2009年01月22日

1■歴史観:日本の歴史は、稲作をめぐる関係の総体だ

「農村(ムラ)の幸せ、都会(マチ)の幸せ――家族・職・暮らし――」(徳野貞雄 著/NHK出版) に、興味深い知見があるので、抜粋などで紹介したい、と思います。
■プロローグ


トヨ田に、ホン田に、こりゃマツ田
 おまえら、田んぼの出じゃないか
  田んぼつぶすな、罰当たり!

          (竹熊典孝 作)

いきなりの狂歌ですが、云わんとすることは、分かるような気がします。
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  ▲「農村の幸せ、都会の幸せ」(徳野貞雄著)帯の写真より

日本人は皆、百姓の小倅だった

なのに、集団課題の『農』を軽んずれば、寄って立つ基盤をなくすことになるので「罰当たり!」なことをしている、ということなのでしょうねぇ。 これじゃ、まだ「???」でしょうから、もう少し追いかけてみます。
徳野貞雄氏は、『日本の歴史は、大きくは2度変わった。それは、[1.縄文中期(or後期)以前とそれ以降]と、[2.昭和35年以降]、だ』と捉えています。その内容を箇条書きしてみますと、・・・
 

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2009年01月21日

定食つくりました

こんにちは、関谷です。
先日、うちの会社の本社にいって、農産物を販売してきました。更に今回は、定食をつくって社員の人に食べてもらいました。
その時つくったのがこれです。
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卵かけご飯膳
☆自慢の卵
農園の野菜と、栄養バランスを考えた自家配合飼料を食べ、放し飼いでのびのび育った名古屋コーチンの有精卵です。ぷっくりと盛り上がった黄身は箸で持ち上げられるほどで、ご飯に混ぜるととても鮮やかな黄色に染まります。濃厚なコクと甘みが自慢の卵です。
☆炊きたてのご飯
宇陀の自然が育んだ奈良農場産のヒノヒカリです。いつもはおにぎりにしていますが、今回は炊きたてを是非どうぞ。
☆“ぬくもり”味噌汁
ぬくもり葱だけのシンプルな味噌汁です。奈良農場自家製の熟成味噌を使っています。
☆白菜の漬物
奈良農場の白菜の浅漬けです。奈良農場の冬は毎朝氷点下。野菜たちは凍りつく寒さから身を守るため、通常よりもはるかに多くの栄養分をためこみ、驚くほど甘みが増すのです。
☆焙じ茶
もうすっかりお馴染み、三重農場の焙じ茶です。秋番茶をじっくり焙じました。香ばしい香りと、すっきりした甘みをお楽しみ下さい。
以上の食材はALL類農園産!!!
自分たちが作ったもので一食全部賄えるなんて、結構すごくないですか?
ちなみにこれ500円で販売しました。(高いですか???)
で、反応はどうだったかというと・・・
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盛況でした!!!
料理しないから普段食材を買わない人もたくさん来て、食べてってくれました。
始める前はちょっと高いかな~と思ってたけど、実際そういうアドバイスももらったんだけど、いざフタを開けたらあんまり関係なかった(ような気がする)!
同じ会社の人が作ってるって事と、味をみてみたいっていう事と、手料理食べたいって事と、みんなでワイワイ食べたいって事で、500円というワンコインお手軽効果もあってか次から次へとお客さんが来てくれました。
結局全部で63食。定食の売上は¥31,500也。食材から自分たちで作って、それを自分たちで料理して食べてもらう。長い道のり。大変だったけど、ちょっと報われたような気になりました。あと、お金を稼ぐって大変って思いました。
すごく地道だけど、こんな風にお客さんと直接接して実際に食べてもらう。その中で食材の説明をしたり、評価をもらったり、そんな事を繰り返していく中で、お客さんって増えていくのかなと思いました。
またやりたいと思います。

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2009年01月20日

固定観念からどれだけ脱せるか☆

最近るいネットでは、農に限らず、今の時代に実現されている様々な例を、とりあげた投稿が増えています いいなぁと思った投稿を今回は紹介していきたいと思います
たとえば・・・

 
枯木叉エコミュージアムが紹介されており、要注目な点がたくさん♪
「枯木叉型のエコミュージアムの概念」
 ①エコミュージアムとは建物ではなく、地域である
 ②収集物の展示ではなく、地域内の自然遺産・文化遺産尾は靴・展示である。
 ③訪問者が見学するのではなく、地域住民が自主的に研究・利用していくものである。
 ④専門家が主ではなく、地域住民が主体である。
農の世界には、技術や理屈は勿論のこと、教養や知識として教育現場ではなく、
  人間本来の生きとし生けるものとしての「育(はぐくみ)の郷(さと)」がある。
癒しの空間としての潜在する可能性」もある。
記事が気になった方は、こちらをクリック☆⇒「農の世界」を耕す 発想「転」じて大発見

