2009年07月30日

農薬を徹底追究!!!(9)殺ダニ剤編

こんばんは 丸一です。今日は殺虫剤に続いて殺ダニ剤についての記事です。
虫とダニって違うの?何で違うの?って思った方は、鋭いです。
昆虫とダニは違います・・・と言う事で、殺ダニ剤の概要からです。
■殺ダニ剤
1、殺ダニ剤の概要
1)、殺ダニ剤の変遷
 日本は、気候的にダニによる被害が多く、ダニ剤の開発も盛んである。
1957年上市のサッピラン(日本曹達)に始まり、1971年シトラゾン(日本曹達)、1990年以降では、1991年サンマイト(日産化学)、ダニトロン(日本農薬)、ミルベノック(三共)、1993年ピラニカ(三菱化学)、1998年バロック(八洲化学)、1999年カネマイト(アグロカネショウ)といった国産の殺ダニ剤が開発販売されている。   
海外開発品ではケルセン、プリクトラン、ダニカット、カーラなどがある。
 しかし、殺ダニ剤に対する抵抗性は早いものでは3~4年ほどで発現するものもあるため、製品のライフサイクルが一般に短く、変遷が著しいのがその特徴でもある。
%E3%83%8F%E3%83%80%E3%83%8B%E3%83%BC%EF%BC%91.jpg %E3%83%8F%E3%83%80%E3%83%8B%E3%83%BC%EF%BC%92.jpg
%E3%83%8F%E3%83%80%E3%83%8B%E3%80%80%E5%8D%B5%E5%B9%BC%E8%99%AB%E6%88%90%E8%99%AB.jpg
2)、ダニと昆虫の違い
 ダニ、ノミ、シラミ、の違いは、ノミとシラミは昆虫だが、ダニは分類上昆虫ではなくむしろクモに近く、昆虫綱とは別のクモ形綱に所属している。
 ダニと昆虫との大きな違いは、昆虫の成虫が頭部、胸部、腹部の3つに分かれ、脚は3対あるのに対し、ダニの成虫はクモと同様、頭と胸が一緒になった頭胸部と腹部の2つに分かれ、脚が4対あることである。
 (作物を加害するハダニ(葉につくダニからハダニという)など、小さなダニは、英語でmite(マイト)といい、多くの殺ダニ剤の商品名に「マイト○○」と付いているのは、これに由来してる。)
%E3%83%8F%E3%83%80%E3%83%8B%E3%80%80%E8%91%89%E3%81%AE%E8%A2%AB%E5%AE%B3%EF%BC%92.bmp
%E3%83%8F%E3%83%80%E3%83%8B%E3%80%80%E8%91%89%E3%81%AE%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E3%83%8A%E3%82%B9.jpg
%E3%83%8F%E3%83%80%E3%83%8B%E3%80%80%E3%83%8A%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%A2%AB%E5%AE%B3.jpg
3)、殺ダニ剤の抵抗性
 ハダニは分類上、昆虫とは異なり、体のしくみも異なっているため、多くの殺虫剤はハダニには効かない。だからハダニの防除には一般に専用の殺ダニ剤が使用される。
 殺ダニ剤の問題は抵抗性という現象で、特にハダニは抵抗性を獲得しやすい。
 抵抗性獲得のメカニズムは、医薬の抗生物質に薬剤耐性ができるのと似ていると言われており、同一の殺ダニ剤を何回も散布すると起こりやすい。
 これはハダニの活動範囲が狭く、年間の発生回数が多く、薬剤の淘汰を受けやすいからだと言われている。同じ作用点の殺ダニ剤同士で抵抗性が発達する場合は、交差抵抗性と呼ぶ。
 抵抗性の発達を避けるには、同一の殺ダニ剤や同じ作用点の殺ダニ剤を年1回以上使用しないこと、また違う作用点の殺ダニ剤を輪番使用するのが大切。
4)、殺虫剤使用でハダニが増える?
 害虫防除に殺虫剤を散布して、かえって害虫ダニが増えてしまったということが起こることがある。これを「リサージェンス」と呼ぶ。
 果樹、野菜のハダニ類には、ハネカクシ類、テントウムシ類、ハダニアザミウマ、カブリダニ類といった土着の天敵がいるが、殺虫剤散布によりこれら天敵がいなくなり、ハダニの繁殖力が高まり、一気にハダニの被害が増える。
5)、広範な天敵や有用昆虫の保護も重要な視点
 ハダニにはカブリダニ類という強力なダニの天敵がいます。カブリダニのメス成虫は、1日当たりハダニの成虫を5頭と卵を30個くらい捕食する大食漢である。
 カブリダニは、茶のケナガカブリダニのように土着のものもいるが、海外から能力の高い種を導入して天敵として放飼する、いわゆる生物農薬が実用化されている。チリカブリダニという品種で、商品名を「スパイデックス」(アリスタライフサイエンスTM)、「カブリダニPP」(トモノアグリカ)として販売されている。
 また、ハダニの天敵だけを保護するだけではだめで、ハダニの天敵はもちろん、同時に発生する害虫(アザミウマ類やアブラムシ類、コナジラミ類、マメハモグリバエなど)に対する天敵や、交配のために必要なミツバチ、マメコバチ、マルハナバチなどの有用昆虫も保護する必要がある。この辺りは重要な技術課題である。
6)、殺ダニ剤の開発
 前述の通り、ダニは、昆虫とは異なり分類学上は、節足動物門、くも形網、ダニ目に属している。農作物を加害するダニには、ハダニ類、サビダニ類、コナダニ類などがある。ダニ剤の種類は、殺虫剤に比べて少ないが、作用性が分かっているものも極めて少ない。農作物用として、比較的よく使われ、作用性がある程度分かっているダニ剤は次ぎの通りである。
1.神経伝達の阻害剤(ケルセン、アカール、ダニカット)
2.エネルギー代謝阻害剤(モレスタン、ダニカット、サンマイト:ダニが生きていくために必要なエネルギー供給システムを阻害する。)
3.呼吸阻害剤(マイトサイジン)
 殺虫剤が殺ダニ活性を持つとは限らず、又逆に、殺ダニ剤が殺虫活性を持つとは限らない。従って、新農薬の探索スクリーニングでは、害虫とダニに対するスクリーニングを通常別個に実施する。しかもダニの場合、成虫と卵に対する効力を共に評価する。ダニの世代交代が非常に早いので、同じダニ剤を繰り返して使用すると、抵抗性が出易い。そこで、作用性が異なるダニ剤を交互に用いるのが好ましい。新規ダニ剤を開発する場合には、先行剤と作用性が異なる薬を市場に出すべきである。その意味で、比較的早い段階で開発しようとしている剤の作用性を知っておく必要があろう。それには、既存のダニ剤に抵抗性を示すダニを入手して、開発剤がそれに有効かどうかを確認しておかなければならない。
●殺ダニ剤の概要、分かっていただけたでしょうか?
 農業の現場では、ハダニの発生は日常茶飯事です。
少しでも葉に兆候や食害を発見したら、即防除です。油断すると数日で大きな被害を招きかねません・・・早めに手を打てば農薬の使用量、使用回数も減ります。
 以下、少し専門的になりますが殺虫剤、殺ダニ剤の分類です。
 是非読んでください <(_ _)>
続きを読む前にポチっと☆応援ありがとうございます!

