類農園版☆研修生ノート☆ |
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2007年09月21日
「子ども農山漁村交流プロジェクト」が地域社会を活性化し、ネットワークを拡げていく?!
最近は、「子ども農山漁村交流プロジェクト」に関する記事が目に付きます。
農漁業体験:全児童に 宿泊1週間、交流促進
農水、文科、総務3省がプロジェクト
◇来年度、まず470校モデルに
農林水産、文部科学、総務の3省は31日、すべての小学生が農山漁村で長期宿泊体験をすることを目指す「子ども農山漁村交流プロジェクト」を始めると発表した。まず08年度に、各都道府県約10校ずつの全国470のモデル校と、受け入れる全国40カ所のモデル地域を設ける方針で、5年後には2万3000の公立小学校すべてで実施し年間120万人が参加できるようにすることを目標にする。・・・つづきは こちら
『子ども農山漁村プロジェクト』の確認
「子ども農山漁村交流プロジェクト(リンク)」は、「農山漁村の活性化のための定住等及び地域間交流の促進に関する法律(リンク)」に基づく、「農山漁村活性化プロジェクト」の子供バージョンのようです。
応援を、よろしくお願いします。
「子ども農山漁村交流プロジェクト-120万人・自然の中での体験活動の推進-
文部科学省、農林水産省、総務省(リンク)」によれば、
●プロジェクトの基本方針は、「学ぶ意欲や自立心、思いやりの心、規範意識などを育み、力強い子どもの成長を支える教育活動として、小学校における農山漁村での長期宿泊体験活動を推進する。」こと。
●全国2万3千校(1学年120万人を目標)で体験活動を展開することを目指し、今後5年間で、
①農山漁村における宿泊体験の受入体制を整備、
②地域の活力をサポートするための全国推進協議会の整備等を進める。
●平成20年度の取組は、
①農山漁村での1週間程度の宿泊体験活動をモデル的に実施し、
これら活動を通じて、課題への対策、ノウハウの蓄積等を行う。
②セミナー等による情報提供等を行い、体験活動の実施に向け、
国民各層を通じた気運醸成を図る、
③関係機関での情報の共有化等を図り、地域の自立的な活動につなげる。
1.小学生の農山漁村での長期宿泊体験活動の実施
(1)小学生の農山漁村での長期宿泊体験活動のモデル実施
・文部科学省は、農林水産省が進める受入モデル地域と連携し、
小学生の農山漁村での長期宿泊体験活動を実施する。
・農林水産省は、各都道府県に1学年単位(100人規模)で受入
可能なモデル地域(全国40地域)を設け、受入拠点施設(廃校
改修、研修施設等の整備)の整備など総合的に支援し、受入地
域の全国拡大(約500地域に拡大)につながるモデル構築を行う。
(2)小学生120万人の農山漁村長期宿泊体験活動の実施に向けた推進
農林水産省、文部科学省、総務省が連携し、全国2万3千校の小
学校で展開することを目指し、受入モデル地域を核として拡大
を図り、小学生120万人が農山漁村で長期宿体験活動が行える
よう推進を図る。
2. 小学生の農山漁村長期宿泊体験活動の推進体制の整備等
(1) 全国推進協議会の設立・活動の推進
・農林水産省、文部科学省、総務省は、小学生120万人の受入を行っ
ていくため、全国推進協議会を設立し、活動の推進に向け受入マ
ニュアル等の検討を行う。
(2) 受入地域情報等の情報の共有化
・農林水産省、文部科学省、総務省は、体験活動を円滑かつ効率的
に行っていくため、モデル実施で蓄積されたノウハウ、情報等を
収集・整備し、共有化を図る。
3.セミナー等による情報提供、国民各層を通じた気運醸成等
・小学生120万人の農山漁村での長期宿泊体験活動を推進するため、
全国的にノウハウの蓄積・共有が重要。
また、多様な人々の参加・支援を得ることが必要。
このため、調査を行い、地方セミナーを開催等し、情報提供や、
国民各層を通じた気運醸成を図るとともに、ビジネスモデルの
構築や地域リーダーの養成を図る。
ということで、動き出せば相当量の人的交流が見込めそうですし、農山漁村の生産場面が次代を担う人材の「教育の場」となることが期待されます。
ファミコンなどと違って、ママならない自然を対象化し、そこから発する「なんで?」という疑問は、実感の伴う「学びの機会」となることでしょう。友とともに役割を担い合って事を成すことで自己チュウは成りを潜め、互いに支えあうことの充足感は、健全な潜在思念を育むに違いありません。
そのような過程こそが、地に足の着いた「智慧」や「対人関係耐力」を獲得していく機会となると思えます。地域の生産者にとっては、日々変貌し進化ていく若い生命力を目の当たりに出来ることが、老齢化で、ややもすると意識が萎えがちな世代の活力源となるでしょう。
小学生を迎えることで発生する、新たに担うべき課題と役割は、いやがうえにも地域社会の紐帯を強め、彼らを受け入れる集団は、インストラクターや協働者・後継者を求めて外部社会とのネットワークを強化していくに違いありません。
by びん
投稿者 ayabin : 2007年09月21日 TweetList
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