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2008年03月18日
茶の改植
こんにちは。
今日は、お茶の改植作業について、レポートしたいと思います。
お茶の木は、樹齢数百年もの木が現存するほど、樹木としては長生きですが、栽培して収穫して、お茶製品として販売するという、経済樹齢としてみると、30年から50年と言われています。
若い木は、再生能力も高く、収量、品質とも良いのですが、年月を重ねると、樹勢が衰え、収量も望めなくなります。そこで、古い木を抜いて(抜根)、苗木を植え、新しい茶園として、再スタートを切ります。
また、その機会に、より望ましい品種に変えたり、畝の数や向きを調整したりもします。何十年に一度の大仕事ですが、大きく栽培計画を変更するチャンスでもあります。
我々の農園でも、今年から借り受けることになった茶園で、改植をする事にしました。植えてから40年以上経過していて、品種は在来種、また、昨年までの管理が良くなかったこともあり、このまま手入れをするよりも、改植する事を選択しました。
改植前の状態:5条あるのですが、枝が伸び放題で写真ではよく分からない程です。
ユンボ(バックホー)で、根元から株を抜いていきます。根は深く、強く張っています。過酷な環境でも成育するという、茶の生命力の強さを感じます。茶の効能、薬効が高いのも、その事と関連しているのではないだろうか?
抜根作業のポイントは、株もとから引き抜いて、太い根を残さないようにする事と、枝をなるべくバラさないようにする事です。それから、土をよく落とすこと。初めての経験で、最初は難しかったのですが、二日目くらいから要領が分かってきました。面白いことに、重機での作業なのですが、ちょうど手で雑草を引き抜く時と同じように、株元をつかまえて、少しこじるように、根を引き剥がすように(表現が難しいですが)すると、うまく行くようです。
株を引き終わった状態:茶園2枚で7畝(7アール)、抜根だけで丸3日くらいの作業でした。
引いた株は、畑から持ち出して、休耕田で焼きます。抜根したその場で焼く予定でしたが、両隣に茶畑やしきみ畑があるので、熱の影響を考慮して、広いところで焼くことにしました。
軽トラでピストン輸送。これがまた大仕事で、3人で2日くらいかかりました。軽トラだけでは足りず、1トントラックや運搬車も総動員です。
そして本日、株の焼却も無事終了。茶の木は燃えやすく、何日も乾燥させなくても、引いたその日に火がつきます。
抜根~焼却が終わって一安心。次は定植作業に入っていきます。
by 馬場
投稿者 sbaba : 2008年03月18日 TweetList
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コメント
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