2006年12月13日

有機農業 法で後押し?

小松です。
12月8日、「有機農業推進法」が衆議院本会議で可決された。
以下に法案の一部を引用する。

第一条 この法律は、有機農業の推進に関し、基本理念を定め、並びに国及び地方公共団体の責務を明らかにするとともに、有機農業の推進に関する施策の基本となる事項を定めることにより、有機農業の推進に関する施策を総合的に講じ、もって有機農業の発展を図ることを目的とする。
(定義)
第二条 この法律において「有機農業」とは、化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業をいう。
(基本理念)
第三条 有機農業の推進は、農業の持続的な発展及び環境と調和のとれた農業生産の確保が重要であり、有機農業が農業の自然循環機能(農業生産活動が自然界における生物を介在する物質の循環に依存し、かつ、これを促進する機能をいう。)を大きく増進し、かつ、農業生産に由来する環境への負荷を低減するものであることにかんがみ、農業者が容易にこれに従事することができるようにすることを旨として、行われなければならない。
2 有機農業の推進は、消費者の食料に対する需要が高度化し、かつ、多様化する中で、消費者の安全かつ良質な農産物に対する需要が増大していることを踏まえ、有機農業がこのような需要に対応した農産物の供給に資するものであることにかんがみ、農業者その他の関係者が積極的に有機農業により生産される農産物の生産、流通又は販売に取り組むことができるようにするとともに、消費者が容易に有機農業により生産される農産物を入手できるようにすることを旨として、行われなければならない。
3 有機農業の推進は、消費者の有機農業及び有機農業により生産される農産物に対する理解の増進が重要であることにかんがみ、有機農業を行う農業者(以下「有機農業者」という。)その他の関係者と消費者との連携の促進を図りながら行われなければならない。
4 有機農業の推進は、農業者その他の関係者の自主性を尊重しつつ、行われなければならない。
ツルネン・マルテイ氏HPより

この法案は2年程前から超党派の議員が集まり、議員立法を目指して準備してきたものらしいが、「何で有機農業だけ?」という素朴な疑問が湧いてくる。
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posted by komayu at : 2006年12月13日 | コメント (6件) | トラックバック (0) List   

