2010年05月06日

【類農園の紹介】社会と繋がる!自然体験学習教室って何?

みなさんこんにちは 😛
みなさんは、GWはいかが過ごされたでしょうか。
農家さんにとっては、晴れ間が続いたGWは、まさに絶好の畑日和で、休日返上あちらこちらで田んぼを耕したり、田植えをしたり、という様子が見て取れました^^
丁寧に代掻きされた田んぼは、水を張れば、大きな鏡のようですし、整然と田植えがされている様子は、とっても気持ちの良い気分にさせてくれます。
この頑張りが、秋になって大きな実りを結んでくれるといいですね
さて、類農園の紹介シリーズ第6弾は、類塾・類農園が協働で開催している「自然体験学習教室」を紹介します
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2010年05月06日

有機物利用技術を考える

【共認社会の新しい農法とは?】(8)人間社会と生態系の関係(2)
~江戸時代に豊かな循環社会が形成されたのは何故か?~

http://blog.new-agriculture.com/blog/2010/04/001093.html
都市部の糞尿・草木灰は買い取られて肥料として近郊農地に投入された。それらの有機物質は、河川を経て海に至り海を豊かにした。
      
干鰯(ホシカ)は鰯から灯明用の油を絞った後のカスだが、それを肥料として農地に投入する流れが出来た。それが重力で海底に滞りがちな栄養素を物質循環にのせることになった。また、干鰯が刈敷に取って代わる事で里山のダメージは減った。

ということでした。人間の糞尿や山海の有機物質を耕作地に投入することで、自然界の物質や栄養素を循環させることが「豊かな循環社会」を形成できた、というわけです。
「不耕起」という概念の真髄は、土中微生物の力を借りて「団粒構造の土と毛管による懸垂水帯」が出来る」ことで、植物の栄養素や水が畑地に保持される⇒土壌生産機能維持向上がなされる(生態系を維持しながら農業する“不耕起”)、ということでした。
それでも、畑地から作物を取り出してしまえば、畑地の作物に必要な栄養収支はマイナスになりますから、何らかのかたちで補給してやる必要があります。それを有機資材とすれば、「有機農法」であり、化学資材とすれば「化学農法」ということになります。

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posted by staff at : 2010年05月06日 | コメント (7件) | トラックバック (0) List   

2010年05月04日

【共認社会の新しい農法とは?】(10)~生態系を維持しながら農業する“不耕起”という手法もアリでは?~

みなさん、こんにちは。今回は、三重のくまちゃん雅無乱 の合作でお送りします。

新しい農法シリーズ(9)では、土の成り立ちを追求しました。

自然の土は植物の根や、ミミズ等の小動物の働きで、地下水と連絡する毛管水帯ができ、微生物の働きで毛管を保持し、その水分に支えられて表層に団粒構造の呼吸できる土ができ、水分・養分のバランスのとれた表土ができあがっています。
この表土で、植物は育ちます。

もし、このような生きものたちが織り成す物質循環を壊さず、その中で作物の栽培をすれば、土に投入するエネルギーは最小限で済むはず。

そういう発想で行なっているのが、不耕起栽培です。

今回は、不耕起耕起のそれぞれのメリット・デメリットから、次代の農法の可能性を探ってみたいと思います。

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※画像は書籍『究極の田んぼ』(amazon)より

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posted by nanbanandeya at : 2010年05月04日 | コメント (8件) | トラックバック (0) List   

2010年04月29日

「地方で元気な農業者紹介!?」・・・類農園の受賞紹介

こんにちは。類農園の紹介シリーズ第4弾は、「地方で元気な農業者紹介!?」です。
前の記事で【かみなか楽舎】を紹介しました。↓
かみなか農楽舎が「第7回オーライ!ニッポン大賞 審査委員会長賞」を受賞!
かみなか農楽舎って?~都会の若者の期待に応えて活力再生☆
 
