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2007年09月20日

類農園版☆研修生ノート☆

【就農定住事業】に関心大なヒヨッコ百姓です!
【就農】ではないですが、ここ1,2ヶ月の間に、夏休みを利用して農園にインターンシップに来てくれた学生さん達の感想を、【類農園版 研修生ノート】からご紹介します 😀
農業に抱いていたイメージ や、素直な感想 、今の若い人の「農」に関する生の問題意識満載です
(過去の研修生の方の感想も後々 していきますが、まずは新鮮 なうちにこの夏の研修生の感想から)
その前にいつものヨロシクお願いします

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ありがとうございます

2007.8.2~8.14(21才 ♂)
都会で生まれ育った農業の“の”の字も知らずにインターンシップにやってきた者です。2週間の滞在で様々な作業を手伝わせていただきましたが、皆さんが親切に要領を得た説明をしてくださったので、ほとんど不安なく作業をすることが出来ました。
人それぞれの感じ方やライフスタイルにもよると思いますが、私にとって農作業は、終始、肉体的にハードでした。3~4日過ごすと、1日の流れが頭に入ってくるので、精神的には少しずつ楽になっていくのですが、夜寝る前にでも読もうと思って持参していた本は、ついに一度も開かずじま仕舞いでした。働き、食い、寝ることに、ひたすら没頭した2週間だったように思います。
欲を言えばそうした生活サイクルにプラスαとしての、その日その日の生き方を省み、考えるような時間をもう少しきちんと取り入れたかったのですが、そういう余裕は残念ながらなかったし、逆にそうした余裕が生じつつあるような実感が出てくる程度に農作業をいうものが自分の生活の一部となりつつあった段階で2週間というリミットを迎えてしまったことは少々残念でした。その意味でも私は本当に農業というもののほんのさわりを経験したのに過ぎないのだろうと思います。数字で言えば2週間は365日の3~4%程度でしかないようだし、文字通り素人の私には、少々短すぎたような、最終日前夜です。
農園の社員・関係者の方々、同時期にインターンで来られていた方々には本当に感謝に絶えません。この場を借りてお礼申し上げます。


2007.8.8~8.14(21才 ♀)
1週間という短い間でしたがインターンシップをさせていただきました。
…とはいえ、私は大学に入ってから「自然体験教室」のボランティアスタッフとして類農園の方ではかなりお世話になっているものです。今回は体験教室の合宿をはさんだ日程を組んだため、私の中では「合宿+農業体験」といった感じでした。
いざここでの生活が始まってみると、知らなかったこと、新たな発見の連続でした。
今まで体験教室で見たりやったりしたことは、農業のごくわずかな一部分でしかなかったと理解できました。また慣れない家での生活も、一緒にインターンをした2人に助けられつつでした。
また農園の方々も色々と教えてくれ、うまく表せないですが…出会いも学びもたくさんある1週間だったと思います。
色々とご迷惑をおかけしたと思いますが本当にいろいろとありがとうございました
【合宿(販売体験)】
今回は準備・片付け、更に子供達がいるときは班担当と、体験教室の表面も裏面も、両方を見ることが出来たと思います。塾のスタッフの方々も、農園の方々も皆真剣な眼差しだったのがとってもかっこよかったと思いました また塾側と農園側との「つながり」がとても重要なものであると改めて思いました。

2007.8.17~8.30(21才 ♂)
作業は楽なものだとは最初から思ってはいませんでしたが、予想以上の辛さでした。特に防除作業の手伝いはひいひい言ってました。ホースを持ったり引っ張るだけなので、散布する人に比べると楽なはずなのですが、相当にきつかったです。
予想外だったのは種や苗の出荷。食べるものや花だけを作っていると思ったので意外でした。あと、外よりビニルハウスの中の方があつい。暑くないと仕事にならないので当然なんですが。。。
こんな人間ですが、時には明るく時には優しく、あるいは丁寧に指導やお話を聞かせていただいた農園のみなさん、重ね重ねありがとうございました。農業以外の話も色々聞かせていただいたのは正直意外でしたが今考えると他の受け入れ場所で農業の話ばかり聞くより、実のある経験になったと思います。重なった時間はわずかですが、一緒に作業したインターン生の2人もおかげさまで良い思い出にこのインターンを過ごすことが出来ました。ありがとうございます。


2007.8.27~9.7(22歳 ♂)
今日でインターンシップも終わり。農業を経験して思ったのが「腰がイテー 」ここに来てから一番多く発した言葉もこれでした。今まで農業は自然との格闘と思っていたが、それだけではなく、科学的な要素も大きな役割を担っていると知りました
また類農園の方との会話で、農業のことだけでなく、社会のことや自分自身のことまで改めて見直さなければと気付くことが出来ました
本当にありがとうございます。

インターンシップ攻略法 (第1版)
食べなさい
とにかく作業は肉体労働が中心。
スタミナつけないとガス欠します。

寝なさい
夜に寝るのはもちろんのこと、昼寝も大事。
寝て体を休めないと、翌日&昼からの作業が拷問になります。

慣れなさい
環境もそうですが、台所に慣れなさい。
台所の広さの割りに洗い物が多く時間がかかります。→寝る時間が減る。

回しなさい
洗濯物はギリギリまで溜め込むと危険です。
天候や洗濯の順番待ちで、いざ服を着ようという時に乾いてない場合があります。(自分は半乾きのパンツをはきました)