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "農薬を徹底追究!!!(9)殺ダニ剤編"

posted by nara1958 at : 2009年07月30日 | コメント (6件) | トラックバック (0) List   

2009年07月30日

農薬を徹底追究!!!(8)~殺虫剤の作用メカニズム~

 こんばんわ、マサクニです。
今回は、我々が日常使っている殺虫剤がテーマです。
殺虫剤がどのようにして害虫に効果を発揮するのか、その作用メカニズムを調べていきます。
以下「農薬の用語解説」 4/27~10/27からの引用です。
●殺虫剤はどうして効くのか-
殺虫剤を、使用方法と害虫に対する効き方から分類すると、接触剤、摂食剤、浸透性移行剤及び薫
蒸剤
となります。
 殺虫剤は害虫が植物の葉や茎を食べたり、殺虫剤に触れたり、呼吸により吸い込んだりすることにより害虫の体内に侵入します。
 摂食剤は、植物の葉や茎に付着している薬剤が害虫の摂食により体内に取り込まれるタイプと、根、葉や茎からいったん植物の体内に浸透した薬剤を害虫が吸汁することにより取り込むタイプがあります。接触剤は薬剤が害虫の表皮から吸収されて効果を現すもので直接、害虫に散布するタイプと植物に散布した薬剤が害虫の脚などに接触して吸収されるタイプがあります。
 燻蒸剤は、気化した薬剤が害虫の気門から体内に侵入するものです。
 しかし、近年使われている殺虫剤には単一の経路だけではなく、複数の侵入経路をもっているものも少なくありません。
これらを作用性から分類すると、次のようになります。
1)神経伝達阻害剤
i)有機りん系(マラソン)
ii)カーバメート系(メソミル)
iii)有機塩素系(DDT)
iv)ニコチン系(アドマイヤー)
v)いそめ毒系(カルタップ)
vi)合成ピレスロイド系(トレボン)
ⅶ)抗生物質(コロマイト)
2)エネルギー代謝阻害剤(ホストキシン)
3)キチン生合成阻害剤(アタブロン)
4)昆虫ホルモン制御剤(マトリック)
5)その他(フェロモン剤、誘引剤など)
このように、現在使用されている殺虫剤の殆どが害虫の神経伝達を阻害します。温血動物も神経系
を持っていますが、解毒の代謝や作用点への到達のし易さの違いなどによって、効力が高いが温血動
物に対する毒性が低い殺虫剤が多く開発されています。
キチン生合成や昆虫ホルモン制御剤は、昆虫特有の生理機能に作用するという点で好ましい選択性
を持つ殺虫剤です。
 応援お願いします。
●殺虫剤の分野別、作用特性分類
(出典 岐阜大学 応用生物科学部 園芸学研究室の福井博一教授の公式個人サイト)
殺虫剤は、昆虫の基本的な生理的生存機能を働かなくすることで昆虫を死滅させることを目的と
しています。昆虫の性質としては、(1)神経がある、(2)呼吸をする、(3)幼虫から成虫に変
わる、(4)食事をする、などがあり、殺虫剤は、この昆虫の性質を駄目にする働きがあります。
これらの昆虫の特徴の中で「神経」があることを利用し、神経の伝達を阻害する殺虫剤が「神経
系阻害剤」といい、殺虫剤の中で最も種類が多い。神経系阻害剤は神経がある生物すべてに共通の
阻害剤であるため、植物・微生物を除く、すべての生物に影響を及ぼします。

1.神経系阻害剤
神経は、すべての昆虫の行動と関係しており、神経伝達を阻害すると「物を見る」、「物を食べる」、
「動く」などの行動が出来なくなります。
昆虫の神経と人間の神経の基本構造は同じであるため、
この神経系阻害剤は人間にとっても非常に毒性が高い物質です。
この神経系阻害剤には(1)有機リン酸系殺虫剤、(2)カルバミド殺虫剤、(3)ピレスロイド系殺虫剤、
(4)ネオニコチノイド系殺虫剤、(5)ネライストキシン系殺虫剤などがあります。
農薬の袋には、「成分名」が必ず書いてあり、これが殺虫剤の種類を分類する重要な指標となる
ので、これを読む習慣を付けて下さい。特にこの「成分名」は小さな字で書いてあるので、良く注
意をして下さい。
(1)有機リン系化合物
分類の特徴として、「成分名」のカタカナに、ホスホ、ホスフェといった文字が必ず出てきます。
商品名としてはDDVP、ビニフェート、ランガード、EPN、ジプテレックス、スミチオン、
ダイアジノン、エストックス、ダイシストン、マラソン、エカチン、スプラサイド、オルトランな
ど多数のものがあります。
有機リン系殺虫剤は極めて種類が多く、市販されている殺虫剤の多くをこれが占めます。有機リ
ン系殺虫剤は、化学兵器開発途中に考案されたものであり、人間にとっても有害であることを認識
して下さい
(オウム真理教で有名になった「サリン」もこの有機リン系殺虫剤の仲間です)
有機リン系殺虫剤の一般的特性は、
①神経から筋肉や神経同士の連絡を阻害する働きがある
②分解が早く、残効性は期待できない、
③アルカリ性で分解するため、アルカリ性の農薬(ボルドーや石灰硫黄合剤)と混用できない、
④低毒性ではあるが、作業中に薬剤を浴びたり吸わないこと、
⑤作業後は石鹸でよく洗う、などがあります。
(2)カルバミド化合物
分類の特徴として、「成分名」のカタカナに、カルボ、カルバ-、カーバ-といった文字が必ず
出てきます。
商品名としてはデナポン、ハイドロール、ピリマーなどがあります。
作用は有機リン剤と似ていますが、働きが異なるため、有機リン剤とは抵抗性が重なりません。
特性として、熱、太陽光、酸に安定ですが、アルカリ性で分解されやすいことがあげられます。有
機リン剤に次いで種類が多い系です。
(3)ピレスロイド系殺虫剤
分類の特徴として、「成分名」のカタカナに○○リンといった文字が付くものが多いのですが、
一度農薬販売業者に確認して下さい。商品名としては、アレスリン(カダンA、ボンサイズA、ワ
イパーゾル)、エトフェンプロックス(トレボン)、シクロプロトリン(シクロサール)、シハロト
リン(サイハロン)、シフルトリン(バイスロイド)、シペルメトリン(アグロスリン)、トラロメ
トリン(スカウト)などがあります。
除虫菊の研究から開発されたもので、主な作用は神経まひで、有機リン剤やカーバメート系薬剤
と作用がまったく異なるので、抵抗性が重ならない。速効性で、残効性があるものが多い系です。
(4)ネオニコチノイド系殺虫剤
主な殺虫剤として、イミダクロプリド(アドマイヤー)があります。新しいタイプの殺虫剤で、
①アブラムシ、スリップス、コナジラミ等に効果が高い、
②神経マヒ作用で、摂食や産卵を防止する、
③速効性で、効果が持続する、
④人畜毒性が低い、などの特徴を持っています。
(5)ネライストキシン系殺虫剤カルタップ(パダン)、チオシクラム(エビゼクト)、ベンスルタップ(ルーバン)が商品として
市販されています。
この殺虫剤は、イソメ(釣りの餌)をなめたハエが死ぬことから、研究開発されました。死ぬま
でにはかなり時間がかかりますが、神経マヒは速やかに起こり、摂食を阻害するため、食害は最小
限に止まり、残効性がある、という特徴を持っています。
2.呼吸阻害剤
呼吸作用に関わるミトコンドリアの電子伝達系阻害剤で,鱗翅目(ヨトウなど),半翅目(アブ
ラムシ,コナジラミ),アザミウマ類,ダニなど多くの害虫に殺虫作用を持ちます。医薬用外劇物
なので、一般家庭では使用できません。
(1)トルフェンピラド
トルフェンピラド(ハチハチ乳剤)
(2)ピロール系
クロルフェナピル(コテツ)
(3)マクロライド系
エマメクチン(アファーム,ショットワン),ミルベメクチン(コロマイト,ミルベノック)
3.昆虫生長制御剤(IGR剤:Insect Growth Regulators)
昆虫は、卵から幼虫になり、幼虫は脱皮を繰り返して、やがて蛹となり、羽化します。この生長
過程を何らかの形で阻害する殺虫剤で、他の殺虫剤とはまったく作用が異なります。主なものは、
脱皮阻害剤、変態阻害剤です(人間の変態には効きません)。ふ化直後の幼虫は、脱皮を盛んに繰
り返すため、若齢幼虫ほど効果が高くなります。

