2008年2月16日
2008年02月16日
日本の農業が危うい、どうする?
●食を外部依存することの危うさ
生命の源となる食料を外部依存することの危うさを、中国産毒入り餃子問題は浮き彫りにしました。日本の通関、検疫は全く機能しなかったし、原因追及も相手任せで侭成らないとしたら、国家の体をなしているといえるのでしょうか?
●事態は急を要する日本の農業
一方、担い手の高齢化と後継者不在が顕在化してきていますから、国内の農業生産基盤も弱体化しています。それは、農産品は幻想価値による水増しが殆どないので価格が低いということと、食糧難の時代のような供給者への期待と評価がないということが原因で、新たな就農者が生まれないからと思われます。
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農業就業人口の年齢別内訳(財・日本経済教育センター) より
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わが国農家人口と農業労働力の将来推計 より
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新規就農施策の展開について より
資料:農林水産省「農業構造動態調査」、「農業センサス」
注1:「離職就農者」とは、他産業への勤務が主から農業への従事が
主になった人。
注2:平成10年以降は「販売農家のみ」の調査値である。
就業人口の絶対数が減少していることに加え、60歳超え人口比率が約30%ということは、新たな就農者が増加しないことには、10年も待たずに日本の農業は壊滅的なダメージを受けるということを示しています。
投稿者 ayabin : 2008年02月16日 Tweet