2008年6月30日
2008年06月30日
リン鉱石と食糧危機
7月から肥料がまた値上がりするそうですよ。 🙁
先日、資材屋さんと話をしたら、化成肥料の値上がりが半端じゃない。単肥は化成肥料の原料に取られて、店の方にもなかなか入ってこないそうです。また、資金力のある大規模農家を中心に、値上げに備えて肥料の買占めに走るものがいれば、一方、肥料屋の売り惜しみもあって、ますます市場に流れないような状況になっているらしい。
また今までは、化成肥料に比べ有機肥料は割り高で、それが有機の妨げにもなっていたようですが、今やその価格差もかなり縮まってきたとのこと。
資源のリサイクル、生ゴミ堆肥など、本気で考えていかなければならない時期に、既に入っているのです。
以下、「NBonline」より引用します。
■リン鉱石と食糧危機
6月3日、国連食糧農業機関(FAO)が主催してローマで開かれた食料サミットで討議された内容が連日報じられたが、肥料に関する記事が全く見られない。
資源問題としてレアメタルのことは最近ようやく語られることが多くなった。しかし、世界的に食糧危機が叫ばれているいま、肥料・飼料用のリン鉱石のことが報じられることがほとんどないのは不思議だ。
食糧生産には欠かせない肥料の3要素(窒素、リン酸、カリ)のうち「生命の根源」とも言われる成分で農作物の品質と深い関係にあり、酪農の飼料としても必要なリン酸の原料資源、しかも代替物がないリン鉱石の価格がスカイロケッティングと表現されるように高騰している。
世界の肥料価格は2007年に2倍になった。しかし、リン鉱石、リン酸肥料は5月12日に起きた中国における主要産地である四川省大地震の影響もあって、この3カ月でさらに2倍になった。
人類が紀元前3000年頃から始めた農業の歴史上不足し続けてきたのがリン酸である。その原料であるリン鉱石の枯渇がいま心配されているのである。その資源事情を見てみよう。
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投稿者 komayu : 2008年06月30日 Tweet