喋りなさい
せっかくの機会だから遠慮せずガンガン疑問に思ったこと、知りたいことを聞いちゃえ。もったいないから。
迷惑かな(今聞いちゃ)と思う時も聞いちゃえ。

長袖を着なさい
作業によって腕が傷だらけになります。
自分はメロンのトゲにやられて、体を洗うときに「ヒィーヒィー」言ってました。
夏場だと日焼けすると体がだるくなるそうで、日焼け防止にも良いですよ。
以上でインターンシップを終了とさせて頂きます。ありがとうございました。


2007.8.30~9.12(20歳 ♀)
来た時は2週間やっていけるのか不安で仕方ありませんでしたが、終わってみると来て良かったと思います。体の方は腰が痛かったり、筋肉痛になったり、しんどかったです。
体はそんな感じできつかったですが、得るものは多かったと思います。一番は自分と全く違う生活をしている人の考え方に触れることが出来たこと。様々な世界観を知ることが出来て普段考えたりしないことを考える機会を得て、勉強になりました。
私は2週間という期限付きで農業を体験しましたが、これを仕事にしている人達はずっとこういう生活が続いていくんだという当たり前のことに気付かされたりして、農家の人達はすごい と本当に思いました。
好きだった作業は空心菜の収穫です。自分がスーパーで手にしている野菜がどういう過程を通じて出来ているのかを知ることが出来るのが楽しかったです。
辛かったのは熱射消毒の為のシートをはがしたり、敷いたりする作業でした。熱射消毒をすることで薬を使わなくてよくなったり、作業効率も上がる、ということを聞いてすごいと感心したのですが、自分で実際にやってみると、ハウスの中は蒸し暑いし、シートは重いしで、感心した気持ちがどこかに飛んでいくようでした…。
最後に、おいしい食事ごちそうさまでした。野菜好きな私にとってリッチに野菜が使ってあるご飯はすごく嬉しかったです。
皆様の心遣いに感謝をして終わりにしたいと思います。
本当にありがとうございました。


2007.9.3~9.16(21才 ♀)
外国語専攻の私がなぜ農業インターンシップに来たのかというと、まず第一に、日本の農業の実態を知りたかったからです。来年ミャンマーへの留学を考えており、卒論のテーマをミャンマーの農業政策にしようかと思っている私は、ミャンマーより先に日本の農業を知らなくては と思った訳です。
第二に、奈良の農業について知りたかったからです。私は奈良市出身で、観光に身をまかせた商業でどんどん活気を失ってゆく故郷を見ながら育ってきました。地元を「らしく」活性化させるにはどうしたら良いのだろう?と考える内に、奈良県の事を全然知らないじゃん となって、こちらの農園に来させていただく事にしました。
3つ目に、自分の将来の職業探しです。あまり大企業に入ってぶいぶいいわせてやるぜ とか考えられない性分で…。農業という職業とはどんなものだろうと知りたくて来ました。
えっと、まず2週間の感想で、書き易い所からあげさせていただきますと、1番楽しかった作業はビニルハウスの肥料まきと草引きです。肥料の方は様々な種類のものが全て違う効能を持っていて、土の状態でまき方を変える、という点に農業の奥深さを感じました草引きは暑いし背中は痛いしで、かなり辛かったのですが、やっている内にどんどんのめり込んでゆく感じが良かったです。何となく、一心にカニをほじくって食べている感じに通じるものがあるような…。
きつかった作業はマルチの穴あけです。なかなかコツが掴めず、苦労しました。
夏休みのこの時期に来させていただいたのは、全くの成り行き任せで、バイトのシフト上一番都合のいい時だったというだけだったのですが、結果的にとても良かったと思います。1週目の酷暑と2週目の秋らしい天気の差や収穫物が移り変わってゆく感じを体感できて幸運でした。稲刈りを見ることが出来なかった事は少々残念な事ではありましたが、さつま芋の収穫にはかなり心踊らされました。
今回のインターンでは農業の厳しさはもちろん、奥深さや楽しさなども味わわせていただきました。本当に得難い体験をさせていただきありがとうございました。
これでさようならという訳ではなく、またぜひ遊びに(?)来させてください。


嬉しい限りですよね
こうやって見ると、農作業から感じてくれる部分と、スタッフと会話していく中で得てくれた気づきと、2つの面がありますね 😀 で、結構作業の中身もですが、社会の見方や考え方、物事の捉え方などの認識に触れて、学生さん自身の問題意識が目覚めたり、感覚が変化したりする事が、一緒に過ごしていると感じられます。
しかも今年の学生さんは問題意識の高い人が多かったように感じますね
はっきりと「社会勉強に来ました」という人、「環境問題と農業ってすごく関わりがあると思うんです」という人、「自然体験教室がすごく興味あるんです」=可能性を感じてる人。それに「今一番やばいけど、一番つぶれちゃいけない職業が農業だと思う」と言ってくれた人もいました
農作業の提供だけではなく、彼らのそんな問題意識に応えられる「答え」を提供できる場でありたい 研修事業の鍵もそこかな と感じた夏でした
☆.。.:*・°

投稿者 sika0228 : 2007年09月20日 List   

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