2006年10月17日

2006年10月17日

食糧自給率40%なのに、供給過剰!?

現在、日本の食糧自給率は供給熱量換算で40%と言われているが、この“供給熱量”なるものがかなり曲者らしい。総務省の統計データ「食糧需給」から、品目ごとの供給熱量を積み上げてみた。
●2003年  一人一日当り供給熱量(kcal)
米       602.1
小麦      328.1 
大麦       2.6
雑穀       11.5
かんしょ     16.4
ばれいしょ    31.6
豆類      108.2
野菜       76.1
果実       65.1
肉類      166.2
鶏卵       69.0
牛乳・乳製品  162.7
魚介類     134.6
海藻類      5.7
砂糖類     209.7
油脂類     377.5
植物油脂    346.1
動物油脂     31.4
しょう油     14.7
合計     2,759.3kcal
成人男性の必要熱量が2500kcalと言われているから、単純に10%もオーバーしていることになる。そもそも2500kcalも必要なのかどうかも怪しいが、老人や子供や女性のことを考慮に入れていけば、平均2000kcalぐらいなのだろう。
そのように考えると、
「日本の食料自給率40%、廃棄率25%」(るいねっと)
に書かれているように、700kcal=25%もの食品が無駄になっていて、そのまま廃棄されている疑いが濃厚である。
食品添加物や様々な人工物質の問題など、食に関する危ない事実が浮き彫りになりつつある。それらの事実認識に基づき、“必要か否か”を見極めていくことによって、自給率の向上は十分可能なのではないだろうか。
小松
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投稿者 komayu : 2006年10月17日