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2009年07月04日

カズサ愛彩ガーデンファーム 企業や個人の農業参入の可能性

企業や個人が農業に参入(新規就農)する場合、色々な困難な課題を解決していかないと実現できません。仮に参入しても離農する場合が多くあります。
企業や個人の多くが農業の生産現場に直接関わり、皆で生産する充足感や社員研修の場として生かしていける農業の形態があれば、新しい農業の可能性が見えてくると思います。
参考になる事例として、カズサ愛彩ガーデンファームの農場のを紹介します。
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近場は貸し農園が盛況のようです。これまでの貸し農園は個人用の区画で主で、借主が自由に作物を作るような形態が一般的だと思いますが、これからは皆で農場を管理する様な、参加型農園が主流になるように思います。
下記はカズサ愛彩ガーデンファームのHPから引用・参考にしています。
6っの楽しみ
1 カズサ愛彩ガーデンファームのオーナーになれる。
  東京(日本橋)から50分、横浜から50分、川崎から40分、アクアライン経由で往け
  る快適なアクセス。
2 自分の目で確かめた安全な野菜類の収穫が得られる。
  ファームインストラクターが親切に指導。作物の生育状況をネットでお見せする
  他、ご希望の方はプロに栽培のすべてを任せる耕作代行メニューもご用意。
3 採りたての野菜等を家族や知人に贈ることができる。
  収穫に来られない方は、収穫物を代わりに刈り取ってもらい宅配便で送ることも
  可。(送料実費)
4 ハーブ栽培などでオシャレな暮らしが体験できる。
  ハーブ栽培やガーデニングを勉強することでライフスタイルの中に家庭菜園等を
  取り入れることができる。
5 作付け勉強会、料理教室など楽しいイベントに参加できる。
  ファームインストラクターやハーブ研究家を招いて作付け勉強会や採れた野菜を
  使っての料理教室なども開催。
6 家族や仲間とクラブライフを楽しむことができる。
  会員同士のコミュニティを深められるイベントも開催。クラブハウスを集会サロ
  ンとして利用することも可。
会員サービスの概要
 オーナー制とは自分の好きな農作物お選び、オーナーとして登録することができる制度。
地元農家がしっかりサポートしてくれるので収穫まで、安心してお任せできます。           
【会員のニーズ・・・・・・】
①久留里の田舎暮らしを体験したい
②野菜栽培を基礎から学びたい
③安全でおいしい野菜を収穫したい
④子ども達の自然教育にファームを利用したい
⑤農園リゾートで仲間とクラブライフを楽しみたい
⑥企業の福利厚生メニューとして活用したい
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アグリライフ倶楽部の農場は、オーナーも参加して年間の作付けを決め、オナーが好きな区画を登録します。
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上の写真では多品目を栽培している農場と同じに見えます。・・・区画ごとの作業風景で隣と同じ作付けをしています。
野菜栽培エリアでの作付け種類は下記のようです
春・夏野菜と秋・冬野菜の年2回の作付けスケジュールに沿って、季節の合った野菜を年間30種類以上も栽培します。
(春・夏野菜の種類)
(ジャガイモ、オクラ、モルヘイヤ、枝豆、空芯采、ゴーヤ、ミニトマト、ピーマン、ズッキーニ、ナス、トウモロコシ等)
(秋・冬野菜の種類)
(キャベツ、白菜、ブロッコリー、大根、ホウレンソウ、チンゲン菜、ミズナ、春菊、ルッコラ、
カブ、ニンジン等)
自由栽培エリア
 お好みの野菜や珍しいイタリア野菜等、又は花・ハーブ等の花弁を会員の方々が自由に
栽培できるエリアです。
会費
会費は耕作面積によって異なり、総区画数は150区画あります。
5坪タイプ月額6,300円(税込)
10坪タイプ月額 12,600円(税込)
15坪タイプ月額 16,800円(税込)
農地使用料・種・苗・堆肥代・メンテナンス費・耕作指導料・収穫物・クラブハウス使用料・事務連絡費等が含まれます。
自由栽培エリア(5坪)
※苗、堆肥、メンテナンス費等は各自負担となります。
花・ハーブエリア(5坪)
※苗、堆肥、メンテナンス費等は各自負担となります。
イベント 2009年度(予定)
▼5月24日(日) 10:30~ サツマイモ植付け&草取り間引き
▼6月20日(土) 10:30~ ジャガイモ収穫&草取り・間引き
▼7月19日(日) 10:30~ 夏野菜の収穫祭&昆虫採集
▼8月の期間 夏休み期間は自由収穫
▼9月13日(土) 10:30~ 秋冬野菜の種まき・苗植え祭
▼10月11日(日) 10:30~ 秋冬野菜の草取り・間引き
▼11月22日(日) 10:30~ 秋冬野菜の収穫祭
▼12月13日(日) 10:30~ 最終収穫&もちつき大会
●日程:①平成21年5月24日(日) サツマイモ植付け&間引き体験ツアー
②平成21年7月26日(日)、8月1日(土)、2日(日)夏野菜の収穫体験ツアー&バーベキュー
●受講料:お一人(大人)3,500円、(小学生)3,000円 、(4歳以上)2,500円
※会費に含まれているもの/作付け・間引き・収穫など農業体験、昼食(バーベキュー)、採れたて野菜お土産付
産地野菜の株オーナー制  
作付けから栽培までプロ農家に栽培委託。作付け状況や収穫体験がお楽しみいただけます。
収穫体験日は別途ご案内します。又野菜の生育状況はインターネットでもご覧いただけます。
●枝豆の15株オーナー(3kg保証)・・・・・・・・値段 1,000円
●スイカの1株オーナー(2玉保証)・・・・・・・・値段 2,100円
●トウモロコシの10株オーナー(10本保証) ・値段 1,000円
●里芋の10株オーナー(80個保証)・・・・・・・値段 1,800円
●サツマイモの10株オーナー(20本保証)・・・値段 1,200円
●栗の木オーナー(300個保証)・・・・・・・・・・値段 12,000円
●柿の木オーナー(80個保証)・・・・・・・・・・・値段 12,000円
●イチゴの10株オーナー(20パック保証)・・・値段 12,000円
●久留里新米オーナー(5kgパック×4袋)・・・値段 10,000円
下記は月間農業経営者の「カズサ愛彩ガーデンファーム」の紹介記事です。

