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2008年01月25日

「食農連携セミナー」に参加してきました。

なんだか急激に冷え込んで 、北日本や北陸では台風並みの“冬の嵐 ”に見舞われているようです。みなさん、お気をつけ下さい。小松です。
さて、今月の17日に、「食品産業センター」の主催による『食農連携セミナー』という研修会の京都会場に参加してきました。
以下、食品産業センターのHPに掲載された案内文です。

■「食農連携セミナー」開催のご案内 
近年、消費者の食の安全・安心への関心の高まりから、国産農畜産物を使用した食品に対するニーズは高いものの、国産原材料についてはその価格や数量・品質の安定性等、食品製造企業のニーズに必ずしもうまく対応しているとは言えません。
 国産原材料を使った、消費者ニーズに適った商品の多くは、ヒット商品となっていますが、その陰では商品開発の段階での国産原材料の調達可能性や、上市後の販路確保に大きな課題を抱え、頓挫するケースもあると思われます。
 本セミナーは、国産原材料を使った、特長ある商品開発を成功させるため、国産原料使用を決め手とする際の考え方、及び食品企業の原材料調達、原材料生産への関与、販路確保等に関して具体的な手法を、事例紹介を含めて広く知って頂こうとするものです。また、地域の食品製造企業の振興と地域の一次産品の生産振興を図ることを目的としております。

という感じで、昨年の11月から全国8箇所でセミナーが開催されています。
今回は、1部が講演、2部が加工業者を交えてのパネルディスカッションでした。
1部の講演の方は、参考になる内容もありましたが、2部の方は話が繋がらずイマイチでした。 🙁 ただ、加工業者の現場の声や苦労話を聞くことが出来ました。
報告は“続き”で。 😀
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『食農連携セミナー』
2008年1月17日 於:京都ガーデンパレス
テーマ:「国産青果物の拡大する業務用需要への対応」
     東京青果株式会社 笹部正氏
■卸売市場の実態
全国の中央卸売市場の野菜の売上は年々減少しており、ここ15年間で30%縮小した。ただし東京青果については10%の縮小に留まっており、加工・業務用対応に先駆けた成果と言える。
一方、卸売市場の流通シェアそのものが年々減少している。この15年間で青果物全体で15ポイント、野菜では9ポイント、果物では29ポイント、それぞれ減少している。
また、野菜の需要構造にも変化が見られ、今や野菜の家計消費は全体の46%に留まっており、変わって業務用・加工用が54%(夫々27%)にまで伸びている。後者は今後も拡大が予測される。
食料自給率はカロリーベースで40%であるが、生鮮野菜では36%、加工用は55%、外食用に至っては83%を輸入に頼っている。
■消費者動向
1.ライフスタイルの変化による「個食化」「孤食化」の進行
2.「食の外部化」の進行←単身世帯・共稼ぎ世帯の増加←少子化・核家族化
3.外食率は低下、中食率が上昇
“食の外部化率”はH13年頃から42%前後で推移しているが、“外食率”はH9年をピークに年々低下。食の外部化率と外食率の差は年々拡大傾向を示しており、これが“中食”の上昇を現している。
日常的に弁当や総菜を購入する消費者はある調査では50%近くになっている。
中食需要は全ての世帯・世代に普及し、最近では高齢者への拡大が注目される。
4.美容・健康への意識、生活習慣病の予防・改善の高まりにより、「スローフードへの回帰」が進行している。
5.安全性に厳しい評価
■外食・中食の動向
外食産業は、97年の29.1兆円をピークに9年連続の前年割れ(06年は24.3兆円)。一方の中食は、80年1.5兆円、89年2.8兆円、02年5.7兆円、06年6.4兆円と順調に伸びている。
それを支えるのがスーパーの総菜売り場である。集客→売上アップを図るため、スーパー各社が中食部門(総菜)を強化してきた。
総菜の発祥はデパ地下であるが、今ではデパ地下に人が集まらなくなっているという。それだけスーパーの総菜の質が高くなっているということ。総菜は生鮮に比べ粗利率が高く、また時間帯別の商品戦略など、言わば“変幻自在の品揃え”が可能なのである。
外食業者における食材仕入れに占める野菜の割合は、H6年調査で11.7%と、一般的には必ずしも高くないが、総菜・中食業者は高い傾向にある。
■外食・中食企業が野菜に求める条件
1.定品質:品質(食味・鮮度)は年間を通してほぼ一定。
2.定数量:日々の必要数量はほぼ一定。欠品は基本的には認められない。最終的な発注量は前日に決定されることが多い。
3.定価格:年間通してある程度一定の価格。期間値決め(月単位、シーズン単位など)が主流。
4.その他:栽培計画書、残留農薬検査証明書などの提出が、今後不可欠の条件になる可能性がある。また、トレーサビリティに対応できる産地との取引を望む業者もいる。
また、できれば国産材料を使いたい、という加工業者は多い。しかし数量や価格が不安定で、やむを得ず輸入品に流れてしまうという傾向もあるようだ。
以上を踏まえ、産地が外食・中食業者と取引していく為には、コーディネイト機能の強化・活用(=新しい役割)が必要になる。
生産者は、これまでのように単に“出来たもの”を売る(買ってもらう)のではなく、中食需要・消費者需要など実需情報どんな商品のために、どんな材料が必要とされているのか)にも耳を傾け、それに応えていくことが求められる。

投稿者 komayu : 2008年01月25日 List   

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コメント

こんにちは。いつも楽しく拝見させてもらっています。
すみません。
「お米の保管には、お米1トン当たり1億円ものお金がかかる」ってのは本当でしょうか?
1kgあたり10万円ですよね。
たった1kg1年間おいとくだけで10万なんですか?
そりゃそれなりの環境で保管しなきゃならないのでしょうけど、5万でいいから100kgほど預かりたい。。。100kg分お米貯蔵庫なんて500万からすれば安いもの。

投稿者 あさひや : 2008年7月8日 08:57

あさひやさん
いつも読んでいただいてありがとうございます。
ご指摘の件ですが、、、こちらが間違ってました。誤った情報流してすいませんでした。
正解は、1万トンあたり1億円でした。お米1トンだと、1万円の計算です。
ご指摘ありがとうございました。本文の方も訂正させていただきます。

投稿者 せきや : 2008年7月9日 12:44

そうでしたか。。。やっぱり。。
おコメ保管で大金持ちになる夢が潰れたのは残念ですが、良い夢見させてもらいましたw

投稿者 あさひや : 2008年7月9日 19:18

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