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2009年09月07日
産消提携を探る その4 「オイシックス」 ①
こんにちは。長谷です。
産消提携シリーズ その4です。
「大地を守る会」等の老舗(?)組織に対して、最近、急速に売上を伸ばしている農産物宅配の注目株「オイシックス」
についてです。
今回は、類農園に3週間インタターンシップとして研修に来て活躍をした八幡さん(学生)が、研修期間を利用して調べて、記事にしてもらったものをアップします。
大地を守る会も会員以外への宅配も始めているのも、オイシックスetc.の成長を受けてのものではないかと思います。その秘密に迫っています。
続きを読む前に ポチっとよろしく。
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「オイシックス株式会社」
オイシックスとは
有機野菜などを取り扱う国内最大規模の食品販売サイトである「オイシックス株式会社」は、「美味しくて体に良いものを苦労せずに食べたい」というお客の声に答えるべく、2000年6月に設立されました。現在では、購入経験数40万人(2009年3月)、売上高約61億円(昨年の約46億円売上げに比べて、約15億円の売上げ増加)、契約生産者数は1000軒超え、従業員数85名、常時2600品の食品を取り扱っています。
(オイシックス公式HPよりhttp://www.oisix.com/topPageG5.htm)
オイシックスの理念
オイシックスが目指すものは「一般家庭での豊かな食生活の実現」です。これは、オイシックスの社長である高島宏平さんの『生産者の論理ではなく、消費者であるお客さまの視点に立った食材提供サービスを、インターネットを活用して実現していこう』考えから生まれたもので、当時、カタログを使った自然食品の宅配事業会社はいくつかあったものの、その多くは、いいものをつくる生産者を助けることがコンセプトの中心で、消費者が安心して食べられる、おいしくて体にいいものを、気軽に購入できるというものではありませんでした。高島社長は、「インターネットを使えば、食材流通に多く介在している中間業者を省くことができ、流通コストも改善できる。ただ、カタログをインターネットに置き換えたというものではなく、人それぞれの食生活をサポートできる仕組みをつくろう」と考え、食品販売事業の成功事例がなかった当時、それを実現しようと動き出したのです。
オイシックスと産消提携
オイシックスの農産物に関するの基本方針のなかには“信頼のおける生産者の顔が見える農産物のみ取り扱う”という方針があります。オイシックスでは、生産者の様々な情報を消費者に対して発信しています。それと同時に、お客から寄せられた声を生産者に届け、生産者とお客の信頼関係を構築するとともに、産消提携を実践しています。
また、2007年10月1日に掲載された『DREAM GEATスペシャルインタビューMY BEST LIFE』では高島社長は以下のように答えています。
「インターネットであれば、野菜を食べた消費者からの反応がすぐに返ってきますよね。消費者の生の声を生産者にお返しすることで、自分たちがつくっている野菜に求められていることが初めてわかったという声も少なくないのです。そうやって、消費者と生産者の間にあるギャップを埋めていくことで、双方に喜んでいただけること。これもこの事業の醍醐味であるといえますね。」
このように、オイシックスでは生産者と消費者とのつながりを深めようとしています。
消費者が生産者に声を届ける方法としては、商品紹介のページに消費者が直接アクセスして、商品の感想を述べることができます。また、そのページから商品の感想やオリジナルレシピ等を投稿すると毎月抽選で5名の方に買い物の際に使うことができる3000ポイントが当たるなどの商品の感想を書き込む意欲が湧く工夫がなされています。さらに、オイシックスの各商品の紹介ページでは、生産者の顔写真やメッセージ、食材のおいしい調理方法等が載せられており、生産者がどんな気持ちで、どのように商品を作ったのか消費者は知ることができます。
(『DREAM GEATスペシャルインタビューMY BEST LIFE』
http://www.dreamgate.gr.jp/feature/inteview/bestlife/42/)
オイシックスの特徴その1「たべもの安心安全宣言」と「食品監査委員会」
取り扱っている商品のすべてが「たべもの安心宣言」の基準と「食品監査委員会」の審査をクリアしています。
*たべもの安心安全宣言…全ての食品について、独自のOisix安全基準を定め、基
準をクリアしていることが確認された商品のみを取り扱っており、農作物を含め、作った人がはっきりわかる食品のみを取扱い、詳細な情報を分かりやすい形で公開します。
たべもの安心安全宣言
(http://www.oisix.com/shop.g5–aboutus–annai_ser_anz__html.htm#naiyou)
*食品監査委員会…学識経験者の方3名と消費者委員(主婦)の方3名の計6名から構成されます。委員会は、「子供に安心して食べさせられる」安全基準を制定し、Oisixとして取扱う予定の食材を「安全性」の観点から全ての加工食品について監査し、採用不採用を決定する強い権限を持ちます。)
食品監査委員会
(http://www.oisix.com/shop.g5–aboutus–annai_shokushitsu__html.htm#naiyou)
その2「ふぞろいな野菜たち」
通常、表面が傷ついたり汚れたり、野菜のかたちが悪い野菜は“規格外”とされて、廃棄、または加工用として安値で買い取られますが、オイシックスでは、“規格外”と見なされてしまう野菜を「ふぞろいな野菜たち」として通常の3割引の値段で販売しています。この「ふぞろいな野菜たち」は不況が続くなかでも売上げを伸ばしているようです。
その3「オイシックスのサービス理念」
オイシックスでは、“一般のご家庭での豊かな食生活の実現”を目指しています。そのため、オイシックスでは、消費者が継続することのできる食材宅配サービスを行っています。
・好きなものを一品から注文でき、定期購入をしなくてもよい。
・入会金・年会費は一切無料
・土日も含め、届けられる日時が指定できる。(宅配時間は21時まで選択可能)
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つづく。
投稿者 naganobu : 2009年09月07日 TweetList
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コメント
投稿者 megu : 2010年11月13日 02:54
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口蹄疫って、回復するものなんですね!
役用中心の時代だったら、回復を待つというケースもあったのかな。
飼育実態をあまり知らないので、次回記事待っています☆+゜
質問★1960年代に「畜産」が始まって、霜降り肉が好まれてきましたが、最近では、山間地で飼育された牛のお肉が人気という話も聞きました。山間地飼育も増えてきているんでしょうか?