(1)ベンゾイルウレア系殺虫剤
クロルフルアズロン(アタブロン)、シフルベンズロン(デミリン)、テフルベンズロン(ノーモ
ルト)、フルフェノクスロン(カスケード)などがこれに相当します。この殺虫剤は、昆虫のキチ
ン質(皮)の生合成阻害剤で、新しい皮が出来なくなり死に至ります。
ミツバチや天敵(ハチ類)などに影響が少なく、人畜に毒性が低い反面、アブラムシなどには効
果が低い特徴があります。
(2)ブプロフェジン剤
ブプロフェジン(アプロード)がこれに相当します。これも昆虫のキチン質の生合成阻害剤で、
コナジラミ類、カイガラムシ類の若齢幼虫に選択的に効果が高く、成虫には効果が全くありません
が、これを処理した成虫が生んだ卵はふ化できなくなります。
遅効性ですが、残効性が長い特徴があります。コナジラミやカイガラムシ以外の昆虫には効果が
低いですが、天敵類に影響がない利点を持ちます。
(3)テブフェノジド剤
テブフェノジド(ロムダン)がこの仲間です。脱皮を異常に促進する薬剤で、散布した昆虫は異
常脱皮を繰り返し、脱皮不全のまま死に至ります。
キチン生合成阻害剤より速効性で、残効性が極めて長く、鱗翅目(蝶や蛾の幼虫)に特異的に効
果があります。天敵や有用昆虫には効果がなく、薬害は全くありません。
4.微生物殺虫剤
害虫に対して選択的に殺虫効果のある毒素を作る微生物をタンク培養して農薬としたもので、こ
れを散布した葉をアオムシが食べると、アオムシの体内の消化管内のアルカリ性消化液で成分が変
化して、下痢をおこして死んでいくという特徴を持ちます。したがって、人間や家畜などの消化液
(胃酸)は酸性であるため、体内で分解され、毒性を示しません。

一般通称名として、BT剤といわれており、トアロー、セルスタート、セレクトジン、ダイポー
ル、バシタックスなどがあります。
特徴は、
①B.Thuringensis という微生物が作る毒素を農薬としたもの、
②鱗翅目害虫(蝶や蛾の幼虫)に選択的に作用(蝶や蛾の幼虫以外には効かない)、
③死ぬまでの時間がかかるが、消化管(内臓)に障害が起こり、速やかに食害を止める
④若齢幼虫ほど効果が高い、などがあります。
●殺虫剤抵抗性に対する対応
上記の様に、殺虫剤はその種類によって分類することができ、分類上、同じ仲間の殺虫剤を連続
して散布すると抵抗性が現れます。
例えば、DDVP、ビニフェート、スミチオン、ダイアジノン、
マラソン、スプラサイド、オルトランなどはいずれも有機リン系殺虫剤で、これらを連続して散布
すると有機リン系殺虫剤に対する抵抗性が生まれてきます。
したがって、有機リン系殺虫剤、カルバミド殺虫剤、ピレスロイド系殺虫剤、ネオニコチノイド
系殺虫剤、ネライストキシン系殺虫剤、呼吸阻害剤、ベンゾイルウレア系殺虫剤、ブプロフェジン
剤、テブフェノジド剤、BT剤を随時入れ換えながら散布することでいずれにも抵抗性がつかない
状態を維持することができます。
最低でも、神経系阻害剤として、有機リン系殺虫剤、カルバミド殺虫剤、ピレスロイド系殺虫剤、
ネオニコチノイド系殺虫剤、ネライストキシン系殺虫剤、呼吸阻害剤を揃え、各々を色テープなど
ですぐに判るように分別して、農薬散布日誌に記載することを心掛けて下さい。
さらにこれらに加えて、ベンゾイルウレア系殺虫剤、ブプロフェジン剤、テブフェノジド剤、B
T剤などを組み合わせて散布するように心掛ける必要があります。
●殺虫剤散布の注意点
◎殺虫剤の多くは神経系阻害剤であり、人間にとっても毒であることを充分理解してください。
◎殺虫剤の人体への取り込みは粘膜吸収が最も多く、「目」、「口」、「鼻」からの進入を極力防ぎま
す。【マスクとゴーグルの着用】
◎人体に入った殺虫剤は、肝臓で分解されます。そのため散布後は肝臓の機能を休ませます。【散
布後の飲酒の禁止】と【充分な休息】
◎大発生の前に散布します。散布にあたっては、3~7日ごとに3回程度同じ殺虫剤を処理し、次
回は別の種類に切り替えます。
□参考資料
農薬の用語解説 11/27~13/27 個別の殺虫剤に関する解説が参考になります。
農薬の作用メカニズム~殺虫剤~ 8/13~9/13 図入りで分かり易い。
<第12回>殺虫剤の作用メカニズム(掲載2005年3月)

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "農薬を徹底追究!!!(8)~殺虫剤の作用メカニズム~"

posted by totokaka at : 2009年07月30日 | コメント (4件) | トラックバック (0) List   

2009年07月29日

農薬を徹底追究!!!(7)殺菌剤編

こんにちは、こまつです。
今年は梅雨明けが遅くて、スッキリしませんね。ジメジメした天気が続くと、畑の野菜も病気や虫にやられてしまいます。ベト病、ウドンコ病、アブラムシ、ヨトウムシ、オオタバコガ、メイガ・・・。
さて、今回は、殺菌剤の作用メカニズムについて書きたいと思います。

