2007年問題 団塊世代の帰農って? |
メイン
2007年01月06日
自然農法が主流になって行かないのは、何で?
こんにちは。馬場です。
本年もよろしくお願いします。
>自然の摂理に学び、それを最大限に実践するということには、説得力があります。しかし、それが「農」の主流になり得ていないことの問題は、何か? ということが、継続追求課題として残ります。
るいネット『「虫食い野菜は、安全の証」って、本当?』より
私もこれまで、有機農法や自然農法の考え方に触れる機会が多くありましたし、一部実践もしています。近代の農薬と化学肥料に頼った農業のあり方に疑問と限界を感じて、自然の摂理の中に答えを探そうとする姿勢には強く共感しています。そして一方では、そのような考え方が何故主流になっていかないのか、という疑問もありました。そこでこの機会に改めて考えてみました。思い当たるのは大きく二点です。
応援ありがとうございます♪
一つには、個々の農法や考え方には一定の説得力があるのですが、いろんな人がいろんな事を言っている、似ているけれど少し違う、といった農法が多くあり、体系的に理解したり実践したり出来るまでに至っていない感覚があります。その点は、一つ一つ事実を丹念に積み上げ、検証し、構造化・普遍化してゆくことが必要だと感じています。
ややもすると、近代農法VS自然農法という構図になってしまうのですが、実際には作物の生理生態、環境条件など、共通する部分が圧倒的に多いのではないかと思います。その意味でも、農法へのこだわりを取り払って(予断を排して)、追求する必要があると思います。
もう一つは、社会過程(社会的課題)との関わりです。作物をどう作るか、何を作るか、という課題は、農法以前に、皆が(社会が)何を求めているのか、それにどう応えてゆくのか、というところからしか、導けない問題だと思います。これは農法だけを切り取って考えるのではなく、食料、農村問題から、環境、教育、経済、政治まで合わせて捉える必要があると思います。それらに対する総合的な解答として、その一部として、農法を見ていくこと、提示していくことが必要だと思います。
また、実践面では、市場流通の中でも勝って行くことが必要条件になると思います。この点は、自然農の実践者の方でも強く意識されている方は、残念ながら少ないと感じています。
今の時点で考えていることを書いてみました。
皆さんもよかったらご意見を聞かせてください。
by 馬場
投稿者 sbaba : 2007年01月06日 TweetList
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.new-agriculture.com/blog/2007/01/164.html/trackback
コメント
投稿者 まるいち : 2007年2月28日 22:16
作物は、手間をかけた分だけ、味が出るんでしょうねぇ。
あとは一人ではなく、みんなで作り上げた、みんなで分け合ったから、おいしいし、楽しいのかもしれませんね。
投稿者 うっちー : 2007年3月2日 11:22
まるいちさん、うっちーさんコメントありがとうございます!
このブログを通して、「農をなんとかしたい!」というみんなの気持ちが伝わってきます。なんとも心強い。
この輪を広げていって、大きなうねりを作り出していきたいですね!
投稿者 関谷 : 2007年3月4日 17:33
義母はごく小規模な畑作をしています。
今年の正月に帰省した時、大根がよく育ってくれたと実に嬉しそうでした。近所のみなさんにもらってもらえと、段ボール2箱分を持たせてくれました。近年は近所の方も楽しみにしてくださっているようです。
義母にとっては、直接顔は見えないけれど、誰かしらに喜んでもらえることが励みの一つになっているようです。
投稿者 なかちゃん : 2007年4月25日 13:02
hermes replica usa 新しい「農」のかたち | 農家の活力源
投稿者 hermes belgium : 2014年2月2日 16:27
hermes bags berkman houston 新しい「農」のかたち | 農家の活力源
投稿者 hermes schleifmittel : 2014年2月21日 01:36
食べてくれる人、美味しいって言ってくれる人、農産物を待っていてくれる人、農業や地域の活性化を期待してくれている人・・・農業をやっている人にかかっている期待はほんとにイッパイ!いくらでもあると思う。
そんな期待に応えられるよう、頑張っていきましょう(^o^)丿