2010年03月18日
農業・農村の「6次産業化による地域活性化を目指して」 ~船方農場グループ~
みなさんこんにちは!sugi70です。
「成功事例紹介シリーズ」もまだまだ続きます
そんな今回は、山口県で大規模農業から、自社の農場、生産物を生かした農業体験、加工販売など、幅広く事業を手がけて成功している、「船方農場グループ」をご紹介します
船方農場がある、山口県阿東町は、人口7000人程の小さな町ですが、彼らが経営する、船方農場には、地域内外から、年間8万人ものお客さんが訪れるそうです。
25haもの広大な敷地の中ですが、入場料金は無料
気軽に農場に入って、生産の現場を見たり、そこで遊ぶことができ、ウインナーをつくったり、バーベキューや乳搾りなどの体験ができること、農場の新鮮な農産物を購入できることが大きな魅力のようです。
さらに、これらの農場見学、農業体験を通じて、農産物の宅配の顧客は5500人にまで増えたそうです。
そして、現在ではグループ全体で12億の年商を誇り、6次産業化(組織内で、生産・加工・サービス・販売を一貫して行う)を実現している企業ですが、昭和44年の設立当初は5名程で酪農を営んでいた小さなものだったようです。
そんな彼らが、一体どのようにして、現在の成功を収めることができたのでしょうか、順を追って紹介していきたいと思います。
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posted by sugi70 at : 2010年03月18日 | コメント (5件) | トラックバック (0) TweetList
2010年03月16日
【共認社会の新しい農法とは?】(2)生命とはどういう存在なのか?
【共認社会の新しい農法とは?】(1)プロローグ
に続きます、雅無乱 です。
前回のプロローグでは、
農業は自然の摂理の下で行われている人間の生業。
どんなに人間にとって都合の良いシステムを考え出しても、
それが自然の摂理に反していれば「持続可能」な農業にはなり得ません。
そう考えると、農業政策や農法の行き着く先は
「自然の摂理と人間の営みの合致」と言っても過言ではないでしょう。
では、その自然の摂理とはどのようなものか?
とあった。
今回は自然の摂理に合致した農業を模索する前提として、「自然の摂理の本質とは何か?」その中での「生命とはどういう存在なのか?」を追求してみたい。
続きに関心のある方は、いつものクリックお願い!
プロローグでは、『「地球生態学」で暮らそう』(槌田敦著)という書籍を参考に進めていく…としたが、生命を「エンジン」に例えたり、エントロピーの増大を「毒素が増える」という比喩を使って表現するなど、著者が独自に定義した概念や独自の解釈を用いて説明されているので、普遍的な「自然の摂理」「生命の原理」を確認するのにふさわしくないと感じた。
ここは、より普遍的な地平(みんなが納得できる認識)に向けて、この著書は一旦横に置いて、ゼロから追求を始めたい。
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posted by nanbanandeya at : 2010年03月16日 | コメント (5件) | トラックバック (0) TweetList
2010年03月11日
柚子を主役に村を丸ごと売り込む~馬路村の挑戦
こんにちは、こまつです。
「成功事例紹介シリーズ」今回は、柚子に村の生き残りを掛け一丸となって村民の生活を守っている、高知県馬路村(うまじむら)の取り組みを紹介します。
高知県の東部、高知市内から車でたっぷり2時間はかかるほどの山の中に、馬路村はあります。安芸郡の山間部にある面積165.52平方キロメートル、人口1,200人足らずの小さな村です。定かではありませんが、馬でしか進めない山奥だから「馬路村」という名前がついたと言われています。天然の魚梁瀬(やなせ)杉を利用した林業と、特産品の柚子や柚子を使用した加工品の生産販売が、村の中心産業です。
このような山奥の小さな村が、通信販売に特化した販売チャンネルで、35万人の顧客と30億円を超える売上を達成し、今では著名な「ゆずの里」として、馬路村の名は全国に知られるようになりました。
高齢化と過疎化が進む中で、馬路村は一体どのようにしてこのような成功を収めることが出来たのでしょうか?
