2007年9月14日

2007年09月14日

『新しい「農」のかたち』は就農定住事業ネットワークから ①

このブログは 『新しい「農」のかたち』 なので、折りに触れて より具体的な“新しい農のかたち”に迫っていきたいと思います。
今のように機械化される前、多大な労力を必要とする農業は、人々の集団生活(地域共同体)の中で、人の繋がりによって成りえていました。ゆえに、新しい農のかたちとは、 農業を介しての新しい人の繋がり=就農定住事業のネットワークを作ること だと言えます。
「新規就農者って何人くらいいるの?」(2007.9.11エントリー)で触れているように、新規就農者が増えている――という話を聞きますが、その数はまだ多いとはいえません。しかし、少ないながらも、農を志すこの層が中心となって、その“かたち”を体現していくことで、これからの日本の農業は支えられていきます。 
となれば、もっと農の魅力、その背景にある可能性を伝えていきたい。そして就農を志す方々を応援していきたい――。
今回は、新に農業に足を踏み入れる「農業の新規参入者(農家の後継者以外の就農)」、そして彼らを受け入れる「就農定住事業」をもつ自治体に着目します。
 かみなか農楽舎(福井県三方上中郡若狭町)
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現在掲げられている「産業振興」や様々な「まちづくり施策」等、あらゆる町政の基本に集落の活性化があることから、本事業では、『都市からの若者の就農・定住を促進し、集落を活性化する』ことを大きな目標としています。その成功のためには、地域を熟知した活力溢れる運営体制の構築と、永続・安定的に都市や他地域から人材が流入し、本事業をサポートするような都市ネットワークの形成という、二つの課題に取り組む必要があります。

とっとりふるさと就農舎(鳥取県国府町) 
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広域合併を果たした鳥取市は、農業が基幹産業の一角を占めるようになりましたが、その大部分が中山間地域であり、高齢化、後継者難、若者の流出等により地域の活力が年々失われつつあります。この事態に対し、鳥取市では新たな地域活性化の施策が必要であるとの判断から、第8次鳥取市総合計画に農業担い手・後継者の育成として「農業ビジネススクールの設立」が位置付けられ、就農定住促進対策事業の目玉として取り組みを行ないました。

~ 応援 宜しくお願いします。
 

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投稿者 pochi : 2007年09月14日