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2006年11月23日

中国の食料事情

近年、中国は経済成長に伴い、食料事情に急激な変化 が起きているようです。
海外食糧需給レポート 2004/農水省 より、以下引用です。
「1992年以降、市場経済が拡大することによって著しい経済成長を遂げたことに伴い、食料消費の増大、食生活の多様化、高度化が進んだ結果、穀物の消費が減少し、果実、野菜、食肉の消費が大幅に増加したが、こうした需要に生産が対応出来ず、国内需給にミスマッチが生じ、大豆、油脂類、野菜・果実、畜産物等の輸入が増大したものである。特に、最近の大豆、穀物の輸入の急増は、国際需給に対する影響力を強めている
引用終わり。
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つまり、中国における食の欧米化が進んでいるということでしょうか。
ここで1つ懸念点 
現在、中国は、イケイケドンドン(古)で経済成長を続けています。
以前、日本も戦後復興とともにすごい速さで経済成長 をしてきました。それに伴い、食の高度化・欧米化が進みました。その結果、国内需要に国内生産が追いつかず、輸入に頼るようになり、自給率を下げていったという経緯があります。現在、中国の自給率は90%。今後、中国の動向には注意して見ていかなければなりません。
もし、中国が日本と同じ道を歩んでいくことになったら。。。。ヤバくない?
中国の人口は12億以上!!日本は1億2千万。
日本の十倍以上の人たちの食べ物を、どこから持ってくるっていうの?
中国における農家一人当りの農地面積は、14a程度(日本は50a)で、零細農家がほとんどだそうです。しかしながら、これらの人たちが中国の胃袋を支えています。
都市化が進み、都市との所得格差は大きくなる一方。。。その結果、兼業農家が増え、農地は減少。農業が、市場経済の中で、隅へと追いやられていることが覗えます。
豊かさ追求の最たるモノと言える「食の高度化」。無いものは輸入さえすれば、一時的には充たされたものになるかもしれません。しかしながら、食料生産基盤を失えば、生存さえ脅かす危険があることも事実。
「豊かさ」を実現し、「食の高度化」も実現した日本。
「食の安全」や「食育」、「顔の見える関係」など、食の「豊かさ」に変わる新しい道が見えつつあります。
この新しい道を生産者自身が体現していくこと。これからの農業に期待されることかもしれません。また、中国を始めとするこれから経済発展が見込める国々へ提示していかなければならないことだと思います。 
読んでくれてありがとう。 by 関谷

投稿者 keitaro : 2006年11月23日 List   

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コメント

確かにそうですね。
時短志向は、兼業が増えたことだけでなく、
自由に使える時間が欲しい、ということもあるように思います。
結局、馬場さんの仰るとおり、空いた時間を何に使うのか?という問題に尽きるのだと思います。
自分のためだけに使うのか、みんなのために使うのか?
答えは明らかですね。

投稿者 こまつ : 2006年10月3日 21:50

>同じものを作るのに、短い時間で出来るとすれば、残った時間をサービスや中身の高度化、あるいは社会活動にも向けられる。
この発想!すっごく納得です。
私たちは、まだまだまわりに対する意識が足りないってことですね!変わっていく必要を感じます♪

投稿者 sayaka : 2006年10月3日 21:50

こまつさん、sayakaさん、コメントありがとうございます。
生み出された時間、遊んでいても農の再生は出来ないですよね。農業は儲からないとよく言われますが、何故そうなのか、どうするのか、取り組む課題はいくらでもあると思います。

投稿者 馬場 : 2006年10月6日 21:05

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