八十八夜も過ぎてもう少したてばあつ~い夏
がきます。 
夏の食べ物といえば井戸で冷やしたスイカが思い出されます。 
このスイカ、食べるときに気になるのが種ですが、皆さんもご存知の種無しスイカというものがあります。
昔は、種がないのにどうしてスイカが出来るのか
大変不思議でした。 
では、どうすれば種無しスイカが作れるのか、作り方を紹介します。
雑学解剖研究所より [1]
まず、種がある普通のスイカは、遺伝の性質を決める染色体が二組ある「二倍体」と呼ばれるものだ。対して、種無しスイカは染色体が三組ある「三倍体」という、種を作る能力を持たない特別な種類である。種がないので当然三倍体から三倍体のスイカは作れない。そこで二倍体のスイカを何とかして三倍体にするのだが、これにはなんと三年もかかるのである。
一年目には普通の二倍体の種をまく。双葉が開いたときに、コルヒチンという染色体の数を倍にする作用を持つホルモンをかけて育てると、四倍体の染色体を持つ種ができる。
二年目は、四倍体の種を育て、雌花に二倍体の雄花の花粉をつけると、三倍体の種ができるのである。
そして三年目、三倍体の種をまくことによってようやく種無しスイカが収穫できるのである。
へぇ~納得 🙁
、種無しスイカを作るには、大変な苦労があるようです。
この技術(不稔育種法)は漁業にも応用されています。
次を読む前にポッチ宜しくお願いします。
魚は当然に産卵と受精によって(二倍体)固体数を増やして行きますが、この卵を産むには大変な苦労が伴います。子孫を残すために全ての力を使いきり産卵後死んでいく魚も多くいます。
この産卵に多くのエネルギーを使うことで産卵時期の魚の肉質は落ちてしまいます。 
そこで考え出されたのが農業で用いられていた種無しスイカの不稔育種法を応用して、卵を作らない魚、つまり性成熟しない魚(三倍体)が作られています。
産卵しなければそのために使われる エネルギーが肉質や体型に影響するのではないかという思惑からです。
ではこの産卵しない魚はどのようにして作られているのでしょうか
作り方を紹介します。(マンボー水産大学より [2])

ではこの魚はどうなるかといえば。(宮城県 内水面水産試験場HPより イワナの例 [3])

実にでかい(宮城県 内水面水産試験場HPより イワナ3歳 [3])

確かにでかくて美味しそうです。
しかし、種無しスイカも食べやすくて便利ですが、今ひとつ売れていません、なぜか種ありのほうが美味しく感じてしまいます。
この美味しいという感覚には単に糖度が高い、食べやすい、でかい等以外に大事な要素があるように思います。
私たちは、命の有る生き物をいただくことによって自らの命・活力を維持しています。このいただく命が子孫を残すためにまっとうに外圧に対峙していて活力のあるもの。これが美味しく感じる大事な要素ではないでしょうか。
参考に(植物の危機管理(1) [4])を紹介します。