2008年8月18日
2008年08月18日
耕す市民を育てる ~ 自治体による農家と市民の橋渡し
こんにちは、pochiです。
農の期待の持てる展望、成功事例を発信していきます。
今回は、横浜市の事例です。横浜はどちらかと言えば都市部ですが、自治体主導により農業の再興、地域共同体の新たな形を見事に実現させていると思います。
都市部での市民農園といえば、過去このブログでもキューバの事例が扱われていますが、日本でもこんな可能性を感じさせてくれる事例があります。是非読んでみて下さい。
横浜市環境創造局 市民農業大学講座
(引用 『地域に力』大江正章 著 より)
横浜市では、1991年度に不耕作地の分析と農家の調査を行い、農家の意向もふまえて、優良な農地を守るために都市住民の力を農業経営に巻き込むことをいち早く提言した。93年度からは「市民農業技術講座」を開始し、農家で手伝いができる人材を育てていく。
当時、耕したい市民は増えていたが、農家に手伝いに行くというケースは、まずあり得なかった。この講座の発想も、市民と農家双方の目線をもった農業職の存在なしには生まれなかっただろう。97年度には「市民農業大学講座」と改称し、現在は二年制の実践コース(定員50人、65歳未満の市民)を設けている。あくまで農家の補助労働力の育成が目的で、「趣味の園芸」とは一線を画すコンセプトである。
投稿者 pochi : 2008年08月18日 Tweet