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2009年10月22日

先進国の市場縮小は人口問題の解決策となるか?

10月15日エントリーの『人口増の主要原因は私権収束ではないか?』で扱ったとおり、食料問題の原因の一つとして考えられている、人口増加がなぜ起きるのか?について考えていきましたが、今回は人口問題はどうすれば解決するのか?について考えていきたいと想います。
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人口爆発はなぜ起こるのか?それを考える視点として、家族形態の変化ということを考えてみたいと思います。 

■歴史的に見た日本の人口と家族
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・すなわち、17世紀初頭から 18 世紀初頭までの1世紀の間に、日本の人口は 1,200 万人余から 3,000 万人以上へと2倍半に急増している。これは明治初期からの1世紀(約 3,300 万人から約1億人へと3倍に増加)と並ぶものであるが、この江戸時代前期の人口増大には家族形態の変化が深く関わっている。
・江戸時代の家族形態の変容と人口増加 江戸時代前期に生じた大きな変化とは小農の自立であった。平安末期以降の荘園・公領は、名主(みょうしゅ)と呼ばれる有力農民の下に下人等、多くの隷属農民が属する形態をとっていた。室町時代以降、隷属農民は徐々に経済的に自立する動きを見せていたが、この流れを決定的にしたのが 16 世紀末に行われた太閤検地である。 太閤検地は一地一作人制を原則とし、農地一筆ごとに耕作する農民を確定した。このことは小農の自立を促し、家族を単位として耕作を行う近世農村への道を開いた。
・まだ江戸時代初期には、名主的な有力農民の下に、下人等の隷属農民、名子(なご)や被官などと呼ばれる半隷属的小農、半隷属的傍系親族等が大規模な合同家族を形成するという形態が見られたが、時代の進展とともにこれらの下人、名子、傍系親族等は徐々に独立して小農となっていった。それに伴いこれら小農は新たな世帯を形成し、大規模な合同家族を中心とした家族形態から比較的小規模な直系家族を中心とした家族形態への転換が起こったのである。
・このように小農が独立し、結婚して世帯を形成することが可能となったこと、旺盛な新田開発もこれを経済的に裏付けたこと、小家族経営による農耕が農民の勤労意欲を高めたこと、兵農分離や参勤交代による都市人口の増加が農産物需要の増大を招いたこと等が相まって、17 世紀の「人口爆発」を招いたものと推測される。そして現代において伝統的家族と考えられている直系家族は江戸時代に生まれたのである。
・上記人口を見て気づくのは江戸中期における男女比の異常である。享保6年の男女比は男 100 に対し女 55 であり、当時の江戸が異常な「男性過多」社会であったことがわかる。天保 14 年は 89 となっており、男女比は均衡しつつあるが、いずれにせよ男性の流入民により人口が増大してきた江戸の性格がここに示されていると言えよう。江戸の第二の特徴は、有配偶率、特に男性の有配偶率の低さである。
・経済的理由から実家にとどまり続ける未婚者の存在や、都市における未婚率の高さはかつての日本でも同様の傾向があったのであり、都市、農村、階層の違いによらず「皆婚、子ども2人前後」という状況が実現した 1950~1970 年代がむしろ特殊な時期であったと言える。問題は、子どもが消費財化した現在では経済力の強い層の多産は期待できないことである。

 上記から考えれば人口拡大の主要因は、①小家族化による世帯数増加(大家族→核家族)×②皆婚化(有配偶率の増加)ということなのではないでしょうか。そして、農村(郊外)から都市への人口移動の結果、都市人口比率が高くなると、今度は逆に有配偶率の低下や、特に近代以前であれば衛生状態や栄養状態の悪化により疾患率の増加→死亡率の増加、という関係になり、「出生率<死亡率=人口減少」という状態に移行していく。
 そして、世界的な人口爆発は「西洋型近代市場主義の浸透→(前近代的)共同体の崩壊→個人中心(近代個人主義に基づく)の家族形態の変化→出生率の増加+近代医療導入による死亡率の低下→人口急増」という関係になる。そして、もうひとつの特徴として子どもが生産財であるということも重要な要因です。つまり、先進国向けの何らかの換金作物農業、貴金属や鉱物資源の生産、日常消耗品の軽工業などの1次、あるいは2次産業中心の経済構造であるということです。とすれば、先進国が市場拡大、すなわち需要拡大し続ける限り、それを目当てに後進国の生産拡大(すなわち労働力拡大=人口拡大)は継続する(※後進国の安価な労働力を前提に先進国はデフレ経済を成立させている)。よって、先進国が市場縮小に転換することこそが、先進国内における消費拡大によるゴミやエネルギー問題、および後進国における先進国需要に起因する生産拡大=人口爆発問題を解決する根本療法なのではないかと思います。

人口増加の原因として有配偶率の増加とあるが、その一番の原因は集団内ではあった女の役割低下し、不安になることで安定を求めて結婚をする人が増えたのではないでしょうか。
10月15日記事の『人口増の主要原因は私権収束ではないか?』であるように人口増加の目的は生産量を高めるためである。本来であれば’70年に豊かさを実現から市場縮小→人口縮小になっていくはずだったのだが、市場拡大路線を歩んでいたが故に現在のような人口増加が今尚問題になっている。
しかし、今や先進国はどこも赤字を抱えいつまでも市場拡大路線を取れない状況にある!
これは人口問題解決の兆しではないだろか。
一方で未だに私権追求している中国やインドなどの存在がある限り、どこかの国で搾取される構造は変わらない。今後は、そういった国がどういった動きを見せるか注目です。

投稿者 shoji : 2009年10月22日 List   

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コメント

コラボ企画に参加させていただきました!
農業を実際にはしていませんが、類農園もかみなか農楽舎も、すご~い!って気付けたのは、最初の農業にかかる期待や社会の状況をつかめたからだと思います。
みなさんが、自信を持って語っていらっしゃる姿、本当に素敵でした。また開催してください~☆+゜

投稿者 めぐみ : 2011年2月19日 23:38

めぐみさん、コメントありがとうございます。
確かに、どんな仕事も社会と繋がっているに、どうしても目先のことで精一杯になってしまいます。
ちょっと離れて現実を見つめるこのような場は、特に先の見え難い今の時代は貴重だと思います。

投稿者 seiichi : 2011年2月23日 13:13

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