at : 2007年05月17日 | コメント (5件) | トラックバック (0) TweetList
2007年05月16日
種無しスイカから産卵しない魚
八十八夜も過ぎてもう少したてばあつ~い夏 がきます。
夏の食べ物といえば井戸で冷やしたスイカが思い出されます。
このスイカ、食べるときに気になるのが種ですが、皆さんもご存知の種無しスイカというものがあります。
昔は、種がないのにどうしてスイカが出来るのか 大変不思議でした。
では、どうすれば種無しスイカが作れるのか、作り方を紹介します。
雑学解剖研究所より
まず、種がある普通のスイカは、遺伝の性質を決める染色体が二組ある「二倍体」と呼ばれるものだ。対して、種無しスイカは染色体が三組ある「三倍体」という、種を作る能力を持たない特別な種類である。種がないので当然三倍体から三倍体のスイカは作れない。そこで二倍体のスイカを何とかして三倍体にするのだが、これにはなんと三年もかかるのである。
一年目には普通の二倍体の種をまく。双葉が開いたときに、コルヒチンという染色体の数を倍にする作用を持つホルモンをかけて育てると、四倍体の染色体を持つ種ができる。
二年目は、四倍体の種を育て、雌花に二倍体の雄花の花粉をつけると、三倍体の種ができるのである。
そして三年目、三倍体の種をまくことによってようやく種無しスイカが収穫できるのである。
へぇ~納得 🙁 、種無しスイカを作るには、大変な苦労があるようです。
この技術(不稔育種法)は漁業にも応用されています。
次を読む前にポッチ宜しくお願いします。
posted by hakosuka at : 2007年05月16日 | コメント (7件) | トラックバック (0) TweetList
2007年05月15日
“生野菜信仰”は、誰のため?
小松です。
るいネットでは、朝日の捏造記事を皮切りに、マスコミの共認支配の問題を真正面から取り上げる投稿が、日々続々とアップされています。→こちら
15日付けの農業新聞に気になる記事があったが、やや違和感があったので取り上げてみたいと思う。
【学校給食 生野菜なぜ敬遠?】~食育に逆行 基準明確に~
食育の推進が叫ばれる中、衛生面を理由に、給食に出す野菜類を加熱処理しなくてはならないことに、「本来の食感が味わえないのは、食育に矛盾する」と改善を求める声が上がっている。生野菜は、市区町村の教育委員会が安全性を確認すれば出してもよいが、基準が明確でないため、ほとんどの小・中学校がキュウリやレタスまで湯通しして使っている。学校関係者らは国に対して、「4回洗えば安全などと、基準をはっきり示してほしい」と求めている。
(07/05/15 日本農業新聞)
学校給食では、野菜は加熱処理して出すのが原則らしい。病原性大腸菌O157による食中毒が全国で発生した翌年の1997年、当時の文部省は、給食の衛生管理を徹底するため「学校給食衛生管理の基準」を作り、野菜類を「75度以上で1分以上」加熱処理することを原則化した。これにより、漬物や梅干も加熱処理しなくてはならなくなったと言う。
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posted by komayu at : 2007年05月15日 | コメント (10件) | トラックバック (0) TweetList
2007年05月13日
就農定住事業について思うこと
就農定住事業について、思うことがあったので書いてみます
就農定住事業の大きな目的の一つは「地域活性化」です。
農業を志す学生の中にも、地域づくりとセットで就農を希望する人が多いと言います。
しかし、実際の就農定住事業の中で行われている研修の内容を見てみると、
(当然ですが)農業に関することがほとんどであり、
「地域づくり」、「町起こし・村起こし」という視点での研修や取り組みは
あまり行われていないように見受けられます。
(ネットで見た限りでのことなので、実際はそうじゃないよというのであれば、ぜひ教えてください。)
地域の期待を感じ、それを糧に日々活力を持ってやれればいいのですが、
果たしてそれだけでうまくいくのでしょうか?
