2007年5月29日
2007年05月29日
硝酸態窒素が問題??
こんばんわ ヒヨッコ百姓です
「緑の濃い野菜が危険!?」を読んで、実際のところどうなのか気になっちゃったので、ちょいと調べてみました
■そもそも硝酸態窒素って
硝酸態窒素とは、植物の生長に不可欠な肥料3要素の一つである窒素が変化(酸化)したもので、土壌など自然界に広く分布しています。
植物は重要な養分としての窒素を土壌から主に硝酸態窒素の形で根から吸収し、光合成→炭水化物を生成→アミノ酸を生成→たんぱく質を合成します。
このように植物の生長に必要不可欠な窒素供給源であり、野菜に限らずどのような植物にも一般的に含まれています。また、特に成長期にある植物体に多く含まれています。なので生育途中の植物体を食す葉菜類(ホウレンソウ等)は比較的硝酸態濃度が高い傾向にあり、果菜類(とまと、ナス等)は低い傾向にあります。
「月報 野菜情報」参考
硝酸態窒素については、悪い印象ばかり先行してますが、実はとっても大切な要素であるって所が抜けてる気がしますね
■高濃度な硝酸態窒素で何が起こるの?
人が硝酸性窒素を多量に摂取すると、体内に亜硝酸態窒素として吸収され、血中でヘモグロビンと結合してメトヘモグロビンとなり、これは酸素運搬能力がないため、体内の酸素供給が不十分となり、酸欠状態となります。
「緑の濃い野菜が危険?!」
で言われている“ブルーベイビー症候群”というやつですね
これは特に地下水に依存度の高い欧米で起こったのですが、硝酸態窒素濃度の高い地下水を使用して作ったミルクを与えられていた乳児や、生後3か月未満の乳児で離乳食を与えられて発生したが事例が知られています。
この時、発症した乳児は体重当たりの硝酸塩摂取量が多かったことに加えて、また、生後3ヶ月未満の乳児は、胃酸をほとんど分泌しないため胃内のpHが高く、胃内で微生物が硝酸塩を還元し、亜硝酸塩を生成する可能性が高いことから起きたものであるとされています。
(日本のように胃酸に分泌が始まる生後5~6か月から離乳食を開始することがほとんどの場合には、このような事例が生じるおそれは極めて少ないと考えられています。また、国内の飲料水(水道水)の硝酸塩の基準は、この乳児に対するメトヘモグロビン血症が現れない濃度(10mg/㍑)を基に設定されています。)
■では一体何で問題になる程高濃度になってしまうの 何が問題なのか です。
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投稿者 sika0228 : 2007年05月29日 Tweet