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2007年09月05日
やっぱり牛肉はアブナイ!~米国男性の生殖能力低下!?
少し前の記事になりますが、ショッキングな内容に 、あらためて輸入牛肉ってどうなん?と考えさせれてしまった小松です。 🙄
同時に、こんな重大な問題を全く報道しないマスコミや政府の姿勢にも、しっかりと目を向けていく必要があると思います。
農業情報研究所(WAPIC)07.3.28
【米国男性の生殖能力 妊娠中の母親の牛肉消費と関連】
~牛成長促進ホルモンの悪影響を示唆~
増体を速めるために牛に与えられる成長促進ホルモンの長期的リスクを探る米国研究チームが、米国男性の生殖能力が母親の妊娠中の牛肉消費量と関連しているという新たな研究結果を発表した*。この研究結果は、1988年以来のEUの成長促進ホルモン使用禁止措置の根拠を改めて補強することになりそうだ。また、エストラジオール、テストステローン、プロゲステローン(以上、天然ステロイド)、ゼラノール、トレンボローン・アセテート、メレンゲストロール・アセテート(合成ホルモン)を利用する米国牛肉の安全性を改めて疑わせる。
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研究チームは、5都市の387人の米国男性の精液のの精子濃度(精液1ml中の精子数)を調査した。週に7回以上牛肉を食べた母親の子の精子の濃度は、それほど牛肉を食べなかった母親の子に比べて24.3%小さかった。また、WHOが妊娠困難(subfertility)とする濃度基準(20 x 106/ml )を下回る者の比率は、前者が後者の3倍(17.7%対5.7%)に達した。そして、この濃度は、母親の他の肉の消費や男性自身のいかなる肉の消費とも有意な関連はなかったという。
研究チームは、これらのデータは、母親の牛肉消費、そして牛肉中の外来異物が子宮中での男性の精巣の発達を変え、その生殖能力に悪影響を与えた可能性があることを示唆すると結論している。
牛肉がどんな化学物質を含むのかに関するデータはなく、農薬や生活スタイルなど他の要因も排除はできない。従って、牛飼育に使われた成長促進ホルモンが原因とはなお断定はできず、そのためには一層の研究が必要だ。しかし、研究者は、理論的には胎児や幼児は性ホルモンへの暴露に特に敏感だから、妊娠中の婦人や幼児による牛肉残留ホルモンの消費には特別の注意を向ける必要があると言う。
はっきり言って、これはBSEどころの騒ぎではない!生殖能力が衰退していくということは、そのまま人類滅亡に直結する問題です!EUでは、成長促進ホルモンの使用を禁止しており、それらの肉牛から生産された牛肉の輸入も、89年から禁止しています。にも拘わらず、こんな重要な問題を、マスコミは全く取り上げようとしません。
牛成長ホルモンの問題を取り上げたブログがありました。
「牛は何を食べたらいいのか?」
今、日本では、BSE問題で米国産牛肉の輸入再開が焦点化していますが、ひょっとするとBSEより危険性が高く、問題の多い牛成長ホルモンの投与について、ほとんど知られていませんし、議論もされていません。
米国産牛肉の安全性を問うのであれば、輸入再開にあたっては牛成長ホルモンの問題も議論すべきであり・・・
同感です!牛肉だけでなく輸入食品に関しては、アメリカの力が及んで、国民には知らされていないことが、まだまだたくさんあります。みんなの手で事実を明らかにしていくことが必要なのです。
投稿者 komayu : 2007年09月05日 TweetList
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コメント
投稿者 mimi : 2007年11月9日 08:58
mimiさん☆いつもコメントありがとうございます☆.。.:*・°
一見飽食で、食糧危機なんて感じられる場は無い今の世の中。
本当はこういった、正に“生命”に直結することは、マスコミだって大々的に取り上げ、追求する必要があるはずなのに、実際はグルメ・美食・贅沢報道ばっかりですもんね(*_*)
