みなさん、こんにちは
たてこです 
8月もすっかり終わりに近づいてきましたね 
食品シリーズ第2回 
今回は、前回 [1]紹介した森枝卓士氏の「食の文化変容」序説 [2]の続きより、
新大陸(オーストラリア・アメリカ大陸)起源の食の受容についてせまってみたいと思います 
新大陸起源の食って・・・?
るいネット [3]でも紹介されている「理解する世界史&志向する競馬>農耕と牧畜の開始 [4]」によると、
従来、農耕はメソポタミアで始まり、そこから世界へ広がっていったという一元説が唱えられてきましたが、現在は、いくつかの地域で独自に農耕が始まったという説があり、この方が妥当性があるように思われます。なお、「 」は、中尾佐助氏が名付けている名前です。
として、4つの農耕文化に分類されています 
応援お願いします~ 
1 東南アジア「根栽農耕文化」
サトウキビ、タロイモ、ヤムイモ、バナナ
2 メソポタミア「地中海農耕文化」
大麦、エンドウ、ビート、小麦
3 メソアメリカ「新大陸農耕文化」
ジャガイモ、菜豆、カボチャ、トウモロコシ
4 西アフリカ「サバンナ農耕文化」
ササゲ、シコクビエ、ヒョウタン、ゴマ
ちなみに日本は4にあてはまり、西アフリカから、東アフリカ、インド、中国、日本、東南アジアに伝わり、独自に発展するとともに、相互に影響しあったとされています
イネを含む雑穀が主で、豆類もある
いずれも夏作物という点が共通している
詳細はリンクを [4]参照して下さい 
さて、新大陸起源の食としては、とうもろこし、唐辛子、トマト、じゃがいもなどが代表的な作物になりますが、森枝氏が言われているのは、大航海時代に旧大陸(ヨーロッパ)から新大陸への栽培植物の移動は、人の移動に伴うものであるから問題ないが、なぜ、とうもろこしやジャガイモのような全く見ず知らずの新しいものを受け入れたのかという点についてです 🙄
そして、その点について「言葉」に注目され、
トウモロコシのことを当初、南フランスでは「スペイン小麦」、「スペイン粟」、イタリア、ドイツ、オランダなどでは「トルコ小麦」などと呼んだ
とし、その呼び方から「既存の穀物の代用品」として受け入れられたのだとしています。つまり、
トウモロコシやジャガイモは痩せた土地でも栽培することが出来、しかも植えた量に対する収穫量が小麦などよりも圧倒的に優れていたため、「貧者の小麦」として受け入れられた。
その証拠に、ジャガイモは、世界の飢饉を救ったとまで言われているんです ![]()
どこでも作れて、3ヶ月で収穫できる 
むいた皮を土中に埋めると皮についている芽が発芽するほどです 
それだけの生命力があったからこそ、平均標高が約3,500mのアンデスが原産地となったのでしょうか
しかも、ジャガイモだけでなく、トマト、トウガラシ、カボチャといった食物の原産地でもあるというから驚きです ![]()
唐辛子も熱帯アジアの一部でしか栽培できなかった胡椒の代用品として受けいれられたのではと言われています
柚子胡椒なんかがそうですね 
いずれも、今ではすっごくメジャーな作物なのに歴史は短く食用として食べられるようになったのはわずか200年ほど前だと言われています
トマトやじゃがいもについては、毒があって食べられない
と考えられていました 😥
参照:リンク [5] リンク [6]
今やすっかり国民食となっている韓国のキムチ 😈 や、インドや東南アジアの激辛料理 👿 、イタリア料理に欠かせないトマト
やイギリス人にとっての国民食ポテト
が、大航海時代以前はなかったというのだから驚きですよね ![]()
すっかり長くなってしまいましたが、最後にインカ帝国の主食であったとされるジャガイモの栽培方法について
リンク [7]
現地で原住民と一緒に生活することで、インカ帝国の主食がトウモロコシではなくジャガイモであることを発見した山本氏によると、ジャガイモの栽培は、1つの畑に何十種類ものジャガイモを混ぜて植える、多品種栽培が主流だそうです
生産効率はよくないのですが、病気や旱魃が発生しても被害が少なくて済むのだそうです
アンデス全体では3000−4000もの品種があるといわれているのだとか ![]()
インカ帝国は食べ物が豊富で、飢えで死ぬ人はいなかったのも、こういた農業手法によるもの
経済的には決して豊かではありませんが、今でも飢えで死ぬ人は、まずいないそうです 😀
多品種栽培については、以前るいネットで紹介されていて、気になっていましたが、インカの事例はまさにその実践事例なのだと思いました 
「大規模単一作物農法」とは対極にある「小規模多品種農法」の方がトータルに見ればより多くの生産高を生み出し、より多くの人を養い、そして土壌への負担も少ない。ある単一品種のみ大量に栽培するというのは「農の市場化」「自由貿易(生産と消費の分離)」という構造が前提とされている(集団防衛上はそんな危険なことをするはずはない)。
リンク [8]
また、普通のジャガイモは、標高約4,000mまでしか栽培できないが、毒のあるものはそれ以上でも栽培でき、動物やウイルスなど、他の生物に食べられにくく、寒さにも強いので、村人達はそうしたイモも、毒抜きをして食べているのだそうです。
保存方法には、ジャガイモを凍らせた後に、乾燥させる方法があり、これを何回か繰り返すうちにブヨブヨになるので、足で踏んで汁を抜き、天日で乾かすと、何年でも保存可能な状態になるのだそうです。
ここでも生きてゆくための食への工夫、探究心が窺えます 
最後に多品種栽培を行っている元気な農家さんを紹介します 😀
みなさんの熱い想いをぜひ読んで下さい 
伊藤農場さん [9]
かとう旬菜畑さん [10]
河野 博久さん [11]