『若者を巻き込み地域で起業、農業にも挑戦する旅館の女将!』では・・・
島根県の温泉津温泉にある旅館吉田屋の女将さんが紹介されています。
なりゆきで女将にと推薦され・・・、先代の女将と1カ月一緒に生活を共にし、やり方をマニュアル化 まさに「まねて、体得」ですね
この女将さん、こんな事考えているそうです↓↓↓
地域に若者がいることで、地域が活性化し、地域の問題を解決することができるようになる
週休4日の旅館営業!稼ぐ日と考える日を分け、旅館休業日=地域貢献日として 
  ユニークな取り組みを数々実現☆もったいない輸送に、人件費いらずのタケ狩り・・・など
記事をもっと詳しく読みたい方はこちらへどうぞ♪
若者を巻き込み地域で起業、農業にも挑戦する旅館の女将!
ちなみに、吉田やのHPはこちら☆⇒吉田屋

             
と こ ろ で、上記に紹介した考え方
なにも特別なわけではなく、良いなと感じるものが多いかもっ
成功した人たちは、こんなに実現しているけれど、何が違うんでしょう?
こんな点かなぁと思うのが↓↓↓
固定観念から脱して、ダメな理由を考えるのではなく、
ただ良いと感じるものを、どうやって実現するか考えているところ
だから、まだまだ新しい農のかたちも探索していきましょう~☆
参考投稿:市場は統合機能を持たないという事実を直視する
       観念を塗り替えたら終い
最後に、応援クリック お願いします 😀

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2009年01月19日

今日はこんなことしました

こんにちは、せきやです。最近になってやっと冬らしくなってきましたね。寒いの嫌だけど、作物にとっては寒いのも必要みたいです。
さて、今回は現場報告です。
今日はカモ小屋の修理をしました。うちではアイガモ農法をやっています。春になったらカモをヒナで送ってもらい、10日くらい小屋で育てます。その小屋は雨ざらしなので、木とか腐ってボロボロになったりします。今回はその修理をしました。
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↑写真は、木の枠を作ってます。2階建て見たいにして、上と下(下は日陰)でかもが自由に歩きまわれるようにします。のこぎりとかドリルとか使って、気分は大工さんです。
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↑半日くらいかかってやっと完成しました!ちゃんとカモが上れるようにスロープも作って、見てくれは悪いですが良しとしましょう。
今は作物がないので、春からの作付時期にバタバタしないように、今できる事をちょこちょこやっているところです。
でも、もう次の作付まであと2ヶ月ちょっとしかないんですよね。ちょっとヤバイかな?

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2009年01月18日

ほんとに他国に依存しないとダメなの?

未分類

みなさん、こんにちは
以前からこのブログでも何回かアピールしてますが
食糧問題に関するグランドセオリーを作っています
みんなで何度も議論を重ねる中で、やっぱり返ってくるのは、
食糧問題って何が問題なの
というところ 🙄
ここまでの議論の中で、人々の実感としては、大きくは、
・食の安全性をめぐる問題
・自給率が低いという問題

の2つで、結局は安全性の問題も含めて、
食を自給してない=食を自給できない
という問題に集約されるのかなあ というところまでは見えてきてるのですが、
これらって、普段、 や新聞 などのマスコミから得られる情報なんですが、
それって、ほんと
今日は、ほんとに日本は他国(アメリカ)に依存しなければ生きていけないのか
という点に絞って、リンク集を作ってみました
応援よろしくお願いします

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2009年01月17日

朝ご飯を食べないのは、何で?

こんにちは。
お米の一人一年あたりの消費量は、‘60年代のピーク時には120kg近くあったのですが、最近では約60kgへと半減しています。その理由はいくつか考えられるのですが、食生活の和食中心→洋食への変化とともに、朝にお米のご飯を食べる習慣がなくなってきたことも、要因として大きいと思います。
そのことについて、ライフスタイルの変化だけでなく、「お米の味」そのものにも原因があるのではないか、という意見を目にしましたので、ご紹介したいと思います。
応援 よろしくお願いします。
ありがとうございます

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posted by sbaba at : 2009年01月17日 | コメント (8件) | トラックバック (0) List   

2009年01月16日

活躍する農村女性、その役割と可能性!

「農業」という「=力仕事」のイメージが強く、農業に関心のある女の人からはよく、女はどのように農業に関わればいいのだろう?という疑問を投げかけられます。女性にとって就農するというとなかなかイメージが湧かないようです。農業や農村における女性の役割って何なのか?可能性はどこにあるのか?ということを、実際活躍されている女性農業者たちの事例を挙げながらリポートしていきたいと思います。
るいネット 「東北の農 女性がけん引」より以下引用http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=197100