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posted by komayu at : 2010年03月11日 | コメント (1件) | トラックバック (0) TweetList
2010年03月08日
【共認社会の新しい農法とは?】(1)プロローグ
【「新しい農のかたち」の実現に向けた政策提言】シリーズの締めが入りましたね(リンク)。
>このブログも、そんな認識形成の場として、みんなの意識を集積して、答え、
そして、求められる具体的な政策提案へつなげて行きたいと思います。
農業は自然の摂理の下で行われている人間の生業。
どんなに人間にとって都合の良いシステムを考え出しても、それが自然の摂理に
反していれば「持続可能」な農業にはなり得ません。
そう考えると、農業政策や農法の行き着く先は「自然の摂理と人間の営みの合致」
と言っても過言ではないでしょう。
では、その自然の摂理とはどのようなものか?
次回以降、しばらくその軸に沿って農業を追求してみたいと思います。
Amazonへのリンク
上記の文献には、エントロピー論から自然の摂理・人間の暮らし方についての
本質を下記のような章立てで語られています。
1章 あらゆる生命はエンジンである
2章 気象エンジンが育む地球の生命
3章 土(陸地)の生態系
4章 水(陸水と海)の生態系
5章 人間社会と生態系の関係
6章 有機肥料と不耕起でつくる豊かな農地
7章 糞尿と涌き水でつくる豊かな漁場
8章 これからの暮らしを考える
今後共認社会となっていく中で、持続可能な新しい農法とは何か。
『「地球生態学」で暮らそう』(槌田敦著)を基に追求していきたいと思いますので、
お楽しみにどうぞ
あと、今回の追求に関して1つ固定しておきたい見方が、「否定視しない」ということです。
現状の制度下においては、「自然の摂理に合致した農業」を追求するのも
実践するのも困難だということは明らかです。
だからといって「そんなの理想論だよ」「できるわけがない」という意識では
「新しい農のかたち」が切り開けるとは思えません。
絶対的な現実である自然の摂理に沿った農法を追求し、より多くの人が
「それならいける!」と可能性を感じて「それを実現するためには制度をどう変える
必要があるか?」という思考になることが、ここから先の突破口だと考えています。
ということで、我々ブログスタッフはもちろん、現在農業に関わられている方々の
現場発のご意見や体験談が不可欠となります。可能性の否定ではなく、厳しい現実の
場面を教えていただけるのは大歓迎です!
今後の追求にご意見・ご感想いただけると、追求も進んでゆきますので、
応援よろしくお願いします
最後に応援クリック をお願いします いつも励みにしています 😀
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posted by staff at : 2010年03月08日 | コメント (7件) | トラックバック (0) TweetList
2010年03月05日
日本の農業史1~イネ伝来→農業黎明期 日本の農業は、いつ、どうやって起こったの?~
日本農業史第1弾は、稲の伝来~広がりについて扱います。
元々日本には稲作文化はなかったといわれています。
しかし、歴史をたどると、次第に日本の大事な主要農産物になっています。
なぜ、ここまで稲作が広まったのか、時代を追ってみていきましょう
画像はこちらからお借りしました。
応援宜しくお願いします
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posted by misima at : 2010年03月05日 | コメント (3件) | トラックバック (0) TweetList
2010年03月03日
農家のための農協~大分県下郷農協
農協は本来、「農業者による農業者の為の組織」のはずですが、昨今では農家の農協離れが進行し、農協自身の統廃合が進むなど、その存在意義が問われています。
そのような中で、有機農産物の産直を積極的に行い、減反拒否、合併拒否の姿勢を貫き、「農協の原点」「農家の為の農協」とも言える活動を行っているのが、大分県の下郷(しもごう)農協です。
<概要>
下郷農業協同組合:大分県下毛郡耶馬溪町
組合員499人、340戸、職員115人
事業:貯金27億円、貸付7億円、販売15億円、購買5億円
[本所事業部] 管理部、品質衛生管理、販売産直部(購買 電算)、生産部、営業部、牛乳工場、惣菜工場、きのこセンター、農産工場、選卵場、鶏肉処理場、製茶工場
[下郷農協直販の店]トキハアクロス大分明野センター内、トキハインダストリー南大分センター内、久留米大地店、北九州徳力店