定住者を作るということでは成功に近づくとは思いますが、
地域活性化というにはまだまだ遠いと感じます。
(そもそも”定住する”という自分課題としてしか認識されていない可能性がある)
地域活性を達成しようとするなら、研修生と言えど、
自らが当事者となって活動する(=地域活性化課題を担う)必要がある と思います。
自らの活動の成功が、就農定住者を作ると同時に地域活性化の成功に繋がり、
例えばそれをネットで発信することで更なる地域活性化に繋がっていく
と思えば、めちゃくちゃ活力が沸くと思います
コータローでした
読んでくれて、ありがとう 😉
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posted by shushu at : 2007年05月13日 | コメント (13件) | トラックバック (0) TweetList
2007年05月12日
なんでこんなに田植の時期が早くなったの?
お久しぶりの長谷です。
やっと、田植えが半分と少し終わって、残りの田植えまでの少しの間に、新茶を刈っているところです。
それにしても、ここまでの今年の田植えときたら、気温は低くて、風も強いし、人間も震えながら、稲の苗さんも縮こまりながらの作業でした!!
昨年も似たような状況でしたが、よくよく考えると、この伊勢地方で4月に田植えとは、作物生理(作付適期)からしても早過ぎるし、
昔は、もっともっと遅かったらしいですが、なんでこうなったのでしょう?全国的な傾向でもあるようですが。
地元のいろんな方々に伺ってみると
昭和30~40年代前半くらいまでは、当地での稲作は、田植えが6月後半、稲刈りが10月から11月にかけてだったそうです。
田植えは、梅雨時に、合羽を着て、並んで手植えをして、稲刈りは、霜が降りて、手がかじかみながら鎌で刈っていた時代です。
そもそも、今ほど、灌漑設備が整っていなかったので、雨の多い梅雨時にならないと田植えできないという事情もありました。
それが、年を追う毎に、田植えが5月後半→GW→4月と、どんどん早まり、稲刈りは、今や、一年中で最も暑い8月のお盆明けに行われています。
「なんでこんな暑い時期に汗だくだくで稲刈りなの?」とぶつぶつ言いながら毎年やってます。
時期が早まって何が悪いの?と言われそうですが。
明らかにまずいことが2つあります。
1つ目は、
登熟時期(稲穂が実る頃)に高温となるために、高温障害が発生し、例えば、米粒が白く濁る乳白米や、亀裂が生じる胴割れ米が多発して品質低下の原因になること。
2つ目は、
低温期に田植えをするために、苗が傷んだり、初期成育が悪く、化学肥料や農薬を多投する原因になること。
1つ目については、実際、最近は、米どころでは、作付けを遅らせるようにJA、農業改良普及所が中心となって指導するところが増えているようですが、当地では、その気配もありません。
つまりは、自然の摂理に反したことをしていると言っても良いのですが、そうなった理由を拾い集めてみると、
最初は、どちらかというと、自然を対象化して、如何に、収穫を得ていくかという発想だったものが、いつしか、人間の都合、あるいは、市場原理に振り回された状態に変質して来たと言えそうです。
具体的に挙げると。
①嘗ては、二百十日頃(九月初)の台風と稲の開花時期が重なり、受粉障害を度々受け、凶作となったのでそれを避けるために作付け時期を早めた。
→納得。
②台風常襲地帯であるため、倒伏害を防ぐために、台風上陸が増える九月以前に刈り取れるようにさらに早めた。
→一理あるが、台風でも倒伏しない丈夫な稲作りという視点も重要では?
