2008年6月5日
2008年06月05日
マスコミが報道しない米国の農業保護⇒5年で30兆円の歳出!
■まるいちです。このブログに何度も【日本の農業に対する偏見と嘘】の記事を書いてきました。以下にその一部を再掲します。
●農業に関する偏見と嘘・・・騙されてはいけない!
その中でも特に
「日本の農業は諸外国に比べ手厚く保護されている?」
「日本は農蓄産物に対する関税が高い?」
その結果
「農業が市場経済から遅れをとり衰退している?」
「日本がFTA(自由貿易協定)・EPA(経済連携協定)で後れをとっている元凶は農業である?」
だから
「農業の保護を撤廃すべし?」
「関税を撤廃すべし?」
「農業の規制を緩和すべし?」
・・・と言った三段論法が、マスコミだけではなく、政治家、農水省以外の中央官庁、経済界、学界(農業以外)等でまかり通って、事実のように言われています 。
しかし、前提となる「日本の農業は諸外国に比べ手厚く保護されている?」
「日本は農蓄産物に対する関税が高い?」と言う事自体「真っ赤な嘘」です 。
当然、前提が嘘なのでこれ以下の内容は「偏見」であり「こじつけ」であり「騙し」です。
●諸外国の実質的輸出補助
●日本が農産物の関税を撤廃したら農業・農地は崩壊する!
■以上の記事に関連して、今日は米国の2008年農業法の紹介です。
なんと5年間で歳出総額約30兆円(1年で約6兆円)が決定されたそうです。
ちなみに日本の国内保護総額は6400億円で農業生産比率7%、EUは4兆円で12%。で、米国は6兆円・・・16%!になります。
★これを報道しないマスコミやこの問題を提起しない政治家や官僚、学者はいったい何者なんでしょうか?
そして、自国の農業保護は徹底的に行いWTO違反と言う指摘は無視する、そして他国の保護はWTO違反だと主張する・・・米国の自己中ぶりには呆れるばかりです。
決して、農業は保護すべし!と言う主張をするつもりはありませんが、まず、事実を知らせる、事実を知る、必要を痛切に感じます。
以下、日本農業新聞の記事の引用です。
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投稿者 nara1958 : 2008年06月05日 Tweet