2008年08月29日

WTOは世界の貿易裁判所

こんにちわちわわです。
WTOは参加国全ての合意がなければ締結できないため、なかなかドーハラウンドは終わりませんが、
実は、WTOの最大の武器は紛争解決手続き にあります。いわば世界の裁判所であり、WTO設立後10年間で300件もの紛争処理を行っています。
 WTOの加盟国が他の加盟国の措置についての申し立てを行えば、両当事国は、相互に満足する解決を得るべく協議に入りますが、60日以内に解決できなかった場合は、申立国はパネル(小委員会)に紛争を付託します。
 このパネル(小委員会)は、各国から任命された数名の委員で構成されるまさに裁判所です。紛争の当事国は、パネルの判断に不満がある場合には、さらに上級委員会に申し立てをすることができる二審制となっています。
そして紛争の当時国はパネルの勧告を15ヶ月以内に履行しなければならず、出来ない場合はペナルティーが課せられます。
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2008年08月28日

日本の農業の歴史や起源を追求しよう!

8月の「なんでや劇場」は、「日本人の起源」でした。驚いたことに、歴史の授業で教えられたことが嘘だったり、そもそも歴史そのものが、支配階級に都合のいいように捏造され、捻じ曲げられているという事実を知りました。
今や、世界情勢は二大金貸しの一騎打ちの様相を呈しており、今後日本を牛耳ることが出来るかどうかが、最大の焦点となっています。要するに、世界情勢は日本・日本人次第、と言っても過言ではないでしょう。これから日本はどうすればいいのか、日本人にどれほど可能性があるのかを考える上でも、歴史をさかのぼり日本人の起源を探ることは、とても意義深いことだと思います。
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2008年08月27日

新大陸起源の食の受容について

未分類

みなさん、こんにちは たてこです
8月もすっかり終わりに近づいてきましたね
食品シリーズ第2回
今回は、前回紹介した森枝卓士氏の「食の文化変容」序説の続きより、
新大陸(オーストラリア・アメリカ大陸)起源の食の受容についてせまってみたいと思います
新大陸起源の食って・・・?
るいネットでも紹介されている「理解する世界史&志向する競馬>農耕と牧畜の開始」によると、
従来、農耕はメソポタミアで始まり、そこから世界へ広がっていったという一元説が唱えられてきましたが、現在は、いくつかの地域で独自に農耕が始まったという説があり、この方が妥当性があるように思われます。なお、「  」は、中尾佐助氏が名付けている名前です。
として、4つの農耕文化に分類されています
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2008年08月26日

森林の機能と人の生活

こんにちは  長らく間が空いてしまいました・・・すみません
最近涼しい日が続いていますね
夜と昼の気温差に体調を崩さないよう、気をつけたいところです
ところで、森林には気候緩和の機能があります☆
夏は(木陰と蒸散作用で)暑すぎず 、冬は(放射冷却を防いで)寒すぎず ・・・☆
さらに、乾燥を防ぎ、風も和らげてくれます☆★
快適空間・・・みたい??
今回は、森林シリーズ2回目。森林の機能について調べてみました。
よろしくお願いします。
まずは、どのような機能があるのか、チェックしてみましょう☆
日本学術会議によれば、以下のような内容だそうです

うーん、、たくさんありますね・・・(@o@;)
それでは、実際どのように私達は森林を利用してきたか、事例とともに、
森林の機能について考えていきたいと思います
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2008年08月19日

日本の農業再生を本気で考える、鈴木宣弘教授のメッセージ

こんにちは、小松です。WTO関連をもう一つ。
決裂に終わったWTO農業交渉について、若林前農相の談話が農水省のHPにアップされていました。
http://www.maff.go.jp/j/press/kokusai/kousyo/pdf/080730-01.pdf