2006年12月12日

「自然体験学習教室」

このブログ”新しい「農」のかたち”の母体”るいネット”を運営している類グループでは「自然体験学習教室」と言う子供達の為の教室を開催しています。 😀
自然体験教室案内
今年のカリキュラムは12月10日の餅つき大会・閉講式で終了しました。
1年を通じての教室の様子は ★自然体験学習教室の広場★に掲載されているので、是非見て下さい 🙄
平成 年から開始したこの教室には、毎年たくさんの小学生とその家族、大学生のボランティアスタッフ、そして類塾・類農園のスタッフが参加しています
今年からは本格的に「あつまれ子供起業家!」を合言葉に2回の販売体験を実施しました。収穫から販売まで、自分達で企画して“やおや”を運営する!お客さんの期待に応えるにはどうしたらいい?を考える!・・・子供達は本当に真剣でした 🙂
その中で子供達が得たものはすごく大きかったと思います
そして、これらの体験を”みんなの答えをさがす 小・中・高生のサイト 類塾ネットに投稿しみんなに伝える事で、みんなで考える力・勉強する力を伸ばしていく・・・本当にどんどん成長してくれました
は類塾ネットへの子供達の投稿です。
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>ゆっくり深呼吸をした。徐々に冷静になってじっくりと考えた。
 「お客さんの気持ちを、考える・・・?」
私の精いっぱいの知恵をふり絞ってでた答えだった。この後、私はぐっすり寝た。
 次の日も、私は昨日の「答え」を忘れないでいた。
 いざ、販売となっても私は忘れずに心がけた。時々、忘れそうになったが、我に返って冷静に思い返した。
―― 販売体験は結果的に成功。「売れてナンボ!」だった私は、「同化してナンボ!」に変身していた。次もこの気持ち、忘れないでえっっ(笑)!
「同化でナンボ?売り上げナンボ?」
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>私達は販売体験を通じていろいろなことを学びました。
一つ目は、仕事がいかに大変かということです。
仕事をする上では、自分以外のみんなの気持ちを考えなければいけないと思いました。また、普段から仕事をしている人たちは、全てが出来上がっているところから始めたわけではなく、一から考え、それを継続していっているのです。それは、とてもすごいことだということが分かりました。
二つ目は、一つのことをするにはその裏にいくつもの支えが必要だという事が分かりました。販売体験で野菜を売るには、野菜を作る人、運ぶ人、買う人、店の場所を貸してくれる人などの支えが必要だという事です。そして、何より仲間がいないと商業は成り立たないのです。
最後に、大切な事は普段みんなが店で買うものは全て色々な人の努力の結晶なのです。それは絶対忘れてはいけない事なのです。
「販売体験2班 やおやのおじさんはただのおじさんじゃない!!」
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エジソンいわく、成功のヒミツは「99%の努力と1%のひらめき」だそうだ。つまり、人は頑張れば何でもできるのだ。
この自然体験を1年間やってきて(トータルでは2年♪)、それがすごくわかった。それとともに、たくさんの笑顔に出会えたのは、自分でも誇らしい。一番実感できるのは、販売体験。まさか、1万円すら売り上げられないと思っていた私たちが、5万円も売り上げたなんて…。今でも信じられない。
星の王子様にでてくる「キツネ」いわく、大切なことは目に見えないそうだ。つまり、大切なことは心で見るのだ。
この自然体験ですごくわかった。販売体験のとき、商品をお客さんに渡しながら胸がクゥ――っと熱くなったのを今でも覚えている。
自然体験で、努力することを学んだ。これは、絶対忘れない。絶対忘れない。
きっとできるということ、大切なことは心で見るということ、これは永遠に私の心に刻み込まれてゆく。
「類農園~私と友達と、時々先生~」
-------------------------------
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まるいち
          
 

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posted by nara1958 at : 2006年12月12日 | コメント (9件) | トラックバック (0) List   

2006年12月11日

廃校利用の、地域拠点再生とネットワーク化の可能性

1947年生まれの「団塊の世代」 に端を発した学校増設も、その団塊ジュニアの卒業以降は、「少子化」 が進み、
「廃校」 の憂き目にあう施設が増大しています。
「日本の小学校の廃校一覧」 によれば、その数たるや夥しいですが、学校は地域にとって象徴的な意味合いを持つ場合が多いため、廃校になった校舎をさまざまな形で再利用する試みが各地でなされています。
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2006年12月10日

免疫⇒体温⇒冬野菜~ヒヨッコ百姓日記~

ついに本格的な冬 がやってきました さっそく風邪を引いてしまったヒヨッコ百姓です
皆さんも体調管理には気を付けましょう でも「体調管理って結局のところ、何したらいいの 」って人、結構いませんか??
ずばり、「体調を整える」=「免疫機能を高める」そして「維持するということ」ではないでしょうか?
るいネットで、「改めて免疫を考える意味」という投稿の中の一文、
健康とは、生命体が外圧環境と一定の調和状態を保っていることだ。
を読んで、そう思いました。
それで免疫についてちょっと調べたら、興味深い言葉に出会いました
→「体温免疫学」(新潟大学安保徹教授)
人間の体は、本来36.2度程度が最も機能的に働くようになっているというもの。でも現代人は、様々な化学物質やストレス、食事状態によって、体を冷やしがち…35℃台(医学的には35℃以下を低体温という)が続くと、新陳代謝・内蔵機能・排泄機能が低下し、体調が悪くなったり、免疫力が低下することにより、病気にかかりやすくなるんだそうです
参考
健康を維持しようと思ったら、冷やすの逆=温めればよいわけです
体を冷やさないように、服装を気をつけたり 半身浴をしたり 適度な運動(ストレッチとか) 、あと睡眠時間をちゃんと取るのも必要なようです
体を冷やす、温めるという事で言えば、わたくし、百姓ですから(>ω<)
やっぱり食べ物の面からも気になります (やっと本題(笑;)
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posted by sika0228 at : 2006年12月10日 | コメント (9件) | トラックバック (0) List   