●作物の病気ってなに?
まず、作物が病気になるというのは、いろんな病原菌に侵されるということです。病原菌とは、ウィルス、ファイトプラズマ、細菌および菌類(いわゆるカビ:糸状菌)で、わが国の植物には、これらによって約6000種もの病気が発生するそうです。このうち約70~80%が菌類によって発病し、残りの約20~30%の病害はウィルス、ファイトプラズマ、細菌によって発病すると言われています。
また、植物はヒトとは異なり、全ての植物が全ての病原菌に侵されるということはありません。1種類の植物は、数種類の病原菌に侵されるだけで、大部分の病原菌には侵されないのです。逆に一つの病原菌は1種類の植物か、数種類の植物にしか侵す能力が無い。すなわち、植物と病原菌の間には、侵す、侵される関係が遺伝的に決まっているのです。
●殺菌剤とは?
農作物を加害する病気を防除する薬剤で、細菌や糸状菌に効果のある化学物質が中心ですが、抗ウィルス剤も含まれます。また近年、微生物の競合作用、抗生作用、寄生作用、誘導抵抗などを利用した対抗菌剤も上市されており、これらも殺菌剤に含まれます。いわゆる「微生物農薬」ですね。これについては、「農薬を徹底追究!!!(11)」で詳しく扱う予定です。 😀
作物が病気になると、殺菌剤を散布しますが、でも病気が“治る”わけではありません。病斑はそのままだし、枯れ葉は元には戻らないし、言わば、病原菌が死ぬことで病気が止まる、という感じでしょうか。なので、また繰り返し同じ病気に罹ったりします。
ということで、殺菌剤を散布すると病気が止まるのはなんで?殺菌効果ってなに? 🙄 後半は本題の「殺菌剤の作用メカニズム」についてです。
続きを読む前にポチッと☆応援ありがとう!

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "農薬を徹底追究!!!(7)殺菌剤編"

posted by komayu at : 2009年07月29日 | コメント (4件) | トラックバック (0) List   

2009年07月28日

農薬を徹底追究!!!(6)除草剤(後半)

類農園研修生のさとうです
sugi70さんからバトンを受取り、①除草剤の作用メカニズムと、②今後の追求課題の2点をまとめてみました
 まず「①除草剤の作用メカニズム」ですが、除草剤の多くが光合成のどこか!で作用していることから、下記で説明してる内容は基本的にはsugi70さんが前回まとめた光合成のどこかで起きてる現象なんだな~とイメージしてくれやら良いです 😉
 余談になりますが、今回作用メカニズムを調べてわかったことは、植物はその生命を維持するために至るところでさまざまな現象が起こっていて、そのある一部分に作用することで、始めて除草剤としての効果があることがわかりました。
 
 次に「②今後の追及課題ですが、今回だけではなかなか追求し切れていないことが多いため現段階で何が課題として残っているかを整理してみました。もちろん私達だけではなくみなさんのコメントも参考にしていきながら徹底追求していきます!!
続きを読む前にポチっと☆応援ありがとうございます!
5、現業で最もよく使用する除草剤の作用メカニズム
5-1:位置づけ
 除草剤には様々な種類があり、農薬取締法において登録されているもので何百とあり、その作用メカニズムも様々です。このことからすべての除草剤の作用メカニズムを一度に理解するのには限界があるため、まずは現業で最も良く使用する4つの除草剤についてその特徴、作用メカニズムを追求しました。
5-2:現業で最もよく使用する除草剤のメカニズムの解明
①バスタ
 有効成分:グリホシネート
 作用機構別分類:栄養代謝阻害剤のアミノ酸生合成阻害剤のグルタミン合成酵素阻害剤
 選択性or非選択性(注1):非選択性
 毒性(注2);普通物
有効成分グリホシネートが植物の茎葉部から吸収され、グルタミン合成酵素の活性を阻害することで、アンモニアが植物体内に異常蓄積し、生理代謝を阻害することで植物を枯らす。
%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%BF.jpg
②ラウンドアップ
 有効成分: EPSP阻害剤
 作用機構別分類:栄養代謝阻害剤のアミノ酸生合成阻害剤の分岐アミノ酸生合成阻害剤
 選択性or非選択性:非選択性
 毒性(注1);普通物
 有効成分(EPSP阻害剤)はシキミ酸回路(芳香族アミノ酸であるチロシン、フェニルアラニン及びトリプトファンの生合成反応経路)においてシキミ酸-3リン酸とホスホエノールピルビン酸から5-エノールピルビルシキミ酸3リン酸(EPSP)を合成する酵素であるEPSP合成酵素と複合体を合成することで、EPSPの合成を阻害する。これによってアミノ酸(トリプトファン、フェニルアラニン、チロシン)が生合成されず、代謝は乱れ、植物は枯れてしまう。
%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%9B%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88.jpg
③トレファノサイド
 有効成分:トリフルラリン
 作用機構別分類:細胞分裂阻害剤
 選択性or非選択性:非選択性
 毒性(注1);普通物
 ジニトロアニリン系の除草剤で、有効成分であるトリフルラリンは「水に極めて溶けにくく、土壌に吸着しやすい」という特性を持っており、雑草の発芽時に幼芽、幼根から吸収され分裂組織の細胞分裂を阻害する。
 植物の成長において、有糸分裂による細胞分裂は必須の過程であり、その過程は、まず核内におけるDNAの複製により形成された一対の染色体が細胞の赤道面を横切って平面状に配列される。次に対を成したこれらの染色体のそれぞれは、微小管からなる紡錘糸により反対極に引き寄せられる。その後、細胞膜、細胞壁の生成を経て二つの独立した細胞となり、分裂は完了する。有効成分トリフルラリンは微小管を構成する球状たんぱく質であるチューブリンに直接作用し、その微小管中での重合を阻害する。