投稿者 ヒヨッコ百姓 : 2007年11月13日 21:05
最近の中国の経済成長は凄いですね・・一昔前の日本のバブル期のようです。
今は安い人件費や経費が有る程度の水準まで来たら輸送する分だけ国産より高くなる可能性も有る訳で・・
まあ・・中国バブル。。このまま続けばあと10年も有れば逆転の可能性も有りますよね・・恐い事です。
いつも不思議に思うのですが・・これだけの情報社会で・・皆さん国際事情とか・・ニュース見ないのですかね???。
自分の置かれている状況を冷静に見られないようでは本当にこの国大丈夫なのか???と思います。
まあ・・わかっていても・・声に出して言わないのが日本人なのかも知れませんがね(笑)。
投稿者 mimi : 2007年11月14日 00:43
( 作物学 )についての最新のブログのリンク集
作物学に関する最新ブログ、ユーチューブなどネットからの口コミ情報をまとめてみると…
投稿者 クチコミコミュニケーション : 2007年12月18日 13:53
興味深い記事でした。
食糧はあって当たり前の時代ですが、日本においては江戸時代と養える国民の絶対数3000万人は変化していないのですね。。
加えて
江戸時代は人口の約8割が農民
第一次産業に成就する人々は現在約1・5割
江戸時代は国民の8割を動員して食糧確保に当たっていたが飢饉で飢える時代。
本当の食糧危機が今起こったら日本国民の8割が農家に転職??
難しいでしょうね。。。
投稿者 しみみ : 2008年5月7日 13:25
日本の現在の耕地面積では人口3000万人しか養えない。--ショックを感じます。
今、この国にはその4倍の人間が生活しています。人口の減少期に入っているとはいえ、4分の1になるのははるか未来でもありそうに思えません。
耕地の拡大も一朝一夕にできないでしょう。
1階が水田、2階が野菜畑、3階が果実のビニールハウス、4階が家畜小屋、そんな夢のような複合農業ビルでも建てなければいけないのでしょうか。面積が同じでも4倍の収穫をあげる高品種が発明されるでしょうか。
「ギョーザ事件」以降海外への農産物依存に対し不安は更に高まっています。私もそうです。国内産農作物への需要が強まっているそうです。しかしそれに対する供給力が急に拡大するのは困難でしょう。新しい耕地、新しい労働力が確保できたとしても長期的な年月が必要となるでしょう。
食糧自給ーー本当に難しい問題です。
投稿者 匿名 : 2008年5月7日 13:37
コメントありがとうございます。
たぶん、工業的なやり方や品種改良に委ねるようなやり方は状況をさらに悪化させるように思います。
食糧需給の問題については、2008年04月23日の記事「食糧需給の状況整理」に書きましたので、是非ご覧下さい。
食糧の問題を食糧、農業の問題としてだけ切り取っても全く可能性は見えない、社会全体の課題として、社会システムとして、どう考えるのか!?が重要だと思います。
投稿者 まるいち : 2008年5月10日 20:12
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中々興味深い記事でした。
わかりやすくてとても良かったです。
国土を考えれば当たり前なんですけどね・・
それに気付かないし・・・
いつまでも今のように食べ物が入ってくるとも限らない事はわかりきっているのに・・・
少子化位で丁度良いのかもね(笑)。
今でももうすでに魚1つでも国際的に見れば買い負けて手に入りづらくなっているのをどれ位の人が真剣に考えているんでしょうか???。
今大量に輸出している国の砂漠化が何処まで進んでいるか・・ちゃんと知っているのでしょうかね???。
まあ・・出来る事をしていくしか無いのでしょうが・・・
石油の値上がりは厳しいですね~~~。
資材費運賃共に大幅値上げですから・・・
この状態に何処まで今の農家が耐えられるか・・・
余り続くと・・・やって行けなくて辞める人も出てくるでしょうね・・・それでなくても農業者少ないのにね~~~。