2010年5月11日
2010年05月11日
【共認社会の新しい農法とは?】(11)~人間の役割は、養分を「使える」状態にして陸地に戻すこと~
このシリーズの前回投稿(リンク)で、
“人類が、具体的にどのような形で、生命群の力を借りながら、必要最小限のエネルギー投入のみで、自然界の物質循環の中に存在させていただくのか、どんな風に生態系と関わっていけばいいのか、ということが今後問われてくる”
という重要な視点が提起されました。
「最小限のエネルギー投入」とは、単純に肥料を減らすことではありません。あくまで、近代農法の問題点は「化学的に合成された肥料をジャブジャブ投入していること」が結果的に農地の疲弊や汚染を引き起こしていることなのです。
その肥料作成と流出で失われるエネルギーこそが無駄であり、そこを「自然界の物質循環」の手助けを得ることで合理的にすることこそ、『持続可能な農業』への道だと言えます。
具体的には、現在ただの廃棄物として扱われている「糞尿」を、農作物が利用できる栄養素の状態にして農地に「戻す」ことになります。
その方法については、本文で追求していきます。
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投稿者 staff : 2010年05月11日 Tweet