小松です。
この前の記事でも書いたが、近年日本人の野菜の消費量は、減少の一途である。しかし、その中にあって、1人気を吐いているのがブロッコリーだ。
●1人1年当り購入数量(g)
| 生鮮野菜 | ブロッコリー | |
| H8年 | 60,059 | 883 |
| 9 | 58,221 | 907 |
| 10 | 58,328 | 887 |
| 11 | 58,305 | 1,033 |
| 12 | 58,296 | 1,024 |
| 13 | 58,041 | 1,084 |
| 14 | 57,149 | 1,132 |
農水省HP「食料需給インフォメーション>食料需給見通し」 [1]より
全体に占める割合は低いながらも、消費者の健康志向に支えられて、着実に伸びてきていると言えるだろう。確かに我々の回りでもブロッコリーの生産者は増えているし、苗の注文も年々増加している。あらためて“健康野菜”ブロッコリーについて調べてみた。
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イタリアでキャベツの変種であるカリフラワーを品種改良して作ったアブラナ科の野菜で、第2次世界大戦後ヨーロッパ各地に広まり、日本で一般化したのはここ30年足らずのことである。
食用部分は花蕾(つぼみ)が中心であるが、何よりもビタミンCが100g中120mgと多く、これはレモンの搾り汁の2倍強、野菜類ではトップクラスの芽キャベツ(160mg)に迫る数字である。この豊富なビタミンCがウイルスに対する抵抗力を強め、ストレスに強い体を作ると共に鬱血による肩こりや倦怠感を檜前氏、貧血を改善し、みずみずしい美肌を作り、皮膚の色素沈着を抑制する働きをする。また、体の細胞をしっかりと結びつける役目を持つコラーゲンの合成を促すので、ガン細胞の増殖を抑えるともいわれている。
そのほかビタミンA・B群・E、ミネラルも特別多くはないがバランスよく含まれており、茎の部分もつぼみに劣らず栄養豊富なので捨てずに利用したい。また量を食べてもカロリーはリンゴの2/3程度なので、ダイエット食にも好適である。
「健康食品辞典」 [2]より引用
確かにビタミンCの数値が高いのは判るが、それ以外は特に・・・という感じなのだが、何故これほどまで伸びてきているのだろう?
国産のブロッコリーの旬は11月~3月で、特に7~8月は出回り品が少なくなる。しかしスーパーでは、ほぼ周年で売り場に並んでいる。
それが、何を隠そうアメリカからの輸入品に他ならない。
輸入野菜は、中国産の残留農薬問題でやや下火傾向にあるものの、ブロッコリーについては堅調な動きを示している。
●ブロッコリーの輸入量(千トン)
| H8年 | 71 |
| 9年 | 73 |
| 10年 | 82 |
| 11年 | 88 |
| 12年 | 82 |
| 13年 | 77 |
| 14年 | 82 |
農水省HP「食料需給インフォメーション>食料需給見通し」 [1]より
以前、「あるある大辞典」などでも扱われたようだが、テレビ番組の影響は少なからずあるのは間違いないとして、このようなケースでは、ほぼ必ず、その背後にマスコミを操って日本国内の市場を開拓しようとする、アメリカの意図が見え隠れしている。
何もブロッコリーだけが“健康野菜”じゃない!それに、だからと言ってブロッコリーばっかり食べる訳?と言いたくなる。キャベツにもホウレンソウにもレタスにも、それぞれ栄養があるし、美味しさがある。
日本の市場を牛耳りたいアメリカと、視聴率稼ぎのためなら、形振り構わずそれに乗っかるマスコミ。そんなものに振り回されるのではなく、旬のもの、地場で出来たものをバランスよく頂く、それだけで十分なのではないだろうか。