今夏、千葉県君津市に開園したリゾート菜園「カズサ愛彩ガーデンファーム」が人気を呼んでいる。
首都圏からのアクセスのしやすさと、現地の農家から栽培指導を受けられる点、お得な料金体系、充実したクラブハウスなどがシニア層や家族連れに受け入れられた。
アグリライフ倶楽部(本社=東京都中央区)が運営する当農園は、東京や横浜から、アクアラインを使えば車で約50分のところに位置する。約3,000坪の農地は、市が地元の農家から借り上げ、当社に貸与している。
7月の第一次募集では、用意した秋冬野菜用の50区画がすぐに埋まった。当初は、時間や生活に余裕のある団塊世代やシニア層を想定していたが、募集を始めたところ子供の情操教育に利用したい家族や若い人の申込も多かったという。  
会員は、ほとんどの人が土いじりは初めて。プロの農家に指導してもらえるのと、会費が明瞭(農地使用料や、種苗・肥料代、クラブハウス使用料などが込みで10坪月額12,600円(税込)と15坪月額16,800円(税込)の2タイプ)なのも、こうした初心者層の申込につながった。
農園は、毎日開いており、火曜日以外は、地元の農業ベンチャー、アグリアドバンス(代表取締役=須藤久雄氏)の栽培指導を受けることができる。
現在は、ダイコンや白菜など18種類の秋冬野菜が作付けられており、11月にはミズナなどの収穫が予定されている。
充実したクラブハウスも当農園の目玉だ。館内には、ロッカー室や、シャワー室を備え、キッチン付ホールでは、採りたての野菜をその場で調理し、仲間内で楽しむこともできるほか、作付けの勉強会や、料理教室、ガーデニング教室も行なわれる。
同ファームの河井良幸理事は、「今の農園をより充実させ、将来的には首都圏を中心にこうした農園を増やしていきたい」と今後の展望を語る。

写真を見ると、農場の栽培管理は一般の多品目農地とあまり変わらないように思えます。
農場を提供する事によって、オーナーは農業を支える労働力や収入元になり、且つオーナーは農作業通じて充足する。農を通じての協労関係の可能性が見える事例だと思います。
もう一つ興味を引くのが、会員サービスに企業向けを目的とした運営も視野に入れているところです。
企業の農業参入の事例はありますが、農業が活性化したり、企業が活性化した事例は聞いたことがありません。
この個人オーナー制を企業に開放していけば、多くの企業が農業に参加できる形態の一つとして可能性があるように思います。

投稿者 hakosuka : 2009年07月04日 List   

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コメント

>「具体的な政策提言」へと舵を切りました。
金融バブル以降、新たな投資先として、農業や水などの生存に不可欠なものに矛先が向くように思っています。
それまでに政策を実現したいものです。そして集中した資本を農業などに投資させた後に国営化してしまう等の策略ができればより面白くなるでしょう。

投稿者 treil : 2009年12月31日 14:25

早速のコメント、有用な提案ありがとうございます。新しい農そして社会を実現して行くには、目指す先の姿だけではなく、現在の社会を全面的に閉塞させている支配勢力とどう闘って行くか、という具体的な策も含めた答えが、求められているということですね!
是非、来年も一緒に追求して行きましょう♪

投稿者 naganobu : 2009年12月31日 16:32

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