④アピロトップ
 有効成分:ピリフタリド、プレチラクロール、ベンスルフロンメチル
 作用機構別分類:以下、各有効成分別に記載
 選択性or非選択性:選択性
 毒性(注1);普通物
・ピリフタリド
作用機構別分類:アミノ酸生合成阻害剤の分岐アミノ酸アミノ酸生合成阻害剤
 有効成分であるピリフタリドはイソベンゾフラン環を有し、作用機構としてはバリン、イソロイシン等の分岐鎖アミノ酸の生合成過程に関与するアセト乳酸合成酵素の働きを阻害することで、タンパク質合成が阻害される。根部、基部から吸収される。
・プレチラクロール
作用機構別分類:脂肪酸生合成阻害剤の炭素鎖伸長阻害剤
 有効成分であるプレチラクロールは植物の脂質生合成系の中でC20以上の超長鎖脂肪酸生合成系酵素阻害であり、雑草に対して主に幼芽部の伸長を抑制し増殖を抑え枯死させる。
幼芽部、根部から吸収される。
・ベンスルフロンメチル
作用機構別分類:アミノ酸生合成阻害剤の分岐アミノ酸アミノ酸生合成阻害剤
 葉茎基部および葉茎部から吸収され、雑草体内で分岐鎖アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン)の生合成に関与するアセト乳酸合成酵素(ALS)を抑制。植物の細胞分裂に不可欠な分岐鎖アミノ酸および生合成が阻害され、雑草は生育を停止し、枯死に至ります。根部、基部、茎葉部から吸収される。
注1)
①選択性
 選択性の除草剤は作物の栽培されている水田、畑に用いられ、作物には害がなく雑草だけを防除する薬剤です。例えば水田ではイネの生育には全く影響がないのに、ノビエや広葉の雑草は枯らしたり発生を抑えたりすることのできる選択性の高い除草剤が使われています。また、畑で用いられる除草剤のなかにはイネ科の雑草だけを枯らす除草剤もあります。こうした薬剤は豆類やいも類、野菜類などの広葉作物の中に混在して生えるメヒシバ等のイネ科雑草だけを枯らすことができます。
②非選択性(草の種類を選ばずほとんどの草に効果のあるもの)
 非選択性の除草剤は散布する場所に生育する雑草をすべて防除することを目的とした除草剤です。宅地、駐車場、道路、鉄道、公園、運動場などで有用植物を植えていない場所に使われる他、畑や水田では、作物にかからない周辺部分や畝と畝の間に用いたり、播種前や収穫後といった作物のない時期に散布したりします。
注2)
 「毒物」、「劇物」、「普通物」これらの用語は、急性毒性の強さの程度を示すものです。急性毒性とは、ある量の化学物質を体内に取り込んだときに、短時間で発現する毒性のことであり、その毒性の強弱を調べるのが「急性毒性試験」です。通常、マウスまたはラットに、投与量を変えて化学物質を食べさせ、半数の動物が死ぬ量を求めます。この数値を半数致死量(LD50:50% Lethal Dose)といい、体重1kg当たりの量(mg)で表されます(LD50○○mg/kg)。LD50の値が小さいほど、毒性が強いことになります。一般に化学物質は、このLD50の数値によって、「毒物」「劇物「普通物」に区分されます。毒物はLD50が体重1kg当たり30mg以下のもの、劇物は30~300mgの範囲のもの、普通物は300mg以上のものです。農薬も一般の化学物質と同様に、「毒物」または「劇物」に該当する場合は「毒物及び劇物取締法」によって、農薬の使用にあたる作業者の安全性を確保するために、その取り扱いが規制されています。
6、今後の追及課題
①作用機構別のメカニズムの解明
今回は現業で最もよく使用する除草剤の作用メカニズムのみを取り扱いましたが、今後は他の除草剤に関してもその作用メカニズムを解明していきたいと思います。
②抵抗性の追求
 除草剤に対して抵抗性を持ち、結果除草剤か効かなくなる場合があります。植物がその抵抗性を具体的にどのように獲得し、どのようなメカニズムで抵抗性を示しているかを解明します。
 
③残効性、残留性の追求
 除草剤に限らず農薬は散布されると日光や風雨にさらされ、また植物の体内で分解されていきます。もし、あまりに分解が早いと効果の持続する時間が短く、何回も散布する必要があります。このため、かつては効果が長く続くこと、つまり高い残効性のあることがメリットとして考えられていました。しかし、あまりに安定的で分解されにくいことは環境悪化の原因になると懸念もされています。つまり、残効性、残留性が高いことによる問題が出てきました。このため、現在では、効果が適当な期間持続し、その後は速やかに分解され残留の少ないことが条件になっています。作物への効果を示す期間は現業で使用する上で必ず理解しておかなければなりません。また環境への影響はみなさんの関心事項の一つであると思われますので、残効性、残留性についても追求してまいります。
 
④安全性
最後に人間に対する除草剤の安全性についてですが、これは農薬全体に問題視されているものですので、別立てで追及していきたいと考えております。みなんさん関心ありますよね!
引用、参考文献は以下の通りです
・シンジェンタHP(http://www.syngenta.co.jp/apiro/seihin/apirotop_51/index.html 閲覧日:2009年7月22日)
・バイエルンクロップサイエンスホームページ、(http://www.basta.jp/ 閲覧日:2009年7月22日)
・ラウンドアップマックスロードHP(http://www.roundupjp.com/ 閲覧日:2009年7月22日)
・農薬ネットHP( http://nouyaku.net/ 閲覧日:2009年7月22日)
・農薬工学会HP(http://www.jcpa.or.jp/index.html 閲覧日:2009年7月22日)
・生物IB・Ⅱ 著:水野丈夫 他 出版:文英道
・農薬の科学 著:桑野栄一 他 出版:朝倉栄一

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "農薬を徹底追究!!!(6)除草剤(後半)"

posted by nori0527sato at : 2009年07月28日 | コメント (4件) | トラックバック (0) List   

2009年07月28日

農薬を徹底追究!!!(5)除草剤 前編  ~概要とメカニズム~

皆さんこんばんは、sugi70です
今回は『除草剤』について追求しました
しかし、この除草剤、調べれば調べるほど奥が深く、一回の投稿では書ききれないほどのボリュームです。なので、今回は導入編として、大まかに概要を説明したいと思います 😉
●はじめに
投稿内容は2本仕立てで次のような構成となっています。
1.そもそも何で除草するの?
2.除草剤の歴史と概要
3.光合成の仕組み
4.除草剤のメカニズム、作用機構
5.類農園でよく使っている除草剤の、より詳しい作用メカニズム
6.今後の追求課題
さて、除草剤を追求した上で気づいた点が4つあります。
☆除草剤は植物の何らかの組織や代謝経路、酵素に作用している。
☆植物も生物であって、細胞が集まって出来ているということ。
☆除草剤のほとんどは、光合成の回路に働くことで、植物を枯らしている。

単純なことですが、非常に重要なポイントだと思います。
除草剤の追求をする上では、植物のメカニズムも追求する必要がありそうです。
では、さっそく本題に入っていきましょう!
続きを読む前にポチっと☆応援ありがとうございます!

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "農薬を徹底追究!!!(5)除草剤 前編  ~概要とメカニズム~"

posted by sugi70 at : 2009年07月28日 | コメント (7件) | トラックバック (0) List   

2009年07月27日

農薬を徹底追究!!!(4)農薬の使用量・・・ちょっと休憩!?