若林農林水産大臣談話
21日から本日まで、9日間にわたって議論してきた。私は食料輸入国の立場をしっかりと交渉結果に反映させるべく必死に議論に参加してきた。
今日の、そして中長期的な食料をめぐる情勢を見据え、北海道洞爺湖サミットで合意されたように、我が国のような輸入に大きく依存している国も食料生産の強化に取り組むことが求められている。そのような中で、我が国の農業と消費者を守るために上限関税や重要品目の数について必要な主張をした。しかしながら、もちろん今回合意できなかったのは誰のせいでもない。
今回残念ながらモダリティ合意に達することができなかったが、これはドーハラウンド交渉の終焉(しゅうえん)ではない。我々閣僚がドーハラウンド交渉の結論を出すために再び集まることがあると信じる。そのときにも私は食料輸入国の立場で交渉の成功に貢献する決意である。

はぁ~、これが我が国の農政のトップの言葉かと思うと、ガッカリさせられると同時に 😥 、怒りすら覚えますね 😡 。
重要品目数については、当初は10%だったはずが、なんとか8%を勝ち取ってくる、という話に摩り替わり、あろうことか、4%プラス上乗せ2%という調停案に合意するつもりだったようです。それがインド・中国を中心とした途上国の必死の抵抗で交渉は決裂し、結果的に日本は助けられたのですから。
参照 「ドーハ・ラウンド 米国が補助金頼みの輸出農業を棄てないかぎり妥結はない」(農業情報研究所)http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/globalisation/multilateral/news/08073001.htm
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2008年08月18日

耕す市民を育てる ~ 自治体による農家と市民の橋渡し

未分類

 こんにちは、pochiです。
農の期待の持てる展望、成功事例を発信していきます。
 今回は、横浜市の事例です。横浜はどちらかと言えば都市部ですが、自治体主導により農業の再興、地域共同体の新たな形を見事に実現させていると思います。
 都市部での市民農園といえば、過去このブログでもキューバの事例が扱われていますが、日本でもこんな可能性を感じさせてくれる事例があります。是非読んでみて下さい。
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横浜市環境創造局 市民農業大学講座
(引用  『地域に力』大江正章 著 より)

 横浜市では、1991年度に不耕作地の分析と農家の調査を行い、農家の意向もふまえて、優良な農地を守るために都市住民の力を農業経営に巻き込むことをいち早く提言した。93年度からは「市民農業技術講座」を開始し、農家で手伝いができる人材を育てていく。
 当時、耕したい市民は増えていたが、農家に手伝いに行くというケースは、まずあり得なかった。この講座の発想も、市民と農家双方の目線をもった農業職の存在なしには生まれなかっただろう。97年度には「市民農業大学講座」と改称し、現在は二年制の実践コース(定員50人、65歳未満の市民)を設けている。あくまで農家の補助労働力の育成が目的で、「趣味の園芸」とは一線を画すコンセプトである。

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2008年08月17日

WTO農業交渉 WTOの目的って?

こんにちは、鈴木です 😀
WTOの農業交渉決裂がニュースで取り上げられていましたね。
ちょっと古い記事ですが、今回と同じドーハ・ラウンドへの見解を紹介したいと思います。
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posted by yasutan at : 2008年08月17日 | コメント (11件) | トラックバック (0) List   

2008年08月15日

ウルグアイラウンドって何?(締結までの世界の農政)

こんにちわちわわです。
食料高騰問題の原因はウルグアイラウンド前のEUとアメリカの農業政策を巡る対立に端を発しています。
食料高騰問題は15年前のウルグアイラウンド合意に端を発した
つまり、EUの域内農業保護政策によるダンピング輸出と、それによるアメリカのEU市場、その他の市場の喪失による打撃から、アメリカが補助金の削減をめぐって貿易紛争をしかけたのがウルグアイラウンドなのです。、
山下一仁氏の研究レポートを基にもう少し詳しく見てみましょう。
アメリカこのやろ!と思った方↓↓ぽちっと!