 今回は・・・手前味噌になりますが【類農園】の紹介です・・・(~_~;)(~_~;)(~_~;)。
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(ちなみに、「手前味噌」の語源・由来は・・・
自慢の意 自分の家で造った味噌の味を自慢すること、から来ている言葉・・・です)
と言う事で、類農園の紹介・・・まず、最近の表彰の紹介です。
●地元品評会
平成12年10月29日 第14回榛原町農林産物品評会 榛原町 特賞
平成13年10月27日 第15回榛原町農林産物品評会 〃 優良賞
平成14年10月27日 第16回榛原町農林産物品評会 〃 優秀賞
平成14年10月27日 第16回榛原町農林産物品評会 〃 優良賞
平成14年10月27日 第16回榛原町農林産物品評会 〃 特別賞
●活動
平成18年3月7日  第11回環境保全型農業推進コンクール
         農林水産省 
優秀賞(推進会議会長賞)
平成21年5月28日  第1回耕作放棄地発生防止・解消活動表彰
         全国農業会議所・全国農業新聞 全国農業会議所会長賞
平成22年1月12日  平成21年度奈良県農業賞
         奈良県 奈良県農業賞
平成22年3月19日 第15回環境保全型農業推進コンクール
         農林水産省 奨励賞
平成22年3月26日 平成21年度 土地改良事業地区 営農推進優良事例表彰
         農林水産省 農村振興局長賞
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■これらの表彰は「農業や地域の活性化」「みんなの財産である農地の有効活用」「次代の農業の基本になる環境保全型農業の推進」に対して、成果がある或いは営農モデルとして参考になる、と言う事で評価されています。
★では、これにいたる【類農園の歩み】を続きに記して行きたいと思います。   是非、ご覧下さい。
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posted by nara1958 at : 2010年04月29日 | コメント (4件) | トラックバック (0) List   

2010年04月28日

映像宅配便:春の息吹

未分類

映像宅配便:春の息吹
知人のKさんは、山裾の畑地を借りて「自家農園」を始めたそうです。
有機・無農薬での野菜栽培を目指すそうですが、今回は、農園の春らしい映像を送って頂きました。
皆さんにも、その「お裾分け」をしたいと思います。
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▲タラの芽(左)、梨の花(中)、プルーンの花(右)
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▲山つつじの花(左)、野生のシャクナゲの花(中)、野生のシャクナゲの蕾(右)

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2010年04月27日

【共認社会の新しい農法とは?】(9)有機肥料と不耕起で作る豊かな農地①~豊かな土の条件~

自然界では人が何も手を加えていないのに植物が育つのはなぜ?
今回は自然界の土の仕組みをヒントに豊かな土について考えます
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1.土の成り立ち
◇層の違い
生物の生息域と水の状態に着目すると土は
①生物の生息できるところ―表土(懸垂水帯)
②生物が生息できないところ―毛管水帯
③地下水の満ちているところ

の3層に分類することが出来ます。

■土壌水(「水文学概論」より)

詳しくはこちら
       

                           
生物の生息できる表土層では土中に酸素が供給される為、土中には植物・微生物・菌類(カビなど)・小動物(ミミズ・オケラなど)などたくさんの生物がいます。
この表土の土は、団粒構造になっており、土の粒子の間に隙間が出来ている為、やわらかく、酸素を取り込むことが出来るのです。
また、これらの生物はこの団粒を繋げて毛管・細管・太管と呼ばれる管を作り、その下の毛管水帯に繋がっています。
表土の下には毛管水帯と呼ばれる層があります。この層では、毛管に水分が満たされ、保持されており、表土と地下水域を繋げる役割を果たしています。しかし、この層には、水分が多く、酸素供給もなされない為、一部の嫌気性の微生物・細菌を除いて、生物は生きていけない層です。
◇豊かな土の条件
①団粒構造の土
農地の土は団粒構造がよいとされています。
団粒とは、土の微粒子が腐植質の糊で固められた大きさ1ミリ程度の粗い砂や粘土の粒子のことです。


ここで糊の役目を果たす腐植質とは、動植物や微生物の死骸で作られた水に溶けない有機物のことで、養分として利用される水溶性の腐植質とは性質が少し異なります。この団粒構造の土はやわらかく、酸素を取り込むことが出来るので、土中の生物が生きていくことができるのです。
しかし、これだけでは豊かな土にはなりません futaba.jpg
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posted by akika at : 2010年04月27日 | コメント (5件) | トラックバック (0) List   

2010年04月23日

かみなか農楽舎って?~都会の若者の期待に応えて活力再生☆

こんにちは、こまつです。
今回は、「第7回オーライ!ニッポン大賞」を受賞した、かみなか農楽舎について紹介したいと思います。
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かみなか農楽舎とは?