応援クリックお願いします
ありがとうございます
posted by sbaba at : 2010年03月03日 | コメント (9件) | トラックバック (0) TweetList
2010年03月02日
【「新しい農のかたち」の実現に向けた政策提言】(10)必要なのは、みんなの意見を紡いで作り出す「共認形成」
いよいよこのシリーズも最後となりました。
農が意識生産であるという認識に始まって、日本農業の可能性、私権制度に変わるあらたな制度の必要性、地域や企業の取り組み、成功事例と、扱って来ました。
ここまで見てきて、あらためて感じるのは、可能性が感じられる切り口、実践例は、既存の政府、政策から出てきたものは、無いと言っても良いと言うことです。
しかし、一方で、個々の取り組みでは、社会全体の動きにはなりません。より可能性のある大きな動きにして行くためには、何らかの仕組み、場が必要ではないでしょうか。
では、いつものクリックお願いします。
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posted by naganobu at : 2010年03月02日 | コメント (5件) | トラックバック (0) TweetList
2010年02月25日
日本農業史
〈リンクより引用〉
現在、わたしたちは、このブログのタイトルにもなっている、新しい「農」のかたちを模索しているのですが、ふと、日本の農はどのような経緯を経て現代に至っているのだろう?という疑問が沸いて来ました。
本ブログや文献を見ても、日本が市場拡大のベクトルに舵を切り始めた明治時代以降の日本農業史は、比較的分析・追求されているのですが、それ以前の農業史に関してもっと知りたくなってきました。
そこで、新しい農を探る上でも、歴史を遡っていく必要があると考え、改めて『日本の農業はどのような変遷を辿ってきたのか?』を明らかにしていきたいと想います。
題して、『日本農業史』をシリーズものとして記事化していこうと考えています。
先に進む前に、いつものヤツお願いします 😉
posted by marlboro at : 2010年02月25日 | コメント (7件) | トラックバック (0) TweetList
2010年02月23日
地域住民一人一人が塾生・みんなで地域作り~秋津野塾~
こんばんは、まるいちです。
■今日は、全員参加の地域作り、地域活性化の成功事例として「和歌山県田辺市・秋津野塾」を紹介します。
この秋津野塾の地域作りは平成8年に「農林水産省主催の豊かな村づくり表彰事業」で天皇杯を受賞している、全国でも屈指の成功事例です。
実は、私は今月初めの2月3日~4日の奈良県農業指導士会「平成21年度県外先進地視察研修会」で、この秋津野塾の視察に行かせてもらいました。
この時の感想等を織り交ぜながら報告したいと思います。
秋津野塾HPからお借りしました。
■和歌山県田辺市上秋津地区 概要
人 口 世帯数1,100 人口3,350・・・人口増加が続く農村
位 置 田辺市の西に位置
紀伊田辺まで10分 阪和高速南紀田辺ICまで7分
白浜温泉・白浜空港まで20分
気 温 年平均16.5℃ 降水量1,650mm
●秋津野地区は、農村地区でありながら人口の流入が続いています。
昭和31年540戸、昭和60年600戸、平成15年は1,013戸、平成20年には1,100戸にまでなっています。
決して大都市近郊でもないのに人がどんどんあつまる地域の魅力はどこにあるのでしょうか?
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posted by nara1958 at : 2010年02月23日 | コメント (3件) | トラックバック (0) TweetList
2010年02月22日
【「新しい農のかたち」の実現に向けた政策提言】(9)みんなで支えていく仕組みづくり
みなさんこんにちわ。
農業の政策提言シリーズも第9弾を迎えました。 😀
農業は誰が担うか?ということで、個人(兼業)農家→企業→地域と対象を広げてきましたが、今回は、さらに対象を広げて「社会(みんな)] という地平で考えてみたいと思います。
<農林水産省>からお借りしました。
それを考える上で、参考として、るいネットから「潮流5:失われた40年」を紹介したいと思います。
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posted by keitaro at : 2010年02月22日 | コメント (6件) | トラックバック (0) TweetList