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2009年10月29日
「知識人」が撒き散らす旧観念こそ、全面的な閉塞状況を作り出した真犯人である
こんにちは、こまつです。
今回は、「次代を読む」から、
「『知識人』が撒き散らす旧観念こそ、全面的な閉塞状況を作り出した真犯人である」
を紹介します。
「知識人」が撒き散らす旧観念こそ、
全面的な閉塞状況を作り出した真犯人である
しかも、現実に背を向けたその狂った観念が、人々の頭の中を支配してしまっている。その結果、人々が何か物を考えようとしても、その観念を足がかりにするしかないので、考えれば考えるほど狂った観念世界に嵌り込んでゆき、まともに物を考えることが出来なくなる。だから、まともな人々は、むしろそんな観念など見向きもしなくなり、物を考えることまで止めて終った。全般的な思考停止である。
この社会は、人々の共認によって成り立っている。従って、共認形成こそ、社会形成の生命部である。だが、その共認形成が発信階級によって支配され、しかもその中身=観念が狂っているとしたら(そしてその結果、普通の人々は思考停止状態にあるとしたら)、社会は全面閉塞に陥るしかない。
現代社会の至る所で噴出する異常現象は、全てこの異常な現実否定→倒錯思考の観念パラダイムが生み出したものであると言っても過言ではない。しかも、その旧観念は、新しい可能性の出口を塞ぎ、人々の活力を奪い取ってゆく。従って、知識人が撒き散らす旧観念こそ、この社会を全面閉塞させた真犯人なのである。
「農学栄えて農業滅ぶ」
「稲のことは稲に聞け、農業のことは農民に聞け」
近代農学の祖、東京農大初代学長、横井時敬の言葉が想い起こされます。
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学者や研究者というのは、とかく現場を見ることなく研究室にこもってしまうものです。私たちの農園にやってくる研修生の中には、大学の農学部の学生が少なくありませんが、彼らが決まって口にするのは、「農業の現場をもっと知りたい」ということです。彼らは、大学の勉強が現実の役に立っているという実感が、殆ど得られていないのです。それでは何のために勉強するのかが判らず、活力も湧いてこないでしょう。
作物をしっかり観察し、生産に従事する農民の声を聞く。その中から現場の問題や課題を発掘し、「なんで?⇒どうする?」を追究することによって、現実の役に立つ認識や技術を構築していくことが本来の農学の役割であり、そのように徹底した実学でなければならない。
横井の言葉は、現実から乖離した学問に対する警句なのでしょう。
近代農業は、機械化や農薬や化学肥料によって、或いは様々な便利な道具や資材の開発により、飛躍的に生産性が向上しました。これは誰もが認めるところだと思います。
その結果生産者は、どの農薬を使うのか、どの肥料を使うのか、どの資材を使うのか、という事だけを考えれば、それで済むようになりました。また、特に産地などでは、「栽培指針」(栽培マニュアル)に従って栽培するということが一般的で、それにより、品質の維持・向上、均質化が図られています。
しかし、そのことによって、状況に応じて自ら考え工夫する、ということが出来ない生産者や若者が増えているように感じます。それは、答えだけが与えられ、それに至る「なんで?」や「どうする?」という追究過程が捨象されているからではないでしょうか。
現実を直視する、「なんで?」「どうする?」を考える、できる人の真似をする・・・
まさに、現実の中にこそ答えがある、ということを忘れてはならないのだと思います。
投稿者 komayu : 2009年10月29日 TweetList
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コメント
投稿者 長井雅貴 : 2011年3月1日 12:51
>長井さん
コメントありがとうございます!
農業は子供からご老人まで誰にでも役割があるのが魅力ですよね^^
今は役割を自覚し当事者として活動しているのが楽しいでしょうが、今後役割をふる立場になり相手に考えさせる、もしくは一緒になって考える場面に出くわすともっともっと楽しくなりそうですね!
また農業の魅力を教えてくださいね!
投稿者 shoji : 2011年3月1日 21:45
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私は類農園の長期研修生として、2年3ヶ月になるのですが、16歳から研修を始め今まで必死で農作業に取り組んでいました。
この記事を読んでみて、人材育成のポイントが面白く思いました。
西部開発農産と類農園とが繋がっている大きな共通点があります。
それは・・・↓
>どんな人材にも役割を与え、課題や外圧状況を伝える中で「自ら考える農」、この当事者意識を高める期待の高さが人材育成に繋がっていくのです。
年齢なんて関係なく、どんな人にも役割を与え『なぜ今この仕事をしているのか?』と言う視点をいつも持ちながら作業を進めて行くと、必然と当事者意識が芽生えてくる所に、私の実感が当てはまりました。
私自身は研修始めの当時、言われた作業をそのまま行っていましたが、作業中や朝と夜に行う現業MT(ミーティング)を通して、作業を行っている理由や楽しさ・課題・評価・取引先の期待などを学び、成長していったように思います。
こうして今では、類農園の冬野菜の代表『ステ
ィックブロッコリー』を完全に任される様になり
毎日当事者として頑張っています。
この様に、『何の為に今の活動を行っているのか』と言う考えを持つ事は大切だと改めて思いました。