②コシヒカリが主流となったので(猫も杓子もコシヒカリ)、コシヒカリの作付け適期に合わせて早まった。
→それにしても、現在の4月田植えは早過ぎる。稲作関係者の多くの意見は、当地のコシヒカリ田植え適期は、5月中旬。コシヒカリ以外にも、おいしい米の品種は多い。販売の工夫が必要。
③少しでも新米を早く出荷して、少しでも高い値が付くようにしたい。
→そのことで、結果的に品質を落として評価が下がると言う悪循環に陥っている。結局、ブランドのない地域の米をどう売るかという問題。
④GWに田植えをしても、息子や娘(40~50代)、若嫁さんは遊びに行って、手伝ってくれないので、4月に田植えする。
→笑い話のようだが本当。田畑を守る、稲作を継承していくということが、一般の兼業農家では、若い世代の課題意識に、ほとんど上っていない。
以上は、当地、特有のこともあるでしょうが、全国的には、似たようなことも多いのではないでしょうか。
日本の「農」の中でも、一番の中心であった稲作が、今や、最も自然の摂理に反したことをやっている
可能性が大きいのではないかと思います。
最後まで読んでくれてありがとう。ぽちっとよろしく。
posted by naganobu at : 2007年05月12日 | コメント (6件) | トラックバック (0) TweetList
2007年05月11日
土って何?
まるいちです。 😀
健康な農作物を栽培するには「土」 が大切である事は言うまでもありません。
農業においての「土作り」や「育土」の大切さはずっと昔から言われてきました。
それで改めて「土って何?」を考えてみたいと思います。
■土は生命の源! =土が全ての生き物を育てている 。
生(せい・いきる)という文字は、土という字の上に双葉 がはえているようすをあらわす象形文字からできているそうです 。
植物は、硬いアスファルト があっても、下に土があるとそのアスファルトを破って芽 が出てくる事もあります。なんとも不思議で、すごい生命力 だと思います。
土が植物を育て、植物が動物を育て、動物や植物は死ぬと土に戻ります 。
■土の生い立ち
山の表面の岩や石 が、長い年月の間に雨 や風 に打たれ、風化して細かくくだけ、土が生まれます。火山灰が積もってできる土もあります。これらの土はしだいに雨に流されて山のふもとにたまります。
今から100万年前から1万年前までの間にたまった土が、今の丘や台地の土で、洪積土と言います。その後さらに下流に流されて、1万年前から今までの間にたまった土が,川岸や低地の土で,これを沖積土と呼びます。
この土に微生物等の土壌生物が住み、植物が生えてくると、しだいに栄養分が増えて、植物の生育に適してきます。こうしてできた土を私達は農業に利用しています。洪積土は主に畑に、沖積土の土地は主に水田に利用されています。
■土の不思議
土を語る時「土は生きている 」「土は呼吸している 」といったような言い方をよくします。土の中には、ものすごくたくさんの微生物や小動物が生きていますし、実際、土の表面では呼吸しているように、酸素がとりこまれて二酸化炭素が放出されています。
又、「土はひとつの生態系を形成している」と言う言い方をよくされます。しかし、科学の力で、土の一つ一つの成分や、その性質はだいぶわかっているようなんですが、それぞれがお互いにどのように作用しあっているか、がまだまだよく分かっていません。
■土の状態
山 や野原 では、草や落ち葉が表面にありますが、草や落ち葉をとりのぞくと、ちょっと腐っているけれど、草や葉の形をまだとどめている土が見えます。これを腐朽層といいます。もう少し掘ると、スポンジのような感触の土がでてきます。これは腐植層です。さらにほり進むと、黒っぽい土があらわれます。この土をつまんでみると、砂のようにさらさらしているのがわかります。さまざまな大きさの土のかたまりを作っているので、団粒と呼ばれています。
また、土に目を近づけてみると、ミミズ、トビムシ、ヤスデなどのたくさんの小動物 たちが、突然(とつぜん)の人間のおとずれにおどろいている姿や、それらの虫の穴が縦横無尽に走っているのがわかります。もし、拡大鏡や顕微鏡で土の中をのぞけたら、無数ともいえるアメーバ、細菌、かびなどの微生物がうごめいているのを見る事もできるはずです。
面積が1平方メートル、深さ15センチメートルの土の中を調べると、体長2センチ以上のミミズ、ムカデなどの小動物が300匹、体長2ミリ以下の昆虫のトビムシ、ダニ、イトミミズなどが200万匹、さらに、顕微鏡でしか見えないアメーバなどの微生物が10兆匹ほどいるそうです。ちょっと信じられませんが、ものすごい数の生き物がいます。