 この十数年の東北の農業を引っ張ってきた主役は女性農業者たちではなかろうか。出口の見えない農業情勢の中でも女性たちはコツコツと畑を耕し多彩な野菜を育て、毎日それらを野菜直売所に運び続けてきた。
 当初、一袋100円ほどの野菜がいくら売れたところでたかが知れているさ、と軽んじられもしたが、女性たちは決してあきらめなかった。そして今では月に10万、20万円の売り上げも当たり前になり、地域の農産物直売所は全国に10,000ヵ所以上も開設され、食と農の新しい拠点として社会と暮らしの中に定着した。
 むろん女性たちの活動は直売にとどまらなかった。知恵と工夫を凝らした手作りの食品加工。本当の旬の味を伝えたいと農家レストランの開設。都市との交流を求めてグリーンツーリズムへの参加。地域の食文化と食べる大切さを伝える自然の上に立った食育活動も女性農業者なしには考えられない。こうして日本農業の新しい動きの現場には、いつもその先頭に女性たちがおり、明るい笑顔があった。
 現在、農業就業者の53%は女性である。もともと手間の掛かる農業は女性の力に負うところが大きいのだが、それが表にあらわれ評価されることは残念ながら少なかった。それが直売活動を契機にその実力が次々に花開いた。そして近年は着実な地歩を築くために農村女性の起業化が進んでいる。

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posted by takuya at : 2009年01月16日 | コメント (5件) | トラックバック (0) List   

2009年01月15日

【書籍紹介】『貧農史観を見直す』-新書・江戸時代③

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むしろ旗を立てて一撥を繰り返す“貧しき農民たち”は事実か?
年貢率、生産力のデータを検証し、江戸期の「農民貧窮史観」を覆す。

「2009年を農業再生元年に!」という訳ではないのでしょうが、るいネットでも農業に関する話題が増えていますね。
我々の農園でも、色んな可能性を探り実現していく為に、まずは勉強!ということで、「1分間勉強法」を取り入れ、特に農業関係の成功事例を中心とした本を集め、みんなで読んでいます。
今回は歴史本になりますが、講談社新書から、
『貧農史観を見直す』-新書・江戸時代③ 佐藤常雄+大石慎三郎 著
を紹介したいと思います。
最近は、江戸の社会を見直そうという動きが盛んなようです。江戸時代の社会の様子や庶民の生活を紹介したり、検証するような書籍やネットの記事をよく目にするようになりました。
江戸時代(に限りませんが)の農民といえば、朝から晩まで身を粉にして働いたにもかかわらず、収穫物のほとんどを年貢として持って行かれてしまい、領主に盾突くことも許されず、常に貧しく暮らしていた、というようなイメージがありますよね?学校ではそう教えられてきませんでした? 🙁
でも、それって事実なんでしょうか? 🙄
江戸時代の農業の生産力や年貢率などのデータを検証し、「貧農史観」そのものを見直していきます。
続きを読む前にポチッと☆応援ありがとう!

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posted by komayu at : 2009年01月15日 | コメント (4件) | トラックバック (0) List   

2009年01月09日

アメリカナイズされつつあるスペイン(旅先の食事の話)

前回の続編 です。
■いきなり、バーガーショップでの食事ってか?
14時間以上の長旅の末に、バルセロナのホテルにチェックインできたのは、21時過ぎのこと。先ずは腹ごしらえ、と勇んでサンツ駅上部のホテルから表にでたものの、駅周辺は薄暗く、レストランらしき明かりが見当たらない。
長旅で疲れているので遠出はしんどい。駅舎内にあるのは、米国系のバーガーショップのみ。日本の品揃えと味の違いを探索するのも悪くないか? という思いも働いて試してみた。
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値段は、1品600~800円と馬鹿高い。そして、マ・ズ・イ!!!
機内食が不味かったので、お口直しをしたいところだったが、更に輪をかけたように美味しくない。
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バルセロナの観光案内地図には、いたるところにマックのマークが出てくる。駅構内立地のこの店などは、観光客相手というより地元向けだろう。例によって(リンク )、食の米国化はスペインの食事情を一変する勢いを感ずるほどだ。
 

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2009年01月08日

それぞれの素材、それぞれの味!(お菓子事情)

🙄 見つけた!
出発時点で、待合せに旅の相棒が30分の遅刻・・・
なにやら波乱含みの予感がしたこの旅の幕開けでした。
それでも、気を取り直して、希望に胸を膨らませての搭乗。
前日の徹夜のせいで、食っちゃ寝・寝ては食いで、9時間の長旅の末に、乗換えのためにヘルシンキ降り立ちました。現地時間で15時30分頃ですが、雨模様とはいえ、外は夕方のように薄暗いです。北極圏に近い冬だから? 
先ずは、国際線からローカル線に乗り換えるための搭乗口の確認をすることにします。ここは、ヨーロッパのハブ空港だけに、ありとあらゆる航空路線が集中しています。乗換えをするためにウロウロしてたら、MoominのSNUFKIN を見つけました。
Moomin Shop に並んだキャラクターたちが、むちゃかわいいので思わずパチリ! 雰囲気伝わります? 
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そのうちの何人かを旅のお供に加えました。
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