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2008年08月14日

水問題のインデックス

「水の惑星」と呼ばれる地球における淡水は、3500万km3と推定されています。地球上の水資源は、量的には昔から変わらず、しかも、それは偏在しています。
その淡水の約70%が農業水として利用されていますが、食糧生産に不可欠なものとして「水」が、世界で枯渇しつつあるとの報告がされています。(リンク
農産物の生産や製品の製造の際には水が必要ですが、日本が多くの農産物を輸入すれば、輸出国では栽培のために水が消費されており、それを仮に国内で栽培しようとすると多くの水が必要となります。この、農産物の輸入によって日本が節約できた水資源を仮想水(バーチャルウォーター)
と呼びます。(リンク
東京大学生産技術研究所/人間・社会系部門/沖 大幹教授の推計によりますと、仮想水の総輸入量は約640億立方メートル/年とのことです。(リンク
水資源に恵まれた日本が、水資源の逼迫した外国から食糧の輸入を続ければ、農業生産国の水資源問題を顕在化させるので、手痛い日本叩きを招きかねません。(リンク
21世紀は「水の世紀」(リンク)といわれますが、日本においては、水問題と食糧自給率の問題は同時に俯瞰していく必要がありそうです。
そのような問題意識に基づいて、《水問題のインデックス》と《食糧問題に関するインデックス》を取り上げてみたいと思います。

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2008年08月13日

小売の農業参入始まる

8/1付けの農業新聞に気になる記事がありましたので、紹介します。
(引用始め)

小売りの農業参入
大手総合スーパーのイトーヨーカ堂が今月、千葉県富里市の農家と農業生産法人を立ち上げる。法人への出資は上限である10%だが、生産されるすべての野菜をヨーカ堂の店舗で扱うことから「直営農場」と位置付ける。
ヨーカ堂がいま、なぜ農業に参入か。直接的には、小売企業に義務付けられている45%のリサイクル率を達成するための一つの行動だ。グループ会社で出される消費期限切れの弁当など食品残渣を、堆肥(たいひ)として活用。できた野菜をヨーカ堂店舗で販売するという循環の輪を作り上げる狙いがある。「環境への対応」が企業イメージにとって重要になっているときだけに、ヨーカ堂では「消費者が身近で実感できるリサイクル」を強く意識している。
小売業界では1990年代から、規制緩和を受けて出店競争が過熱。にもかかわらず、景気低迷の長期化で需要は縮小を続け、スーパーの経営は大きな曲がり角にある。最近では食品原材料の高騰による食品値上げも加わり、消費の低迷を打開する糸口さえ見えない。
スーパー各社は危機感を募らせ、仕入れから販売までの構造を変える中・長期の戦略を模索している。
消費者のニーズにあった商品を調達できないか。産地とこれまで行なってきた契約取引以上に小売りの以降を反映した商品を作るには、自らもリスクを負う。それが農業参入につながったといえる。

(引用終わり)
と小売りの農業参入の背景を説明してありました。
とにかくスーパー業界は、ものすごい淘汰圧力に晒されている事が伺えます。
異業種の農業参入は、農業の担い手が絶対的に足りない現状を考えると、大きな可能性 だと思いますが、参入の仕方やその形態にはまだ課題が残っていると思います。この記事には続きがあって、参入の仕方について、懸念点を書いています。
(引用始め)

「川下」が「川上」を統合することに違和感がある。強い購買力を背景に、小売の意向を産地に押し付けてきた、これまでの農産物販売の経緯を考えると、「本当にパートナーとなり得るか」と考えてしまう。
問題なのは、農業生産法人内で農家とヨーカ堂が対等な関係を築けるかだ。「統合」の質が農家に負担をかけるだけのものであったり、情報の共有にアンバランスがあったりすれば、今後パートナーとなる農家はいない。法人の運営が、農家にもヨーカ堂にもメリットのある内容になるか注視したい。

(引用終わり)
農産物の販売の経緯としては、JA出荷→販売先への契約栽培→生産者が直接販売と、生産者と消費者の距離が近づく方向で推移してきました。今回の異業種の農業参入もその方向に有ると思います。
ただ、農業参入の仕方については、まだ模索の段階といえるでしょう。
結局、小売業の方においしいところを持ってかれて、ハイおしまい。 ではもともこもありません。
異業種による農業参入の形としてどういったものがベターなのか、現在の農業にどう組み込まれていくのか、もう少し事例などを調べて追求したいと思います。

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posted by keitaro at : 2008年08月13日 | コメント (4件) | トラックバック (0) List