2007年5月16日
2007年05月16日
種無しスイカから産卵しない魚
八十八夜も過ぎてもう少したてばあつ~い夏 がきます。
夏の食べ物といえば井戸で冷やしたスイカが思い出されます。
このスイカ、食べるときに気になるのが種ですが、皆さんもご存知の種無しスイカというものがあります。
昔は、種がないのにどうしてスイカが出来るのか 大変不思議でした。
では、どうすれば種無しスイカが作れるのか、作り方を紹介します。
雑学解剖研究所より
まず、種がある普通のスイカは、遺伝の性質を決める染色体が二組ある「二倍体」と呼ばれるものだ。対して、種無しスイカは染色体が三組ある「三倍体」という、種を作る能力を持たない特別な種類である。種がないので当然三倍体から三倍体のスイカは作れない。そこで二倍体のスイカを何とかして三倍体にするのだが、これにはなんと三年もかかるのである。
一年目には普通の二倍体の種をまく。双葉が開いたときに、コルヒチンという染色体の数を倍にする作用を持つホルモンをかけて育てると、四倍体の染色体を持つ種ができる。
二年目は、四倍体の種を育て、雌花に二倍体の雄花の花粉をつけると、三倍体の種ができるのである。
そして三年目、三倍体の種をまくことによってようやく種無しスイカが収穫できるのである。
へぇ~納得 🙁 、種無しスイカを作るには、大変な苦労があるようです。
この技術(不稔育種法)は漁業にも応用されています。
次を読む前にポッチ宜しくお願いします。
投稿者 hakosuka : 2007年05月16日 Tweet