農が持つ教育機能2 『類塾・類農園自然体験学習教室』【ご父兄編】 |
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2009年07月03日
お中元は「高原大玉スイカ」☆で決まり♪
みなさん、こんにちは。今年もお中元のシーズンがやってきました 😀
類農園のお中元と言えば、 「高原大玉スイカ」 ですね 😀 さらに今年は、2色の小玉スイカ●●をセットにした、「高原スイカ2種セット」も用意しました。
今年は天候に恵まれ 生育も順調で、あとは収穫を待つばかりです 7月20日頃から順次発送していきます。みなさん、奮ってご注文下さい 😉
http://www.rui.ne.jp/nouen/okurimonoset_09natu.asp
という訳で、今回はスイカの栽培について少しお話したいと思います。
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類農園のスイカ栽培は、苗作りから始まります
今年は2月22日に種播きをしました。苗箱に種を1粒ずつ手で丁寧に播いていきます。スイカは連作を嫌う作物なので、連作障害を回避するために“接木苗”を使います。なので、スイカだけでなく、台木のユウガオも一緒に種まきをします。まだ寒い季節ですが、水稲用の育苗器に入れて温度を上げてやると、3日ぐらいで発芽します。
子葉が展開し、本葉が出始めたところで接木苗作りの作業です。台木のユウガオの苗にヘラで穴を明け、そこへスイカの苗を差し込みます。その後数日間養生すると、ユウガオとスイカが一体化し、接木苗が完成します。これらの作業を全て自前で行い、圃場に植え付けるまで暖房の効いた育苗ハウスで管理します。
苗作りだけでも結構手が掛かっているんですよ
植え付けの前に、土作りのための堆肥を圃場に鋤き込みます。大玉スイカ作りでは、とにかく根をしっかり張らせないと、収穫前に株が萎れてしまうことがあるので、この事前準備がとても大切になります。過去にも、収穫まであと1週間というところで株が萎れてしまい、辛い思いをしたことがありました。 🙁
そしていよいよ圃場に植え付けです。今年は4月の気温が少し低めだったので、予定より少し遅れてしまいましたが、4月26日に定植しました。遅霜の心配があったので、トンネルで覆って生育を促しました。
「高原大玉スイカ」は、ハウスの中で、1株に1果だけ成らすという、贅沢な 作り方をしています。1株から子蔓を3本だけ伸ばし、一旦全ての蔓に着果させます。そのために必要なのが“交配”作業です。交配は早朝に行います その日の朝に咲いた雌花を探し、近くの雄花を摘んで、花粉を一つ一つ雌しべにたっぷりつけていきます。収穫の目安にするため、日付を書いた札をつけておきます。写真は交配作業の様子です。
交配作業でうまく受粉すれば、3日目ぐらいから実が急激に肥大してきますので、形や大きさを見て、その中から1果に選別します。この作業を“摘果”といいます。スイカは蔓が茂ってくると、葉っぱに隠れて、どこに実があるのかだんだん判らなくなってしまいます。ですので“着果棒”を立てて、ひと目でスイカの居場所が判るようにします。
また、スイカをそのまま放置しておくと、地面についた部分に日が当たらず、その部分だけが黄色に残ってしまいます。これを防ぐために、“スイカマット”という言わば座布団のようなものを敷いて、全体に満遍なく日が当たるようにしてやります。
スイカは地面に蔓を這わせて作るので、蔓の整理や交配や摘果などなど、我々の作業も這いつくばってすることになります。これが結構腰に来るんですよね。 🙁 でもそうやって苦労して育てたスイカが、どんどん大きくなっていく様子は本当に楽しみだし 🙂 、何よりも美味しいスイカを作って、みんなが喜ぶ顔が見たいから 😀 、頑張ろうっていう気持ちになれるんです 😉
さて、摘果が終わると、後は大きく、甘いスイカになるように管理していきます。大玉スイカは、交配からだいたい45日目くらいが収穫の目安になります。交配から30日くらいまでが玉の肥大期で、この間はたっぷりと水をやって、伸び伸びと大玉に育てていきます。玉の肥大が終わると、登熟期に入り、どんどん糖度が上がっていきます。この頃から徐々に水を切っていくことで、甘味の乗ったおいしいスイカに仕上がるんです。
類農園のスイカは、地元の直売所でも、買った人からほぼ必ずリピートの注文を頂くほどの人気商品です。「高原大玉スイカ」も、毎年たくさんの注文を頂いています。大きさ、味ともに、きっと満足して頂けることと思います。ご期待下さい!
今年は7月20日頃から順次収穫し、発送していきます。みなさんの喜ぶ顔を想い描きながら、最後まで気を抜かずに、しっかり世話をしてお届けしたいと思います。
それでは、たくさんのご注文お待ちしています! 😀
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(小松)
投稿者 komayu : 2009年07月03日 TweetList
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コメント
投稿者 ちひろ : 2010年2月22日 21:19
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投稿者 Spain Hermes handbags : 2014年2月18日 03:00
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投稿者 birkin bag replica : 2014年2月21日 10:52
>その目的は「農」の現場を知る、野菜や栽培の知識を得る、そしてこの経験、体験をお客様にも共有していただく・・・さらに社員同志の交流、一時の癒しから活力を再生する・・・と言うような事です。
農業の体験ってものすごく重要なことなんだろうな。私も是非体験に行きたくなりました♪
>「農の場」を単なる生産の場に終わらせない、本物の【充足の場】【活力再生の場】にしていきたい
>生産体である企業同士が協働し、お互いの事業の拡充と同時に農業や地域の再生を目指す
農業って、みんなの充足の場であり、企業も繋がっていける、そして地域にも・・・すごい可能性と広がりをもったものなんですね☆