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2008年03月04日
ブレンド適性の研究例
ブレンド米シリーズの続きです。
前回は、プロ(お米屋さん)のコツを事例として紹介しましたが、今回は、ブレンド適性を、数値的に求めようとする研究例を見つけましたので、取り上げてみます。
最近、注目されている所謂 「低アミロース米」 (ex.ミルキークイーン)を一般品種にブレンドしたときの特性を調べた事例です。
続きを読む前にポチっとよろしく。
以下
農林水産研究情報
http://www.affrc.go.jp/ja/research/seika/data_kyusyu/h14/ky115
からの引用です。
低アミロース米品種の生育特性とブレンド適性
———————————————————————
[要約]
低アミロース米品種のアミロース含有率は、登熟温度の違いによって変動し、変動幅の大きい品種と小さい品種が認められる。ベース品種「ヒノヒカリ」とのブレンド率別の食味は概ね25%が優れ、「コシヒカリ」と同程度の食味レベルまで向上する。
[背景・ねらい]
水稲低アミロース米品種が実需者の間で「単品」もしくは「ブレンド用」として注目されているが、低アミロース米品種の生育特性やブレンド比率別の食味評価は十分に明らかにされていない。そこで今後の地域産米の販路拡大を図る一環として、低アミロース米品種の生育特性およびブレンド適性を明らかにする。
——中略——-
3. 低アミロース米品種(「はなぶさ」を除く)と「ヒノヒカリ」とのブレンド比率別食味評価は、ベース品種「ヒノヒカリ」に比べて、低アミロース米品種のブレンド率が25%で主として粘りが増して、総合評価が優れ、「コシヒカリ」と同程度の食味レベルまで向上する。一方、50%では粘りすぎともち臭により総合評価は劣る(図2)。
低アミロース米と一口に言っても様々ですが、この研究1つだけ取ってみても、
・ブレンドによって、コシヒカリ以上の味が出せたり、逆に不味くなったり。
・ブレンド率は、多すぎず、少なすぎず、25%位が頃合。
などなど。ますます、ブレンドの深さに嵌っていきそうです。
投稿者 naganobu : 2008年03月04日 TweetList
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コメント
投稿者 雅無乱 : 2008年8月16日 11:06
>雅無乱さん
レスありがとうございます。
同様の趣旨でまとめた下記投稿も活用して下さい。
《食糧問題に関するインデックス》
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=183542
《社会企業の可能性インデックス》
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=183347
/びん
投稿者 匿名 : 2008年8月19日 08:28
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投稿者 where to buy fake hermes in bangkok : 2014年2月18日 02:52
まとめていただきありがとうございます!
この水に関するエントリーはとても重要ですね。
日本は水に恵まれていますが、これから、外資が日本の豊かな水を狙って仕掛けてくるかもしれません。
上記のエントリーにまとめていただいたように、水をめぐる苛烈な闘争が世界中で起こっているということを私たちは知っておく必用があります。