2008年2月26日
2008年02月26日
【農園便り】冬の農園 ~鶏の解体編~
今年の冬はここ数年ないほど、雪がよく降りました。そろそろ空から降るものが雪から雨に替わる頃、積もった雪もようやく融けてくれました。そろそろ春一番が吹きそうですね。
農園ではちょうどこの頃に行うイベントがあります。
【鶏の解体】
農園には平飼いの鶏が約90羽います。皆さんご存知でしたか?
いつも鶏舎の中にいる鶏たちですが、卵を産むだけでなく農業にも一役かってもらっています。
・雑草や野菜のクズなどを食べてきれいにしてくれる
・フンが肥料になり、野菜を育ててくれる
出荷時などにちょこちょこ出てくる野菜のクズが餌になる、ハウス内や畦ぎわの雑草が餌になる。
そして、フンが肥料となりまた野菜を育てられる。こうやって、そこにあるものでうまく回していけるのは、なんだか気持ちいいですね。野菜のクズも雑草も大事に思えてきます。
さて、今回の鶏の解体は卵からかえって約2年半を迎える鶏たちです。
鶏の寿命が約15年とすると、とても早いように思いますが、これは卵の生産量と関係しています。
鶏は孵化して7ヶ月目あたりで生産量のピークを向かえ、その後はどんどん減退していきます。2年半にもなると毎日産んでいた卵100%が50~60%にまで減退してしまいます。
そして卵の生産を終えた鶏は肉となり、春にはまた新しい雛鶏を迎えます。
投稿者 takuya : 2008年02月26日 Tweet