★土が植物を育てるんだ。
土にはたくさんの有機物が含まれていて、団粒や虫の穴がたくさんあります。そして、いろんな小動物や微生物が無数とも言えるほど住んでいます。このような土は健康な植物をすくすく育てます。たくさんの有機物は、微生物によって分解されゆたかな養分を植物に与えます。団粒や虫の穴がたくさんある土は呼吸に必要な空気を植物の根に与えたり、植物が育つのに欠かせない水をたくさん土の中に保っている事が出来ます。そして、無数ともいえる微生物は、植物の根が病気になるのを防いでくれます 。
だから、健康な土が健康な植物を育てる!!と言えるのだと思います。
参考=「土壌の世界」
農業に期待!!!って思った人 ついでにこんなブログをやってる
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posted by nara1958 at : 2007年05月11日 | コメント (9件) | トラックバック (0) TweetList
2007年05月10日
玄米食のススメ
食事を白米から玄米に替えて1年ほどになりますが、快眠快便、肝機能の数値が改善されるなど、「玄米は体にいい!」と実感している、小松です。
玄米食に替えて、まず気づいたのが大便 です 黄土色で、太いけれども硬くない、のが健康な大便です。玄米食にすると、便の状態がとてもよくなります。でも、たまに外食や麺類で済ませたりすると、それが便の状態にてきめんに表れるのです。例えば肉をたくさん食べると、硬くて黒っぽくなるし、麺類だと柔らかくなります。
大便は、文字通り、体の中のことを教えてくれる“大きな便り”なんですね
それでは、ローカル通信舎「玄米の話」より引用しながら、玄米の秘密に迫ります。
一番外の籾殻を除いたものが玄米で、胚乳の部分が白米になります。
籾殻と胚乳以外の部分が、いわゆる糠になりますが、玄米パワーの秘密は、まさにこの糠の部分(果皮、種皮、湖粉層、胚芽)にあるようです。
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posted by komayu at : 2007年05月10日 | コメント (6件) | トラックバック (0) TweetList
2007年05月09日
どうする?担い手達の活力源(>_<)
連休明けました 大学を卒業後、私と同じく農業職に就いたヒヨッコ百姓友達2人 に会ってきたヒヨッコ百姓です (ややこし )
元気かなぁ~ ってウキウキ しながら会いに行ったのですが、なんと一人は既に一度職を変わって今は事務系の仕事を もう一人は6月いっぱいで辞める予定とのこと…
なんでなんで~~~
続き、気になりますよね ポチポチよろしくです
posted by sika0228 at : 2007年05月09日 | コメント (10件) | トラックバック (0) TweetList
2007年05月09日
食べきりサイズの大根「ころ愛」
こんにちわちわわです。
法人の農業経営参入が解禁となり、ユニクロのトマトや、キリンビールの花、トヨタ自動車のサツマイモ加工など、成功している企業も現れ初めています。
今後もアグリビジネスに注目!
「ユニクロ」のトマトはどう違う?
いろいろ調べていたら、おもしろい商品がありました。
サカタの種の「ころ愛」
大根って大きくて、家庭でも一本食べきるの大変ですよね。切り身のもの買ってもすぐパサパサになるし・・・
そんなあなたに愛の手をさしのべる「ころ愛」
一本使い切りの小さな大根です。
おいしいと思った方は↓↓ぽちっと!
posted by tiwawa at : 2007年05月09日 | コメント (10件) | トラックバック (0) TweetList
2007年05月08日
有機農法=安全って思ってました
雅無乱さんから始まった、元気 な植物 には虫がつかない 衝撃的でした
虫も食わない野菜 は食べられない
虫食い野菜 は安全の証
っていうのを、信じ込んでいたからです 🙄
農業ってまだまだ知らないことがいっぱいあるっていうのを痛感しました 新しい農のかたちでは、そんな事実を発信していけたらいいなと改めて思いました
さて、これまで有機野菜と言えば、値段は高くなる けど、安心 って思ってたのですが、ほんとにそうなの?って記事を見つけたので紹介します
posted by tateko at : 2007年05月08日 | コメント (6件) | トラックバック (0) TweetList