2006年12月09日

石油浸け農業は、食糧としてエネルギーを生産していない

現代農業は、肥料・農薬・農耕機械を使用しますが、それは農業が石油化学工業に依存しているということに他なりません。ハウス農業では、この傾向は特に著しく、いわゆる季節はずれの食糧生産は極端なネルギー浪費型です。反収は上がっても、食糧としてエネルギーを生産していない、といえます。
「農」におけるエネルギー生産性に関する記事
世界の食糧需給の状況ってホントはどうなの? 2006年10月26日
世界の食糧需給の状況ってホントはどうなの?・・・第2回 2006年10月31日
を読んでから、そのことが気になっていたのですが、面白いデータを発見しました。
==========
◆稲作における投入エネルギー◆
――――――――――――――――――――――――――――
             1950年 1974年 1974年/1950年
――――――――――――――――――――――――――――
投入エネルギー
(肥料、燃料、農薬など) 38.39  197.44   5.14
産出エネルギー
(玄米収量換算)     48.72   74.34   1.53
産出/投入比        1.27   0.38   0.30
――――――――――――――――――――――――――――
*「エネルギーから見た環境・食糧問題」より
石井 吉徳(富山国際大学教授,東京大学名誉教授)
——————————————————–
その対極にあるのが、自然農法・有機農法です。
by びん
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2006年12月07日

“健康野菜”って、誰が言ったの?

小松です。
この前の記事でも書いたが、近年日本人の野菜の消費量は、減少の一途である。しかし、その中にあって、1人気を吐いているのがブロッコリーだ。
●1人1年当り購入数量(g)

生鮮野菜 ブロッコリー
H8年 60,059 883
 9 58,221 907
10 58,328 887
11 58,305 1,033
12 58,296 1,024
13 58,041 1,084
14 57,149 1,132

農水省HP「食料需給インフォメーション>食料需給見通し」より
全体に占める割合は低いながらも、消費者の健康志向に支えられて、着実に伸びてきていると言えるだろう。確かに我々の回りでもブロッコリーの生産者は増えているし、苗の注文も年々増加している。あらためて“健康野菜”ブロッコリーについて調べてみた。
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posted by komayu at : 2006年12月07日 | コメント (19件) | トラックバック (0) List   

2006年12月06日

世界最大の有機農業立国、キュ―バのバックグラウンド

『キューバの有機農業に可能性を見た。』の続編です。
●18、19世紀:砂糖生産の中心地
・サトウキビはスペイン人たちによってが植えられ、
・その生産は、100万人に及ぶアフリカ人の奴隷たちによってなされていた。
・19世紀には世界最大の砂糖生産国となり、その最大の市場は米国だった。
・1827年にハイチからフランス人たちが移民した。
 →は2,000以上のコーヒー・プランテーションもできた。
  このコーヒー農園の生産も奴隷に頼っていた。
・19世紀後半、米国はキューバのスペインからの独立戦争を支援。
●20世紀
・前半:タバコや柑橘類も重要になり、米国と貿易がなされた。
・米国の大統領や政治家たちは、何度もキューバを買収・侵入を試みた。
・1920年代:多くの米国企業がキューバのビジネスや銀行に多額の投資。
 →農地の約3分の2も所有。
・1933年:クーデターによって、フルヘンシオ・バチスタが権力を握る。
 →その後の選挙によって、バチスタ政権は倒壊。
・1952年にバチスタは再びクーデターを引き起こす。
・1953年~1959年1月:
 キューバ革命でフィデル・カストロは権力を掌握。
 →米国所有の鉱山、銀行、電力会社を含む大企業を国有化する。
・米国は間髪をおかず、キューバの貿易封鎖を課すことでこれに報復する。
・革命家たちはソ連に支援を求める。
 →結果として、30年もソ連からの膨大な補助金頼みの体制に陥る。
  換金作物が農業経済の中心に置かれるという悪い面もでる。
・1960年~1989年:
 主な輸出品は、砂糖、コーヒー、タバコと柑橘類などの換金作物。
 キューバで消費される食料の55%がソ連から補助された輸入食料。
 家畜飼料さえ97%は、輸入されたトウモロコシやダイズ。
この間に、識字力向上・医療システム開発・農業や園芸研究などに注力。
1980年代前半以来、オルターナティブな農業にも対処。