■こんばんは まるいちです。農薬の全体像がちょっと見えてきましたね、
 今回は、農薬の使用量のお話です。
●日本の単位面積当たりの農薬の使用量は米国の7倍・・・ってホント?
 米国などの農産物のポストハーベスト問題に対して反論されるのが「日本の単位面積当たりの農薬の使用量は米国の7倍」と言う言葉です。これってどういう事なんでしょうか?
●作物別で農薬の有効成分の使用量を比較した表が次にあります。
農薬Q&A-詳細解説3-12[外国との比較]
情報元:みんなの農薬情報館

Q 日本では単位面積当たりの農薬使用量がアメリカの7倍だといいます。農薬が過剰に使われていませんか。
A この7倍という数字は20年以上も前からあちこちで話されていますが、何を根拠に算出されているか分からない数字です。FAO(国連食糧農業機関)の年報に記載されている各国の農薬使用量を耕地面積で割って比較したものらしいともいわれますが、FAOの年報で取り上げられている農薬は実際に使われている農薬の一部に限られ、正確な比較ができるものではありません。
○作物別で比べれば○
 農薬の使用量の比較は、いろいろな要素があり実は簡単にはいかないのです。たとえば、表1と表2でアメリカと日本の農薬使用状況を単位面積当たりで比較すると、果実や野菜では大きな違いはありません。作物別で比較した表3をみても、同じ作物なら日本がとくに単位面積当たりの農薬の使用量が多いわけではありません。しかし、作物の違いを考慮せず合計の数字、つまり、表1と2の2.4kgと8.1kgとで比較すると、日本はアメリカの3.37倍になります。これは、アメリカのように全栽培面積のなかで、農薬の使用量の少ない作物の占める割合が大きい場合、全使用量を全栽培面積で割れば、当然、単位面積当たりの農薬使用量は少なく算出されるためです。日本とアメリカのこのような差は、アメリカ農業のほぼ半分を占める麦類が、もともと病害虫の発生が少なく農薬の必要性が高くないことが影響しているのです。日本を含め、世界各国とも果樹は農薬使用量が多く、大豆やとうもろこし、小麦は少なくて済み、コメやバレイショは中間ぐらいです。もし、農薬の全使用量だけを比較すれば、アメリカは日本の5倍近く使っているということもできます。
 基本的に、同じ作物でも農薬の使用量は自然条件や栽培条件によりかなり異なりますし、品種によって病害虫に弱いもの比較的強いものとさまざまで、安定的な生産を維持するために使われる農薬の量は違ってきます。
 したがって、このような作物や栽培条件などの違いを考えず、アメリカでは少ない、日本では多いというのはあまり意味のないことです。
●作物別で比較するとそう大差は無さそうです。米国も戦略的輸出作物である果実類は日本より多く使っています。それに、ポストハーベスト農薬を考慮するとどうなるのでしょうか?
 ポイントは、「農薬の有効成分」とにカラクリがありそうです。
 同じ成分を含んだ農薬でも、有効成分の含有量には違いがあります。
 また、効き目の弱い農薬の場合は散布量は増えるし、効き目の強い農薬は散布量が減ると言う事もあります。
 安全であれば散布量もある程度増えるだろうし、危険であれば散布量も減ります。
 その辺の予備知識無しに、農薬の量を云々と騒いだところで全く意味は無いのですな。

 
以下参考↓。
農薬とその製剤,有効成分の関係情報元:農薬のお話

 

文頭の農薬の使用量の比較とは正しい意味での農薬,つまり製剤の比較である。日本では米国に比べ濃度の低い粒剤などの比重が高い。散布剤についても,日本では20%水和剤といった工夫を加えた製剤が多く,米国などでは40%や60%といった高濃度の製剤が多い。日本の農薬製剤の使用量が米国の7倍なら,有効成分については2~3倍ぐらいではないだろうか。そして,5%粒剤と80%ULV剤の例で示すように「農薬」の使用量の多い方が環境にやさしい場合も多い。
 つぎに,安全な農薬ほどその有効成分の使用量が多くなるという一般則にも注意が必要である。これについては,「農薬に関する報道は,外国の新聞の「日本人,幼児を誘拐」の類である。」に記載したが,たとえば,同じ殺虫剤でもピレスロイドに比べ機械油や石鹸などの安全な農薬は大量に散布する必要がある。
 結局,日本の単位面積当たりの農薬の使用量は米国の7倍であるというお話は,無意味というよりむしろ有害なのである。
 このような反社会的な情報を広めようとする御仁は2種類に分類できる。農薬とその有効成分の区別もつかないような幼稚で無邪気な素人,そして,何らかの邪悪な意図をもって誤った情報を流布しようとたくらむ不逞の輩(やから)である。

★農薬の使用量の国際比較データはなかなか見つかりませんでした。
 上記の記述のように、単純に使用量で比較しても意味がないし、金額で比較しても意味がない。
 また、何らかの重み付けで比較しても複雑になるだけのような気がします。
 やはり、根本的に農薬そのものを追求したほうが良いように思いました。
●次に農薬関連企業の様子を記します。是非読んでください <(_ _)>
続きを読む前にポチっと☆応援ありがとうございます!

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "農薬を徹底追究!!!(4)農薬の使用量・・・ちょっと休憩!?"

posted by nara1958 at : 2009年07月27日 | コメント (5件) | トラックバック (0) List   

2009年07月27日

農薬を徹底追究!!!(3)農薬ってなに?

■まるいちです。そもそも農薬って何なんでしょう?今回はこの辺りから整理したいと思います。
ホクレン農薬.netさんからの引用です。

■農薬について
1. 農薬とは・・・・・・
(1) 農薬ってなに?
 作物を栽培すると、病気や害虫・雑草やねずみなどの被害を受ける場合があります。これら有害な生物から農作物を保護し、収量や品質の維持・商品価値の向上のために使われるものを「農薬」といいます。
 農薬取締法では、次の用途に使用するものを「農薬」と定義しています。
%E8%BE%B2%E8%96%AC%E5%AE%9A%E7%BE%A9%E5%88%86%E9%A1%9E.jpg
クリックすると拡大します。

2.農薬の種類
(1) 農薬の名称
 農薬の名称には、一般的に製品として流通している商品名と、学術的・国際的な場面で使用され
る有効成分の名称などがあります。この有効成分には「種類名(農水省が農薬登録の際命名)」「一
般名・ISO 名(化学名を簡略した名前・国際標準名)」「化学名(有効成分の化学的構造を示した名
前)」があります。
%E8%BE%B2%E8%96%AC%E3%81%AE%E5%90%8D%E7%A7%B0%E4%BE%8B.jpgクリックすると拡大します。

以下、農薬の有効成分による分類、形態による分類、製剤による分類を記しました。
 是非読んでください <(_ _)>
続きを読む前にポチっと☆応援ありがとうございます!

