2009年1月22日
2009年01月22日
1■歴史観:日本の歴史は、稲作をめぐる関係の総体だ
「農村(ムラ)の幸せ、都会(マチ)の幸せ――家族・職・暮らし――」(徳野貞雄 著/NHK出版) に、興味深い知見があるので、抜粋などで紹介したい、と思います。
■プロローグ
トヨ田に、ホン田に、こりゃマツ田
おまえら、田んぼの出じゃないか
田んぼつぶすな、罰当たり!
(竹熊典孝 作)
いきなりの狂歌ですが、云わんとすることは、分かるような気がします。
▲「農村の幸せ、都会の幸せ」(徳野貞雄著)帯の写真より
日本人は皆、百姓の小倅だった
なのに、集団課題の『農』を軽んずれば、寄って立つ基盤をなくすことになるので「罰当たり!」なことをしている、ということなのでしょうねぇ。 これじゃ、まだ「???」でしょうから、もう少し追いかけてみます。
徳野貞雄氏は、『日本の歴史は、大きくは2度変わった。それは、[1.縄文中期(or後期)以前とそれ以降]と、[2.昭和35年以降]、だ』と捉えています。その内容を箇条書きしてみますと、・・・
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