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posted by staff at : 2006年12月06日 | コメント (7件) | トラックバック (0) List   

2006年12月05日

穀物需給問題は、市場経済の枠内での技術では限界。

長谷です。
穀物需給に関するデータを調べてみたところ、
農水省の海外食糧需給レポート2004に興味深いものがありました。
世界の穀物の生産量、単収、収穫面積、1人当たりの収穫面積の経年推移を表したデータ。
1961~2002年までの推移で、
収穫面積は、1961年を100として 以後、一貫してほぼ横ばいで、2002年で101.7
1人当たりの収穫面積は、20.8a/人→10.6a/人へ直線的に低下。
一方で、
生産量、単収とも、1990年代後半から、頭打ち傾向となり、同じく1961年を100として、
2002年で生産量が231.6、単収が227.7
短期的には、天候、作柄によって、上下変動は考えられるものの、生産量、単収の上昇の限界は明らかになってきた。
 この間、約40年間で、収穫面積は、ほぼ一定なのに対し、人口増で、1人当たりの収穫面積は半減。それに対して、ここまでは、近代農法(化学肥料etc.)によって単収を倍増することによって凌いで来た。
 しかし、それも、ここまで。今後は、供給不足の危険大。
しかも、ここでは、穀物の流通、分配の要素が、考慮されていないので、事態はもっと深刻。
GM作物も、その危険性をふくめて、この問題の突破口にはなりそうも無い。
 つまりは、豊かさ追求を原動力とする市場経済、そして、それが生み出した、近代技術(農法)で、食糧需給問題を解決することは、もはや限界に達したということではないでしょうか。
小手先の技術ではなく、人口問題も含めた、世界的な、現状把握、課題共有、解決策の模索なくしては、到底、太刀打ちできない問題です。

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posted by naganobu at : 2006年12月05日 | コメント (5件) | トラックバック (0) List   

2006年12月02日

キューバの有機農業に可能性を見た。

農における新たな可能性としてキューバの有機農業の事例は目をみはるものがあります。
以下「キューバの都市農業」より要約です。
http://www14.plala.or.jp/Cuba/Cubaurbanframeindex.htm
ポチッと押してから一緒に考えてね (^ω^)
 
