日本の農業再生を本気で考える、鈴木宣弘教授のメッセージ |
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2008年08月26日
森林の機能と人の生活
こんにちは 長らく間が空いてしまいました・・・すみません
最近涼しい日が続いていますね
夜と昼の気温差に体調を崩さないよう、気をつけたいところです
ところで、森林には気候緩和の機能があります☆
夏は(木陰と蒸散作用で)暑すぎず 、冬は(放射冷却を防いで)寒すぎず ・・・☆
さらに、乾燥を防ぎ、風も和らげてくれます☆★
快適空間・・・みたい??
今回は、森林シリーズ2回目。森林の機能について調べてみました。
よろしくお願いします。
まずは、どのような機能があるのか、チェックしてみましょう☆
日本学術会議によれば、以下のような内容だそうです
うーん、、たくさんありますね・・・(@o@;)
それでは、実際どのように私達は森林を利用してきたか、事例とともに、
森林の機能について考えていきたいと思います
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前回、森林についての記事(リンク)で、拡大造林期を紹介しました。
管理放棄された森林がたくさんあるようでした・・・
なぜか?
戦後の住宅建設ラッシュで、国内の木材需要が逼迫したのです。造林は推奨されました。
けれども、1970後半~80年代にかけて木材輸入制限が緩和され、外材が出回るようになりました。
日本は、温暖な気候にめぐまれていますが、地形は急峻 です。
管理や材木の切り出しにかかるにも、機材や材木等の運搬が、まず大変です。
外材が登場するまではそれでも、急な地形の中、稚樹を入れた籠を背負い、植林に山の中に入っていたそうですが、国外の広大な林業の安定性、安価には勝てませんでした。
安定供給、価格競争・・・etc.農業でもよく聞く言葉ですね
日本の林業が縮小するとともに、誤解も広がりました。
木を切ることがいけない?
割り箸って森林をなくす諸悪の根源?
「割り箸問題を手がかりに、森林環境を考える」シリーズというものが、既に投稿がされていますので、ご覧下さい☆
割り箸問題を手がかりに、森林環境を考える(1)
割り箸問題を手がかりに、森林環境を考える(2)
割り箸問題を手がかりに、森林環境を考える(3)
割り箸問題を手がかりに、森林環境を考える(4)
割り箸問題を手がかりに、森林環境を考える(5)
日本では、市場の原理のもとで、森林の物質生産機能を求めるのには限界があります。木材市場の方が言いました。
「森林は50年、100年後を考えて管理しなければいかん。」と。
時間をかけて創り上げられる価値をどう認めていけばよいのでしょう?
鎮守の森に、ひとつ可能性があるように思います☆
鎮守の森とは、神社に付随して参道や拝所を囲むように設定・維持されている森林のことです。
神社に行くと、大木がたくさんあり、私は興奮してしまいますが・・・、
長い年月を人とともに在った森ですね☆
それはどのような想いで受け継がれたのでしょうか?
明治神宮の例を紹介したいと思います☆
大正時代の人々が、「永遠の森」にしようと基本計画を立てたのです。計画の中心となったのは、林学博士の本多静六氏、本郷高徳氏と、当時まだ学生だった上原敬二氏の3人なのですが、その計画というのがすごいです!50年、100年、150年後で変化の道程を念頭に置いた四段階予想林相図を作ったのです。
以下引用:リンク
第1次の森は、アカマツ、クロマツなどもともとその地に残っていた喬木を主木とし、ヒノキ、サワラ、スギ、モミなどで低い層を形成、さらに低い層として、カシ、シイ、クスなどの常緑広葉樹を配置しました。約50年後には、ヒノキやサワラなどが育ってくることにより、マツ類などは次第に衰退することが予想されました。それにより、その下のカシ、シイ、クスなどの常緑広葉樹が良好な日当たりを得て生長を競い始めます。これが第2次の林相です。
第3次の森は、造営から100年後くらいで、全域がカシ、シイ、クスなどの常緑広葉樹の大森林となり、スギ、ヒノキ、サワラ、モミ、場所によってはケヤキ、ムク、イチョウなどが老大木となって広葉樹の中に混在する森です。そこからさらに50年後、針葉樹は消滅し、カシ、シイ、クスの老大木と、自然に落ちる種子から発芽して育つ若木の森となり、若木が順次生長し、最終的に森を形成する樹種は絶えることのないものになっているはずです。この第4次になれば、もはや人の手を必要とせず、天然更新していく永遠の森が出現します。
求める樹木の条件は、
「土地の気候や土性に適合し、煙害などへの抵抗力が強く、人の手を加えずとも天然更新可能な樹種であること」
「樹姿は自然で、神社にふさわしいもの」
だったそうです。
天然更新可能な森を求めて、人の手で作り上げ、実現している明治神宮の鎮守の森。
当初目的としていた、神社を風から守るという自然災害防止の機能に加え、
生物多様性機能にも優れているでしょう。
また、空気の浄化機能も多く恵みをもらっている点なのではないでしょうか。
私達は森林から生活のあらゆる面で、恵みを得ているのですね
もう少し、森林の機能を追求していきたいと思います
投稿者 megu3 : 2008年08月26日 TweetList
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コメント
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