『都市からの若者の就農・定住を促進し、まちを活性化させること』を目的とした農業生産法人です。町内外から自立と夢をもった活力ある有志を中心に編成され、研修を通じて農業の後継者育成を行っています。
「かみなか農楽舎 農業研修・農業体験ブログ」

というコンセプトに基づき、平成13年にかみなか農楽舎は発足しました。
そしてかみなか農楽舎のスゴイところは、なんと言ってもその就農率の高さです。

かみなか農楽舎の卒業生は現在24名
その内
若狭町に定住してくれてるのは17名
熱いですねー!
かみなか農楽舎
なんてったって
就農率が高い!!
町外に出られた方も何らかの形で農業に関わられているので
今のところリタイヤした人はいません。
「かみなか農楽舎 農業研修・農業体験ブログ」

これは本当にスゴイ数字です 毎年3名ずつの研修生を輩出し、うち2名が町内に定住していると言うことになります。
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そんなスゴイ「かみなか農楽舎」の成功ポイントを紹介しますのでお楽しみに☆
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posted by komayu at : 2010年04月23日 | コメント (6件) | トラックバック (0) List   

2010年04月21日

資料編:江戸時代の植生

未分類

【共認社会の新しい農法とは?】(8) の「里山風景」に関する資料編です。
1◆郷帳(ごうちょう)に基づく山の内訳
「絵画に省略や誇張は付きもの。浮世絵が当時の禿山を伝えているとは限らないんじゃないの!」という突っ込みもありそうなので調べてみました。そしたら、江戸時代の状況を示す資料が、「『里地里山文化論 上 環境型社会の基礎と形成』養父志乃夫著・農文協発行」にありましたので、紹介します。
三代将軍:徳川家光は、石高を正確に把握するために村単位の石高を記した郷帳(ごうちょう)の作成を命じたそうです。なかでも江戸時代前期1600年代(正保年間)のものには、村に所属する山や芝山(草山)を絵図に描かせているようです。
その正保郷帳によって当時の植生を調べた水本邦彦氏によると、
———————————————————
【平野部中心の河内や越中国の村々】
 
・山無し村が全体の60%
・刈敷や牛馬の餌を河川敷や土手・畦などで採取していた
———————————————————
【山国である陸奥や信濃国】
・80%以上が山付き村   
・刈敷や牛馬の餌を採取する草柴系が、約60%
・柴やカヤを採取する草木混在系が、約20%
・薪炭を採取する雑木系が、約20%
———————————————————-

と推測されるそうです。
2◆史料と聞き取り調査による山の内訳
江戸時代後期の林野国土利用を調べた藤田佳久氏・有薗正一郎氏らによると、
———————————————————-
《本州以南の里山》
・刈敷や牛馬の餌を採取する草柴系が、国土全体の約12%
・雑木とマツの混交樹林が約25%
・薪炭や建材などを得るマツを中心とした針葉樹林が約22%
———————————————————-

林のうち雑木林は38%(約1,400万ha)で、草柴系の12%(約450万ha)と合わせると、ヒトが食料やエネルギーや生活資材を得るために、国土の約50%を活用していたといいます。
後半は、図版を多用しながら江戸時代の里山風景を検証していきます。
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2010年04月20日

【共認社会の新しい農法とは?】(8)人間社会と生態系の関係(2)~江戸時代に豊かな循環社会が形成されたのは何故か?~

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前回は、「(7)人間社会と生態系の関係~古代文明から学ぶもの~」で【砂漠になったメソポタミア文明】と【ナイルの恵みを捨てた現代エジプト】について扱いました。
今回は、「森林をよみがえらせた江戸時代の循環社会」について見ていきたいと思います。
意外なことに、緑成す日本の自然は連綿と続いてきたわけではなかったようです。
「日本は【植物国家】(1)」
となるには、それ相当の施策がとられたからです。

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浮世絵をみるとはげ山の歴史が分かる・・・

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2010年04月15日

かみなか農楽舎が「第7回オーライ!ニッポン大賞 審査委員会長賞」を受賞!

未分類

こんにちは。
類農園の紹介シリーズ第3弾は、類農園と関係の深い「かみなか農楽舎」のご紹介です。
かみなか農楽舎は、福井県若狭町にある農業生産法人で、就農研修事業を中心に、体験事業、農業生産・販売事業などの活動を行っています。(設立当初から、類農園はその運営に携わっています。)
その農楽舎が先日、「オーライ!ニッポン大賞 審査委員会長賞」を受賞しました。
今回は、オーライ!ニッポンと、かみなか農楽舎のご紹介、及び、その評価ポイントについて考えてみたいと思います。

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