ソ連の崩壊により支援が失われ、あわせて米国の経済封鎖が強化されたことで、キューバは突然にして、かつ、最悪の経済危機へと突入した。この経済危機は食料確保に壊滅的な影響をもたらした。これまでソ連からの化学投入資材に大きく依存していたが、突然に石油、化学肥料、農薬が50パーセント以上も減るという事態に直面してしまったのである。そこで1991年、フィデル・カストロは自ら「食料問題が最優先事項だ」との宣言を行う。
そして食料確保を強化する手段のひとつとして、都市園芸が緊急的に計画された。
 ハバナの都市園芸には、家庭菜園から国営の研究菜園に至るまで、実に多くの種類がある。だが、最も一般に普及し市民が身近に接しやすいのは人民菜園だろう。人民菜園とは、国有地を利用した小規模な畑で、食料不足に対応するため、各個人やコミュニティ・グループによって耕作されているものである。
Cuba001.jpg
ハバナのミラマル地区にある菜園。近くの学校に作物を提供している。
菜園で再生するキューバ市街地」より
菜園はたいてい空いていたか、遊休化していた場所に作られており、自宅に隣接しないまでも、耕作者の居住区内に設けられている。
菜園は、低コストで、直ちに適用でき、かつ、環境的にも持続的な有機農業によって生産されており、外部からの投入資材を最小限に抑えることでなされている。菜園者では、化学肥料はまず使われることがなく、その代わりとして、鶏糞や牛糞、家庭生ゴミ、稀にはミミズ堆肥が有機肥料として使われている。除草剤も使用されてはおらず、雑草は手でむしることで管理されている。間作も一般的。さらに、土の中で育つ作物、土の上で育つ作物、地上で育つ作物と、空間を立体的に活用することで、土地利用率を最大にしている。
 食料確保に加え、人民菜園が果たしたもうひとつの役割がある。それは、個人やコミュニティのパワーアップだ。人民菜園はコミュニティの団結や目的を新たにし、経済危機が進行する中で、人民のモラルを支えてきた。つまり、菜園はコミュニティの矜持を構築する助けになったのだ。かつてゴミ捨て場であった都市空間はきれいになり、緑の景観に変わった。菜園は、多くの菜園者たちにレジャーやリラックスの機会ももたらしている。ある菜園者は「菜園は、孫と時をすごしたい家族の公園のようだ」と口にした。

菜園の参加者達は人民菜園を通じてコミュニティーに投資をしてきました。地域的な参画や意思決定を促進するという食料確保以上のことが達成されています。
さらに、教育とコミュニティーと菜園を強化することで草の根原理も重視されてきました。
このように、人々が参加し、地域の人々に権限が与えられるとき、より持続的な社会の形成が可能となります。
農の持つ潜在的な魅力を再発見しました。
by ちわわ

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posted by tiwawa at : 2006年12月02日 | コメント (4件) | トラックバック (0) List   

2006年12月01日

かあちゃんたちが頑張る、地産地消の農家レストラン

食に対する消費者の安全、安心志向の高まりを受け、各地で広がっている運動に「地産地消」がある。一方、質の高い農産物を生産しながら、高齢化や後継者不足で生産をやめてしまうケースも少なくない。だったら、その両方を繋いだり、その販路の目処を付け背中をちょっと押すだけで可能性を開いていく、ということを実践しているグループがある。
山形県飯豊町萩生の農家レストラン「エルベ」は、自分たちが作った旬の地物の農作物を使って料理を提供するが、驚くほどの評判となり隣県からも客が訪れる店になったそうだ。同種の「農家レストラン」を、紹介する記事や写真を見るにつけ、充足型のかあちゃんの齎す安心充足は波紋となって拡がりを見せていく、と想像するに難くない。
   ↓   ↓
農家風イタリアン おばちゃんたち頑張る」
しかし、農村部といえども家庭消費ではなく、外食産業としてのレストラン繁盛記であるのは何とも皮肉であるかもしれない。地域の食材をアピールする動きは東北各地で活発で、地元食材を取り入れたメニューを提供している飲食店に対する認定制度など、各地で趣向を凝らした取り組みが展開されている。
岩手県:全メニューの6割以上県産品で★  28店
             8割以上県産品で★★ 17店
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また、農家レストランの波及効果に飽き足らず、地元の良質の食材をつくる農家とプロの料理人の縁結びに一肌脱いでいる鶴岡市のオーナーシェフも居て、地消の枠を超えていくというから頼もしい。
農家・漁家レストラン・マップ
●「農家レストラン
元気が出たら 
 ↓    ↓
by びん

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posted by staff at : 2006年12月01日 | コメント (3件) | トラックバック (0) List