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2010年05月06日
【類農園の紹介】社会と繋がる!自然体験学習教室って何?
みなさんこんにちは 😛
みなさんは、GWはいかが過ごされたでしょうか。
農家さんにとっては、晴れ間が続いたGWは、まさに絶好の畑日和で、休日返上あちらこちらで田んぼを耕したり、田植えをしたり、という様子が見て取れました^^
丁寧に代掻きされた田んぼは、水を張れば、大きな鏡のようですし、整然と田植えがされている様子は、とっても気持ちの良い気分にさせてくれます。
この頑張りが、秋になって大きな実りを結んでくれるといいですね
さて、類農園の紹介シリーズ第6弾は、類塾・類農園が協働で開催している「自然体験学習教室」を紹介します
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1.自然体験学習教室の概要(自然体験学習教室って何?)
自然体験学習教室は、一年を通じて自然や農作物にふれ、出荷や販売などの「仕事」を体験し、地域のさまざまな方々と関わる中で、小学生を健全に育むことを目的として開講しています。生徒数約1万3000名、41教室を大阪府に展開する『類塾』と、同グループが経営する奈良の『類農園』が共同で2000年4月から毎年運営しています。2000年4月に始まったこの教室も、みなさまのあたたかいご支援のおかげで今年で11年目をむかえます。これまで、長期会員だけで400名以上の子どもたちがこの教室を巣立っていってくれました。
毎回、自然体験学習教室の開催日には、静かだった農園の畑に、子供たちの元気な声がこだまし、とても賑やかな畑に様変わりします そんな子供たちの充足する様子を楽しみにしながら、私たちは教室の準備、設営にあたっています。
■どんなことをするの?
自然体験教室は年間10回開催され、奈良県は宇陀市の、自然豊かな環境の中で、季節に応じて、野菜の種まきや、お世話、収穫をしたり、みんなで田植えや稲刈りなどをすることで、自然に触れ合う楽しさや、共同で作業する楽しさを実感してもらっています。
日々農作業に従事する私たちにとっては、何気ない作業であっても、初めて行う子供たちにとっては、そのどれもが新しい発見の連続のようです。「野菜ってこんな風に育つんだ!」「すっごく大きいカボチャが採れたよ!」など、嬉しそうな顔で言ってくれるので、こちらもとても嬉しくなってしまいます^^
そして、農作業は一人でするものではなく、みんなと協力して行う作業なので、協働することの大切さや、楽しさを実感できます。真剣に作業をする子供たちの様子を見ると、農業には、学校の勉強では学べない、大切なことがたくさん体験できるし、学べるんだということが伝わってきます。
この、自然体験学習教室を通して、様々なことを学んでもらい、将来社会に出た際に、役に立つ力を身に付けてもらいたいと想っています。
そして、そのような想いから、農作業以外にも、自分たちの作った野菜を、お客さんに買っていただく、「販売体験」や、地元農家さんの農場へ行って、色々なお手伝いをするということもしています。
今年で11年目になる自然体験学習教室ですが、少しずつ、農業の場だけではなく、社会へと、対象が広がっており、そこで関わる人たちとの、充足の輪も広がっていっているように感じています。
販売体験では、子供たちの元気な様子を見るだけで、通りすがりのお客さんは、嬉しそうに野菜を買っていただけますし、地元農家さんのお手伝いでは、予想以上に頑張って働いてくれる子供たちの様子をみて、「とても助かった」とか、「楽しかった」とも言っていただけました
2.「遊びについて」
そんな自然体験学習教室ですが、子供たちにとって、さらに、よりよい充足の場・教育の場にするために、「遊び」を積極的に取り入れるようにしました。
何気ない「遊び」の中には、子供たちを成長させてくれるたくさんの要素が含まれているということがだんだんと分かってきたようです、以下、るいネットの記事を引用します。
”遊び”と機能発達
自然界を見ると、高度な動物になるほど、「遊び」を行っており、内容が複雑化・高度化していくことが解ります。
進化させてきた本能機能を十全に働かせ、外圧へと適応していく為には、”遊び”を通した模擬訓練・実践的訓練が必要になると言うことなのでしょう。猿・人類の遊びが、その他の哺乳類と比較にならないほど複雑な理由もそこにありそうです。
共認機能を獲得した猿~人類は、本能機能を働かせる為の模擬訓練としての”遊び”に加えて、共認機能を十全に働かせていく為の”遊び”も重要になる。そして人類の場合は、”観念機能”を十全に働かせていく為の”遊び”も必要になる。
例えば水遊びや砂遊びは、その繰り返しの中で、手などの触覚機能(=本能)を発達させるだけでなく、水や砂の性質(=科学認識)を認識することへと繋がっていきます。
鬼ごっこなどの集団遊びは、走り廻る中で本能機能を発達させるのはもちろん、集団で課題を考えたり、お互い期待をかけたり応えたりする中で、共認機能を発達させ、更には、様々な予測思考や連関思考(因果律・手順律)を繰り返す中で、観念機能も発達させていきます。
このように見てくると、遊びの”本質”とは、外圧に適応する生体へと身体や脳を発達させていく為の、機能発達の場、実践的訓練の場にあると言えそうです。(実際、子供の頃に集団遊びを繰り返すほど、脳神経回路が発達すると言う報告もある219746)
参加者・人数や場所などによって、無限とも言える複雑な組み合わせを持ちえる従来の遊びとは違い、文字通り”プログラムされただけの”単純刺激であるTVゲームでは、このような機能発達は望めず、時間の浪費でしかありません。
現在社会には、”子供の遊び=取るにたりないもの・時間の浪費”と言う感覚があるように思いますが、遊びをただの時間の浪費へと陥れたのは、市場社会に他ならないでしょう。
環境問題を始め、現在社会に溢れる未明課題を突破する人材を育成していく為にも、自然の摂理に基づいて、遊びに対する認識を180度転換し、その内容を見つめ直していく必要があると感じます。
前回の開講日には、自由時間を設けて、子供たちに好きに遊んでもらいましたが、みんなとても元気で、大人も子供も一緒に鬼ごっこをしてはしゃぎまわっていました。子供たちの元気な様子には本当に驚かされますね
前回の教室の様子はコチラ⇒「自然体験学習教室2010」第一回 ~開講式の様子♪~
農という場には、ただ単に野菜を作るだけではなく、その場や、作業、農地を生かして、様々な多面的な機能があると思います。今回は、教育機能としての農として、類農園の取り組みを紹介しました。
農業に従事する立場として、社会のみんなに対して、どんな新しい価値を提供することができるのか、日々追求することが、これから期待されていることなんでしょうね
今回は以上です。ご精読ありがとうございました。
投稿者 sugi70 : 2010年05月06日 TweetList
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コメント
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