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "農薬を徹底追究!!!(3)農薬ってなに?"

posted by nara1958 at : 2009年07月27日 | コメント (7件) | トラックバック (0) List   

2009年07月26日

農薬を徹底追求!!!(2)農薬関係法令のまとめ

こんばんは まるいちです。農薬の歴史に続き、【農薬関係法令】の紹介です。
ホクレン農薬.netさんからの引用です。

■関係法令
 農薬は、その性格上環境中に直接放出されるものであり、生理活性機能もあることから化学物質のなかでも厳しく規制されています。
 製造・輸入・販売については「農薬取締法」が適用となり、急性毒性の強いものは「毒物及び劇物取締法」、また引火性があるものは「消防法」が適用されます。
 また、その使用にあたっては「農薬取締法」のほか、「食品衛生法」や「水質汚濁防止法」「環境基本法」が適用されます。さらに、廃棄される農薬やその容器についても、廃棄物の処理及び清掃に関する法律が適用されます。
 このように、農薬はその製造から廃棄まで厳しく規制されています。
農薬に関する関係法規は次の通りです。
(1)農薬取締法
 農薬についての登録制度を設け、製造・輸入・販売および使用について規制を行っています。 これは農薬が病害虫に対する生理活性の強さとその一定の持続性が必須の要素であることから、その使用方法によっては健康や生活環境に悪影響を及ぼすことが懸念されるため、農薬の製造・輸入・販売ならびに使用について適正な使用方法について定めたものです。
%E8%BE%B2%E8%96%AC%E9%96%A2%E4%BF%82%E6%B3%95%E4%BB%A4%E5%9B%B3%E8%A7%A3.jpg
農薬関係法令図解・・・クリックすると拡大します

(2)毒物及び劇物取締法
 毒物・劇物は、その性質から取扱い方によっては、国民の保健衛生上大きな危害を及ぼすおそれがあります。
 「毒物および劇物取締法」では、農薬などの化学物質(医薬品・医薬部外品を除く)について、毒物または劇物に指定し、保健衛生上の見地から、これらの製造・輸入・販売・表示・譲渡・廃棄などについて規制を行っています。
(3)食品衛生法
 食品は、私たちの生活を営むうえで必要不可欠なものです。その食品が有毒物質や病原微生物に汚染されていた場合、人の健康を害するおそれがあります。
 「食品衛生法」では、食品の飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止し、公衆衛生の向上および増進を図るため、食品の規格等の設定、検査の実施、不衛生食品の販売禁止など規制しています。この法律のなかで、「食品」とはすべての飲食物を指し、市場に出回る農産物も当然その中に含まれています。
 「食品衛生法」は、平成15年に改正されました。これは、従来の法律では残留基準が定められていない農薬などを含む食品の販売に対して、規制が困難でありました。
 このため、残留基準の定められているものをリストとして示し、それ以外の農薬・動物用医薬品および飼料添加物が残留する食品の販売などを原則として禁止する制度(ポジティブリスト制)を導入し、平成18年5月29日から施行されました。
(4)消防法
 消防法は、発火性または引火性を有する危険物の取扱いなどに関し規制を行っております。
 農薬のなかには、有効成分の性質や、油剤や乳剤のように原体を希釈するために加える有機溶媒や、乳化剤などの補助成分の性質から危険物に該当するものがあります。対象となる農薬は、貯蔵所・製造所・取扱所の位置、構造および設置に関わる技術上の基準や、取扱う品名・数量などの規制を受けます。
(5)その他の関連法令
 近年、さまざまな化学物質の利用が増えており、これらの物質が河川や湖沼などから微量に検出されるようになってきました。一方、水道水については、より安全でおいしい水の供給が求められ、河川などの公共水域の水質汚濁に対して社会的関心が高まっております。
 このことから、厚生労働省・環境省・農林水産省の各省庁では、それぞれ管轄する環境基本法、水質汚濁防止法、水道法などを改正し、化学物質による水質汚濁を防止するための対策を講じています。
① 環境基本法 ④廃棄物の処理及び清掃に関する法律
② 水質汚濁防止法 ⑤食品安全基本法(平成14年6月制定)
③ 水道法
●引用文献 農薬概説(2007) 社団法人 日本植物防疫協会

★農薬を規制する法律は以上のように様々なものがあります。
 しかし、それぞれの法律の監督官庁が異なっており、一方で禁止、一方では許可、或いは国内では禁止、輸入品はグレー・・・同様に「農産物」「食品」の違い?、「農薬」「添加物」の違い?等々、到底統合された基準になっているとは言えません。
★本来、安全、安心を考えるのであれば、このあたりを明確にする必要があると思います。
 ⇒新しい追求テーマとしたいと思います
最後まで読んでいただきありがとうございます☆ポチッと応援お願いします!↓

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "農薬を徹底追求!!!(2)農薬関係法令のまとめ"

posted by nara1958 at : 2009年07月26日 | コメント (2件) | トラックバック (0) List   

2009年07月26日

農薬を徹底追究!!!(1)農薬の歴史

■おはようございます まるいちです。
 農業、農作物の問題?としてよく話題になる【農薬】。食の安全安心が叫ばれる中、更に注目が集まっているように思います。
 今回は、これを【農薬を徹底追求!!!】シリーズとして、考えてみたいと思います。
 
 【農薬】を、【悪】【必要悪】【不可欠なもの】【農作物の収量を上げ、労働時間を軽減した素晴らしい科学の成果】というような価値観から入るのではなく、まずは事実を明らかにしていきたいと思います。
 まず、農薬の歴史、法律、農薬会社の実態等を整理。
 次に各農薬の作用メカニズムを追求。
 そして、安全性の基準の整理。
 そして、減農薬農法の整理。
 と言うような流れになるともいます。
■農薬の歴史:農薬ネットさんより抜粋、引用させていただきました。

