2008年3月7日

2008年03月07日

平成19年産水稲の品種別収穫量・・・コシヒカリばっかりで良いんだろうか?

■寒い日が続いています。 寒さに当るとあまり自覚が無くても、かなり体力を消耗するそうです。
風邪を引かないよう、体調を崩さないよう、注意しましょう。
●今日はちょっとした情報提供です。2月の末に下記のような情報が発表されました。
 日本農業協同組合新聞 JAcom の農協・農政ニュース
 コシヒカリが4割占める~平成19年産水稲の品種別収穫量-農水省統計部(2/28)

  農水省は2月28日、平成19年産水稲の品種別収穫量を公表した。上位5品種には17年産以降同じ品種が入っている。
 1位はコシヒカリで、全国の収穫量は314万8000t。収穫量全体の36.2%を占めた。22府県で1位だった。2位はひとめぼれで、収穫量は85万7100t(同9.8%)。以下3位ヒノヒカリ83万9300t(同9.6%)、4位あきたこまち75万900t(同8.6%)、5位はえぬき29万100t(同3.3%)だった。
 前年に比べ台風等の被害が少なかったヒノヒカリが前年の4位から3位となり、前年3位のあきたこまちが4位となった。
 6位以下のうるち米全体の収穫量の割合は28.9%。平成17年産から生産が開始されたまっしぐら(青森)が11位にランクされた。
 もち米の収穫量は30万9700tで、水稲収穫量の3.6%となっている。
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※詳しい農林水産統計はこちら↓
 平成19年産水稲の品種別収穫量-コシヒカリの収穫量が全体の約4割を占め、22府県で1位-
コシヒカリが4割、次にひとめぼれ、ヒノヒカリ、あきたこまち、が各1割弱で合計で約7割。
 なんでこんなにコシヒカリだらけになってしまったのでしょうか?
 また、ひとめぼれ、ヒノヒカリ、あきたこまち、の3種類全部、コシヒカリ系統です。

 参考⇒水稲奨励品種特性表(奈良県)
 コシヒカリ「越の国で光り輝く」と言う名前の通り、北陸の「越の国」、越前・越中・越後、つまり現在の福井県・石川県・富山県・新潟県、それと山形県の一部で栽培する事を想定して育種された品種です。
 つまり寒冷地適応させた品種と見る事が出来ます。それが現在はいつのまにか日本国中で作られるようになってしまっています。
 このブログで「ブレンド米」の研究?=ブレンド米 プロのコツ が進んでいますが、一品種を日本国中で作って、それを美味しい、と言って食べるのはちょっと、おかしい!!?・・・適地適作というのがあるんじゃないか!!と思います。
 
 名前やブランドに弱い?本当のお米の味を知らない?美味しく食べる創意工夫が廃れてしまった?
 日本の伝統的な食文化がどんどん壊れていくようで、ちょっと寂しい・・・ひょっとしてヤバイんじゃないでしょうか!? 🙄 🙄 🙄
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投稿者 nara1958 : 2008年03月07日