●農薬の歴史 その1:農業文明の発展編
 人間が農業をはじめると同時に、人間と病虫害との関係がはじまった。先人達の苦労の歴史を振り返り、現在の農薬がどの様にして生まれてきたかを知るのは大変重要なことである。
1、約1万年前・・・農業の始まり
 それまで狩猟・採取に頼っていた人間が、なぜ面倒な農業を始めたのかについては色々な説があります。人口が増えてきて食料が不足してきたためであるという説が有力です。ちょうどこの頃に氷河期が少し戻ってきて、千年ぐらいの間地球が寒冷化したことが知られており、狩猟・採取が困難になったとも言われています。
2、約5000年前・・・農業文化の発展 中国で農業の神様として祭られている「神農」。すき・くわを考案し、百草をなめて、食物・毒・薬となる草を見いだしたと言われています。実在の人物ではありませんが、それに近いことをした人がいたか、多くの人の業績を一人の神にまとめあげたと考えられます。また、中国最初の王朝である「夏(か)」を作った「禹(う)」という人物は治水に成功して民衆の尊敬を集め、これが帝国建設のきっかけになりました。 日本で農業がはじまったのも、この頃ではないかと考えられています。ソバなどが主だったようです。
3、約3000年前・・・農薬の出現 ローマ時代に麦の種をワインに浸したり、植物の灰や硫黄を畑にまくことなどが行われた記録があります。おそらく、おまじないとして行われたのではないかと思います。効果の程はわかりませんが、現代の農薬に通じるところもあるので何らかの効果はあったのではないでしょうか?
4、約2300年前・・・日本で水稲栽培はじまる
 この頃は病害、雑草は十分に認識されていなくて、もっぱら猪・鹿・ねずみなどの獣やイナゴなどの大型の昆虫が害を及ぼすと考えられていました。銅鐸や男根型をした石棒などを祭りに用いて、害虫獣の退散を祈祷したと考えられています。
5、西暦600年頃・・・キリスト教の台頭 ヨーロッパでは害虫獣を宗教裁判にかけて断罪した記録が残っています。全ての生物に注がれる神の慈愛を受ける資格がないとして破門の処置がとられています。生け贄や魔女裁判なども害虫獣の退散の目的で盛んに行われたようです。これらは18世紀頃まで続きました。
平安時代・・・日本初の農薬?
6、西暦807年に書かれた「古語拾遺」という本に害虫に関する記載があります。当時の日本の稲作ではウンカとアワヨトウが主な害虫だったようです。伊勢神宮での祈祷により、虫が蝶に変化して飛び去り(アワヨトウが成虫になったのだろう)またハチにより殺されたことを喜んだ、という文があります。当時から有用な天敵としてハチやヘビ(ねずみを食べる)は認識されていたようです。また山椒や塩などを混ぜ合わせた物をまけという記載もあり、日本で最初の農薬とも言えそうですが、効果は全く無かったはずです。蚊帳が使われ始めたのもこの頃です。
7、鎌倉時代・・・肥料の発見 関東地方で糞尿を田にまくことが行われはじめたと言われています。肥料の考え方がはじめて生まれました。米がたくさん取れるようになり、関東武士は力をつけ、鎌倉幕府の開設へとつながったという説もあります。人糞を肥料として用いたのは日本独自の文化で、他国では例のないことだそうです。除草という考えもこの頃からはじまったようです。
8、西暦(以下省略)1600年・・・家伝殺虫散
 現在の島根県に住んでいた松田内記という人物が「家伝殺虫散」というものを発明し、文書に残しています。これが記録に残っている日本最古の農薬です。トリカブトや樟脳など五種類の薬品を混合した物で、ウンカや猪に効果があるとされています。この人物は観察眼に長けていたようで、ウンカの生態などについて現在のレベルで見ても正確な記載を行っています。
9、1685年・・・生類憐れみの令と陶山訥庵
 江戸の将軍「徳川綱吉」は天下の悪法「生類憐れみの令」を出しました。農村で猪や鹿を殺すことも禁じましたが、実際には寛大な処置がとられました。害虫に対してはおとがめがなかったそうです。そんなご時世に対馬に生まれた「陶山訥庵」という人物は、猪に悩む農民を救おうと猪の全滅計画を実行しました。これは対馬を9区画に石垣で区切って、順次その中の猪を柵などで追い込んで全滅させるという大事業でした。9年間かけてついに対馬の猪は全滅しました。その数は8万頭に上ったと記録されています。それ以来、対馬からは猪がいなくなり農民は安心して農作業に励んだと言います。しかし、陶山訥庵は生類憐れみの令に反すると厳しく批判され、役職を解かれるに至りました。
10、1697年・・・農業全書と宮崎安貞
 この年、福岡在住の「宮崎安貞」は農業全書全10巻を完成させました。これは、最初にして最大の農業指南書であり、大きな反響がありました。その中に農薬のことも記載されており、タバコの煮汁や硫黄を燃やした煙など効果が十分期待できる物も含まれています。しかし、実際にどの程度実行されたのかはわかりません。
11、1732年・・・享保大飢饉
 西日本を中心にウンカが大発生し、70%以上の減収となり、100万人以上が餓死したと推定されています。これ以降、サツマイモの栽培が推奨されました。その後も1782年の天明大飢饉、1833年の天保大飢饉があり(共に冷害とイモチ病が原因)江戸幕府の体制に大きな影響を与えました。この頃も防除法は祈祷が主でした。
12、1750年ごろ・・・注油法の発明
 たんぼに鯨油など油をまくと、水面に広がり油膜を作ります。そこに虫が落ちると油に搦まれて飛び上がることが出来なくなり、死んでしまいます。このことが各地で知られるようになり、日本で初めて真に有効な害虫防除が出来るようになりました。現在でも油を果樹などにかけて虫を殺すことは行われています。江戸時代には多くの薬品が使われた記録がありますが、結局、注油法以外に有効な方法は見いだされなかったようです。また、注油法もあくまで一部地域で断片的に行われたもので、全国的に見ると相変わらず祈祷が主でした。
13、1845年・・・アイルランド大飢饉とアメリカ
 この年、ジャガイモ疫病がヨーロッパ全土に広がり、イギリスの北にあるアイルランドはジャガイモを主食としていたため、人口800万人の内100万人以上の餓死者を出し、さらに多くの移住者も出し、人口が半減してしまいました。この時新大陸(アメリカ)に移住した者100万人。これが、アメリカ発展の基礎にもなりました。人々の、病虫害をなんとかしたい・・という思いがいっそう高まった事件でした。
14、1873年・・・植物検疫のはじまり
 この年ドイツで世界初の検疫の法律が誕生しています。これは、アメリカからブドウの樹を輸入したフランスで、アメリカにしかいなかった虫が発生し、10年後にはブドウの収穫が1/3になるという事件があったことによります。その後、各国で同様な法律が誕生しています。日本でも明治維新以降、続々と渡来害虫が侵入し大きな被害をもたらせました。1914年に日本でも植物検疫所が発足し、害虫対策が本格的にスタートしました。外国から天敵を輸入することから始まり、大きな成果を残しました。
15、1913年・・・リービッヒとハーバー・ボッシュ法
 植物が成長するために必要な物はなんなのか?これは長年にわたる人類の疑問でした。この答えが食料生産の増大につながるからです。1840年、ドイツのリービッヒは炭酸ガス、水と、チッ素、リン、カリが重要であることを発見しました。ここから人工肥料の考え方がスタートしました。しかし、リンとカリは鉱物資源として得られましたが、チッ素はなかなか得ることが出来ず、肥料は不十分な物でした。その後、同じくドイツのBASF社はハーバー・ボッシュ法という画期的なアンモニア合成法を開発し、チッ素肥料を安価で大量に得ることに成功しました。ここから、多収穫の近代農業がはじまり、いよいよ、病害虫と人間の戦いも本格化することになりました。また、化学合成物が大量に農業に用いられるという新しい図式が生まれました。

●近代農薬までの歴史・・・人間は必死になって自然と闘争していたのだと思います。
 以下、近代農薬が発明されて以降の歴史です。
 是非読んでください <(_ _)>
続きを読む前にポチっと☆応援ありがとうございます!

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "農薬を徹底追究!!!(1)農薬の歴史"

posted by nara1958 at : 2009年07月26日 | コメント (7件) | トラックバック (0) List   

2009年07月24日

日本の農業と法体系の関係シリーズ~貿易自由化への流れ(GATT ウルグアイラウンドって何?)~

未分類

こんにちは
今週は日本の農業と法体系の関係シリーズ第4弾です
今まで調べたことの無いテーマなのでとてもおもしろかったです
今日は貿易自由化への流れ(GATT ウルグアイラウンドって何?)について
「貿易の自由化」でインターネットで検索をかけると必ず引っかかるのがGATT
そもそもGATTって何
農業の貿易交渉はどのように行われてきたのか
から農産物の貿易自由化について探っていきたいと想います
とうことで、いつものポチッと お願いします

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

続きを読む "日本の農業と法体系の関係シリーズ~貿易自由化への流れ(GATT ウルグアイラウンドって何?)~"

posted by mini at : 2009年07月24日 | コメント (6件) | トラックバック (0) List